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フッ素配合歯磨き粉の正しい選択と使用法

2024年1月10日

皆さんはどのような歯磨き粉を使用されていますか ?

多くの方は、フッ化物配合の歯磨き粉を使用していらっしゃるかと思います。 当院では、保護者様から「いつ頃から子供に歯磨き粉を使用したら良いですか?」 という問い合わせがありました。

今回は、 小児から大人までの歯磨き粉の使用方法や、おすすめする 歯磨き粉についてお話しします。

ホワイトニングを長持ちさせる歯磨き粉

多くの 歯磨き剤には、 虫歯予防として フッ素配合のものが多いです。 フッ素には 虫歯予防 、歯質強化 、再石灰化の促進という効果があります 。

歯の萌出時期は生後6ヶ月から 上下額の前歯が2本ずつ生え始め 1歳ぐらいになると ある程度 前歯の歯が生えてきます。 ただ、一般的に歯磨き剤を使用し始める目安は、2歳から2歳半頃と言われています。 なぜかというと ブクブクうがいができるようになるのが、2歳から2歳半頃と言われているからです。

最近では 赤ちゃん用の歯磨き剤も出ています。 赤ちゃんが飲み込んでも大丈夫な成分で作られています。

また、成人の使用している歯磨き剤は、六歳以下の乳幼児には使用しないでください。 成人の使用する 歯磨き剤には、発泡剤や 研磨剤が含まれているからです。

発泡剤が含まれていると成人の場合は、すっきりした感じがあって好まれますが、赤ちゃんの場合は刺激があり 嫌がることが多いからです。 さらに ブクブクうがいが困難なので、歯磨き剤を使用時の泡を完全に洗い流すことが困難になります。

研磨剤が含まれているケースでは、赤ちゃんの歯は歯質が柔らかいため 歯の表面を傷つけてしまう可能性があります。 できるだけ 避けた方が良いでしょう 。では 、赤ちゃんに使用する 歯磨き剤はどのようなものを使用すべきでしょうか。

・無添加で低刺激なもの

・飲み込んでも安心なもの

この2つが重要です。

一般的には ジェルタイプのものが良いと思います 。そして、うがいは不要な歯磨き剤を使用することが大切です 。歯磨き粉のパッケージに 「うがい不要」と書かれていることが多いので、そちらを確認してから使用してください。 2歳半ぐらいになると ブクブクうがいができるようになると思います。 この頃から本格的に歯磨き剤を使用し、歯磨き習慣をつけることが必要です。

 

・ 歯磨き剤の選択基準

小児の歯磨き剤使用において大切なことは 、虫歯の予防に適しているかどうかです 。そのために考えることは、 虫歯予防 歯質強化だと思います。 そう考えると フッ素配合のもの ハイドロキシアパタイトの含有している歯磨き剤が適していると思います 。次に安全性を考えなければなりません。 体の安全性を考えた場合、 発泡剤 や研磨剤などが入っていないものの選択するのがベストです。

 

・フッ素濃度においての安全性

小児の歯磨き剤は 、フッ素配合の歯磨き剤を一般的におすすめしています。 ただ お子様の年齢によっては 、フッ素濃度のことを考えなければなりません。

虫歯予防 歯質強化という観点から考えると フッ素濃度が高い方が効果がありますが、 フッ素濃度が高い 歯磨き剤を小児に使用するとフッ素中毒を まれに起こすことがあります。小児に大人用の歯磨き剤を使用するのは避けた方が良いと思います。 では、適したフッ素濃度はどれくらいでしょうか。年齢別にお話しします。

 

・年齢に適したフッ素濃度

※1歳〜3歳まで→500 ppm 以下程度

※3歳〜5歳まで→500〜1000ppm 程度

※6歳14歳まで→1000 ppm 程度

※15歳以上→1000 ppm 〜1500 ppm 程度

以上のように言われています。

フッ素濃度

 

歯磨き剤を購入する際は、フッ素濃度が表示されていますので 年齢に応じて購入するようにしてください 。

では 、フッ素配合歯磨き剤の正しいブラッシング法をお話しします。

 

・ 歯磨き剤の適正な使用量

※1歳〜2歳→ フッ素濃度500 ppm 1〜2ミリ(米粒 程度)

※3歳〜5歳 →フッ素濃度500〜1000 ppm  5mm 程度(グリーンピース 程度)

※6歳〜14歳 →フッ素濃度 1000 ppm  1.5〜 2mm 程度

※15歳以上 →フッ素濃度1000 ppm 〜1500 ppm 2cm 程度

 

 

また、歯磨きは食後に必ず行ってください。 また 歯磨き剤を除去するために しっかりとうがいをする方がいらっしゃいますが、できたらうがいは1回だけにしてください 。歯の表面にフッ素が残っていた方が 虫歯予防に効果的ですので試してみてください。

次に、歯ブラシは少し 湿らせてから歯磨きをすることです。皆さんは 歯磨きをする時 乾いた 歯ブラシに歯磨き剤をつけて磨いていませんか?

