ここ2・3日は11月とは思えないくらい暖かい日が続いています。
天候としてはとても気持ちがいい日なのですが、やはりコロナウィルス感染者がかなり多くなっていることが心配ですね。
当然のことですが、感染防止には引き続き気をつけないとなりませんね。
本日親知らずについてお話します。
当院では、親知らずが痛い、腫れているといった患者さんが来院されます。
その原因は、
➀萌出時の痛み
➁ブラッシングが困難な為、歯茎の炎症の痛み
➂虫歯の痛み
などが挙げられます。
特に多いのが歯茎の炎症の痛みです。
このような炎症の痛みを智歯周囲炎と言います。
智歯周囲炎は、親知らずが完全に萌出しておらず、歯の上に歯茎が被った状態になっていることが多いです。
このような場合、ブラッシングが困難になり、プラークが溜まり、痛みが出たり頬が腫れたりします。
治療法は、まずはブラッシングでプラークを除去することです。
ブラッシングだけでは不十分な場合は、機械的な清掃(スケーリング)が必要です。
最後の手段としては、抜歯ということになります。
親知らずの場合、完全に萌出しておらず、斜めになっているケースでは虫歯や智歯周囲炎になる可能性が高いので、軽い症状の場合でも抜歯することも検討します。
ただ完全に萌出していない親知らずを抜歯する場合、抜歯後の痛みが出たり、腫れたりすることがあります。
ただほとんどの場合、抗生物質の投与などによって数日でほとんど改善されます。
その点はご安心ください。
親知らずが気になる方は気軽にご相談ください。
院長 山根