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急速拡大装置ってどのような装置?メリットや注意点も解説!

2025年3月28日

こんにちは。鳥取市東町にある歯医者「山根歯科医院」です。

急速拡大装置を調整しているイメージ

「子どもの歯並びを整えたい」「子どもの矯正治療の方法を知りたい」とお考えの方は多いでしょう。急速拡大装置とは、6歳~12歳の乳歯と永久歯が混合している時期に使用して顎を広げ、永久歯が正しく並ぶスペースを作るための装置です。

顎の成長を促し、歯並びの乱れの原因である顎の狭さを解消することを目的としています。

今回は、急速拡大装置のメリットや注意点、治療期間などについて解説します。

急速拡大装置ってどのような装置?

急速拡大装置のイメージ

急速拡大装置とは、歯科矯正治療の一環として上顎の幅を広げるために使用されます。上顎が狭い場合には、歯が重なり合ったり噛み合わせが悪くなったりすることがあります。

急速拡大装置を使用することで、上顎を左右に広げ、歯が正しく並ぶスペースを確保します。

急速拡大装置のメリット

急速拡大装置のメリットイメージ

急速拡大装置にはさまざまな利点があります。特に、混合歯列期の子どもの顎の成長に合わせて使用されるため、他の矯正方法と比べて身体への負担が少ない点が大きな魅力です。

矯正治療の効率が向上する

急速拡大装置を活用すると、短期間で上顎を広げることが可能になります。永久歯と乳歯が混在する混合歯列期にこの装置を使用することで、将来的に生えてくる永久歯のための十分なスペースを確保できます。

その結果、歯列矯正の準備期間が短縮され、通常よりもスピーディーに治療の効果を実感できるようになります。

顎の自然な成長をサポートできる

成長期の子どもに急速拡大装置を使用すると、外科手術を行わずに自然な成長を促せます。顎が適切に広がれば、抜歯をせずに歯並びを整えることができるため、体への負担を軽減できる点も大きなメリットです。

呼吸や発音の改善につながる

上顎が広がることで、鼻腔が拡張され鼻呼吸がしやすくなります。口呼吸から鼻呼吸へ移行できれば、歯並びの乱れを引き起こす要因を減らし、虫歯や歯周病のリスクを抑えることが可能です。

さらに、舌の位置が改善されることで、発音が明瞭になりやすくなるという効果も期待できます。

急速拡大装置のデメリット

急速拡大装置のデメリットイメージ

急速拡大装置には多くの利点がありますが、一方でいくつかの欠点も存在します。治療を受けたことを後悔しないためには、メリットだけでなくデメリットについてもしっかり理解しておきましょう。

不快感や痛みが生じる

急速拡大装置を装着すると、不快感や痛みを覚えることがあります。顎を広げるには強い力をかける必要があるため、特に装着直後は痛みが出やすいとされています。

食事や会話など、日常生活に支障が出るほど痛みが続く場合は、早めに歯科医師に相談することが推奨されます。

発音しづらくなる

急速拡大装置をつけると、発音に影響が出ることがあります。特に、装着初期は舌の動きが制限されるため、サ行やタ行などの発音が不明瞭になりやすく、話しづらさを感じることがあります。

ただし、多くの場合、数週間ほどで舌が装置に適応し、徐々に発音しやすくなります。発音の違和感を軽減するためには、意識的に発声練習を行うとよいでしょう。必要に応じて歯科医師に相談しながら、適切な対策を取りつつ治療を進めていくことが大切です。

取り外しができない

急速拡大装置は固定式のため、装着後に自分で取り外すことができません。そのため、食事中に違和感を覚えることや、不便を感じることがあります。装置の破損を防ぐためにも、硬い食品や粘着性の高い食べ物を避けるなどの配慮が必要です。

また、歯磨きの際にブラシが届きにくく、汚れが落としにくくなる点にも注意が必要です。

装置が目立ちやすい

急速拡大装置は上顎に取り付ける固定式の矯正装置であり、口を開けた際に目立ちやすい特徴です。特に金属の装置は、笑ったり話したりする際に周囲の目に留まりやすく、見た目を気にする人にとっては気になる場合もあります。

急速拡大装置を使用するときの注意点

急速拡大装置を使用するときの注意点を説明する歯科衛生士

急速拡大装置を使用する際には、注意すべき点がいくつかあります。不適切な使用を続けると、顎や歯に悪影響を及ぼす可能性があるため、正しいケアを心がけることが重要です。

