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乳歯の虫歯は放置しても大丈夫?治療しないリスクを解説

2025年8月15日

こんにちは。鳥取市東町にある歯医者「山根歯科医院」です。

乳歯が虫歯になった男の子

お子さまの乳歯に虫歯が見つかっても「どうせ永久歯に生え変わるから、そのままにしておこう」と考える保護者の方もいるかもしれません。

しかし、乳歯の虫歯を放置すると、次に生えてくる永久歯や、将来の歯並びにまで悪影響を及ぼす可能性があります。

この記事では、乳歯が虫歯になりやすい理由と、治療せずに放置するリスクについて解説します。お子さまが虫歯治療を嫌がる場合の工夫や虫歯の予防策についても紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

乳歯は虫歯になりやすい?

乳歯は虫歯になりやすいか考える親子

乳歯は、永久歯に比べて虫歯になりやすいといえます。ここでは、乳歯の虫歯のリスクが高くなる理由について解説します。

エナメル質が薄い

乳歯は、永久歯と比べてエナメル質が薄いという特徴があります。エナメル質は、歯の表面を覆っている硬い組織です。細菌や熱による刺激などから、歯の内側の象牙質や神経を守る役割を担っています。

しかし、エナメル質は酸に対しては強くありません。虫歯は、細菌が糖分をエサとして酸をつくり出し、エナメル質を溶かすことで発生します。

乳歯のエナメル質は、永久歯のエナメル質と比べて半分ほどの厚みしかありません。そのため、酸によってエナメル質に穴が空きやすく、虫歯が発生しやすいのです。

歯磨きが上手にできない

乳歯の生えている12歳頃までの子どもは、歯磨きが上手にできないケースがほとんどです。特に低年齢の子どもは、歯磨きの必要性を十分に理解できず、保護者による仕上げ磨きも嫌がる場合があります。

毎日の歯磨きが十分にできていない場合、細菌が繁殖して虫歯のリスクが高まります。

甘い食べ物や飲み物を好む

子どもの食生活も、乳歯が虫歯になりやすい理由のひとつです。甘い食べ物や飲み物を好んで頻繁に摂取する場合、口の中が酸性に傾き、歯が溶けやすい状態が続きます。

飴やキャラメルなど、口の中に糖分が残りやすいお菓子を食べたり、だらだらとお菓子やジュースを口にしたりする習慣も虫歯のリスクを高めます。

乳歯の虫歯を治療しないことによるリスク

乳歯の虫歯を放置して体調が悪くなった男の子

「乳歯はいずれ抜けるから問題ない」と考えて放置すると、永久歯に生え変わったあともさまざまなトラブルを引き起こしかねません。ここでは、乳歯の虫歯を治療しないことによるリスクについて解説します。

心身に悪影響を及ぼす

虫歯が神経に到達すると、強い痛みが生じます。痛みが激しくなると、しっかりと噛んで食べることが難しくなり、栄養が不足して成長発達に悪影響を及ぼすおそれがあります。

また、強い痛みがあると精神的なストレスも感じやすくなるでしょう。痛くて眠れなくなったり、日中の活動に集中できなくなったりする可能性もあります。

永久歯の形や色に異常が発生する

乳歯の下では、生えてくる予定の永久歯が成長しています。乳歯の虫歯が進行して歯の根の先にまで炎症が及ぶと、下にある永久歯に悪影響を及ぼしかねません。

例えば、永久歯の形成が妨げられ、形がいびつになったり、表面のエナメル質がうまく作られずに変色したりする可能性があります。虫歯になった乳歯が抜けたあと、健康な永久歯が生えてくるとは限らないのです。

歯並びや噛み合わせが悪くなる

虫歯が原因で乳歯を早く失うと、その隣の歯が空いたスペースに倒れ込み、本来生えてくる永久歯のスペースが不足する場合があります。その結果、永久歯が正しい位置に生えることができず、歯並びが乱れたり、噛み合わせが悪くなったりする可能性があるのです。

将来的に矯正治療が必要になるケースも考えられます。

子どもが虫歯治療を嫌がる場合の工夫

虫歯治療を嫌がる女の子

お子さまが虫歯治療を嫌がることは少なくありません。お子さまが安心して治療を受け、お口の健康を取り戻すには、保護者の方のサポートが不可欠です。

ここからは、子どもが虫歯治療を嫌がる場合の工夫について紹介します。

小児歯科を選ぶ

お子さまの歯科治療には、小児歯科を専門とする歯科医院や、子どもの扱いに慣れている歯科医師やスタッフがいる歯科医院を選びましょう。歯科医院のホームページを見て、子どもへの対応が工夫されているか、普段子どもの虫歯治療をしているかを確認してみてください。

