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マウスピース矯正・インビザライン part 1

2024年4月17日

最近の歯科矯正において、特に話題になっている事と言えば、マウスピース矯正です。以前は、歯科矯正と言えば、歯にワイヤーやブラケットを装着し、矯正を行うことが一般的でした。

最近では、透明なマウスピースを使用して、歯を正常な位置に移動させ、矯正を行う方法が、増えてきています。「マウスピース矯正で歯が、本当に綺麗にそろうのかな?」「期間や費用は、どれくらいかかるかな?」 という質問が多く聞かれます。

 

本日は、マウスピース矯正・インビザラインについてお話します。

マウスピース矯正とは、プラスチックでできたマウスピースを1日のうちの20時間以上装着し、歯を移動させていく矯正方法です。そして、同じマウスピースをずっと装着するのではなく、1週間~2週間ごとに少しずつ形の異なるマウスピースを着け替えていきます。

 

マウスピース矯正のメリット・デメリットをお話します。

《メリット》

・薄くて透明なマウスピースなので、目立ちにくく、審美的に良い

・食事をする時、歯磨きをする時など、取り外しが可能なので口腔ケアをしやすく、衛生的

・ブラケットを使用したワイヤー矯正に比べて、違和感が少なく会話しやすい

・ホワイトニングなどの治療も矯正しながら同時に行うことができる

・金属アレルギーの方にも十分な対応ができる

《デメリット》

・1日20時間以上装着しなければならないので、歯みがきや食事の時以外は、装着しする必 要がある

・困難な症例はマウスピースだけでは、矯正できない。                  (ワイヤー矯正に比べてマウスピース矯正は、適応症例が少なく限られています。マウスピース矯正を希望されてもワイヤー矯正を選択しなければならないケースもあります。)

・自己管理が必要

・食事中はマウスピースを外さなければならない                    (マウスピースを装着したり、外したりすることは、慣れれば比較的にスムーズにできるのですが、その都度、取り外すのが面倒なことと感じられる方もいらっしゃいます。そのような方には、マウスピース矯正は、お勧めできません)

《マウスピース矯正では難しい ケース》

マウスピース矯正は 、ワイヤー矯正に比べて、適合症例が少ないと言われています。

では、どのようなケースはマウスピース矯正では難しいのでしょうか。

 

小臼歯 抜歯をし、歯を大きく 移動して矯正する場合

歯科矯正治療を希望した患者様で、奥歯の1つ手前の歯を抜歯して歯を並べる スペースを作って矯正します。と言われることがあります。 このようなケースは、歯を大きく 移動させて矯正することになります 。マウスピース矯正の場合、 歯を移動させる長さは 6mm 程度なので マウスピース矯正では、困難なことが多いです 。1つ 例を挙げると、重度な叢生の場合は、 顎の大きさに比べ 1つ1つの歯の大きさが大きいため 歯が正常な位置に放出することが難しく、重なり合って生えてきます。

不正咬合・叢生

このようなケースでは、 小臼歯の葉を抜歯して歯を萌出する スペースを作り、正常な位置に葉を移動させて矯正することになります。 ワイヤー矯正では、十分可能な 矯正ではありますが 、マウスピース矯正では、困難になることがあります。 マウスピース矯正は抜歯しないで治すことができることが、適応症例と言えると思います。

 

重度の反対咬合・ 前歯の前突の場合(骨格の異常のある場合)

反対咬合でも 、前歯の前突の場合でも、軽度なケースであれば マウスピース矯正で治すことができます。 しかし、 骨格に異常があり 反対咬合や 前歯の前突になっているケースでは、歯を移動させることだけでは難しく 外科的治療も併用していく必要があります。

反対咬合

 

前歯の前突

インプラントが多数入っている場合

インプラントは、人工物であるため 矯正力を加えてもインプラントを動かすことはできません 。そのため マウスピース矯正は難しくなります。 ただ 、ワイヤー矯正の場合は、インプラントを固定源として、他の歯を移動させることができるため 、全ての症例ではありませんが 矯正治療ができるケースもあります。

 

