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インプラント治療後の歯磨き!注意点や歯磨き粉の選び方を解説!

2024年4月19日

こんにちは。鳥取市東町にある歯医者「山根歯科医院」です。

インプラントについて説明している歯科医師

インプラントは人工物ですが、しっかりと歯磨きをしないと口腔トラブルの原因になります。

「インプラント治療後はどのように歯磨きをしたらいいの?」「歯磨き粉を使ってもいいの?」など、インプラント治療後の歯磨きについて疑問をおもちの方がいるのではないでしょうか。

そこで今回は、インプラント治療後の歯磨きの方法や歯磨き粉の選び方について解説します。インプラント治療後の歯磨きについて知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

インプラント治療後にしっかり歯磨きをしないと

インプラントの歯磨き

インプラントは、人工物なので歯磨きしなくても問題ないと思っている方がいるのではないでしょうか。結論から述べると、インプラントは人工物なので虫歯になることはありません。

しかし、インプラント周囲炎を発症する可能性があります。インプラント周囲炎とは、インプラント周囲の組織が炎症を起こす疾患で、インプラントを失う大きな原因のひとつといわれています。

インプラント周囲炎に罹患するとインプラントを支えるあごの骨や歯茎が炎症を起こします。初期は歯茎の炎症や出血などの自覚症状がみられ、進行するとインプラントを支える骨が溶けだして、最終的にはインプラントが抜け落ちることもあります。

インプラント周囲炎の原因はインプラント周囲に残るプラークです。インプラント周囲炎を予防するためには、しっかりと歯磨きをして、インプラント周囲に残ったプラークを除去することが重要といえます。

インプラントの寿命を長く保つためにも、歯磨きをしてしっかりとケアすることがポイントになるでしょう。

インプラント治療後に歯磨きをするときのポイント

インプラント治療後の歯磨きのポイント

インプラント治療後に歯磨きをするときのポイントについて、以下に解説します。

毛先が細い歯ブラシを使う

インプラント治療後は、毛先が細い歯ブラシを使用するとよいでしょう。

インプラント周囲炎を予防するためには歯の表面に残るプラークを除去する必要があります。毛先が細い歯ブラシを使用するとインプラントと歯茎の境目までしっかりと磨くことができるでしょう。

ただし、毛先が細い分、当たる面積が少ないため汚れを落とすのに時間がかかります。そのため、しっかりと時間をかけて丁寧に磨く必要があるでしょう。

補助清掃用具を使う

歯ブラシだけでは歯と歯の間などの細かい部分に付着した汚れを落とすことは難しいです。デンタルフロスや歯間ブラシなどの補助清掃用具を使用して磨き残しがないようにしましょう。

ご自身の歯並びに合った補助清掃用具がわからない方は、歯科医師・歯科衛生士に相談すると適切なものを教えてもらえます。

インプラント治療後に使う歯磨き粉の選び方

歯磨き粉

インプラント治療後はインプラント周囲炎を予防するだけでなく、健康な歯を守るためにもしっかりと歯磨きをして口腔内を清潔な状態に保つことが大切です。

しかし、インプラント治療後の歯磨き粉はどのようなものを使用したらいいのかわからないという方も多いかと思います。

以下に、インプラント治療後に使用する歯磨き粉の選び方について解説します。

研磨剤や顆粒の入った歯磨き粉は避ける

研磨剤や顆粒の入った歯磨き粉には歯の表面の着色汚れを落とす効果があるため、着色汚れが気になって使用している方も多いと思います。

しかし、インプラント治療をおこなった方は、研磨剤や顆粒の入った歯磨き粉は避けましょう。研磨剤や顆粒の粒子がインプラントと歯茎との間に入り込むと、炎症を引き起こす可能性があります。

また、歯周病や加齢によって歯の根が露出している部分に荒い粒子の研磨剤や顆粒が配合されている歯磨き粉を使用すると、歯が削れて知覚過敏などの原因になりかねません。

舌で触った時にザラつきを感じるほどの大きな粒子が配合されている歯磨き粉は使用しないようにしましょう。

フッ素入りの歯磨き粉は使用できる

インプラント体の多くは素材にチタンを使用しています。チタンはフッ素に触れると腐食することがあるため、フッ素入りの歯磨き粉は使用しないほうがいいのか疑問に感じている方もいるでしょう。