また、キッズスペースがあるなど、お子さまがリラックスできる環境であるかもポイントです。

前向きな言葉掛けを行う

保護者の不安な気持ちは、お子さまに伝わるものです。まずは保護者自身がリラックスし「歯をきれいにしてもらおうね」などとポジティブな言葉掛けを行いましょう。

治療後に褒めることも大切です。決して「言うことを聞かないと歯医者さんに連れて行くよ」といった脅し文句は使わないようにしてください。

歯医者の絵本の読み聞かせやごっこ遊び

歯科医院に行く前に、歯科医師に関する絵本の読み聞かせをしたり、歯医者さんごっこをしたりするのもひとつの方法です。歯科医院の雰囲気に慣れさせ、治療の流れを事前に体験させることで、お子さまの不安を軽減できる場合があります。

お子さまが、歯科医院は怖くないというイメージを持てるよう、楽しめる遊びを取り入れるのがポイントです。

慣れることから始める

低年齢のお子さまや、歯科医院を怖がるお子さまは、慣れることから始めるケースが多いです。最初は診察台に座ってみるだけ、口を開ける練習をするだけ、歯ブラシで軽く触れるだけなど、お子さまのペースに合わせて段階的に進めていきます。

本格的に治療を始めるまでには時間がかかるため、できれば虫歯になる前から歯科医院に慣れておくことが理想です。一度も歯科医院に行ったことのない場合や、少しでも異常を感じた場合は、早めに歯科医院を受診しましょう。

虫歯を予防するためには

虫歯予防に定期歯科検診をする子ども

乳歯の虫歯が重症化するほど、大掛かりな治療が必要となり、お子さまの心身ともに負担を与えます。そのため、普段から虫歯予防を心がけることが大切です。

ここでは、虫歯を予防するための方法について解説します。

毎日の歯磨きを丁寧に行う

虫歯予防の基本は、毎日の丁寧な歯磨きです。乳歯が生え始めたらすぐに、保護者の方がガーゼや綿棒で拭き取り、徐々に歯ブラシへと移行しましょう。小学校低学年までは、お子さま自身で磨いた後、必ず保護者の方による仕上げ磨きを行ってください。

特に、奥歯の溝や歯と歯の間、歯茎の境目は磨き残しが多いため、意識して丁寧に磨くことが重要です。

食生活を見直す

おやつやジュースの与え方を見直すことも大切です。甘いものや粘着性の高い食品は、虫歯菌のエサとなりやすいため、与える時間や量を決め、だらだら食べを避けましょう。おやつの後は、お水やお茶を飲ませたり、歯磨きをしたりする習慣をつけると虫歯予防に効果的です。

よく噛んで食べることも、唾液の分泌を促し、虫歯予防につながります。

フッ素を塗布する

フッ素は、歯の質を強くし、虫歯菌の活動を抑える効果があります。歯磨きの際には、フッ素が含まれる歯磨き粉を使用しましょう。

歯科医院では、より高濃度のフッ素を歯に塗布できます。乳歯だけでなく生え始めの永久歯にも有効なため、歯科医師と相談して適切なフッ素活用法を取り入れましょう。

定期的に歯科検診を受ける

歯の変色や痛みなどの症状がなくても、定期的に歯科検診を受けましょう。歯科医院では、虫歯を早期発見して治療できるだけでなく、歯のクリーニングやフッ素塗布などの予防処置を受けられます。

お子さまの歯並びや、磨き残しの状況に合わせたブラッシング指導も受けると、普段の歯磨きの質も向上できます。また、普段から歯科医院に慣れておくと、虫歯になったときにもスムーズに治療を受けられるでしょう。

定期検診の頻度は、お口の中の状況によっても異なりますが、3ヶ月に一度程度が目安です。歯科医院を受診する習慣をつけ、お子さまの歯の健康を守りましょう。

まとめ

乳歯の虫歯を治療して笑顔の親子

乳歯の虫歯は、痛みによって栄養不足やストレスにつながるだけでなく、のちに生えてくる永久歯の健康や、将来の歯並びに悪影響を及ぼしかねません。

お子さまが安心して虫歯治療を受けるためには、子どもの治療に慣れている歯科医院を選びましょう。歯医者に関する絵本の読み聞かせを行ったり、ポジティブな言葉を掛けたりするのも大切です。

まだ歯科医院を受診したことのない場合や、気になる症状がある場合は、早めに歯科医院を受診しましょう。

乳歯の虫歯治療を検討されている方は、鳥取市東町にある歯医者「山根歯科医院」にお気軽にご相談ください。

当院は、痛みに配慮した優しい治療を心がけて診療を行っています。むし歯・歯周病治療だけでなく、矯正治療や小児歯科、インプラント治療など、幅広い診療に力を入れています。

ホームページはこちら予約・お問い合わせも受け付けておりますので、お気軽にご連絡ください。

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