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メタルボンドとは?特徴や他のセラミックとの違い、費用などを解説!

2024年6月28日

こんにちは。鳥取市東町にある歯医者「山根歯科医院」です。

メタルボンドの歯

セラミック治療とは、セラミックの素材を使用した詰め物、被せ物の治療のことを指します。セラミックにはさまざまな種類があり、それぞれ特徴が異なります。その中でも、メタルボンドは硬く丈夫であるため、使用を検討されている方もいるのではないでしょうか。

今回は、メタルボンドがどのような素材で、ほかのセミラックとはどのような点が異なるのかを解説し、メリットやデメリット、費用などもご紹介します。

メタルボンドとは

メタルボンドをはめている模型

メタルボンドは、セラミック治療で用いる素材の一つです。中身は金属で、外側をセミラックで覆った素材のことを指します。金属とセラミック両方の利点を兼ね備えていて、見た目は天然歯のように白いですが、同金属の強度により通常のセラミックより割れにくいです。

メタルボンドの特徴

メタルボンドの特徴イメージ

メタルボンドには、以下の特徴があります。

強度が高い

セラミック素材は強い衝撃を受けると割れる可能性があるため、奥歯に入れるのは難しいこともあります。メタルボンドは内側が金属で強度が高いため、奥歯に使用しても問題なく使えます。

光を当てると暗く見える

メタルボンドは中が金属であるため、光を当てると少し暗く見えます。そのため、前歯などの目につきやすい歯には不向きといえます。

上述した通り、強度の高さから奥歯に使用されることが多いです。奥歯は目立ちにくい歯なので、少し暗く見えたとしても気にならないでしょう。

金属アレルギーのリスクがある

メタルボンドは金属を使用している以上、金属アレルギーのリスクはゼロではありません。少しでも金属アレルギーの心配のある方にはおすすめできません。

また、金属アレルギーをお持ちの方は選択できません。

メタルボンドとほかのセラミックとの違い

メタルボンドとほかのセラミックとの違いイメージ

メタルボンドの内側は金属ですが、セラミック素材で金属を使用しているのはメタルボンドだけです。そのため、一切金属を使用していない他のセラミックと比較すると、メタルボンドは内側の金属の色味が透けることがあるため、審美性は劣ります。

また、金属アレルギーのリスクも避けられません。

しかし、金属を使用しているからこその強度はメリットでしょう。患者さまの考え方やお口の状態、治療する部位などを考慮して、使用するセラミックを選択する必要があります。

メタルボンドのメリット

メタルボンドのメリットイメージ

メタルボンドは、比較的歴史のある素材です。現在は研究が進みさまざまなセラミックが開発されていますが、それでもメタルボンドが選ばれる場面も少なくありません。

メタルボンドのメリットは、以下の通りです。

強度が非常に高い

メタルボンドの最大のメリットは、内側が金属であるため非常に強度が高いことです。他のセラミックでも耐久性は優れていますが、強い衝撃が加えられると割れやすいものもあります。

強い歯ぎしりや食いしばりは天然の歯にも大きなダメージを与えますが、セミラックの場合、割れてしまうこともあります。割れるリスクが心配される奥歯には、メタルボンドを選択する方も少なくありません。

エビデンスが蓄積されている

メタルボンドが登場したのは1950年代で、それ以来長きにわたり多くの方の治療に使用されてきました。優れた特性のある治療方法でも、数十年後の経過がわからないのでは不安という方もいるでしょう。

その点、メタルボンドはすでに多くの症例やエビデンスが蓄積されており、治療法が確立しています。トラブルにも対応しやすいので、不安なく使用できるでしょう。

保険診療の被せ物と比較すると見た目がよい

セラミック治療の中で美しい仕上がりが期待できるのは、オールセラミックやジルコニアなどが挙げられます。メタルボンドはそれらの素材と比較すると見た目は劣りますが、銀歯やCAD/CAM冠と比べれば天然歯に近い仕上がりが期待できます。

セラミック治療としては費用が安い

メタルボンドは自由診療であるため、歯科医院によって価格が違いますが他のセラミック治療よりは安価であることが多いです。できる限り費用を抑えてセラミック治療を受けたい方は選択してもいいかもしれません。

