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入れ歯の種類と選択ポイント

2024年6月26日

歯を抜いて、歯を失ったあと、入れ歯を使用している方が多くいらっしゃると思います。入れ歯を使用している方の中には、「現在使用している入れ歯が合わない」「入れ歯を新しく作ろうか迷っている」「どんな種類の入れ歯があるのだろうか」など、いろいろ考えて悩まれておられるのではないでしょうか。

本日は、入れ歯の種類と選択のポイントについて、お話します。これから、入れ歯を新しく作る時に役立てて頂けたらと思います。

まず、入れ歯の種類は、大きく分けて、部分入れ歯と総入れ歯の2つに分けられます。それぞれ、保険内のもの、保険外(自由診療・自費治療)のものがあります。当院では、それぞれメリット・デメリットについて丁寧に説明し、患者様の口腔の状態・患者様の希望・治療費などを考え、患者様に一番ベストな入れ歯を選択していただくようにしています。

 

《部分入れ歯と総義歯について》

まず、入れ歯は、どのようなものなのか・・・入れ歯とは. 抜歯などで歯を失った時.、失われた歯を補う役目をする装置です 。入れ歯には大きく分けて 部分入れ歯と総入れ歯に分けられます 。

部分入れ歯
部分的な欠損がある場合 、その部分を補うための装置を部分入れ歯と言います。 金属のフレームやレジンプラスチックから作られた床に人工歯が取り付けられています 。そして、その床を固定するために、隣接する歯に 留め金クラスプ(クラスプ) を引っ掛けている装置です。
総入れ歯
全ての歯を失った場合に、使用される入れ歯を総入れ歯と言います。 総入れ歯 の場合は 、部分入れ歯と違って、 留め金 (クラスプ)はありません。 従って、 総入れ歯の場合、 口腔内の形状( 歯茎や骨格)に合わせて作られた入れ歯になります。 そのため 、口腔内の形状にぴったりと合っていないと食事や 会話をしている時に、動いて外れてしまうことになります 。また、物がうまく噛めない ・顎が痛い・ 会話しにくいと言ったことが起こる可能性があります。

《保険適用の入れ歯と保険外の入れ歯について》

部分義歯( 保険適用)
 床部分がレジン (プラスチック)でできており、 部分床を固定するため 留め金が使用されています。
総入れ歯(保険適用)
総入れ歯で、保険適用されるのは、床がレジン( プラスチック)でできている レジン 床義歯です。 保険適用の入れ歯は、部分義歯、総入れ歯でも床はレジン 床(プラスチック)の素材を使用することになります 。この床にあたるレジンは、強度が弱く ある程度の厚みがないと破折してしまいます 。そのため 食事の時、また装着時に違和感を感じ、 場合によっては、発音しにくいことがあります。また 、食事の時は味が分かりにくいと感じることがあります。

《保険適用の入れ歯のメリット・デメリット》

★メリット
・保険適用となるので治療費が安価であ
・床がレジンなので、調整や 修理 がしやすい
★デメリット
・床がレジンで厚みがあるので違和感を感じる。
・変色しやすい
・寿命が短い 2〜3年
・部分義歯の場合は、 留め金が見え審美的に不自然である
・ 床に厚みがあるため 味が分かりにくい
・強く噛めない
入れ歯

