1月ももう半ばになります。例年この時季は雪が積もり、スキーの話題が出てくるのですが、今年は暖冬のため鳥取では全く雪がありません。
とても珍しいことです。
さて、先日治療計画の一部をお話しましたが、本日インプラント・ブリッジ・義歯の利点・欠点について述べたいと思います。
まず、インプラントについてです。
【利点】
➀健全な歯牙を削る必要がない
➁自然な歯並びになり、違和感がない
➂自分の歯のように噛むことができる(咀嚼能力に優れている)
【欠点】
➀自費診療なので費用がかかる
➁外科的手術が必要である
➂治療期間が3~4か月で他の方法より長い
➃治療後はメンテナンスが必要である
➄術後腫れたり、痛みを伴うことがある
次に、ブリッジについてです。
【利点】
➀固定式なのでインプラント同様違和感がない
➁治療期間がインプラントに比べて短い
➂材料、条件(1、2歯欠損)の場合、保険内診療のため費用が安い
【欠点】
➀両隣在歯を削る必要があるため健全な歯を削合することになる
➁虫歯になりやすい
➂寿命が短い
最後に、義歯についてです。
【利点】
➀治療期間が短い
➁健全な歯を削らない
➂保険診療内なので、費用が安い
【欠点】
➀咀嚼能力が、他の治療方法に比べて劣る
➁違和感があり、発音しにくい
➂取り外しをしなければならないので面倒である
➃クラスプを付けているため、審美的に悪い
上記のように欠損補綴の一つひとつの方法には、利点・欠点があります。
今後どういう治療方法を選択するかはインプラント・ブリッジ・義歯の利点・欠点を考慮して選択していただきたいと思います。
院長 山根