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噛み合わせ治療の費用相場は?種類や保険適用の有無まで徹底解説!

2025年5月30日

こんにちは。鳥取市東町にある歯医者「山根歯科医院」です。

噛み合わせの治療法であるマウスピースとワイヤー矯正の器具を手に持った歯科医のイメージ

噛み合わせのずれは、食事時の違和感だけでなく、歯ぐきや顎関節に負担をかけ、頭痛や肩こり、歯のすり減りといった症状を引き起こすことがあります。治療法は多岐にわたりますが、費用が気になる方は多いでしょう。

本記事では、各治療の費用相場、保険適用範囲、医療費控除の仕組み、治療期間、そして放置した場合のリスクまでをわかりやすく解説します。ぜひ最後までご一読ください。

噛み合わせの治療法

噛み合わせの治療法について説明するイメージ

噛み合わせを改善するための主な治療法は、以下のとおりです。

矯正治療

矯正治療は、歯の位置を調整して正しい噛み合わせを実現する方法です。ブラケットやワイヤー、マウスピース型の矯正装置を使用し、歯列の乱れを整えます。これにより、咀嚼機能が向上し、顎や歯への負担が軽減されます。

また、見た目の改善も期待できるため、審美的な面でもメリットがあります。

補綴治療

補綴治療は、噛み合わせが低い場合や歯が欠けている場合に行われる治療法です。クラウン(被せ物)やブリッジ、インプラントを用いて歯を補綴し、噛み合わせの高さやバランスを改善します。咀嚼機能の回復だけでなく、見た目の改善も期待できます。

顎関節症の治療

顎関節に問題がある場合、スプリント(マウスピース)を使用して顎関節や咬合の状態を整えます。スプリント療法は、顎の緊張を和らげ、顎関節症などの症状を改善する効果があります。

ただし、スプリントは一時的な症状の緩和を目的としており、根本的な治療には他の方法を併用する必要があります。

外科治療

顎の骨格に問題がある場合、ワイヤーやマウスピースによる矯正のみでは改善が難しく、外科的処置を検討します。手術では上顎または下顎の骨を切除し、位置や形状を調整します。処置は全身麻酔下で行われ、通常は1〜2週間の入院が必要です。

手術前にはCTや模型分析で綿密に診断を行い、薬剤による痛み管理や腫れ対策を行います。退院後はブラッシング習慣を維持しながら歯科クリニックで定期検診を受けつつ、矯正装置を併用して噛み合わせを定着させます。

最終的な治療期間は骨の回復速度や矯正計画により異なりますが、概ね2〜4年が見込まれます。

噛み合わせ治療にかかる費用

噛み合わせ治療にかかる費用のイメージ

噛み合わせ治療にかかる費用の目安は、以下のとおりです。

矯正治療の費用

歯並びや噛み合わせを整える矯正治療には、ワイヤー矯正とマウスピース矯正があります。ワイヤー矯正は、表側矯正で約70万〜100万円、裏側矯正で約100万〜150万円が相場です。

マウスピース矯正は、部分矯正で10万〜40万円、全体矯正で60万〜100万円程度となります。これらの治療は、基本的に保険適用外の自由診療となるため、費用は全額自己負担となります。

ただし、先天性の疾患や顎変形症など特定の症例では、保険適用となる場合もあります。詳細は歯科クリニックで確認してください。

補綴治療の費用

補綴治療は、欠損した歯を補うための治療で、クラウンやブリッジ、インプラントなどがあります。保険適用のクラウン(レジン前装冠)の場合、3割負担で約3,000〜5,000円程度です。自費診療のクラウンは、素材によって費用が異なり、5万〜15万円程度が相場です。

インプラントは、基本的に保険適用外の自由診療となり、1本あたり30万〜50万円程度が一般的です。

スプリント療法の費用

スプリント療法は、顎関節症や噛み合わせの調整に用いられる治療法で、マウスピースを装着して顎の位置を安定させます。保険適用の場合、費用は数千円〜1万円程度です。自費診療の場合は、1万〜3万円程度が一般的でしょう。

使用するマウスピースの種類や顎の状態によって費用が変動することがあります。また、定期的な調整や再作製が必要となる場合もあるため、継続的な費用も考慮する必要があります。

外科的な処置の費用

顎の骨の位置や形状に問題がある場合、外科的な処置が必要となることがあります。このような手術は、保険適用の条件を満たす場合は3割負担で約60万〜80万円程度となります。

一方、保険適用外の自由診療となる場合は、100万円以上の費用がかかることがあります。手術の内容や施設によって費用は異なるため、事前に確認が必要です。

噛み合わせ治療は保険が適用される?

