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オーラルケアの重要性

2024年3月27日

みなさんは、オーラルケアという言葉をご存知ですか?患者様にお尋ねすると、「しっかりと歯磨きすること」とお答えされる方が多いです。しかし、オーラルケアは、歯磨きすることだけではありません。実は、オーラルとは、口腔清掃のことで、歯磨きするこはもちろんのこと、虫歯や歯周病の予防のための口腔ケア全てのことを意味しています。場合によっては、入れ歯を使用している方であれば、入れ歯の取り扱い、予防歯科、メンテナンス、口腔機能低下症の予防として、口腔機能訓練なども、オーラルケアに含まれています。

本日は、オーラルケアについてお話ししたいと思います。

 

《自宅でできるオーラルケア》

 毎日行っている歯磨き

みなさんは、毎日歯磨きをされていると思います。もちろん歯磨きをすることは、大切ですが、しっかりと歯を磨けているかどうかが、とても重要です。間違った歯の磨き方や、歯列不正によって歯ブラシの毛先が十分に届いていないケースもあり、口の中に汚れが溜まっていることがあります。正しいブラッシング方法をマスターし、また、歯磨きの際には、歯磨き剤の種類、歯間清掃用具(デンタルフロス・歯間ブラシ)、マウスウオッシュなどの併用を考えることも必要です。

 

 歯磨き剤の選択

歯磨き剤といっても、いろいろな種類の歯みがき剤があります。歯磨き剤は、歯の汚れを落とすだけではありません。虫歯予防、歯周病予防、象牙質知覚過敏症予防、口臭予防など、目的に合わせて、歯磨き剤を選択する必要があります。虫歯予防の歯磨き剤を選ぶ場合は、フッ素配合の歯磨き剤を選択すると良いでしょう。3~5歳までのお子様の場合、フッ素濃度が、900~1000ppm配合のもの、6歳以上なら1450ppm配合のものが望ましいと思います。

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歯周病予防に効果的な歯みがき剤として、当院でもお勧めしているのはコンクールジェルコートFです。多くの歯科医院でも活用されています。この歯磨き剤は、グルコン酸クロルヘキシジン が配合されており 、殺菌作用があるため 歯周病予防に最適な歯磨き剤です 。口臭の原因になる 細菌にも力を発揮するため口臭予防にも効果が期待できます。 また 研磨剤や発泡剤が含まれていないため 歯肉を傷つけにくいという点も多いに評価できます。

   

 

 規則正しい生活

虫歯や歯周病の予防という観点から考えると、 歯磨きの仕方や歯磨き剤のことばかり考えてしまう人が多いと思います 。しかし、 オーラルケアは、それだけではありません。 日々の生活において、規則正しい生活を送るということが、とても大切なことです。 睡眠不足、 ストレス、 バランスの悪い食事をしていると体の免疫力が低下し、虫歯や歯周病の原因となってしまいます 。また、 間食の回数を減らす、 食事の時は、よく噛んで食べる。ということをしっかり頭に入れておかなければなりません。

 

 マウスウォッシュの使用

最近では、色々な場所でオーラルケアに関する商品を見かける 見かけます。 色々な種類があるので 、どれを使用しようか迷ってしまうと思います。 マウスウォッシュも 虫歯予防、 歯周病予防と、 色々な種類があります 。しかし、これらは、一般的に補助的に使用することが望ましいです。 なぜかというと、マウスウォッシュ だけでは虫歯 歯周病の原因となる プラークを完全に除去することは困難だからです。 当院では、しっかり歯磨き剤で歯磨きを行った後 マウスウォッシュを使用することをおすすめしています 。また 、マウスウォッシュを頻繁に使用していると口腔粘膜を傷つけたり 荒れたりすることがあります。 マウスウォッシュの使用は、朝起床時に使用されることをおすすめします。 マウスウォッシュには、爽快感を出すために 香料が配合されています。 使用すると 爽快感が出て口の中が綺麗になったと勘違いする人がいます 。マウスウォッシュ だけでは綺麗になりませんので しっかりと歯磨きを行うようにしてください。

 

