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インプラントを除去するケースは?費用や除去後の対処法も解説!

2024年5月10日

こんにちは。鳥取市東町にある歯医者「山根歯科医院」です。

除去されたインプラント体

インプラントは長期間にわたって使用が可能ですが、ときには除去しなければならないことがあります。

どのような場合にインプラントを除去しなければならないのでしょうか。また、インプラントを除去する場合、どれくらいの費用がかかるのでしょうか。

今回は、インプラントの除去が必要となるケースや除去にかかる費用、除去後の対処法について詳しく解説します。

インプラントを除去するケース

インプラントの除去中のイメージ

インプラントの除去が必要なケースは、以下のとおりです。

インプラント周囲炎

インプラント周囲炎とは、インプラント周りの組織に炎症が起こる病気です。インプラント周囲炎の主な原因は、不十分な歯磨きやメンテナンス不足による細菌感染です。また、インプラントに過度の力がかかりすぎることも原因の一つとされています。

インプラント周囲炎が進行すると顎の骨が吸収されて、インプラントがぐらつき、噛むのが難しくなります。さらに顎の骨の吸収が進むと、最終的には除去が必要になるのです。

そのため、歯茎の腫れ・出血など、インプラントやその周囲に異常を感じた場合は、早めに歯科医院を受診することが重要です。早期に対処できれば、インプラントの除去を避けられるでしょう。

インプラントの破損

インプラントそのものが破損した場合も、除去の対象となります。インプラントはチタン合金などの強度の高い金属で作られています。

しかし、食事や歯ぎしりなどによってインプラントに負荷がかかり続けると、破損することがあるのです。

破損したインプラントをそのままにすると、インプラント周囲炎を発症したり、噛み合わせが悪くなったりなど、さまざまな問題が発生することがあります。そのため、インプラントが破損した場合は、除去しなければならないのです。

金属アレルギーの発症

金属アレルギーがある方でもインプラント治療を受けることは可能です。

インプラントにはチタンという金属が使用されることが一般的です。チタンは生体親和性が高く、金属アレルギーの主な原因となるニッケルやコバルト、水銀、パラジウム、クロムなどの金属は含まれていません。

ただし、非常に稀にではありますが、チタンに対してアレルギー反応を起こす方もいます。チタンによってアレルギーの症状が現れていると分かったら、インプラントを除去しなければなりません。

インプラント治療を考えているけれども金属アレルギーが心配という方は、事前に歯科医師にそのことを伝え、アレルギーテストを受けるとよいでしょう。

神経損傷

私たちの顔にはたくさんの神経が通っており、特に口の周りに多く存在します。これらの神経は感覚を司るもので、顔の感覚や動きに関わっています。

下顎には下歯槽神経という神経が通っています。この神経は歯の根っこの近くを通っているため、損傷しないようにインプラント体を埋め込む必要があるのです。

もし、神経を損傷すると感覚麻痺やしびれなどの症状が現れる可能性があり、症状が改善されない場合は、インプラントを除去する必要があります。

インプラント治療による神経損傷を防ぐためには、治療前の検査が非常に重要です。より詳細な検査ができる歯科用CTを導入している歯科医院を選ぶと良いでしょう。

上顎洞への迷入

上の奥歯の部分には上顎洞という空洞があります。この部分の骨は他の部分に比べて薄くなっており、インプラントを埋め込む際に、インプラントがその位置からずれて上顎洞側に移動し、さらには鼻腔内に入り込むことがあります。

このようにインプラントが予定の位置からずれることをインプラント体の迷入といい、インプラントが上顎洞に迷入すると、鼻から膿が出たり、鼻の中に違和感が生じたりします。そのため、迷入したインプラントは除去しなければならないのです。

インプラントはどのように除去する?