メタルボンドのデメリット

メタルボンドのデメリットイメージ

メタルボンドのデメリットは、以下の通りです。

金属アレルギーのリスクがある

セラミック治療は、保険診療の被せ物と比較して長持ちしやすいメリットがあります。そのため、トラブルがなければ多くの方が長期間セラミックを使うことができます。

しかし、メタルボンドの場合、長年の使用で徐々に金属が溶け出し、金属アレルギーの症状を引き起こす可能性があります。金属アレルギーの原因がメタルボンドの場合、除去しなければ症状が改善されないでしょう。

噛み合う天然歯を傷つける可能性がある

メタルボンドは強度が優れていますが、天然歯よりも硬いため噛み合う天然歯を傷つける可能性があります。強い負荷のかかる箇所に使用できる素材ではありますが、噛み合う歯の状況を確認する必要があります。

他のセラミックと比べて審美性が劣る

審美性を優先させたい場合は、メタルボンドはおすすめできません。内側が金属なので、周りの歯より暗く見えることもあるでしょう。

周囲の天然歯と馴染む違和感のない白さを望む場合は、オールセラミックなど他の素材を選択したほうがよいでしょう。また、場合によっては内側の金属が見えてしまうこともあります。

歯茎が変色することがある

内側の金属が溶け出すことで、歯茎が黒っぽく変色する可能性があります。歯茎の色が悪いと不健康に見えるので、見た目が気になる方にはおすすめできません。

メタルボンドが向いている人とは

セラミック治療でコストを抑えたいイメージ

メタルボンドは内側が金属であるため、他のセラミック治療とは違う特徴のある素材です。以下のように、その特徴をメリットにできる方なら使用しても良いでしょう。

割れないか心配な方

奥歯は大きな負荷がかかる箇所であるため、強度によっては被せ物が割れることがあります。セラミック治療は1本10万円前後の費用が必要であるため、できる限り長持ちさせたいと考える方が多いでしょう。

割れてしまうリスクを考えた場合、割れにくいメタルボンドを選択すると良いかもしれません。

信頼性の高い治療を受けたい方

新しい素材は優れた性質を備えていることが多いですが、将来どうなるのかわからないことを不安に感じる方もいるでしょう。メタルボンドはセラミック治療の中でも長い歴史をもつ素材なので、信頼性はあります。

費用を抑えてセラミック治療を受けたい方

「保険診療にはしたくないけど、セラミック治療でできる限り費用を抑えたい」という方もいるでしょう。この場合も、メタルボンドが適しているかもしれません。

メタルボンドは、オールセラミックやジルコニアなどと比べると費用を抑えて治療できます。

保険診療では見た目が気になる方

銀歯は奥歯でも目立ちますし、CAD/CAM冠よりもっと自然なほうがいいと考える方もいるでしょう。見た目を重視するのであればオールセラミックが良いですが、見た目に加えて強度にもこわりたい方にはメタルボンドが適しているかもしれません。

メタルボンドの費用

メタルボンドの費用イメージ

メタルボンドは、他のセラミック治療と同じように自由診療です。そのため、銀歯やCAD/CAM冠と比較すると費用は高いです。

しかし、耐久性は保険診療の素材より優れているので、短いスパンで治療を繰り返すことを考えればコストパフォーマンスは悪くありません。

メタルボンドの費用の相場は、1本7万円~10万円程度です。他のセラミック治療では1本10万円以上かかるケースもあるので、費用を抑えて治療できます。

まとめ

メタルボンドをはめて綺麗な口元になった人

セラミック治療の中で歴史の長いメタルボンドは、これまで多くの方に選択されてきました。内側が金属であるため、割れにくく見た目は天然歯に近くなるため、そのメリットは大きいといえます。

しかし、他のセラミック治療とは異なり、金属を使用している点を踏まえておく必要があります。金属アレルギーのリスクはもちろんですが、歯茎が黒くなる、他のセラミックより審美性が劣るというデメリットもあります。

自分にあう治療がどんなものか悩んだ時は、歯科医師に相談しましょう。

メタルボンドを検討されている方は、鳥取市東町にある歯医者「山根歯科医院」にお気軽にご相談ください。

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