Yearly Archives: 2019

印象採得

2019年11月13日

今年は11月に入っても暖かい日が続いていますね。

さて、先日東京で行われたデンタルショーに参加してきました。
場所は東京ビックサイトで行われたのですが、多数歯科関係者が来られていました。
そこでは新しい歯科材料などが展示されていて、私が一番注目したのが口腔内スキャナーです。
現在は補綴物(インレー・FCK)を作製するのに、トレーに印象材を盛り付けて印象採得を行うのですが、口腔内スキャンは光学によって印象採得を行います。
患者さんの負担も軽減され、正確に印象採得が行えるということです。
これからどんどん普及していくかもしれませんね。

院長 山根

抜歯後出血

2019年11月5日

11月に入り、朝晩は寒くなってきましたね。
昼と夜の寒暖差が激しいです。
体調管理に気を付けていかないといけないですね。

本日の診療は、前日に親知らずを抜歯した患者さんが、出血が止まらないということで来院されました。
口腔内を見るとかなり出血していました。
痛みはないということでしたが、早速麻酔を行い、抜歯したところをしかっりと洗浄と消毒をし、消毒と同時に不良内芽がたくさん出てきたのでそれを取り除きました。
その後止血剤を抜歯窩に入れてガーゼで圧迫出血を行いました。

来院されたときの出血量には驚きましたが、20分ほどで止血できホッとしました。
患者さんも少し安心した様子でした。

院長 山根

11月・12月のご案内

2019年11月5日

11月9日(土)AM9:00~PM17:00
11月10日(日)休診日
11月24日(日)休診日

12月14日(土)AM9:00~PM15:30
12月15日(日)休診日
12月18日(水)AM9:00~PM18:00
12月28日(土)AM9:00~PM12:00

学会出席の為、お休みをいただいております。
その他日・祝日は通常通り診療しておりますので
よろしくお願いいたします。

義歯修理

2019年10月26日

最近日が暮れるのが早く、朝晩は寒くなってきました。
一日の寒暖差が大きいので、風邪をひかないよう気を付けないといけませんね。

本日の治療では、義歯を使用している患者さんで咬めないと言って来院されました。
実は2年前に当院で義歯を新製したのですが、口腔内を見ると原因はすぐに分かりました。
原因は、鉤歯(義歯を支えている歯)の動揺でした。
鉤歯も咬むと痛みがあるということなので、抜歯をし修理しました。
抜歯するときは患者さんにしっかりと口腔内の状況を説明した上で行いました。
患者さんも納得して治療を受けていただきました。
本日は応急処置を行いましたが、治療計画を考えて義歯を新製していこうと思います。

院長 山根

抜歯後出血

2019年10月8日

本日は午前中抜歯した患者さんが午後来院されました。
抜歯したところから今も出血しているということです。出血は少しにじむ程度でしたが、今日でしっかり止血させようと思い、最初に麻酔をし抜歯したところをしっかりと綺麗にし、止血剤を抜歯窩に入れておきました。
しばらくすると止血が出来ました。
患者さんもホッとした様子でした。痛みもなく、無事に治療が終わりました。

院長 山根

親知らずの抜歯

2019年10月4日

10月に入り、消費税が10%になりました。ニュースでも消費税の話題が多いですね。

本日は、左上8番が時々しみるようになったと来院され、抜歯を行いました。C2ぐらいのカリエスです。ほかの部位だと保存療法を行うのですが、左下8番は欠損で抜歯しても噛み合わせに影響がないと判断したからです。
患者さんも納得していましたので、説明もスムーズにいきました。いつものように無痛治療を意識して、ゆっくり麻酔し抜歯をしました。すぐに治療が終わったので患者さんも「もう終わったの?」と言ってびっくりしていました。

院長 山根

訪問歯科診療って何ができるの?

2019年9月28日

「歯医者に通いたいけど、家や病院から出れない。」

そのようなお悩みを抱えていらっしゃる方のために、当院では訪問歯科診療を行っています。

 

訪問歯科診療って何ができるの?