 入れ歯を入れている人のオーラルケア

入れ歯を入れている人は、残存歯のオーラルケアは、当然しなければなりませんが、 入れ歯が汚れていると、一生懸命 歯磨きをしても口腔内は綺麗になりません 。入れ歯も、ご自身のお口の中の一部として考えていかなければなりません。 では、どうすればいいのでしょうか。その答えは、 入れ歯の手入れをしっかりすることです。 1日中入れ歯を使用している人の入れ歯を観察すると、 べったりと汚れがついていることがあります。 歯石や汚れは、歯だけに付着するものではありません。 当然 、入れ歯にも付着します。 入れ歯も洗って汚れを取らなければなりません 。当院に通われている患者様で、「毎日入れ歯洗浄剤で洗っています。」と言われる方がいらっしゃいますが、その方の入れ歯を見ると、汚れがべったりと付着していることがあります。 患者様は、入れ歯洗浄剤を使用していればきれいになると思われていますが、 これは間違いです。 入れ歯に付着した歯石や汚れは、義歯用ブラシでゴシゴシと物理的に取らなければ、完全には除去できません。日頃から 手入れをしなければなりません 。ここで少し、入れ歯の扱い方の注意点とをお話しします。

 

 

 入れ歯の清掃

入れ歯の清掃する時は、 水で流しながら、入れ歯専用ブラシを使用し付着した汚れを除去してください。入れ歯を熱湯の中に入れて洗うと、入れ歯そのものが変形することがあります。 これは、入れ歯の素材がプラスチックであるためです 。水道水で洗うようにしてください。

 

 入れ歯を乾燥させない

入れ歯を乾燥状態で長時間放置していると、変形してしまうことがあります。 入れ歯を洗った後、使用しない時は、水の中につけておくか入れ歯洗浄剤につけておくようにしてください。

 

 口の中で歯と一緒に入れ歯をはめて歯磨きをしない

歯磨き剤の中には、研磨剤が入っていることが多く 、入れ歯をはめたまま歯磨き剤を使用し 歯磨きをすると、そのことによって入れ歯が傷ついたりすることがあります。 気をつけましょう。

 

 

《歯科医院でのオーラルケア》

 ブラッシング指導

当院では、小児から成人の方までお一人お一人に合ったブラッシング指導を行っています。例えば、ブラッシングにおいて、歯ブラシの毛先が届きにくい、歯と歯の間の汚れには、デンタルフロスや、歯間ブラシをお勧めし、丁寧に使用方法を説明しています。 しっかり歯みがき出来たと思っていても、染め出し剤で染め出しをしてみると、磨き残しが赤く染まっていることがほとんどです。その状態を患者様に見ていただくようにしています。

 

 歯石除去

通常の歯磨きでは、取り除くことが出来ない歯石を専用器具を使用して除去していきます。歯石は自分で除去することは困難ですので定期的に歯科医院で、クリーニングしてもらいましょう。

 

 PMTC

PMTCは、様々な専用器具や研磨剤を使用して、歯全体を清掃していくことです。PMTCの目的は、日々の歯磨きでは取り除きれていない歯垢や着色、バイオフィルムの除去が目的です。特にバイオフィルムを除去し歯の表面をツルツルにすることによって、汚れの再付着の防止につながります。このことによって、虫歯や歯周病のリスクも軽減されます。

審美治療の効果イメージ

 

 フッ素塗布

フッ素塗布を行うことによって、歯質の強化、歯の再石灰化の促進につながります。そして、虫歯予防には、欠かせない予防法です。フッ素塗布は、「子供にするもの」と思われがちですが、幅広い年齢の方にも効果はあります。定期的にフッ素塗布を行うことは、とても大切です。

 

《まとめ》

オーラルケアを行うことは、虫歯予防・歯周病予防において、とても大切なことです。また、歯科医院で定期的に検診を受けることで、早期発見・早期治療につながります。お口の中の病気で、歯を失っていくと、全身疾患を引き起こすリスクが高くなります。オーラルケアをしっかりすることで、お口の中の健康はもちろんのこと、全身の健康を維持することができます。これからも、オーラルケアを行って健康を維持していつまでも、食事が楽しめる人生を歩んでいきたいですね。

 

オーラルケアについてお話ししましたが、何か気になる点がございましたら、お気軽にご相談ください。

 

 

 

 

 

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