定期的にメンテナンスを行う

急速拡大装置は食べかすが付着しやすく、そのまま放置すると虫歯や歯周病を引き起こす要因になり得ます。そのため、毎日の歯磨きを丁寧に行い、装置の細かい部分までしっかり清掃することが大切です。

特に、歯ブラシが届きにくい箇所は、デンタルフロスや専用クリーナーを使用すると効果的です。加えて、歯科医院で定期検診を受けることで、装置の状態を確認し、必要に応じて適切なメンテナンスを行えます。

日頃のケアを徹底し、歯科医師の指導に沿って治療を進めることで、快適に使用できるでしょう。

口内の清潔を保つ

急速拡大装置は固定式のため、取り外して洗うことができず、食べかすや汚れが付着しやすいです。装置の周りに汚れが溜まると、虫歯や歯周病のリスクが高まるため、毎日の適切な歯磨きと装置のケアが欠かせません。

細かい部分には歯ブラシが届きにくいため、歯間ブラシやデンタルフロスを併用しましょう。さらに、自宅でのケアだけでは十分に汚れを取り除けないこともあるため、定期的に歯科医院でクリーニングを受けましょう。

専門的なケアを併用することで、装置を清潔に保ち、口腔内の健康を維持できます。

適切な調整が不可欠

急速拡大装置は、スクリューを回して徐々に顎の幅を広げる仕組みです。無理に急激な調整を行うと、顎に痛みが生じることや歯に過度な負担がかかることがあります。特に、適切な調整がされないと歯根にダメージを与え、顎関節に悪影響を及ぼすリスクがあります。

そのため、歯科医師の指示に従い、適切な間隔で慎重に調整を行うことが重要です。また、装置を使用中に強い痛みや違和感がある場合は、無理せず早めに歯科医院に相談するようにしましょう。

定期的な診察を受けることで、顎の状態を確認しながら安全に治療を進めることが可能です。

飲食に注意する

急速拡大装置を装着している間は、粘着性の高い食品や硬い食品に注意が必要です。例えば、キャラメルやガムなどの粘り気の強い食べ物は装置に絡みつきやすく、取り除くのが難しくなることがあります。

また、せんべいやナッツなどの硬い食べ物は装置に過度な負担をかけ、破損や変形の原因になることがあります。装置が壊れると、治療の遅れや追加の費用が発生する可能性があるため、食べ物の選び方には十分注意しましょう。

さらに、誤った食べ方をすると口内を傷つける恐れもあるため、装置を装着している間は慎重に食事をすることが大切です。適切な食習慣を身につけることで、スムーズに治療を進め、トラブルを未然に防げます。

急速拡大装置で治療する場合にかかる期間と費用

急速拡大装置で治療する場合にかかる期間と費用イメージ

急速拡大装置を用いた治療の期間や費用は、治療内容や歯科医院ごとに大きく異なることがあります。治療を開始してから後悔しないためにも、事前に歯科医院で詳細を確認することが大切です。

治療期間

急速拡大装置の装着期間は、患者さまの歯並びの状態や治療計画によって異なりますが、一般的には3〜6ヶ月程度とされています。さらに、装置を取り外した後も、矯正した状態を維持するために一定期間保定装置を装着する必要があります。

費用

急速拡大装置の治療費は、装置の種類や施術を行う歯科医院によって異なり、相場はおよそ10万円から30万円とされています。費用には、装置本体の価格に加えて、定期的な診察費用や追加の治療費が含まれる場合もあります。

治療を始める前に、歯科医院で総額の見積もりを確認し、追加費用が発生する可能性についても把握しておくことが重要です

まとめ

急速拡大装置の治療をしている笑顔の親子

急速拡大装置は、6歳~12歳の成長期の子どもに使用される矯正装置で、上顎を広げることで歯並びを整え、永久歯が正しく生えるスペースを確保する治療法です。これにより、歯列矯正の準備がスムーズになり、呼吸や発音の改善も期待できます。

ただし、装着時の違和感や発音への影響、食事の制限といったデメリットもあるため、適切なケアと定期的な歯科検診が重要です。治療期間は3~6ヶ月ほど、費用は10万~30万円程度が目安です。治療を検討する際は、歯科医師と相談しながら適切な方法を選びましょう。

急速拡大装置による治療を検討されている方は、鳥取市東町にある歯医者「山根歯科医院」にお気軽にご相談ください。

当院は、痛みに配慮した優しい治療を心がけて診療を行っています。むし歯・歯周病治療だけでなく、矯正治療や小児歯科、インプラント治療など、幅広い診療に力を入れています。

ホームページはこちら予約・お問い合わせも受け付けておりますので、お気軽にご連絡ください。

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