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歯周病ってどんな病気?

2020年3月24日

歯周病という言葉を耳にされたことがある方は多いのではないでしょうか。

では、歯周病とはどんな病気かご存じですか?

歯周病とは、歯を支えている骨(歯槽骨)が吸収してなくなることによって起こる病気です。

日本では45歳以上の半数くらいは歯周病になっていると言われています。また歯を失う原因として一番多いのは歯周病とも言われています。歯周病は早期発見・早期治療がとても重要です。

 

歯周病ってなぜ起こるの?

歯周病は初め、歯肉だけに炎症が起こります。これを、”歯肉炎”と言います。

初めは歯肉が赤く腫れあがりブラッシングをするときなどに出血してきます。ほとんど自覚症状が無いためそのまま放置していることが多いです。この時、歯を支えている骨には異常がありませんのでレントゲンでは分かりにくいです。軽度な歯周炎の状態であればしっかりとブラッシングを行っていれば治ります。歯周病が進行してくると歯を支えている骨を吸収してきます。歯を支えている骨が歯根の半分くらいまで吸収してしまうと歯磨きをしても、歯ブラシの毛先が奥まで届かないためブラッシングだけでは治らなくなります。歯医者に行って、定期的にスケーリング(歯科医院で行われる歯垢や歯石除去)をしていくか、場合によってFOP(歯や歯槽骨を覆う歯茎を切り開き、歯周ポケット内を目視しながらプラークや歯石を除去する治療)などの歯周外科を必要とする場合もあります。

 

歯周病が進行するとどうなる?

さらに歯周病が進行すると、歯を支えている骨が歯の先端あたりまで溶けていきます。こうなってしまうと歯がグラグラしたり歯茎が腫れたりして、噛んだ時に痛みが生じるようになり抜歯しなければならないケースが出てきます。

 

歯周病を防ぐには…

歯周病にならないようにするためには、日々のブラッシングと歯科医院で定期的に行う予防処置が大切です。

当院では、専用の器具を使って行う歯石除去や、患者さん一人一人に合ったブラッシング指導を丁寧に行っています。歯や歯茎に異常がなくても定期検診に通いメンテナンスをすることをおすすめしています。メンテナンスとは、歯医者のドクターあるいは歯科衛生士がスケーリングやプロフェッショナルケア(PMTC)、またブラッシング指導を行うことによって、虫歯の予防や歯周病の予防を行うことです。歯周病は初期の段階で治療をしておかないと重度になってからでは手遅れになってしまいますので、定期検診をご検討ください。

 

しっかりとした歯を維持していくことは、健康への第一歩だと思います。定期検診についてのご相談はいつでも承っておりますので、お気軽にお尋ねください。

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