電話する

地図

予約・問合せ

メニュー
ヘッダーオファー

歯磨き時に知っておくべきこと 

こんにちは。鳥取市東町にある「山根歯科医院」です。

歯磨きは、「虫歯・歯周病予防」「口臭ケア」「全身の健康維持」に直結する基本的なケアです。毎日適切に行うことで効果が大きく変わります。本日は、歯磨きの目的や具体的な手順など、注意すべきことをお話しします。

歯磨きを行ううえで念頭に入れておかなければならないこととは、磨き残しを防ぐことが大切です。その上で、注意事点があります。

①正しい磨き方を行う

②歯磨きの順番を決めて磨く

③歯磨き粉の選択

④歯間清掃器具の使用

などがあげられます。一つずつ説明していきたいと思います。

正しい磨き方を行う

歯のブラッシング方法には、主に4つの方法があります。 バス法、スクラビング法、ローリング法、フォーンズ法などがあります。主に使用されている方法は、バス法とスクラビング法です。

スクラビング法

歯や軸に対して歯ブラシを直角に当てて横に小刻みに動かす磨き方です。この、スクラビング法は、歯垢の除去効果が高く歯周病や虫歯予防に効果的であり、歯並びが悪い人や、高齢者など、幅広い世代におすすめのブラッシング方法です。

スクラッピング法
スクラッピング法

☆バス法

歯ブラシの毛先を歯と歯茎の境目に45度の角度で当て、歯周ポケットに毛先を入れて小刻みに動かして磨く方法です。歯周病や歯肉炎で歯茎が腫れている人は、効果的なブラッシング方法です。また、歯茎のマッサージ効果もあります。

バス法
バス法

☆ローリング法

ローリング法とは、歯ブラシの毛先を歯と歯茎の境目に当て、歯の先端に向かってクルクルと回転させながら磨く方法です。歯茎のマッサージ効果や、プラーク除去する効果があります。健康な歯茎の方には、効果的なブラッシング方法です。ただ、プラーク除去率は、バス法やスクラビング法に比べて劣るため、最近ではスクラビング法とバス法の併用で行われることが多いです。

ローリング法
ローリング法

☆フォーンズ法

上下の歯を軽くかみ合わせた状態で、歯ブラシの毛先を歯の表面に直角に当て、小さな円を描くように磨く方法です。歯ブラシの操作が簡単なので、小さなお子様に適したブラッシング方法です。歯面全体の汚れを効果的に除去することができます。ただ、歯間部や歯と歯茎の境目の汚れは除去しにくいのが欠点です。フォーンズ法を使用する部分は、仕上げ磨きはもちろんのこと、フロスや歯間ブラシなど、歯間清掃器具の併用が必要となってきます。

順番を決めて磨く

患者様に、「毎日の歯磨きは、どこから磨き始めますか?」と質問すると、「順番は適当にしています。」と返ってきました。人それぞれ異なる順番で歯磨きをされていらっしゃるのではないでしょうか。実は、歯磨きの順番を決めることは、とても重要なことです。順番を決めずに、適当に磨いていると、どこを磨いたか、分からなくなってしまい、自分ではしっかり磨いたつもりでも実は、磨き残しができるリスクが高くなります。順番を決めて、全ての歯をまんべんなく磨くことが大切です。では、どの順番で磨いた方が良いでしょうか。

当院では、スタートは、左右どちらからでも、やりやすい方で始めていきます。

①まず、奥歯から下の前歯へ向かって磨きます。奥歯は磨きにくく見えにくい場所にあるため、集中して、歯磨きをしなければなりません。そのため、最初に磨くことをおすすめしています。

②下の前歯から磨いていない方の奥歯へ向かって磨くようにしてください。その時に、注意すべきことは、1本ずつ丁寧に磨いてください。

③上の奥歯から、上の前歯へ向かって磨く。

④上の前歯から磨いてない上の奥歯へ向かって磨くようにしてください。

⑤仕上げに歯が咬み合わさっている部分(咬合面)を丁寧に磨いていきます。は磨きにかける時間においては、最低でも3分以上は、行っていただきたいと思います。歯1本1本を丁寧に磨くためには、3分くらいは必要だと思います。時間がないからと言って急いで磨くと、磨き残しができます。時間に余裕を持って磨くようにしてください。

歯磨き粉の選択

「歯磨き粉は、本当に必要なのかどうか」と考えたことはありませんか?実は、必ずしも必要ではありませんが、使用した方が多くのメリットがあります。

もちろんハブラシで歯垢(プラーク)をしっかり落とすことが最も重要な事ですが、歯磨き粉には、虫歯予防、歯周病予防、知覚過敏の予防、口臭予防など様々な効果が期待できます。

