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床矯正とは?メリット・デメリットや費用も解説!

2025年3月14日

こんにちは。鳥取市東町にある歯医者「山根歯科医院」です。

床矯正を装着してもらう子ども

子どもの歯の矯正方法のひとつに、床矯正(しょうきょうせい)があります。床矯正は、歯列を広げて歯を綺麗に並べるスペースを確保する方法で、将来的な歯列矯正における抜歯を防ぐことができます。

床矯正にはメリットもあればデメリットもあるため、矯正方法を決める際には知っておきたいと考える保護者の方も多いでしょう。

この記事では、床矯正のメリットやデメリット、費用などについて解説します。床矯正について知りたいと思っている方は、ぜひ参考にしてください。

床矯正とは

床矯正の装置を手にする子ども

床矯正とは、小児矯正の一種です。床矯正の特徴や仕組みについてみていきましょう。

床矯正の特徴

床矯正は、歯が生えるスペースを作るための矯正治療です。歯がきれいに並ぶのに十分なスペースがなければ、歯が重なったり倒れたりして歯並びが悪くなります。

成長途中の子どもの骨は柔軟性が高いので、床矯正では特性を活かして歯列を拡大します。

デコボコの歯を矯正するには抜歯をして、歯が動くスペースを確保しなければなりませんが、床矯正で歯を並べるスペースを確保しておけば、抜歯を避けることができます。

床矯正の仕組み

床矯正は、プラスチック製のプレートとワイヤーなどから構成される矯正装置です。スクリューと呼ばれるネジを回転させることで、少しずつ歯列を拡大していく仕組みです。なお、床矯正の装置は、食事や歯磨きの際に装置を取り外すことが可能です。

ただし、1日8時間~14時間装着する必要があります。就寝中や日中など、決まった時間に装着することになります。

床矯正のメリット

床矯正のメリットイメージ

床矯正には、他の歯列矯正とは異なるメリットがあります。床矯正の主なメリットは、以下の通りです。

抜歯のリスクを軽減できる

床矯正では、歯を綺麗に並べるためのスペースを確保できます。

歯列矯正を行う場合、歯を動かせるスペースが少なければ抜歯が必要になることがあります。健康な歯を抜くことに抵抗を感じる方は少なくありません。

しかし、床矯正を行っていれば将来的に歯列矯正を受ける際でも、抜歯がを回避できる可能性が高くなります。

治療による痛みが少ない

床矯正の治療は、痛みが少ないという特徴があります。他の矯正方法では歯に圧力がかかるため、痛みを覚えるお子さまも多いです。

装着していれば次第に慣れてきますが、装着当初から慣れるまでは痛みのせいで食事ができなくなるなど、日常生活で不便さを感じることもあるでしょう。

一方、床矯正は弱い力でゆっくり矯正を行うため、治療による痛みは少ないといわれています。痛みが強いと治療を続けられないお子さまもいるため、痛みが少ないことはメリットといえます。

食事がしやすい

床矯正で用いる矯正装置は、食事の際などには取り外すことが可能です。固定式の装置は食事の際も装置が口腔内に固定されているため、お子さまが痛みや違和感で食事をしにくくなることがあります。

床矯正ならばこれまで通りに食事ができるため、不便さを感じることは少ないでしょう。

また、矯正装置を取り外せるため、好きな物を食べられる点もメリットです。固定式の装置を使用する場合は、硬いものや粘着性のある食べ物は避けなければなりませんが、床矯正は気にせずに食事ができます。

手入れがしやすい

床矯正は自由に取り外しができるため、歯磨きの際には矯正装置を取り外して歯を磨くことができます。固定式の場合は矯正装置の周辺は歯ブラシが届きにくく、磨き残りが原因で虫歯になることも多いです。

床矯正ならば、これまで通りに歯を磨くことができるため虫歯のリスクを抑えられるでしょう。また、矯正装置自体もお手入れがしやすいです。歯ブラシなどで優しく洗うだけで汚れを落とせるお手入れのしやすさも、メリットといえるでしょう。

