8月になって暑い日が続いています。
コロナ感染症だけでなく、熱中症にも気を付けなければなりませんね。
最近当院では一般治療だけでなく、メンテナンスにも力を入れて診療を行っています。
そこで気が付くことがあります。それは、前装冠とジルコニアの違いです。
ジルコニアの冠というと第一印象は「審美的に良い」という印象を持つ方が多いと思います。
でもジルコニアの利点はそれだけではありません。
一つ目は変色しないということです。
保険適用の冠(前装冠)は、月日が経つと色が黄ばんできます。
隣接歯の歯と比べて色が変化してくるので永久的に審美性を保つことは難しいです。
また強度も弱いので、欠けたり、破折したりします。
ジルコニアの場合変色することもなく、強度もありますので欠けにくく破折することはほとんどありません。
二つ目にジルコニアの場合、冠の精度が高いので虫歯の原因である歯垢の付着が少なく、虫歯の再発、歯周病の再発を大幅に抑えることができます。
当院でもメンテナンスで来院される患者さんの口腔内を見ると、ジルコニア冠の場合歯垢の付着が少ないのに対し、保険適用の冠(前装冠)の場合、多く付着しているケースがあります。
ジルコニアの場合保険がきかないため高額ではありますが、長い目で見ると虫歯や歯周病の再発を防ぎ、前装冠に比べて治療をやり直すことが少なくなります。
また何回も再治療をすることによって最悪の場合抜歯することもあります。
長く自分の歯を維持するためにはジルコニアがお勧めです。
興味のある方は気軽にご相談ください。
院長 山根