6月になり、かなり暑い日が続いていますね。
コロナウィルス感染症も気をつけなければなりませんが、暑さ対策も必要になりますので体には気をつけていこうと思います。
本日は、指しゃぶりについてお話します。
最近ですが、4歳のお子さんが虫歯チェックとフッ素塗布を希望して来院されました。
口腔内を見ると、虫歯はなかったのですが前歯部が開口状態になっていました。
最近の子どもは虫歯の数は少なくなっていますが、歯並びが悪い子どもが多いように思います。
その原因の一つが指しゃぶりです。
指しゃぶりをしていますと前歯部が開口状態になります。(図24)
開口状態になると前歯では食べ物を噛むことが出来なくなります。
指しゃぶりは歯列不正の原因になりますので3歳~4歳ぐらいまでには中止させないといけません。
もし永久歯が萌出する6歳ぐらいまで指しゃぶりをしていると、永久歯に生えかわっても開口状態になります。
できるだけ言い聞かせて徐々に中止させなければなりませんが、場合によっては指しゃぶりができない習癖除去装置をいれなければならないこともあります。(図39)
指しゃぶりにおいては、どんなに遅くても6歳ぐらいまでには中止させるように心掛けていた方が良いと思います。
院長 山根