Yearly Archives: 2020

今年を振り返って

2020年12月29日

今年もあと3日となりました。
今年はコロナウイルスの話題が多く、大変な一年でした。
そういう状況の中で当院は感染防止を念頭に置き、患者さん一人一人に耳を傾け、頑張ってまいりました。

当院は、12月31日~1月3日まで休診いたします。
もし痛みが出た場合は、鳥取東部歯科医師会にて緊急歯科診療を行っております。
TEL:0857-23-3197 受付時間:午前10時~午後4時です。)
緊急時は上記の電話番号にお問合せください。

毎年県外で月に1回ペースで研修会に参加していましたが、今年はコロナのことがあってなかなか参加することが出来ませんでした。
来年はリモート研修などを取り入れて研修会に参加したいと思います。

年末から大雪予報になっておりますので、身体には気を付けて、もちろんコロナ対策(感染予防)にもしっかり対応して年末年始を迎えたいと思います。
そして来年も患者さんに満足していただける歯科治療を行っていきたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。

院長 山根

ホワイトニングについて

2020年12月18日

今年もあと二週間、コロナの話題で一年があっという間に過ぎていったような気がします。
毎回お話していますが、感染対策はしっかりしなければなりませんね。

本日はホワイトニングについてお話します。

ホワイトニング方法は大きく分けて、ホームホワイトニングとオフィスホワイトニングがあります。
ホームホワイトニングは、ご自宅でマウスピースに薬液を入れてホワイトニングを行う方法です。
また、オフィスホワイトニングは、歯科医院で行うホワイトニングです。
ただホワイトニングで白くなっても6ヶ月~一年で若干元に戻ります。
ただ当院では、後戻りを防ぐためにブラッシング方法はもちろんのこと、ホワイトニング用の歯磨剤をお勧めしています。
そうすると、ホワイトニング効果の持続時間が長くなります。
また着色しやすい飲食においては、飲食後すぐにブラッシングをすることが必要です。
また、タバコは吸わないことも大切になります。

ホワイトニング後は定期的に歯科衛生士によるプロフェッショナルケア(PMTC)を行ってください。
ホワイトニング効果が長く持続します。
いつまでも白い歯でいたいですね。
何かあれば気軽にご相談ください。

院長 山根

ステインについて

2020年12月12日

12月になってコロナ感染者が増えてきました。
いつも気を付けていますが、手洗い・消毒は特に気を付けていかなければなりませんね。

今回はステインについてお話します。

ステインとは本来は汚れ、シミという意味です。
歯科では「ステインがつく」「ステインが吸着する」と言いますが、これはコーヒーやワインの着色の汚れを示すことが多いです。
このステインですが、毎日ブラッシングをしていても長い時間が経つにつれて歯に付着していきます。
ステインの原因は、タバコのヤニ、食べ物ではチョコレート、カレー、飲み物ではコーヒーやワインなどが挙げられます。
また、たくさんの方が毎日飲んでいるお茶でも着色します。

では、ステイン予防法はというと、やはりブラッシングです。
毎食後、しっかりとブラッシングとして付着した汚れを取ることが大事です。
最近ブラッシング予防としての歯磨き粉も人気が出ています。
ステインが付着しやすい方は歯磨き粉を変えることも考えてください。
いろんな歯磨き粉が出ていますが、ひとつ紹介するとライオンから出ているDENTブリリアントモアの歯磨き粉があります。
歯の着色が気になる方は一度使ってみてください。

ステインは虫歯ではないので、痛みが出たりすることはありません。
ただステインが付着すると歯の表面がざらざらになって、プラークが付着しやすくなり、虫歯の原因になります。
ブラッシングだけでは完全に取り除くことが難しいので定期的に歯科医院へ受診し、ステインを除去してください。
いつまでも健康な歯でいたいですね。

院長 山根

訪問歯科診療について

2020年12月1日

本日は、訪問診療についてお話します。

最近では訪問歯科診療を希望される方が年々増えてきています。

訪問診療を希望される方は主に高齢者の患者さんです。足が悪い方、基礎疾患がある方で通院が困難で訪問歯科診療を相談いただけますと一般歯科診療と同様な治療を受けることができます。

 

訪問歯科診療ってどんなことをするの?

訪問歯科の主な治療は一般歯科診療とほとんど変わりません。以前は口腔ケアや義歯作製が多かったのですが、最近では虫歯の治療、歯周病治療を希望される方が多くなりました。また、なかなか口腔ケアが上手に行えていないことが多く、歯が痛い・噛めないといった症状以外に口臭が気になるといった症状を言われる方が多いです。口臭の原因としては、やはりブラッシングが上手にできていない方が多く、特に義歯を使用されている方は義歯の裏側に汚れが残っているものが良く見られます。義歯を使用される方へ正しい洗浄方法をしっかりとご説明差し上げることが大切だと感じました。

 

当院が行う訪問歯科診療とは…

当院では、歯科衛生士と共に往診先に伺い、定期的に口の中の健康を保つためにしっかりとしたブラッシング指導あるいはスケーリング(歯石除去)を行っております。訪問診療を行うため専用のポータブルユニット(持ち運び可能な機材)を使用して、口腔ケア、義歯はもちろん虫歯の治療や歯周病治療も行っております。口が開きにくい方や、長時間の治療が困難な方でも出来る限りスケーリングやブラッシング指導を行いながら、長く歯をもたせるよう粘り強く治療を行っています。

 

訪問歯科診療を受けることができるのはどういった場合?