除去されたインプラント体

インプラントの除去方法は骨の状態によって異なります。

まず、顎の骨の吸収が進んでいる場合は、引っ張るだけで取り出せることがあります。この場合は、顎の骨を削る必要はありません。

一方で、顎の骨が残っている場合には、特殊な器具を使ってインプラントを取り出します。インプラントのネジを埋め込むときと逆方向に回してゆっくりと抜き取ります。

状況によっては、周囲の顎の骨を少し削る場合もあります。これは、インプラントが顎の骨にしっかりと固定されていて、簡単には抜けない時に行われる方法です。

インプラントの除去は局所麻酔を用いて行われるため、手術中の痛みはほとんどありません。

しかし、インプラントの除去後は、手術した部分に痛みや腫れが出ることがあります。痛みや腫れは数日で治まることがほとんどですが、痛みや腫れがひどい場合や、症状が長引く場合は、歯科医師に相談しましょう。

インプラント除去にかかる費用

インプラントの除去にかかる費用のイメージ

インプラント除去にかかる費用は、保険が適用される場合と、自費診療の場合で異なります。

保険適用の場合

インプラントを埋め込んだ歯科医院以外で除去の手術を受ける場合は、保険が適用されます。また、除去の手術を行う前には、レントゲン画像を準備する必要もあります。

保険診療でインプラントを除去する場合にかかる費用は、3割負担で1本あたり1,400円程度です。

自費診療の場合

インプラントを埋め込んだ歯科医院でインプラントを除去する場合は、保険が適用されません。保険が適用されない場合、インプラントの除去にかかる費用は全額自己負担になります。

しかし、多くの歯科医院では患者さんの負担を軽減するために保証制度を設けています。治療後に発生するかもしれない問題に対して、ある程度の保証を行うというものです。

保証の内容は歯科医院によって異なりますが、インプラント治療後に予期せぬ問題が発生した際に、無償または一部負担で再治療を受けられるようになっています。

インプラント治療を検討している場合は、保証制度について事前によく確認するようにしましょう。

インプラント除去後は再治療できる?

インプラント除去後の再治療のイメージ

インプラント除去後、再治療できるケースとできないケースがあります。

以下に詳しく解説します。

再治療できるケース

インプラントを除去した原因を改善できれば、再治療を受けることが可能です。

インプラント周囲炎が原因でインプラントを除去した場合、細菌感染部を完全に取り除き、炎症が改善されていれば再治療を受けられます。また、神経損傷によってインプラントを除去した場合、神経の状態が改善されたのを確認できたら、再治療が受けられます。

再治療できないケース

再治療できないケースは、手術後に再度トラブルになるリスクが高い場合です。

再治療ができないケースは、主に以下のとおりです。

炎症や細菌感染が改善されていない

炎症や細菌感染が改善されていないと再治療はできません。炎症や細菌感染が完全に改善されていないと、新しいインプラントを入れても同じ問題が再発する可能性があるためです。

喫煙習慣がある

喫煙習慣がある方も再治療を受けられない場合があります。喫煙によって血流が悪くなると、インプラントと顎の骨が結合しにくくなります。

さらに、喫煙によって血流が悪くなり、免疫力が低下すると、インプラント周囲炎などの問題を引き起こす原因となるのです。

喫煙者は必ずしも再手術を受けられないというわけではありませんが、喫煙習慣があると治療に影響を及ぼす可能性があるため、手術前に喫煙習慣を見直すことが勧められるのです。

歯ぎしりや食いしばりの癖がある

歯ぎしりや食いしばりの癖がある方も再治療を受けられない場合があります。インプラントを埋め込んだ部分の顎の骨が少しずつなくなることを、骨吸収といいます。

特に、歯ぎしりや食いしばりの癖があると無意識のうちに歯に強い力を加えてしまうため、インプラントに過度の負担がかかり、骨吸収が起こりやすいとされています。

顎の骨が減るとインプラントをしっかりと支えられなくなり、結果的にインプラントの除去または脱落につながることがあるのです。再治療を受けるためには、歯ぎしりや食いしばりの癖を改善する必要があるでしょう。

まとめ

インプラント除去について説明している歯科医師

インプラントは入れ歯やブリッジに比べて長期的に使用できる点が魅力ですが、場合によっては除去しなければならないことがあります。その主な理由として、インプラント周囲炎やインプラントの破損、神経損傷、インプラントの迷入などが挙げられます。

インプラントを除去した後に再治療を受けるときは、除去の原因が完全に改善されている必要があります。例えば、インプラント周囲炎が原因の場合、完治していることが再治療の条件です。また、直接的な原因が改善されたとしても、喫煙している人は再治療を断られるケースがあります。

インプラントの除去を避けるためにも、適切にケアを行い、定期的にメンテナンスを受けましょう。

インプラントを検討されている方は、鳥取市東町にある歯医者「山根歯科医院」にお気軽にご相談ください。

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