Monthly Archives: 9月 2019

歯槽骨整形術

2019年9月3日

9月に入り、だいぶん暑さも和らいできました。
少しずつですが、秋の気配を感じますね。

今日の治療で歯槽骨整形術を行いました。
左上7番の部位に歯槽骨鋭縁がありました。実は今後の治療方針として義歯の新製を行う予定です。しかし、歯槽骨鋭縁があると義歯を作製することが困難になります。なので、歯肉を剥離し歯槽骨鋭縁を骨やすりで削合し、丸めて縫合を行いました。
患者さんには、良い義歯を作製するための必要性をしっかりと説明しておきました。
一応一週間後に抜糸、一か月後から新義歯の作製に着手していこうと思っております。

患者さんははじめは義歯作製に「麻酔して手術するの」と戸惑っておられましたが、そこはしっかりと説明して最後は納得されておられました。患者さんにあった義歯(よく咬める義歯)を作製したいですね。

院長 山根

インプラント学会

2019年9月2日

9月1日、日本先進インプラント医療学会が東京の一橋大学で行われました。
私も9月1日は診療を休みにし、学会に出席いたしました。
大勢の方が来られ、いろいろとインプラントの経験談を聞き、これからの治療に役立てたらいいなあと思っております。

その中で、印象に残ったことが二つあります。
それは、インプラント治療と歯科用レーザーの応用。
インプラントに求められる歯科衛生士の力です。
インプラント治療は、ただ正しくインプラントを埋め込むだけでなく、それをどれだけ長く維持できるかがとても重要なことです。
インプラントが抜けてしまう原因にはいろいろとあるのですが、一つにはインプラント周囲炎があり、そこにレーザー応用してインプラント周囲炎を防ぐということです。
もうひとつは、インプラントにおけるメンテナンス(ブラッシング指導・機械的清掃)をしっかりしていくということです。
インプラントの周囲にプラークが付着すると、天然歯よりも早く骨吸収が起こってきますので、プラーク除去には細心の注意を払わなければなりません。
当然のことですが、改めて再確認できた学会でした。

院長 山根