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インプラント治療後に後悔した4つの例と後悔しないためにできること

2024年1月19日

こんにちは。鳥取市東町にある歯医者「山根歯科医院」です。

インプラント治療後に後悔した人

インプラント治療は、治療後に好きなものを食べられること、見た目がよいことから、希望する人が増えています。

しかし「インプラントはやらないほうがよい」「インプラントをしたら後悔する」と言われて,

悩んでいる方も少なくありません。インプラントにはメリットがたくさんありますが、デメリットもあります。

本記事では、インプラントのメリット・デメリットとともに、後悔した例をご紹介します。後悔しないためにできる対策も解説しますので、ぜひ最後までお読みください。

インプラント治療のメリット

インプラント治療のメリットイメージ

インプラント治療には、主に下記の3つのメリットがあります。まずは、インプラント治療をするメリットを理解しましょう。

審美性がよい

インプラント治療のメリットは、審美性がよいことです。インプラントの上部構造は、天然歯に近づけられるように作られます。選んだ素材によっては、天然歯の透明感や艶も再現できるでしょう。

細部にこだわって人工歯を作れるため、自分の歯とインプラントとの違いが分からないことも珍しくありません。治療後も、見た目を気にすることなく会話を楽しめます。

なんでも噛める

インプラント治療後は、歯を失う前とほとんど変わらず、なんでも噛めるようになることも大きなメリットです。入れ歯やブリッジなど、他の治療法に比べると違和感が少なく、食事を楽しめます。

日本口腔インプラント学会の調査によると、インプラント治療から20年経過した後の使用について「なんでも噛める」と答えた人は75%でした。インプラント治療直後だけでなく、長期にわたって食事を楽しんでいることがうかがえます。

参照元:日本口腔インプラント学会「20年以上経過したインプラント患者のアンケート調査

寿命が長い

インプラントは寿命が長く、治療後も安定して使用できることもメリットといえるでしょう。入れ歯の寿命は3年〜5年、ブリッジの寿命は7年〜8年と言われているのに対し、インプラントの寿命は10年〜15年です。

しっかりとメンテナンスされたインプラントの寿命はさらに長く、20年以上経っても問題なく使えている人も少なくありません。

インプラント治療のデメリット

インプラント治療のデメリットイメージ

インプラント治療後に後悔しないためには、治療のデメリットについてしっかりと理解しておく必要があります。メリットとデメリットをよく理解し、歯科医師と相談しつつ治療を進めましょう。

外科手術が必要

インプラント治療は、インプラント体というネジを骨の中に埋め込んで土台にする治療法です。そのため、麻酔を伴う外科手術が必要です。

持病のある人にはリスクが伴うでしょう。糖尿病や高血圧、心臓病、骨粗しょう症などの病気を持っている人は、特に注意が必要です。内科医と相談しつつ、治療が可能かどうか慎重に判断しなければなりません。

保険が適用されない

一般的に、インプラント治療には保険が適用されません。治療する場合は自由診療となり、高額な費用が必要です。

インプラント治療に必要な費用は、歯科医院によって異なりますが、費用の目安は1本あたり40万円前後です。造骨手術が必要な症例だと、さらに手術費がかかります。

治療期間が長い

インプラント治療は、入れ歯やブリッジなど他の治療に比べると治療期間が長いです。インプラント体を埋め込む手術の後、定着するまでの期間が必要だからです。

定着に必要な期間は人によって異なりますが、3か月〜6か月とされています。インプラント治療全体にかかる期間の目安は、3か月〜1年と言われています。

インプラントの寿命は長いですが、治療期間も長くその間は仮歯で過ごさなければなりません。

インプラント治療後に後悔した4つの例

インプラント治療後に後悔した人

インプラント治療後に「治療をしてよかった」と感じている人は多いです。

しかし、不満に思っている人がいることも事実です。治療を後悔しないためには、後悔した例とその原因を知る必要があるでしょう。

治療後にトラブルが発生した

インプラント治療後すぐに、インプラントが脱落・破損するトラブルが起きたために、後悔する人がいます。特に、噛み合わせが強い人は、噛んでいるうちにインプラントが外れる・破損するトラブルが起こりやすいでしょう。

人工歯の素材によっては、食いしばりや歯ぎしりがあると破損しやすい場合があります。噛む力が強い人や、食いしばり・歯ぎしりがある人は、インプラント治療前に歯科医院と相談することが大切です。

手術がうまくいかなかった

手術がうまくいかないこともあります。例えば、インプラントがなかなか定着しないケースや、インプラント治療後に傷口が感染することもあります。

インプラント手術がうまくいかない場合に考えられる原因は、次のとおりです。

・喫煙している
・歯槽骨の厚みが不十分
・骨に穴を開ける際のドリル回転数が速すぎた
・適切ではない角度や位置にインプラントを埋めた

喫煙していると免疫力が下がって回復が遅れるため、インプラントが定着しにくくなります。また、歯周病や骨粗しょう症で歯槽骨の状態がよくないのに、無理に手術を行うと定着しにくいでしょう。