歯ぎしりや 食いしばりをしている場合

普段から歯ぎしり、食いしばりをしている方は 、ワイヤー矯正を選択した方がいいと思います。 歯ぎしり 食いしばりをしていると、マウスピースが壊れてしまうことがあります 。マウスピースが壊れてしまうと 、初めから作り直しをしなければなりません 。治療が思うように進めることができません。

 

永久歯が完全に生え 揃っていない場合

永久歯が生え揃っていなくて乳歯が残っている場合は 、マウスピース矯正が難しくなります。 マウスピース矯正が、全くできない。というわけではありません。 小児矯正において 、マウスピース矯正を使用しているケースもあります。 しかし、 よくあるケースですが、 乳歯が抜けたり 新たに永久歯が生えてきたりするとマウスピースが合わなくなってしまう場合があります。 もちろん、 そのような時は 、治療計画のやり直しをして新しく マウスピースを作成すればいいのですが 、治療期間や 費用が追加でかかることがあります。小児においては保護者さんとしっかりと カウンセリングを行い 事業計画を立てていかなければなりません。

ワイヤー矯正とマウスピース矯正の比較

《ワイヤー矯正》

★審美性・・・歯の表面にブラケット・ワイヤーが装着されているので、審美的に良くない

★衛生面・・・装着をつけたままで取り外しが出来ないため、歯みがきが難しく、衛生的に           良くない

★対症症例・・・歯の大きな移動が可能であるため、症例が広い。また、抜歯を伴う矯正治療も可能

  《マウスピース矯正》

★審美性・・・透明な装置で目立ちにくい

★衛生面・・・着脱可能なので、外して歯みがきができるので衛生的

★対症症例・・・歯の移動量が限られている。抜歯が必要な矯正治療においては、困難なケースが多い

 

マウスピース矯正のおすすめの人

・見た目を気にする方

・矯正中 もしっかりと歯磨きをしたいと思う方

 

マウスピース矯正の歴史

最近になって マウスピース矯正が多くの話題になっていますが、 実は 1997年にアメリカのアラインテクノロジー社がマウスピース 型を矯正装置を開発し、 1999年 アメリカでマウスピース矯正が開発されました 。日本でも2006年にマウスピース矯正が開始されております 当時の マウスピース矯正は肉眼 や平面のデータで歯の移動量を推測し治療を行っていたのですが、 難易度が高く精密、 正確に矯正治療を行うことが難しかったようです。 しかし 現在では、 3 Dデジタル機器を用いて、 審査 診断を行うことで、より精密で正確な矯正治療が行うことができるようになりました。 今思うと マウスピース矯正は数年前から始まったように感じますが、 日本では18年前から始まっているのです。 マウスピース矯正を行っているメーカーは、たくさんありますが、 アライン社が開発した インビザラインがマウスピースによる矯正装置として一番多く使用されています。 当院でも 、インビザラインを使用して マウスピース矯正を行っています。

 

光学印象 スキャナー、アイテロ の必要性

ワイヤー矯正においても 、マウスピース矯正 においても、患者さん 一人一人に口腔内の模型を作成し 矯正装置を作る必要があります。 以前は、印象材で患者さんの口腔内の歯型を取り、それに石膏を流し 模型を作成していました。 しかし最近のマウスピース矯正 においては、 光学印象スキャナーを使用することによって、口腔内の模型をデータ化し矯正装置を製作することができるようになりました 。このことによって、より精密に矯正装置が作れます。マウスピース矯正が正確に、また短期間で治療ができるようになったと言えます。 最近の歯科治療においては、 マウスピース矯正だけではなく歯科治療の補綴物 においても光学印象スキャナーを使用することがあります。 歯の位置や 噛み合わせの状態をカメラでデジタル撮影し、それをデータ化し 補綴物など 製作していきます。 歯科治療においての 精密さ スピード感ができ 出てきています。

 

アイテロ

 

プライムスキャン

 

当院では 、マウスピース矯正を行う場合は 光学印象スキャナー アイテロ、補綴物を作成する場合は 、プライムスキャンを使用しています。

今後は 、歯科治療において光学印象が増えてくるかもしれません 。マウスピース矯正 においては 、まだ 適応症例は限られていますが、 マウスピース矯正を希望される方が増えてくるかもしれません。

マウスピース矯正 において興味がある方、 希望したい方はお気軽にご相談ください。

 

 

 

 

 

 

 

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