☆虫歯予防

現在の歯磨き粉の最も重要な役割が、フッ素の供給です。フッ素には、虫歯の原因菌の働きを弱め、歯の石灰化を促進し、歯の表面を強化して虫歯になりにくくする働きがあります。フッ素をといえば、子どもの虫歯予防を考える人もいるかもしれませんが、大人の虫歯予防にもとても効果的です。

☆研磨剤による着色の除去

日々の食事によって、着色汚れがついてしまうことがあります。この着色は、歯ブラシだけで除去することが困難です。研磨剤は、これらの歯の表面についた着色汚れを除去することができます。コーヒー、ワインなどによる着色を予防し、白い歯を保つ効果もあります。

抗菌作用

歯磨き粉には、殺菌作用や抗菌作用がある成分が配合されているものがあります。このような歯磨き粉を使用することで、歯ぐきの腫れや出血を抑えることができ、歯周病予防に大いに役立つことになります。ただ、「歯周病に効く歯磨き粉」という言葉から、歯磨き粉で歯周病が治るのではないかと錯覚され方がいらっしゃいます。これは、間違いです。歯ぐきの炎症を抑えたり、歯ぐきを強化したりすることは、歯周病予防に役立ちますが、歯周病を治すことはできません。

口臭予防

歯磨き粉には、殺菌成分が配合されているものがあります。塩化セチルピリジニウム(CPC)やイソプロピルメチルフェノール(IPMP)などが代表的な成分です。これらの成分は、細菌に対する効果があり、口臭予防に役立ちます。また、香味剤や清涼剤が配合されていると、口の中がさっぱりし、口臭予防の手助けになります。

知覚過敏予防

知覚過敏用の歯磨き粉には、象牙細管の表面を石灰化する成分が配合されており、冷たいものがしみるといった症状の緩和が期待できます。

結論から申しますと、歯磨き粉を使用しなくても歯ブラシによる清掃でプラークを除去することは可能です。ただ、歯磨き粉を使用するメリットは大きく歯磨き粉を使用すると、虫歯や歯周病、口臭予防、知覚過敏予防に期待ができます。また、歯磨き粉の選択においては、何を目的にしているか、例えば、虫歯予防にはフッ素の含有量が多いものを選択するといったことを考えてください。

歯間清掃器具の使用

患者さんの中には、「毎日歯磨きをしているのに虫歯や歯周病になってしまう」という悩みをお持ちになる方がおられます。この原因の1つに、歯ブラシでは、汚れを完全に除去できていない部分があるからです。特に多いのが、歯と歯の間の汚れです。当院では、デンタルフロスや歯間ブラシをお勧めしています。

歯間ブラシ デンタルフロス 鳥取市 歯医者

歯間ブラシやデンタルフロスを使用することで、歯と歯の間のプラークを効率よく除去することができます。プラークをしっかりと除去することは、虫歯や歯周病、口臭を予防することができます。

まとめ

今回は、歯磨きにおいて知っておくべきことについてお話ししました。歯磨きは、虫歯や歯周病を予防し、口の中を清潔に保つためにとても重要です。しかし、適切に行わないと、虫歯や歯周病などの口腔内疾患のリスクが高まってしまいます。正しいブラッシングの方法、効果的な順番、歯磨き粉の選択、デンタルフロスや歯間ブラシの併用を行い、口腔内疾患の予防にしっかり取り組んでいただきたいと思います。そして、いつまでも口腔内の健康を維持していただきたいと思います。

気になる点ががございましたら、鳥取市東町にある山根歯科医院にご相談ください。

当院は、痛みに配慮した優しい治療を心がけて診療を行っています。むし歯・歯周病治療だけでなく、矯正治療や小児歯科、インプラント治療など、幅広い診療に力を入れています。

ホームページはこちら予約・お問い合わせも受け付けておりますので、お気軽にご連絡ください。

<< 前のページに戻る



診療スケジュール

当院へのお電話からの問い合わせは0857-38-2118へ

診療時間
9:00~12:30
9:00~13:00
14:30~19:00
-
-
-
/
/
/
-
-
-
/
-
/
休診日:日曜日午後・祝日午後・木曜日
★ 変則診療時間:土曜日午後14:30-18:00
ご予約・お問い合わせはこちら
山根歯科医院の外観
フッターオファー

© 2021 山根歯科医院