ご注意いただきたいのが、訪問先でも様々な治療を行うことは可能ですが、どなたでも訪問歯科診療を受けることができるわけではありません。訪問歯科診療を受けることができるのは、高齢者で基礎疾患がある場合や歩行困難あるいは高齢化が進み訪問看護が必要な方で歯科医院に通院できない方が対象になります。そういった基準を満たした方に対してのみ、自宅や利用されている施設や病院などに訪問して歯科治療を行います。健康な人の場合は訪問歯科診療を受けることはできませんので、今までどおり歯科医院に通って歯科治療を受けていただくことになります。

 

ご自分の歯で噛めるということは、食生活が充実するだけでなく、認知症予防やまた全身疾患の予防にも役立つと思います。口の中を健康にすることによって、何でも噛めるようになり食事が楽しくなります。

 

通院が困難で歯科治療を受けられずに悩んでいる方は、当院に気軽にご相談ください。

親知らずについて

2020年11月21日

ここ2・3日は11月とは思えないくらい暖かい日が続いています。
天候としてはとても気持ちがいい日なのですが、やはりコロナウィルス感染者がかなり多くなっていることが心配ですね。
当然のことですが、感染防止には引き続き気をつけないとなりませんね。

本日親知らずについてお話します。

当院では、親知らずが痛い、腫れているといった患者さんが来院されます。
その原因は、
➀萌出時の痛み
➁ブラッシングが困難な為、歯茎の炎症の痛み
➂虫歯の痛み
などが挙げられます。

特に多いのが歯茎の炎症の痛みです。
このような炎症の痛みを智歯周囲炎と言います。
智歯周囲炎は、親知らずが完全に萌出しておらず、歯の上に歯茎が被った状態になっていることが多いです。
このような場合、ブラッシングが困難になり、プラークが溜まり、痛みが出たり頬が腫れたりします。
治療法は、まずはブラッシングでプラークを除去することです。
ブラッシングだけでは不十分な場合は、機械的な清掃(スケーリング)が必要です。
最後の手段としては、抜歯ということになります。
親知らずの場合、完全に萌出しておらず、斜めになっているケースでは虫歯や智歯周囲炎になる可能性が高いので、軽い症状の場合でも抜歯することも検討します。
ただ完全に萌出していない親知らずを抜歯する場合、抜歯後の痛みが出たり、腫れたりすることがあります。
ただほとんどの場合、抗生物質の投与などによって数日でほとんど改善されます。
その点はご安心ください。
親知らずが気になる方は気軽にご相談ください。

院長 山根

矯正治療Q&A

2020年11月14日

最近コロナウィルスのニュースが多く、また日本ではコロナウィルス感染者が増加傾向にあります。
当然のことではありますが、消毒には今まで以上に気をつけなければなりません。

最近矯正治療において、時々質問されることがあります。
どういう質問かと言いますと、
➀矯正治療の治療期間はどれくらいですか
➁矯正装置をしているとき、何を食べてもいいですか
➂矯正装置をつけていると虫歯になりやすいと言いますがどうですか

まずはじめに治療期間ですが、症例にもよりますが一般的には2年ほどかかります。
ただ、2年で矯正治療は終わりますが、その後あと戻りを防止するために保定装置をつけます。
保定装置をつけている期間は2~3年です。

次に矯正装置しているときに気をつけないといけない食べ物は、ガムやキャラメルです。
ガムやキャラメルなど食べますと、矯正装置が破折したり、ワイヤーをつけている場合は外れたりします。
ただそれ以外のものはだいたい大丈夫だと思います。

矯正装置をつけているときの注意事項は、やはりブラッシングですね。
虫歯になりやすい理由は、歯磨きが大変だからです。
矯正装置をつけることによって、ブラッシングが困難になり、プラークが完全に除去しにくくなります。
時間をかけてこまめにブラッシングをしっかりする必要があります。
歯並びは良くなったけど、虫歯ができてしまったなんてことにならないようにしなければなりません。
当院では矯正している患者さんには、時に時間をかけてブラッシング指導を行っています。
矯正治療について興味がある方はいつでもご相談ください。

院長 山根

唾液の役割

2020年11月10日

11月になってだんだん寒くなってきました。
当院では有線放送で音楽を流しているのですが、時々クリスマスソングが流れています。
今年もあと2ヶ月を切りました。
皆さんどうお過ごしでしょうか。

