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子どもに優しい歯医者になるためには

2023年6月16日

今の時期は学校、幼稚園、保育園の歯科検診の時期ですね。

当院でも学校の歯科検診で「虫歯があるので歯医者に行ってください」という歯科検診の結果の用紙を持って来院されます。

しかし、保護者さんによっては、子どもを歯医者に連れて行かなければいけないことは分かっていても、子どもが嫌がって歯医者に行けない方も多いのではないのでしょうか。

当院では、大人の歯科治療はもちろんのこと子どもにも気を配って歯科治療を行うようにしています。

当院の子どもの治療に対しての取り組み

➀コミュニケーションをとる

子どもにとって歯医者は怖いというイメージを持っている方は多いのではないでしょうか。

子どもの治療は歯医者において恐怖心があるかどうかで治療のやり方が異なってきます。

以前は虫歯になっていると思えばどんな子どもでも歯科治療を行ってきました。時にはレストレーナー(抑制具)を使用して歯科治療を行っていたこともありました。

恐怖心のない子どもはスムーズに治療が出来るのですが、恐怖心のある子どもは少しずつ治療を行うことになります。嫌がる子どもに一気に「ガツン」と治療をすると心に大きな傷が残り「もう、歯医者には二度と行かない」というトラウマを抱いてしまうことになります。

当院では嫌がる子どもには、できることから少しずつ治療を行うようにしています。治療を少しずつ進める過程で、子どもや保護者の方とコミュニケーションを取り、子どもの意思を尊重し、子どもの治療に対しての恐怖心を取り除くことを考えていきます。

例えば虫歯がある時、虫歯を取り除くために麻酔を行い軽い虫歯ならつめる、進行している虫歯なら根管治療が必要となることがあります。

そのような治療を一気に進めるのではなく、まずは口を開ける練習や器具を口に入れる練習など、小さなことから少しずつ時間をかけて進めるようにしています。このように治療を進めていくことで、多くの子どもは恐怖心が和らぎ治療に協力してくれるようになります。

➁治療における痛みを最小限にする

子どもの歯医者に対するイメージは、痛いことをされるという思いがあると思います。最初にコミュニケーションをとって恐怖心を取り除いても歯科治療そのものが「痛みが強い」とまた恐怖心が強くなってきます。特に麻酔には注意し表面麻酔、電動麻酔、注射針は細い物を使用し、痛みを最小限にするよう心掛けています。

また治療中の声掛けと治療後、「よくできたね」と褒めるようにしています。ちょっとしたことですが、子どもが歯医者に対して安心感が生まれてくる方法だと考えています。

➂虫歯についてのコミュニケーション

虫歯予防について保護者の方としっかりお話をしていくようにしています。子どもの歯は、大人の歯に比べて、歯質が脆弱のため虫歯の進行が早いです。そのため当院ではシーラント、フッ素塗布、唾液検査、ブラッシング指導、食事指導を行うようにしています。

 

I.シーラント

6歳くらいになると、6才臼歯といって乳歯の奥に永久歯が生えてきます。生え始めは歯質が弱く溝が深いためプラークが溜まり虫歯になりやすいです。この溝に樹脂を流し込んで、プラークを溜まりにくくします。これがシーラントと呼ばれていて、子どもの虫歯予防として重要になります。

 

鳥取市 歯医者 むし歯 フッ素塗布 小児歯科 シーラント

 

 

 

 

Ⅱ.フッ素塗布

乳歯や6才臼歯は歯質が脆弱なため虫歯になりやすいです。フッ素塗布は歯質強化を目的としています歯質強化によって虫歯予防になります。

Ⅲ.唾液検査

唾液検査は虫歯になりやすいかどうかを調べるために行い唾液の中にある細菌数、唾液緩衝能を調べることができます。

Ⅳ.ブラッシング指導

子どものブラッシングは、保護者の方の協力が重要です。お子さんだけでは十分に口の中の汚れをしっかりと取り除くのは難しいです。そのため保護者の方の仕上げ磨きが必ず必要になってきます。当院では、8歳くらいまでは仕上げ磨きをしていただくようにお願いしています。また、しっかりと汚れを取るブラッシングを説明するだけでなく、子どもと保護者の方がしっかりとブラッシングができるようになるまでトレーニングを行うようにしています。