歯科医院以外での治療内容について、当院で行っている訪問歯科診療の例を挙げてご説明いたします。

 


 

本日午後から、訪問診療のご依頼をいただいた病院に伺いました。治療内容としてはCR充填(虫歯の部分を削った後にコンポジットレジンという歯科用プラスチックを詰める治療法)と、左下6番歯肉掻爬(歯周ポケットの内側の炎症をおこしている歯肉をキュレットと呼ばれるスケーラーを使って取り除き、歯周組織の炎症を改善し歯周ポケットを浅くする処置)です。

 

訪問歯科診療・ケース①

一人目は、治療中に痛みが伴わないように浸麻(浸潤麻酔法の略。手術をする場所へ注射し麻酔薬を浸み込ませる、体への負担が軽い局所麻酔の一つ)を行い、カリエスを除去しCR充填を行いました。すごく怖がりの方で、浸麻をしている時も緊張されているのが伝わりました。CR充填をした後、1週間後にまた訪問診療を行い、しっかりと清掃してプラークコントロールを行っていきたいと思っています。また、カリエスは少なかったですがあまり清掃状態が良くない方でした。

 

訪問歯科診療・ケース②

二人目は、左の歯肉が腫れていたので歯間掻爬を行い、不良肉芽を除去しました。また、義歯をはめていらっしゃいましたが義歯の裏側には食べ物のカスが詰まっていました。付き添いの方に聞くとあまり義歯を手入れすることがなく一日中付けられていると言っておられました。義歯の使用方法、手入れ方法によって口臭の原因や義歯が変形することもあります。その他にも残存歯も歯周病や虫歯になりやすくなりますので気を付けていただきたいとお伝えしました。特に入れ歯を清潔にしていないと義歯性口内炎を繰り返し起こすことになりますので一日一回はしっかりと入れ歯洗浄剤を使って清掃することや、義歯清掃用歯ブラシの使い方の説明を行いました。義歯清掃用歯ブラシは、普通の歯ブラシと違って義歯の汚れを効率よく落とすために硬軟2つの植毛部分がありますのでとても使いやすく、しっかりと清掃することができます。

 


 

上記2名の方の治療は、医院で通常行っている治療なのですが、訪問診療となると削合する機械はもちろん、いろいろな道具を持ち運び治療をしなければならないので大変です。そのため当院では、訪問歯科診療専用ユニットを購入し、歯石除去から抜髄処置まで歯科医院で行うのと同じくらいの歯科治療ができるようになりました。

 

訪問診療を希望される方は高齢者の方が多く、口が開けにくい方、口腔清掃状態が悪くプラークコントロールができていない方が多いです。その他にブラッシングを含めたプラークコントロールをしっかりと説明し、月に一度は定期的にメンテナンスに伺いたいと思っております。

 

身近に訪問歯科診療を希望される方がいらっしゃいましたら、いつでもご相談ください。

楔状欠損の治療

2019年9月25日

昨日は、久しぶりにイオンへ出かけたのですが、連休のためかたくさんのお客さんで混雑しておりました。

今日は、右上6番の歯がしみると言って、当院へ急患で来院されました。
早速口腔内を見ると、多数の歯牙が楔状欠損(WSD)になっていました。
エアーをかけただけでかなり痛そうです。
軽い痛みの場合は楔状欠損の部位にCR充填するのですが、今日来院された患者さんの場合、かなり自発痛があったため浸麻をして抜髄を行うことにしました。
治療計画としては、最終的にはCRにする予定です。
今回の痛みの原因は、ブラッシングの仕方にあると思われます。
強く磨きすぎ(横磨き)などが考えられます。
今後は、痛んだ歯の治療も大切ですが、正しいブラッシング指導を行っていきたいと考えております。

院長 山根

高齢者の歯科治療

2019年9月22日

本日は台風が近づいていることもあって、かなり肌寒く感じました。
また、日が暮れるのも早く、秋の気配を感じさせる一日でした。

本日は高齢者の方で初めて来院された患者さんです。始める前から緊張されている様子です。以前、歯科治療した際にすごく痛い思いをしたため恐怖心を抱いてる患者さんです。そんな不安を和らげるため、やさしい口調で説明をし、患者さんの考えを聞きました。
治療は、詰め物が取れたということなのでCR充填を行い、歯牙の周りには歯石がついていたのでスケーリングを同時に行いました。幸い、痛みもなく治療が終わりました。
最後に労いの言葉「お疲れ様でした。よく頑張りました。」と声をかけると笑って帰られました。

院長 山根

抜髄治療

2019年9月18日

本日急患で来院された患者さんは、右上が痛く、頭まで痛むと言われました。
早速、口腔内を見ると右上6番に大きく穴が空いています。
レントゲンを撮ってみると、完全に歯髄までカリエスが進行していました。
エアーをかけても痛がります。これは、抜髄処置と判断し、いつものようにゆっくり麻酔を行い、処置に取りかかりました。患者さんもある程度覚悟していたようです。
麻酔を行った段階でずいぶん楽になったようでした。
もちろん、抜髄を行う前に口腔内の状況をていねいに説明し、治療後は今後の治療方針を説明しました。
ただその他の歯はほとんどカリエス・歯周病もなく大丈夫のようです。今まで歯科にかかったことがほとんどなく、今回こんなに痛みがあったのは初めてですと言っておられました。
ということで、無事に治療が終わりました。

院長 山根