本日は唾液についてお話しします。

唾液にはいろいろな働きがあります。
口の中の環境を良くしたら、また体の健康を保つことに重要な役割があります。
唾液の働きと言えば、食べ物の消化を助けるということはみなさんはご存じだと思いますが、そのほかに口臭予防、虫歯予防、歯周病予防にも大いに関係しています。
唾液が虫歯予防や歯周病予防に関係していると言われれば「えっ」と思われる方も多いと思いますが、実は唾液には口腔内の細菌やプラークなどを洗い流す作用があります。
もちろん完全にプラークや細菌を洗い流すことは難しいですが、そこはやはりブラッシングやプロフェッショナルケア(PMTC)を併用していかなければなりません。
またこれらのことによって口臭予防にも役立っています。
また、唾液には抗菌作用もあり、口腔内細菌の増殖の抑制にも重要な役割を果たしています。

では、唾液をたくさん出すにはどうしたら良いか。

➀よく噛むこと
➁水分をしっかり摂ること
➂口呼吸をしないこと(口腔内乾燥を防ぐ)
➃唾液腺マッサージを行う   などです。

以上のことを気を付けて行うと唾液の量が多く分泌されて、虫歯、歯周病予防、口臭予防に大いに役立ちます。
また興味のある方は気軽にご相談ください。

院長 山根

11・12・1月のご案内

2020年11月6日

11月22日(日)休診日
12月6日(日)休診日
12月30日(水)9:00~11:00 診療時間変更

12月31日(木)~1月3日(日)お正月休み
1月24日(日)休診日

学会出席の為、お休みをいただいております。
その他日・祝日は通常通り診療しておりますので
よろしくお願いいたします。

選ばれる小児歯科

2020年11月6日

11月に入り、だんだん寒くなってきました。
コロナウィルスの感染者も徐々に増えてきています。
消毒には特に気を付けていかなければなりませんね。

最近は子どもの虫歯の本数は減少傾向にあります。
しかし、時々“子どもが虫歯になっているのに歯医者に行くことを嫌がります”といったお母さんンお声を耳にします。

本日は小児歯科について少しだけお話しします。

お子さんが歯医者を選ぶポイントは3つあると思います。
➀明るい雰囲気(恐怖心を抱かせない)
子どもにとっては歯医者のキーンとした音や、振動で怖いと感じる子どもが多いと思います。
治療するにあたっては出来るだけ明るい雰囲気で優しい言葉をかけてあげたり、褒めてあげたりして子どもが歯医者に対して恐怖心を持たせないようにする必要があります。

➁予防をしっかりする
予防と言えばやはりブラッシングですね。
正しいブラッシングを行うことは言うまでもないですね。
その他、食べ物、食間の時間なども考えなければなりません。
また、ブラッシングだけでは完全に歯の汚れを除去することは難しいと思いますので、だいたい3ヶ月に1回は歯科医院でプロフェッショナルケアとして、PMTCを行う必要があります。
また、歯の溝が深い場合は、シーラントというペースト状の詰め物をする必要があります。

➂お母さんと一緒に行ける歯科医院
やはり、お母さんからすると子どもの治療はいろいろと心配になることが多いと思います。
当院では、子どもの歯の状態、今後の治療方法、また今後どのように虫歯の予防をしていくか、当院ではしっかりと説明して納得していただけるように心掛けています。
子どもの治療が心配な場合、一緒に診察室に入ってお子さんの治療している様子も見てもらっています。
お子さんだけでなく、お母さんにも安心してもらうためにしています。
相談事があれば気軽に言ってください。

院長 山根

噛み合わせについて

2020年10月28日

久しぶりに天気が良く、過ごしやすい1日でした。ただ、徐々に寒くなってきたので、体調には十分気をつけないといけないですね。

最近、よく噛めない、時々顎が痛くなるという方が来院されます。

これは、噛み合わせが悪いのが原因ではないかと思います。

 

【噛み合わせが悪くなる原因】

・歯並びが悪い

・歯を抜いたあと放置しておく

・歯ぎしりや食いしばりをする

などが挙げられます。

 

咬み合わせの治療法を紹介します。

【歯並びが原因】

歯列矯正が治療法になります。

よく目にするのが、口の中にブラケットを付けたワイヤー矯正です。

最近では、マウスピースを使用した矯正も使用する場合があります。

ただ、歯列矯正の場合、保険外治療になりますので、費用がかかります。

 

【歯を抜いたあと放置しておいた場合】

歯を抜いたまま放置しておくと、抜歯した歯の隣の歯が傾いて、噛み合わせが悪くなります。

このような場合、抜歯した場所に、義歯・インプラント・ブリッジなどを入れ、抜歯した場所でも噛めるようにしなければなりません。

 

【歯ぎしりや食いしばりが原因】

顎関節症の治療法として、マウスピースを装着します。歯の食いしばりや歯ぎしりによる負担や力を分散させて、顎にかかる負担を軽くします。

 

以上の方法で咬み合わせの治療を行っています。

また、嚙み合わせが悪いと肩こりや頭痛など全身へ影響を引き起こすこともあります。

噛み合わせが気になる方は、お気軽に山根歯科医院へ相談ください。

症状に合わせた治療法をお勧めします。

 

院長 山根