しかし、市販で売られている歯磨き粉に含まれるフッ素は低濃度であるため、インプラントを腐食させるリスクはありません。インプラント治療後もフッ素入りの歯磨き粉を使用しても問題ないといえるでしょう。

フッ素には、歯の質の強化・虫歯菌の活動の抑制・唾液の再石灰化の促進などといった効果があるため、口の中を虫歯になりにくい環境に整えることが期待できます。周囲の歯の健康を守るためにも積極的に取り入れるようにしましょう。

インプラント治療後に歯磨きをするときの注意点

インプラント治療後の歯磨きの注意点

インプラントの治療のステップによって口内環境は異なるため、各ステップに合わせた方法で歯磨きをする必要があります。

インプラント治療後の歯磨きで注意する点は、以下のとおりです。

インプラント外科手術後

インプラント手術直後は歯茎が傷付いた状態です。傷付いた歯茎を刺激すると傷口の治りが遅くなり、細菌感染を引き起こす可能性があるため注意しましょう。

ブラッシングをする際は、やわらかめの歯ブラシを使用して歯茎に刺激が加わらないように優しく歯磨きをしてください。うがいも激しくおこなうと再出血する可能性があるため、術後は口に含んで軽く流す程度にしましょう。

傷口が治ってきた段階で歯ブラシの毛の硬さも変えていきます。歯ブラシを変えるタイミングは一人ひとり異なるため歯科医師の指示に従いましょう。なお、インプラント以外の部位は通常通り歯磨きをして、プラークのない清潔な口内環境に整えることが大切です。

インプラント治療完了後

インプラント治療が完了した後は、他の歯と同じように通常どおり歯磨きをします。

歯ブラシだけで落とせる汚れは6割程度といわれています。今まで歯ブラシだけで歯磨きを終えていた方は注意が必要です。残りの4割の汚れは歯ブラシでは落とすことが難しい歯と歯の間に残ります。

そのため、歯と歯の間の汚れはデンタルフロスや歯間ブラシなどの補助清掃用具を使用してしっかり落とすようにしましょう。補助清掃用具を活用することで、歯ブラシでは行き届かない部分に付着した汚れも落とすことができます。

インプラント治療後はメンテナンスを受けよう!

口のメンテンスをしている男性たち

インプラントの寿命は10〜15年程度といわれており、ブリッジや入れ歯よりも長く使うことが可能です。

ただし、インプラントを長く使い続けるためには、ふだんからしっかりとケアを行う必要があります。毎日のセルフケア以外にも、定期的に歯科医院でメンテナンスを受けて確認してもらうことが大切です。

歯科医院のメンテナンスでは、インプラントに異常がないか確認するほか、口の中全体に虫歯や歯周病などのトラブルがないか確認します。磨き残しがある場合は、その部位に合った適切な歯磨き方法を指導してもらえます。

また、口腔内のクリーニングを受け、ふだんの歯磨きでは落としきれない汚れを除去してもらうことで、虫歯やインプラント周囲炎になりにくい口内環境に整えることができます。

インプラント治療後、3ヶ月〜半年に1回のペースでメンテナンスを受けるように指示されるケースが多いです。インプラントを長く使い続けるためにも、メンテナンスはかならず受けましょう。

まとめ

インプラント治療の説明を受けている女性

インプラントは人工物なので虫歯になることはありません。

しかし、インプラント周囲炎にかかる可能性があるため、インプラント治療後はしっかりと歯磨きをして汚れを落とす必要があります。

インプラント治療後はインプラントと歯茎との境目や被せ物の表面にプラークが残らないように、意識して歯磨きをすることが大切です。歯ブラシでは行き届かない部分は、デンタルフロスや歯間ブラシなどを使用して汚れを除去しましょう。

ドラッグストアや歯科医院などでは、さまざまな種類の歯ブラシ・歯磨き粉が売られています。使用している歯ブラシや歯磨き粉が適切か不安に感じている方は、歯科医師・歯科衛生士に相談してアドバイスを受けるといいでしょう。

インプラントを検討されている方は、鳥取市東町にある歯医者「山根歯科医院」にお気軽にご相談ください。

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