こんにちは! 鳥取市東町にある山根歯科医院です。
以前は、歯列矯正治療といえば銀色のワイヤーを装着するといったワイヤー矯正が主流でした。

現在ではもちろん、ワイヤー矯正で行うケースもありますが、 マウスピース矯正も多くなっているように思います。マウスピース矯正と言っても色々な種類があります。インビザライン 、アソアライナー 、キレイラインなどです。

当院では、米国のアライン・テクノロジー社が開発した インビザラインを使用しています。このインビザライン矯正は ワイヤーや ブラケットを使用せずに透明なマウスピースを使用して歯並びを改善する矯正治療です。
★歯並びが悪いので治したい!
★矯正したいけど、ワイヤーは見た目が悪く、目立つから乗り気になれない。
★噛み合わせが悪く、物が上手く噛めない。
とお困りではありませんか?

このような患者様の悩みを解決してくれるのが インビザライン矯正です。


インビザラインの特徴
・矯正治療中でも人に気づかれにくい
インビザライン矯正では、矯正装置として透明なマウスピースを使用しています。 矯正中であっても、マウスピースを装着しているかどうか、ほとんど見分けがつきません。矯正装置が目立つのが気になる方は、マウスピース矯正がおすすめです。

・食事制限がない
矯正治療には、ワイヤー矯正とマウスピース矯正があります。ワイヤー矯正の場合、 キャラメルやガムなどの絡みつきやすい食べ物や固い食べ物を摂取すると矯正装置が外れたり、たわんだりすることがあるため、食べ物には注意する必要があります。 しかし、インビザライン矯正では、マススピースを外して食事をするので、食事の制限はありません 。基本的には、何を食べても大丈夫です。

・口腔内が衛生的である
マウスピースは、取り外しが可能なので、普段通りに歯磨きを行うことができます。歯と歯の磨きにくいところは、デンタルフロスや歯間ブラシを使用することができます。ワイヤー矯正の場合は、歯磨きがしにくく 汚れの取り残しが目立ちます。マウスピース矯正は、マウスピースもしっかりと洗浄できるので口腔内を清潔に保つことができます。

・矯正におけるシュミレーションが可能
当院では、iTero(アイテロ) という専用の口腔スキャナーで歯を撮影し、矯正治療におけるシュミレーションが可能になります。シュミレーションと言われてもピンとこない方もいらっしゃるかと思います。アイ テロで患者様の歯を撮影し、 現在の歯並びの状態から矯正治療後の歯並びの状態をAIでシュミレーションし、その結果を患者様にお見せすることができるのです。この事前シュミレーションを行うことによって、矯正後「もっと綺麗に動くと思っていたのに。」と後悔することが軽減し 、逆に患者様からこんなに綺麗に治るの!?という気持ちや、モチベーションが上がり安心して治療を受けることができる点もメリットかと思います。


・痛みが少ない
インビザラインでは、1枚のアライナーで歯を動かす量は、0.25mm 以下です。ワイヤー矯正と比べて、弱い力で歯を動かすのでワイヤー矯正と比較しても痛みが少ないと言えます。また、ワイヤー矯正の場合、ブラケットや ワイヤーが口唇に引っかかり、口内炎ができることがあります。マウスピース矯正の場合は、そのような痛みがありません。 安心して使用できる矯正治療だと考えています。

・歯の動きの確認が可能
インビザラインの治療法では、 クリンチェックと呼ばれるコンピューター画像で治療計画を3 Dシュミレーションを行います。最初に行うシミュレーションで、ビフォー・アフターをお見せするのですが、患者様に治療計画を説明する時は、クリンチェックを行います。ワイヤー矯正では、治療計画は矯正医が頭の中で考えていきます。治療の動き方を患者様の見える形で説明することはできません。その点、インビザライン矯正では、歯がどの位置で、どのように動くといった形で患者様に見える形で治療効果を確認することができます。困難な症例では、クリンチェックをしても理想な歯並びにならないことも分かります。その場合、インビザライン矯正ではできないためワイヤー矯正をおすすめすることがあります。インビザラインの特徴として、理想な歯並びになるかどうか、前もって分かるということもメリットではないかと思います。

