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虫歯0を目指す歯医者の取り組み(オーラルヘルスケア プログラム)

2023年7月11日

みなさんは、「オーラルヘルスケアプログラム」という言葉を聞いたことはありますか?

「オーラルヘルスケアプログラム」とは、虫歯・歯周病のリスク評価を行うために、さまざまな検査を行い一人一人に合った予防プログラムを立案していきます。そあいて、最小侵襲治療の後に定期的なメンテナンスを開始する定期管理型の予防プログラムです。

当院では、痛みがある場合は、一般治療として、根管治療を行ったり、被せ物を装着したり、小さな虫歯の場合はCR充填を行ったりします。

ただ、以前は、「何か問題があると削って治す」「痛いところがあれば、症状に対応して治療を行う」といった一般的な歯科治療を行ってきました。ただ、それでは、いずれ再発し被せ物をやり直したり、一度詰めた所が虫歯になって、また詰め直す。あるいは、かなり虫歯が進行している場合は、神経処置などの根管治療をおこなうことになります。それではいずれ、抜歯することになる可能性もあります。近年、日本でも、歯の大切さを意識する人が増えてきて、メンテナンスの受診率も上昇傾向にあります。しかし、スウエーデン、アメリカなどの歯科予防先進国に比べると、まだまだです。例えば、80歳代の平均残存指数を比べてみます。

スウェーデン20本、アメリカ17本 に比べて、日本は8本です。どうしてこのようなことが起こるのでしょうか。

これは、メンテナンスの受診率にあります。スウェーデンは90%以上、アメリカは80%が定期的なメンテナンスを受けています。

日本は10%ほどです。この差が歯の平均残存歯数に現れてきていると思われます。痛くなってから歯医者に行く、詰め物が取れたから歯医者に行く、ということではなく、定期的なメンテナンスを受けることによってお口の中の健康な状態を保ち、毎日美味しく食事ができて、いつまでも楽しい人生が過ごすことが出来るようにしたいと思います。

オーラルヘルスケアプログラムは、どのようなことをするのかお話します。

まず、検査です。当院の唾液検査は6項目をグラフ化し、虫歯、歯周病のリスク、口臭の有無などが分かります。

 

 

 

*歯周病検査

歯と歯茎の間の歯周ポケットの深さを測定します。深ければ、歯周病が進行していることになります。

*プラークコントロールレコード

歯面にプラークがどの程度付着しているかを検査します。

*レントゲン写真

パノラマ撮影(骨欠損があるかどうか、虫歯になっているかどうかの確認)

*口腔内写真撮影

診療前の口の中状態を撮影し、データとして保存します。

これらの検査をもとに、予防プログラムを歯科医師が立案し、歯科衛生士が説明していきます。

次にプログラムに沿って、メンテナンスを行います。

*ブラッシング指導・・・ブラッシング指導は、患者さん一人一人に合ったブラッシング方法を歯科衛生士が丁寧に指導しています。磨き方だけでなく、歯ブラシの選択、歯間清掃用具、歯磨き粉の選定、自宅でのケアがしっかりと出来るようにご説明します。

*歯石除去・・・当院では、歯科衛生士が専用の器具を使用して、歯みがきでは除去できない歯石を取っていきます。

*PMTC・・・専用の機械(ラバーカップ、ラバーチップ)などに、フッ素入りの研磨剤を使用して歯みがきでは落ちにくいプラークや歯石を除去し歯面清掃を行い、むし歯や歯周病の再発しにくい環境を整えていきます。

 

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*フッ素塗布・・・最後に歯質強化のためフッ素塗布を行います。

★子どものための予防治療

予防プログラムにおいては、大人と共通する点も多くあります。例えば、ブラッシング指導、歯石除去といったことは、子どもの予防に必要不可欠です。ただ、子どもの場合、将来的に正常な歯並び、悪習慣があるかどうかなども考えていかなければなりません。子どもの場合は、顎の発育段階にありますので、そこでの予防を怠ると歯列不正を起してしまいます。むし歯や歯周病の予防、健全な歯並びや顎の成長をしているかどうかをしっかりと考慮していく必要があります。

★高齢者の予防

高齢者になると、唾液の減少、飲み込む機能の低下などで、いろいろなトラブルが起こってきます。最近では、飲み込む機能低下しているため口腔内にある細菌が宿している時、食事中に食物と一緒に気管に入ってしまう嚥下性肺炎を起こすケースが増加しています。最悪の場合、死亡することがあります。その予防法としては、飲み込む機能を維持するために、あるいは、唾液を出しやすくするために口や喉の体操を勧めています。当院では、訪問診療に行った際に指導を行うようにしています。もちろん、どの世代にも共通してブラッシング指導、歯石・歯垢の除去は当然行っていかなければなりません。

その他義歯を使用している高齢者においては、義歯の取扱の説明は、しっかりと行っていかなければなりません。義歯の洗浄は、日々行っていかなければなりません。義歯に汚れが付いていると残存歯の虫歯、歯周病のリスクが高まります。また、口腔機能が低下し、嚥下性肺炎を起こすリスクが高まります。義歯は、いつも清潔にしておく必要があります。

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★まとめ

当院では、患者さん一人一人に合った、予防プログラムを考えています。それは、どの、世代によっても予防法は少しずつ変わってきます。また、食生活・歯並び・虫歯や歯周病になるリスクなども考慮しながら、予防プログラムを考えていかなければなりません。以前は、メンテナンスと言えば、むし歯や歯周病の有無、歯石除去だけを行ってきました。もちろん、そのことは今でも大切なことではあります。しかし、それだけでは、虫歯ゼロという目標には到達できません。患者さんとコミニュケーションをとり、歯医者さんと患者さんの心が一つになって達成できることだと思っています。そのためには、患者さんの声をしっかり聞き一緒に予防プロブラムを立案していきたいと思います。とても大きな目標ではありますが、スタッフ一同、知識・技術の向上に努力していきます。

歯医者 虫歯 歯周病 コーディネーター

また、気になる点がございましたら、お気軽にご相談ください。

 

 

 

 

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