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歯の色に悩んでいませんか? ~着色・変色~

2023年8月1日

来院される患者さんで、「歯に黒い物がある」などと言ってこられる方がいらっしゃいます。一生懸命に歯を磨いても、取れないけれど、これは虫歯なのかなあ?と不安になっていらっしゃいます。皆さんは、そのような経験はありませんか。

歯の変色には、いくつか原因があります。本日は着色の原因と対処方法についてお話します。

歯の着色

歯の着色の原因には大きく二つに分けることができます。それは、内因性と外因性の2種類です。

①外因性着色

ポリフェノールを多く含む食品を摂取することで、歯の着色は起こってきます。代表的な食べ物、飲み物として、コーヒー・紅茶・緑茶・カレー・チョコレートなどです。これらの物を摂取すると、自分でも、気がつかないうちに、歯の着色が起こってきます。また、タバコによるヤニ着色の原因になります。

②内因性着色

内因性の着色の原因として、代表的なものは、神経の治療を行った歯(失活歯)があります。むし歯や歯周病が進行して、歯の神経を治療を行うと、だんだんと歯の色が黒ずんできます。これは、歯の神経を処置することによって、歯に栄養が供給されなくなることが原因です。その他に、加齢によって、歯の色が黄色っぽくなってしまうこともあります。これは歯の表面にあるエナメル質が薄くなり、エナメル質の内側にある象牙質が透けて見えることによって、歯の色が黄色っぽくなってきます。

~対処方法~

*外因性着色の場合~ ホワイトニング効果のある歯磨き粉の使用が効果的です。ただ、ホワイトニング効果のある歯磨き粉は、研磨剤が含まれているものが多いため、間違ったブラッシング方法を行うと歯が摩耗して、象牙質知覚過敏症を起こしたり、歯茎を傷つけたりすることがあるので、注意しなければなりません。

・歯科医院でのクリーニング(PMTC)  ホームケアでは落とせない汚れや着色などを、専用機器と、フッ化物含有の研磨剤を使用して、しっかりと除去していきます。PMTCを行うことによって、歯の着色や汚れを綺麗に落とし、歯を元の色に再現することができます。PMTCにおいては、当院でもお勧めしている予防プログラムの一つではありますが、汚れや着色を取ることによって、むし歯や歯周病の予防にも大きな役割を果たしています。

   ➡   

~PMTCの手順~

①口腔内の確認 → ②歯石除去 → ③染め出し確認 → ➃歯面清掃 → ⑤フッ素塗布

歯医者さん 鳥取市 虫歯 歯周病

専用器具とフッ素入り研磨剤の使用で、歯の表面を滑沢にしていきます。

*内因性着色の場合~

歯の神経の治療による変色の場合は、ホワイトニングやPMTCを行っても、歯の変色は治りません。このような場合は、歯のまわりを削合して、被せ物を装着することになります。

 

歯医者 歯根端切除術 むし歯   ➡   

 

また、加齢による変色も同様です。

では、どうして、内因性着色の場合は、ホワイトニングやPMTCでは治らないのでしょうか。それは、これらの歯の変色の原因が、歯そのものが変色しているからです。外因性の場合は、歯そのものが、変色しているわけではありません。内因性着色の原因にには、子どもの頃にテトラサイクリン系の抗菌剤をしようしたことや、先天性が原因のエナメル質形成不全などがあげられます。このような場合は、被せ物でちりょうすることになります。

このような時、どんな被せ物をするのでしょうか。

被せ物の種類を紹介します。

① CAD/CAM冠・・・金属を使用していないプラスチックの被せ物です。強度は弱く破折しやすいですが、金属を使用していないため、金属アレルギーの心配はありません。保険診療上、全ての歯に使用できませんが、条件をクリアしていれば、保険適用となります。

② ジルコニア冠・・・ジルコニアは人工ダイヤモンドと言われるほど、強度が強く、耐久性も高い素材です。また、変色がなく、汚れが付着しにくいため、むし歯や歯周病の再発リスクが軽減されます。

③ セラミック冠・・・セラミックの歯の素材は陶材です。陶材は強度が強く、耐久性が高い素材です。汚れも付着しにくいため、むし歯や歯周病の再発リスクが軽減されます。また、色調も天然歯のように美しく再現できるのが特徴です。

比較を図に表すと下のようになります。

 

以前は、保険外治療の被せ物と言えば、セラミック冠を装着していましたが、最近では、ジルコニア冠をお勧めしています。理由としては、強度が、セラミックに比べて強く、ということです。歯ぎしりや食いしばりが強い方でも使用できます。セラミック冠の場合は、強い力が加わった場合、破折の可能性があります。ジルコニアの場合は、せらみっくよりも強度が優れているため割れる心配はほとんどありません。ただ、ジルコニア冠もセラミック冠に比べて劣るところもあります。それは、審美性です。ジルコニアも白さと透明感は天然歯に近いものですが、セラミック冠に比べて少し劣ります。ただ、CAD/CAM冠などのレジン冠よりは審美性に優れていることは変わりません。そこで、当院では、前歯部において、ジルコボンドを使用することがあります。ジルコボンドとはジルコニアの表面に天然歯の色調を再現しやすいセラミックを焼き付けて冠を作製するものです。簡単に言えばジルコニア冠の長所、セラミック冠の長所を持ち合わせた冠です。できるだけ、患者様に満足していただけるよう心掛けています。

まとめ

虫歯、失活歯(神経処置を行っている歯)、エナメル質形成不全症、加齢による変色によるものは、歯を削合して、被せ物にしなければ、歯の色を変えることはできません。ただ、外因性の着色は自宅で行うケアや、歯科医院で行うPMTCを行えば、歯の色は、元にもどります。時々、着色が落ちないからといって、力を入れてゴシゴシ歯みがきをされる方がいらっしゃいます。これは、歯の表面が摩耗して、楔状欠損を引き起こし、象牙質知覚過敏症を起こす原因にもなります。歯磨きを行うときは適度な力で丁寧に磨くことを心掛けてください。

また、気になることがございましたら、お気軽にご相談ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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