《保険適用外の入れ歯について》

保険適用外の入れ歯は歯科医院によって取り扱いが異なることがあります。 当院で使用している入れ歯をご紹介いたします。
・バルプラストデンチャー
・ 金属床義歯
・ インプラント併用のオーバー ベンチャー
★バルプラフトデンチャー
バルブラストデンチャーは、特殊なナイロン樹脂で作られており 、保険的 用の 入れ歯と比べて 柔軟性があります。 とても軽い素材であることが特徴です。 そのため 入れ歯をはめた フィット感が優れていて、 従来の入れ歯に比べ 違和感が少ないのが特徴です。 また、金属の留め金を使用していないため 審美性に優れている一面もあります。  ナイロン樹脂を使用しているため 柔軟性があり 、破折したり割れたりすることが、少ない入れ歯です。金属を使用していないため 金属アレルギーの心配もありません。
★金属床義歯
金属床義歯は 、コバルトクロムや、 チタンという素材を使用して作られている入れ歯です。 素材が金属のため 保険適用の入れ歯に比べ 強度があり、 破折することがありません。 また、 保険適用の入れ歯に比べ 薄く作ることができるため、 口腔内に装着した際の違和感が少なくなります。
★インプラント併用のオーバー ベンチャー
インプラント併用のオーバー ベンチャーとは 、インプラントと入れ歯を組み合わせて作る入れ歯です 。まず 、インプラントを顎骨内に埋め込み 、その上にデンチャーを固定します。 従来の入れ歯に比べて ピタッとくっついて入れ歯が安定しているデンチャーです。 このことによって、食事の時 や会話する時に外れたり、入れ歯が動いたりすることがないので、入れ歯の違和感が大きく減少します。 また、噛む力が向上し、硬い食べ物でも噛み切れます。 多くの場合は、 総入れ歯のケースに使用されます。

《保険外デンチャーチのメリット・デメリット》

★メリット
・デンチャー 装着時の違和感が少ない ・寿命が長い
・噛む力が向上し、硬い食べ物でも食べることができる
・ 見た目が自然で神秘的に良い
・ 汚れが付着しにくく衛生的である

★デメリット
・保険適用の入れ歯に比べ治療費が高い
・修理が困難なことが多い

 

《入れ歯の選択基準》

①入れ歯の種類の選択
入れ歯には、部分入歯と、 総入れ歯 の2つの種類があります。
部分入れ歯は、 一部分の歯が失われた場合に使用し 、総入れ歯は、歯が全部失った場合に使用する入れ歯です。 口の中の状態を考慮して選択する必要があります。

②費用
入れ歯を選ぶ時は、どのくらい 治療費がかかるのかを考えていかなければなりません。 保険適用の入れ歯は、治療費は安価です。逆に、保険外の入れ歯は、自費診療となるため 治療費は高額になります 。そのことはしっかりと 考慮して入れ歯を選択する必要があります。

③歯科医師と相談
まずは 、ご自分の口の中を把握しなければなりません。 その上で、入れ歯の種類 ・特徴、 メリット・デメリットを考え 、入れ歯の選択をしていきます。 例えば 、治療費が安いので保険の入れ歯を選択しました。ところが、入れ歯を装着すると違和感があり、 入れ歯を装着できない患者様が何人か いらっしゃいます。 もし、 違和感 も少なく食事を楽しみたいという希望であれば、 保険外の入れ歯を考えてみる必要があります。患者様の要望、予算、入れ歯の種類のメリット、デメリットなどを考えて、歯科医師と相談してから、どの入れ歯が自分に合っているかを考えなければなりません。

ここまで、入れ歯の種類と選択のポイントについてお話ししました 。
ここで一つ 気をつけていただくことがあります 。
それは、入れ歯のケアです 。
いくら ご自身に合った入れ歯を入れていたとしても、 入れ歯のケアを怠ると長持ちしませんので、 最後に入れ歯の手入れについてお話しします。

 

《入れ歯の手入れのポイント》

・柔らかい歯ブラシで入れ歯の汚れを除去する
・食後必ず入れ歯を洗浄する
・水またはぬるま湯につけて洗浄する
・就寝前に、入れ歯洗浄剤を使用する
・歯科医師に定期的に見ていただき 調整を行う

以上のことを念頭に入れて、入れ歯の手入れをしてください 。

〜よく聞く 間違った 手入れの仕方 〜

❌歯磨き粉を使用して磨く
❌硬い歯ブラシを使用して磨くなど

 

インプラント周囲炎の放置はNG

歯磨き粉には、 研磨剤が含まれているため 入れ歯が削れ、合わなくなってしまいます。 また、硬い歯ブラシを使用すると入れ歯の表面に傷がついてしまいます。 気をつけてください。

 

皆さんが、これからも自分にベストな入れ歯をつけて、 いつまでも 楽しい食事ができることを願っています。

 

また、 気になる点 や疑問点に思うことがあれば、 お気軽にご相談ください。

 

 

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