電話する

地図

予約・問合せ

メニュー
ヘッダーオファー

根管治療セミナーに行ってきました!

2019年12月13日

12月4日、東京にて「どのように根管治療の成功率をアップするか」についてのセミナーを受けてきました。夜19:00~21:15までの短い時間だったのですが、かなり多くの歯科医が参加されていました。

 

根管治療は、歯科医にとって頭を悩ませる治療ではないでしょうか。根管治療がうまくいかない原因の一つは細菌感染です。当たり前のことですが、根管形成拡大、根管清掃を確実にしないといけないということです。これらのことを疎かにすると成功率のアップが図れないだけでなく、症例によっては抜歯をすることになります。出来るだけ歯を残すためには、とても重要なことだと思います。今回のセミナーを参考にし、今まで以上に細心の注意を払って根管治療に望んでいきたいと思います。

 

根管治療とは…

そもそも根管治療とは一体どんなことをするのでしょうか?

まず、歯の神経(歯髄)が細菌感染した時に感染した神経をしっかり取り除く必要があります。感染した神経が残存している場合、そこからまた細菌感染が起こり痛みや炎症が起こってきます。歯の先に炎症が波及し根尖に膿が溜まって根尖性歯周炎(下図参照)を引き起こしてしまいます。

 

根尖性歯周炎

根尖性歯周炎

 

ここまで進行すると歯茎が腫れて噛めなくなることもあります。ですので、感染した歯髄はしっかりと取り除かなければならなりません。

 

また、細菌感染が起こった根管は根管壁(上図参照)にも歯髄が付着していることが多く、しっかりと根管形成拡大をしなければなりません。そして、根管清掃をします。治療回数としては前歯、小臼歯で二回くらい、大臼歯では三回くらいかかります。ただ、根尖性歯周炎に移行している場合はそれ以上かかることが多いです。
また場合に応じて、抜歯になることもあります。痛みが出てからは早めに治療を受けることをおすすめします。

根管内が綺麗になったら、根管内に最終的な薬を根管内先端まで詰めて終わります。根管内が綺麗になっても根管内がそのまま空洞になっているとまた何年かすると痛みが出てくる可能性があります。しっかりと薬が入っているかの確認が必要です。

 

根管治療のポイントと注意点

根管治療の成功のポイントは、細菌感染した歯髄をしっかりと取り除き、そして再発防止(根管充填)をしっかりと行うことです。

しかし根管治療を行った歯は、歯がもろくなり歯の寿命に大きな影響を及ぼすことになります。たまに、患者さんによっては神経処置を行い痛みがなくなり来院されなくなる患者さんがいらっしゃいます。このように治療途中で中断してしまうと根管内に残っている細菌が多くなります。また炎症を起こして痛みが出てくることもあります。進行すると根尖性歯周炎になり頬が腫れてくることもあります。抜髄して痛みがなくなり中断したために抜歯になってしまったケースもあります。

 

根管治療で大切なこと

根管治療期間は何回か通院が必要になり大変ですが、上記で触れたとおり炎症を起こしたり抜歯になってしまうことを避けるためにも治療の中断は極力避けていただけたらと思います。また、根管治療終了後は冠を入れることになりますが、口腔内の健康を保つためにも冠の装着後も定期的なメンテナンスをお勧めします。根管処置をした歯は自覚症状が出にくいので気付いたときはかなり進行しているケースもあります。早期発見・早期治療が大切です。そのことが根管治療を成功させ、歯を残す第一歩だと考えております。

<< 前のページに戻る



診療スケジュール

当院へのお電話からの問い合わせは0857-38-2118へ

診療時間
9:00~12:30
9:00~13:00
14:30~19:00
-
-
-
/
/
/
-
-
-
/
-
/
休診日:日曜日午後・祝日午後・木曜日
★ 変則診療時間:土曜日午後14:30-18:00
ご予約・お問い合わせはこちら
山根歯科医院の外観
フッターオファー
© 2021 山根歯科医院