歯科医師の経験が不十分だと、手術中に的確な判断ができずにうまくいかないことがあります。

痛みや痺れを感じるようになった

インプラント治療後に、異常な痛みを感じたり、口が痺れたりするトラブルが起こったために、治療を後悔するケースもあります。一般的にインプラント治療後、10日くらいまでは痛みを感じます。

痛み止めが効かないほどの痛みを感じたり、痺れが治らなかったりする場合は問題が生じているかもしれません。神経や血管を傷つけたり、上顎洞を突き抜けていたりする可能性があるでしょう。

インプラント手術前は、血管や神経などを傷つけないために精密検査をし、細心の注意を払って治療に取り組みます。

しかし、どれほど細心の注意を払っていたとしても、トラブルが起こることがあるのです。

保証を使えなかった

インプラントの保証を使えなかったことで後悔した人もいます。インプラント治療後は、保証期間があるのが一般的です。

万が一インプラントにトラブルが発生した場合は、保証期間内であれば無料、もしくは一部負担で再治療が可能です。

しかし、保証の使用にいくつかの条件を設けている歯科医院が多いです。条件を満たさない場合は保証が使えません。

条件の一例は、次のとおりです。

・定期検診に通っている
・喫煙していない
・手術を受けた歯科医院である

例えば、定期検診に通わず、喫煙している人はインプラントの保証は使えないことが多いです。引っ越して手術を受けた歯科医院に通えなかった場合や、歯科医院が閉院した場合も、保証は使えないでしょう。

インプラント治療後に後悔しないためには

インプラント治療後に後悔しないためのポイント

治療や手術に絶対はありませんが、治療を後悔しないために対処する必要はあります。本項目では、インプラント治療後に後悔しないためにできることについて解説します。

信頼できる歯科医院を選ぶ

インプラント治療を受ける際は、信頼できる歯科医院を選びましょう。インプラント治療の症例数が多く、経験豊富な歯科医師に治療を依頼してください。

経験豊富な医師は、精密検査をもとに適切に治療を行えるでしょう。急なトラブルにも、的確に対応できる可能性があります。

カウンセリング際は、下記の点を確認しましょう。

・メリットだけでなくデメリットも説明してくれる
・質問に対して分かりやすく説明してくれる
・明確な治療計画を提示してくれる
・インプラント以外の選択肢も説明してくれる

信頼関係を築けると感じた歯科医院や歯科医師のもとで治療を受けましょう。

費用だけで選ばない

安くインプラントを提供している場合は、注意してください。上述しましたが、インプラントの費用相場は1本あたり約40万円です。

あまりにも安い場合は、次のリスクが伴うことを理解しておきましょう。

・有名でないブランドのインプラントを使っている
・日本で許可されていないブランドを使っている
・経験の浅い歯科医師が手術を行う

日本で認可されていないブランドのものを使用する場合でも、責任を持って手術することはできます。

しかし、メジャーでないブランドや、日本で許可されていないブランドのインプラントを入れた場合、トラブルが起きたときに新しいパーツが手に入らないことも考えられます。10年以上長く使うことを考えた場合、メジャーなブランドのものを選択したほうがよいでしょう。

他の治療法も考慮して決定する

インプラントだけでなく、他の治療法も検討し比較した上で、納得のいく治療法を決定してください。例えば、インプラントと比較される治療法は、入れ歯やブリッジです。

それぞれの治療には、メリット・デメリットがあります。すべての治療について調べ、歯科医師に確認した後で、自分の口腔内や生活スタイルに最も合っているものを選びましょう。

治療後のメンテナンスの重要性を理解する

インプラント治療後は、メンテナンスが必要です。メンテナンスには、セルフケアと定期検診が含まれます。

定期検診に通うことで、インプラントや口腔内のトラブルに早期に気づいて対処できます。また、定期検診に通っていない人は、保証を使えないことが多いです。

トラブルを避けるため、インプラントを長く使用するために、メンテナンスの重要性を理解しましょう。

セカンドオピニオンを聞く

インプラント治療を決定するにあたって、セカンドオピニオンを聞くことも重要です。特に「納得のいく説明をしてもらえなかった」「質問しにくい雰囲気だった」「デメリットやメンテナンスのことに触れられなかった」など、不安な要素がある場合は注意しましょう。

セカンドオピニオンを聞くことも検討してください。歯科医師によっては、インプラント以外の治療を勧める可能性があります。いろいろな可能性を考えて、納得できる治療を決定できるでしょう。

まとめ

インプラント治療イメージ

インプラント治療を受けた人の多くは「満足した」「なんでも食べられるようになった」と感じています。

しかし、インプラント治療を受けた後で後悔している人がいるのも事実です。完璧な治療はないので、絶対に成功するとは言い切れません。

いくつかの対策を講じることで後悔する結果を避けられるでしょう。性急に決定せずに、メリット・デメリットをよく考慮した上で治療を決定してください。

インプラント治療を検討されている方は、鳥取市東町にある歯医者「山根歯科医院」にお気軽にご相談ください。

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