鳥取市 歯医者 むし歯 フッ素塗布 小児歯科 シーラント

Ⅴ.虫歯から守る食生活指導

子供の歯を虫歯から守るには、食生活をしっかりとしなければなりません。

 

食生活の指導ポイント

㋑栄養バランスの取れた食事を行う

歯はカルシウムからできているため、カルシウムの含有する食べ物を食べると良いと思われている方も多いと思いますが、それだけではありません。

歯の基礎となるタンパク質・・・卵、牛乳、豆腐など

歯のエナメル質を作る栄養素ビタミンA・・・ほうれん草、卵、レバーなど

歯の象牙質を作る栄養素ビタミンC・・・ピーマン、ブロッコリー、みかんなど

カルシウムが体に吸収するのを助けるビタミンD・・・こんにゃく、ごぼう、しいたけなど

このような食べ物をバランスの良く食事することが大切です。

㋺よく噛んで食べるようにする

最近の子どもが好む食べ物は柔らかい食べものが多く、あまり噛まずに飲み込んでしまいがちです。よく噛んで食べることは、顎の成長に大きくかかわってきます。あまり顎が発達しないと永久歯の生えるスペースが足りなくなり歯列不正を起こすことになります。噛み応えのある食べ物も摂るようにしましょう。

㋩おやつの食べ方

おやつを食べたらだめというわけではありませんが、できるだけ回数を少なく1日1~2回くらいで決められた時間におやつを与えるように指導しています。また、おやつを食べた後は、お茶や水を飲ませることをお勧めします。

㊁どのようなおやつを与えたらよいか

◎虫歯になりやすいおやつ

砂糖が多く含まれているものは虫歯になりやすい

例:チョコレート、クッキー、あめ

◎虫歯になりにくいおやつ

砂糖があまり使われてない物

例:せんべい、チーズ、ヨーグルト

特に歯を強くする働きのあるフッ素やカルシウムが含まれている牛乳、チーズ、ヨーグルトはとても良いおやつです。チョコレートやクッキーなどのおやつを食べた後は、特に丁寧に歯磨きをしていただけたらと思います。

㋭歯磨きをする上で守って欲しいこと

歯磨きは最低1日3回してほしいと思います。また、寝る前は必ず歯磨きをしてください。虫歯は眠っている時進行しやすいです。何故なら寝ている間のお口の中は唾液の分泌量が少なくなり、乾燥状態になります。唾液のプラークを洗い流す自浄作用、虫歯や歯周病の防止となる抗菌作用が低下してしまうからです。寝る前は家族全員で歯磨きをすることをお勧めしています。小さい子どもがいる場合は保護者さんがしっかりと仕上げ磨きをしてください。

まとめ

当院では、家族ぐるみで来院していただける歯医者さんを目指しています。大人の方はもちろんのこと子どもさんにも来院しやすい歯医者であることが大切だと思っています。そのためには子どもさんに『安心感のある場所』であると思っていただける歯医者でなければなりません。

➀お子さんに歯医者に慣れてもらう

鳥取市 歯医者 むし歯 フッ素塗布 小児歯科 シーラント

➁保護者の方と子どもさんの歯科治療においてしっかりとカウンセリングを行う

鳥取市 歯医者 むし歯 フッ素塗布 小児歯科 シーラント

➂子どもさんにできるだけ負担をかけさせないようにする。(痛みを感じさせない治療)

➃今後虫歯にならないようにするためにどのようなことをすべきか保護者さんに説明し納得していただけるよう心掛ける。(食事指導、ブラッシング指導)

⑤明るい雰囲気にするため笑顔で接するよう心掛けています。

以上のことを意識しながら治療を行うことで、家族ぐるみで安心して通える歯医者にしていこうと思っています。また何か気になることがあればいつでもご相談ください。

 

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