Monthly Archives: 4月 2020

歯周病と審美歯科の関連

2020年4月11日

今日は当院へ歯を綺麗にしたいという患者さんが来院されました。
口腔内を見ると、口臭もあり、下顎前歯には歯石がべったりとついています。
患者さんにしてみれば、きれいな冠を入れて、審美的に問題ないようにしてほしいということですが、やはりまず歯周病を治してからではなければ冠のやり直しは困難です。
仮にきれいな冠(ジルコニア)を入れたとしても、歯周病が治っていないとすぐダメになってしまいます。

本日は、歯周病治療を行うため歯石除去をし、ブラッシング指導を徹底的に行いました。
かなり出血も多かったですが、歯周治療を行いながら、様子を見て補綴治療も行っていこうと思います。

歯科治療においては、カリエス治療・歯周治療・補綴治療いろんな分野がありますが、その一つ一つが別のものではなく、相互に関連があります。
今回のように補綴治療を希望しても歯周病が進行していればまず歯周治療からしていくことが重要だと思います。
当院では患者一人一人の口腔内に適した治療計画を立てて治療を行うようにしています。
もちろん患者さんにしっかりと説明し納得された上で治療を進めていきます。

院長 山根

新メンバー☆

2020年4月7日

こんにちは!
今日から新しい歯科衛生士さんがひとり増えました(^▽^)/
初日ですが、色々気づかれてテキパキと動かれていて助かります!!
これから山根歯科医院を盛り上げていってくれると思いますので、一緒に頑張りたいです。

インプラントの豆知識(治療について)

2020年4月4日

最近、インプラント相談の患者さんが増えてきたように思います。
本日は75歳の高齢者の方から、「私にはインプラント治療が出来ますか?」「どれぐらい持ちますか?」などのご質問をいただきました。
そこで今回は、インプラント治療についての質問にお答えしたいと思います。

 

「私にはインプラント治療が出来ますか?」

インプラント治療は、年齢的には18歳以上であれば高齢者であっても問題なく治療することができます。また骨の量が少ない場合でもGBR法、サイナスリフト法、ソケットリフト法などを行えば治療することができます。これらの手術は外科的な負担の多い手術なので、その点はご理解いただきたいと思います。

 

「インプラントはどれぐらい持ちますか?」

骨の量が多い場合のインプラントと比べると、ややインプラントの寿命も短いと思います。それでも生存率は10年で90~95%ぐらいと思いますので、ブリッジや義歯に比べるとはるかに寿命は長いと言えます。

 

「インプラント治療が出来ない人はどういう人ですか?」

インプラントが出来ない人はというと18歳未満(顎の発達段階)な方や、重度の糖尿病、重度の骨粗しょう症などはインプラント治療ができないと思います。また骨の量が極端に少ない場合もインプラント治療は無理なのでそのあたりはCTを撮影し、しっかりと検査しないといけません。

 

インプラントを長く持たせるには…

インプラントの寿命は、メンテナンスがしっかりとできているかどうかが重要なポイントになります。メンテナンスがしっかりとされていないとインプラント周囲炎になり、腫れたりしてインプラント自体が脱落してしまいます。つまりインプラントの寿命は短くなってしまいます。定期的なメンテナンスの重要性をしっかりと認識していただけたらと思います。

 

インプラントはブリッジや義歯に比べて寿命が長いです。ブリッジは失った歯の両隣在歯を支柱として橋を架けるように歯を入れる方法ですので、支柱となる両隣在歯を削合することになります。その為、両隣在歯に負担がかなりかかってしまいます。そのため、支柱の歯がダメになり将来義歯になってしまう可能性があります。

ブリッジの寿命は7年ぐらいと言われています。入れ歯の場合はブリッジのように支柱となる歯を削合することはありませんが、やはり留め金をつけるので負担がかかります。また、使用するにつれて入れ歯が劣化し緩くなったりすり減ったり破損することもあります。入れ歯の平均寿命が3~4年と言われているので、それに比べてインプラントの寿命は長いと言えます。

 

インプラント治療に関心のある方は、お気軽にお問い合わせください。