床矯正のデメリット

床矯正のデメリットイメージ

床矯正はメリットだけではなく、デメリットもあります。デメリットについても理解した上で、治療を検討するようにしましょう。床矯正の主なデメリットは、以下の通りです。

自己管理しなければならない

床矯正は取り外し可能なため、自己管理が必要です。1日8~10時間以上の装着が必要で、装着時間を守らなければ計画通りに治療することができません。お子さまが勝手に取り外したりしないように、保護者の方がサポートする必要があります。

また、床矯正は定期的にスクリューを回転させて装置を広げて、歯列を拡大していきます。保護者の方が医師の指示に従い、1~2週間に一度スクリューを回転させることを忘れずに行わなければなりません。

発音に影響が出ることがある

床矯正の治療開始当初は、口腔内に装置があることに慣れず、発音しにくくなるというお子さまもいます。口腔内に直接入れる装置なので、慣れるまでは話しにくさを覚えるかもしれません。

1~2週間もすれば慣れることが多く、通常通り話せるようになります。

歯ぎしりで破損することがある

床矯正の装置は、就寝中と日中1〜2時間ほど装着するよう指示されることが多いです。歯ぎしりが癖になっている場合は注意が必要でしょう。歯ぎしりによって矯正装置に負担がかかると、装置が壊れる可能性があるためです。

歯ぎしりの癖がある場合は、ナイトガードを装着するなど工夫して治療を進めることが大切です。癖そのものを改善できる場合もあるため、歯科医師に相談すると良いでしょう。

他の矯正が必要になる場合がある

床矯正は、顎の骨が小さいなど、歯が綺麗に生えてくるスペースがない場合に用いられる矯正方法です。歯列を拡大して歯が生えてくるスペースを作ることが目的になるため、床矯正だけでは歯並びが綺麗にならないケースがあります。

このような場合は、他の矯正方法を検討する必要があります。床矯正では、大きく歯を動かしたり歯の向きを変えたりすることはできません。歯並びの乱れが重度の場合は他の治療法の併用や別の治療法の検討が必要になるため、まずは歯科医師への相談が必要です。

床矯正は大人もできる?

床矯正は大人でもできるのかを考えている女性

床矯正の治療は、主に6歳~11歳頃に治療をすることが望ましいとされています。成長段階の骨格に合わせて少しずつ歯列の幅を広げることで、綺麗に歯が生えてくるようにサポートします。

ただし、12歳以上は床矯正で治療できないというわけではありません。骨格や歯並びの状態によっては、床矯正による治療が可能な場合もあります。

成長期の子どもと比べると歯列の拡大が難しいため、治療期間が長くなりやすい点は把握しておいたほうがよいでしょう。

床矯正の費用

床矯正の費用イメージ

床矯正の費用相場は、20万円~40万円ほどです。この費用の中には、検査費や装置の費用、通院費用などが含まれていることが多いです。

他の矯正治療と同様に、床矯正にも保険が適用されないため、歯科医院ごとに費用が異なります。複数の歯科医院の費用を比較検討すると同時に、費用だけではなく通院のしやすさや設備なども考慮して歯科医院選びを行うことが重要です。

まとめ

床矯正の治療をして笑顔で食事をする親子

床矯正は大人も受けられる矯正方法ですが、乳歯から永久歯に生え変わるタイミングで始めることが一般的です。お子さまの歯が斜めや重なって生えてきていると気付いたら、床矯正を検討したほうが良いかもしれません。

ただし、必ずしも床矯正の治療が合っているとは限りません。床矯正は歯列を拡大することが目的の治療で、歯の位置調整を行う治療ではないためです。

まずは歯科医師に相談し、お子さまにあった治療法を相談してはいかがでしょうか。

お子さまの歯並びが気になる保護者の方は、鳥取市東町にある歯医者「山根歯科医院」にお気軽にご相談ください。

当院は、痛みに配慮した優しい治療を心がけて診療を行っています。むし歯・歯周病治療だけでなく、矯正治療や小児歯科、インプラント治療など、幅広い診療に力を入れています。

ホームページはこちら予約・お問い合わせも受け付けておりますので、お気軽にご連絡ください。

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