・治療期間がわかる
ワイヤー矯正の場合も、ある程度は分かりますが矯正装置が外れたり、破損したりして、矯正期間が延びることがあります。マウスピース矯正の場合、クリンチェックを行うと、枚数が表示され、治療期間の目安が分かります。 歯の動きが悪い場合は、マウスピースを長くつける必要があるため、治療期間が長くなることがありますが、ほとんどの場合の治療期間が確認できます。その点もインビザラインのメリットと言えるでしょう。

・歯列矯正しながらホワイトニングもできる
当院でも、歯並びが気になるし、歯も白くしたいという患者様が増えています。ワイヤー矯正の場合、歯列矯正しながらホワイトニングすることはできません 。しかし、インビザライン矯正では、矯正治療しながらホワイトニングをすることが可能です。インビザラインのマウスピースの内側に、ホワイトニングジェルを使用することで、歯の色を白くしていくことが可能です。

・口内炎の心配がない
ワイヤー矯正では、ワイヤーが外れ、口腔粘膜に傷をつけてしまうことがあります。患者様の中には、歯が動く痛みや、口内炎の痛みと色々悩ましい 問題点があります。しかし、インビザラインの場合は、軽い矯正力で歯を動かすため、歯が動く痛みは少なく、口内炎の心配がありません。マウスピースが歯全体を覆っているため矯正装置によって口内炎を起こす心配がないのです。

インビザラインの注意点
①装着時間の管理
当院では、インビザライン矯正においては、患者様にマウスピースを1日20時間〜22時間以上の装着をお願いしております。装着時間が短いと計画通りに歯を動かすことが困難になります。基本的にインビザライン矯正は、食事と歯磨きの時はマススピースを外しますが、それ以外は装着していだだきます。

飲み物に関して、水などの飲み物は、マウスピースをつけたままでも大丈夫ですが、糖分の含んだ飲み物を飲むと虫歯になるリスクが高くなります。例えば 、ジュースなどを飲む時は、マウスピースを外して飲んでください。

②マウスピースを清潔に保つ
マウスピースは、食事の時は外します。外した後は、マウスピースを綺麗に洗浄してから再装着するのが望ましいです。食べ物などの磨き残しがあるまま装着すると、虫歯や歯周病の原因になります。注意しましょう。

③定期的にチェックが必要
インビザライン矯正は、ワイヤー矯正と同様に1ヶ月に1度程度通院が必要です。歯の動き具合の確認、 アタッチメントが取れていないかどうかなど、 マウスピースの適合性の確認もしていきます。

④マウスピースを専用ケースへ保管する
マウスピースは、透明なので目立ちにくいです。うっかり ティッシュに来るんで捨ててしまったり、紛失することがあります。必ず、マウスピース専用のケースに保管してください。 万が一紛失した場合は、1つ前のマウスピースに戻し、早めに歯科医院に相談するようにしましょう。

まとめ
インビザライン矯正の特徴と注意点についてお話ししました 。インビザライン矯正で上手くいかない一番の原因は、決められた装着時間を守らないことによるものです。 マウスピース矯正は、ワイヤー矯正に比べて衛生的で目立ちにくいメリットがある反面 、自己管理ができないと矯正治療がうまくいきません。また、 インビザライン矯正では、治療が難しい症例もあります。その場合は、ワイヤー矯正治療も検討しなければなりません。そのあたりは、歯科医師としっかりコミュニケーションをとって納得された上で矯正治療をしていただきたいと思います。

当院は、痛みに配慮した優しい治療を心がけて診療を行っています。むし歯・歯周病治療だけでなく、矯正治療や小児歯科、インプラント治療、ホワイトニングなど、幅広い診療に力を入れています。