噛み合わせ治療は保険が適用されるか考えるイメージ

噛み合わせ治療において、保険が適用されるかどうかは、治療の目的や患者さまの症状によって異なります。一般的に、見た目の改善を目的とした矯正治療は保険適用外となりますが、機能的な問題がある場合や特定の条件を満たす場合には、保険が適用されることがあります。

保険が適用される主な条件

以下のようなケースでは、噛み合わせ治療に保険が適用される可能性があります。また、これらの治療を受ける際には、厚生労働省が定めた施設基準を満たし、地方厚生局に届け出をしている保険医療機関での治療が必要です。

  • 厚生労働大臣が定める疾患に起因する咬合異常
  • 永久歯の萌出不全による咬合異常
  • 顎変形症に対する外科的矯正治療

唇顎口蓋裂やダウン症候群など、特定の先天性疾患が原因で噛み合わせに問題が生じている場合、保険適用の対象となります。また、前歯や小臼歯の永久歯が3本以上萌出していない場合で、埋伏歯開窓術が必要なケースでは、保険が適用されることがあります。

顎の骨格に異常があり、外科手術を伴う矯正治療が必要な場合、手術前後の矯正治療に保険が適用されます。

噛み合わせ治療は医療費控除の対象?

噛み合わせ治療は医療費控除の対象か考えるイメージ

噛み合わせの不良が咀嚼機能や顎関節に支障をきたし、日常生活の質を低下させる場合、その治療費は医療費控除の対象になります。美容を目的とした矯正は対象外ですが、機能回復を目指す矯正装置や外科手術は医師の診断に基づく医療行為として認められます。

控除を受けるには、歯科クリニックで発行された診療明細書や領収書を確定申告時に提出してください。

控除対象となる治療の条件

医療費控除の適用には、以下の要件をすべて満たす必要があります。まず、治療が機能回復を目的として医師から指示されていることです。次に、年間の医療費総額が10万円または所得金額の5%を超えていることが挙げられます。

そして、支払いを証明できる領収書や診療明細に治療内容が具体的に記載されていることです。

噛み合わせの治療にかかる期間

噛み合わせ治療にかかる期間のイメージ

噛み合わせの乱れから食いしばりなどで顎に痛みが生じている場合、初期段階ではマウスピースを装着して経過を観察することが一般的です。この治療では、顎の症状が安定するまで定期的に診察を受ける必要があり、概ね3ヶ月から6ヶ月ほどの期間を要します。

一方、矯正装置を用いて噛み合わせを根本的に改善する治療を選択される場合は、一般的に2年から3年程度の治療期間が見込まれます。治療期間は、お口の状況によって大きく異なりますので、まずは歯科クリニックで詳細な相談をしてみましょう。

噛み合わせが悪いまま放っておくリスク

噛み合わせが悪いまま放っておくリスクのイメージ

噛み合わせが悪いままの状態でいるリスクは、以下のとおりです。

顎関節症の発症リスクが高まる

噛み合わせが適切でない状態が続くと、顎関節に不均一な圧力がかかり続けます。その結果、顎の痛みや開閉時のクリック音、口が大きく開けられないといった顎関節症の症状が現れやすくなります。

これらの症状を放置すると、炎症が慢性化し、食事や会話に支障をきたすことがあるため、注意が必要です。早期にマウスピースの装着や噛み合わせの調整を行い、顎への負担を軽減して症状の悪化を防ぎましょう。

顔の輪郭や筋肉バランスが崩れる

長期間にわたり噛み合わせが悪い状態が続くと、咀嚼時に特定の筋肉のみが過度に働き、顔の筋肉バランスが乱れることがあります。その結果、顔の左右差やエラの張りが目立つようになるだけでなく、表情筋の緊張から慢性的な頭痛や首・肩こりを引き起こす可能性もあります。

このように、噛み合わせの問題は見た目の印象だけでなく、身体の不調にもつながる問題です。早期に噛み合わせの調整を検討しましょう。

歯の摩耗や欠損を招く

不適切な噛み合わせは、特定の歯に過度な力を集中させ、歯の表面がすり減ったり欠けたりする原因となります。歯のエナメル質が薄くなると、虫歯や歯周病のリスクも高まり、その後の治療が複雑化する可能性があります。

消化器官への負担が増加

噛み合わせが整っていないと、食物を十分に咀嚼できないまま胃腸へ送ることになります。また、咀嚼回数が減ると唾液の分泌も少なくなり、消化酵素の働きが低下して消化不良を引き起こしやすいため、胃もたれや腹痛の原因となる可能性が高まります。

食事を楽しみ、栄養を効率よく吸収するためにも、噛み合わせ治療でしっかり噛める環境を整えることが大切です。

まとめ

噛み合わせの治療をして笑顔の女性

噛み合わせの治療には、矯正治療、補綴治療、スプリント療法、外科手術など多岐にわたる方法があります。これらの治療にかかる費用は、保険適用の有無や選択する治療法によって、数千円から100万円程度と大きく異なります。

保険が適用されるのは、先天性疾患や顎変形症、永久歯の萌出不全といった特定の条件に限られます。

しかし、機能回復を目的とした治療であれば、自由診療であっても医療費控除の対象となることがありますので、詳細は歯科クリニックで確認すると良いでしょう。噛み合わせの問題を放置すると、全身の健康に影響が及ぶ可能性があります。

早期に診断を受け、計画的に治療を進めるようにしましょう。

噛み合わせの治療を検討されている方は、鳥取市東町にある歯医者「山根歯科医院」にお気軽にご相談ください。

当院は、痛みに配慮した優しい治療を心がけて診療を行っています。むし歯・歯周病治療だけでなく、矯正治療や小児歯科、インプラント治療など、幅広い診療に力を入れています。

ホームページはこちら予約・お問い合わせも受け付けておりますので、お気軽にご連絡ください。

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