実は、 歯磨きをする前は 歯ブラシを少し湿らせてからフッ素配合の歯磨き剤を使用する方が効果的です 。歯ブラシに適度な水分がある方が歯磨き剤が流動的になります。 そのことによって歯ブラシが届きにくい 奥歯や歯と歯の間に歯磨き剤が流れやすくなります。ただ、 歯ブラシに大量な水分が含まれていると、歯磨き剤に含有 フッ素濃度が薄くなり 歯面に付着しても効果が少なくなります。目安としては、 歯磨き剤をつける前に少し歯ブラシを湿らせる程度がベストです。

 

・奥歯から先に1本1本丁寧に磨く

あちこち 磨いていると どこを磨いたのかわからなくなり 、汚れが残ってしまうことがあります 。磨きにくい 奥歯から1本1本 順番に磨いてください。

・歯磨きの時間 2分〜3分ぐらい

「歯磨きの時間どれくらいした方が良いですか ?」と患者様から質問されることがあります 。私はいつも「最低2分ぐらいはしてください。」とお答えしています。

時間があまり短いと 歯ブラシの毛先が完全に届いていない。というのも 一つの原因ですが、 もう一つは フッ素配合の歯磨き剤が口の中全体に行き届かない可能性があることも重要な要素です。 フッ素が歯の表面に付着することによって虫歯予防に大いに役立ちます。 最低2分ぐらいは 歯磨きを行うようにしましょう。

自宅で歯を磨く女性

・歯磨き後のうがいは1回が望ましい

患者様で歯磨き後 何度もうがいをすると言われる方がいらっしゃいます 。これはよくありません 。何度もうがいをすると歯磨き剤の成分である フッ素が歯面に付着しなくなります 。これでは 虫歯予防効果が減少してしまいます。

スウェーデンのブラッシング法は、 歯磨き後は、うがいをしないのが特徴です。 ブラッシング後は歯磨き剤を吐き出すだけです。 そして30分〜2時間程度は、そのままの状態です 。どうしても気持ちが悪い場合は、 ほんの少しの水量でうがいをするそうです。 そうすることによってフッ素効果を最大限に発揮され、 虫歯のない人も多いと言われています 。皆さんもうがいは少量の水で1回だけにしてみられてはどうでしょうか。 そしてうがい後は1〜2時間程度は飲食は避けるようにした方がベストです。

 

・歯磨き剤の種類

歯磨き剤は、 ペースト状のものが一般的で種類も豊富にあります。

他に ジェルタイプ 、泡タイプ、スプレータイプ もあります。 ジェルタイプ やスプレータイプの歯磨き剤は、うがいができない 1歳〜2歳半までの乳幼児に使用します。

ペーストタイプ

 

ジェルタイプ

 

泡タイプ

 

・その他

フッ化物洗口液なども使用することができます。 フッ化物 洗口液でブクブク とうがいをすることも 虫歯予防に効果があります 。口の中に洗口液が残っていても問題ないので安心してください。

 

~小児にお勧めな歯磨き剤~

check up kodomo

※チェックアップ  コドモ

 

子どもは歯磨き剤の味や 香りを気にします 。好みで味でないと 歯磨き という行為を嫌がることがあります。

ストロベリー味 ぶどう味 といった色々な味のついた歯磨き剤 が販売されています。

是非お子様の好みにあった 歯磨き剤を使用してください。

 

 

~15歳以上におすすめな歯磨き粉~

※チェックアップ スタンダード

※チェックアップ ルートケア

 

フッ素は15歳以上の方、成人の方にも有効です 。特に虫歯になりやすいと思われている方は フッ素配合の歯磨き粉はおすすめです 。できれば1000 ppm から1500 ppm の高濃度フッ素配合の歯磨き剤を使用することが良いと思います。 購入する際は パッケージにフッ素濃度が記載されていますのでご確認ください 正しい歯磨き剤の選択 使用法を行い 虫歯予防に勤めていただき いつまでもお口の中の健康を維持していただきたいと思います 。

気になる点がごさいましたら、 お気軽にご相談ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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