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マウスピース矯正を成功させる秘訣

こんにちは。鳥取市東町にある山根歯科医院です。

透明で目立たないマウスピース矯正は、近年非常に人気が上昇しています。

マウスピースの浮きがきになる女性

以前からのワイヤー矯正に比べて審美的によく、取り外しも可能なので、食事も問題なく摂れることや歯磨きもしやすいので、口腔衛生にも優れた治療と言えます。しかし、マウスピース矯正は、すべての歯列不正に適応できるわけではありません。マウスピース矯正を選択する前に、ご自分の歯列不正がマウスピース矯正に適しているかどうか判断し、その上で治療計画を立てて、行わなければなりません。適さない症例でのマウスピース矯正は、患者様が思うように治療は進みません。また、マウスピース矯正を行う際には、注意事項がいくつかあります。注意事項を守らないと矯正期間が長くなったり、思うように歯が移動しないといったケースが起こってきます。

本日は、マウスピース矯正を成功させる秘訣についてお話しします。

インビザラインのイメージ

マウスピース矯正の適応症の見極め

まず、マウスピース矯正を行う上で考えていかなければならないことは、マウスピース矯正の適応症かどうかです。その判断は、レントゲン検査など精密な審査・診断が必要となってきます。

《主な適応症例》

🦷軽度軽度~中度の叢生 (軽いガタつき)

🦷空隙歯列 (すきっ歯・歯と歯の間に隙間があいている)

🦷上顎前突 (出っ歯・前歯を2㎜程度引っ込めるような軽度なケース)

🦷下顎前突 (受け口・歯の傾きが原因の軽度なケース)

🦷矯正後の後戻りのケース

以上のようなケースが適応症例と言えます。

歯のレントゲン写真を見ている医師と患者 

《注意が必要な歯列不正》

✖重度な叢生

✖大きな嚙み合わせのズレ

✖骨格性に問題がある場合

✖抜歯を伴う大幅な歯の移動が必要となるケース

以上のケースは、マウスピース矯正では、困難な場合が多いです。

マウスピース矯正とはどんな治療か説明する歯科医師

このようなケースでは、歯科医師や矯正専門医と相談した上で、マウスピース矯正かワイヤー矯正で行うか選択しなければなりません。

自己管理の徹底

ワイヤー矯正は、固定式のため歯科医師が調整していきますが、マウスピース矯正では、自分で管理を徹底していかなければなりません。

マウスピース矯正における自己管理の5つのポイントをお話しします。

①マウスピースの装着時間を守る

②マウスピース 交換のタイミングを守る

③チューイー(咬合補助具)をしっかり使う

④口腔内を清潔に保つ

⑤定期的な通院・チェックを怠らない

①マウスピースの装着時間を守る

マウスピース矯正で最も多い計画通りに治療が進まない原因は、装着時間の不足です。マウスピース矯正は、1日20〜22時間の装着が必要です。取り外しができるため、ついつけるのを忘れ、装着時間が短くなっているケースがあります。装着時間が不足すると歯が計画通りに移動せず、次のマウスピースをつけようとしても合わなくなってしまいます。そのため治療期間が長くなったり、追加費用がかかったり、場合によっては、歯並びがきれいにならないことがあります。食事の時と、歯磨きをする時以外は、必ず装着するようにしてください。

マウスピースの装着時間イメージ

②マウスピースの交換のタイミングを守る

マウスピースの交換は、1週間〜2週間とされています。早すぎる交換は、歯や歯根に負担がかかります。また、遅すぎる 交換は、治療の停滞を招いてしまいます。 マウスピースの交換を進めるうちに、歯並びにズレが生じてしまうことがあります。このような場合は、1つ前のマウスピースを装着したり場合によっては、新しくマウスピースを作り直すことがあります。マウスピース矯正では、1日の装着時間だけでなく、次のステップへ進めるタイミングも重要となってきます。

マウスピース矯正を装着しようとしている女性の口元

③チューイー(咬合補助具)をしっかり使う

軽視されがちなのが、チューイーを噛むことです。マウスピース矯正では、マウスピースを装着するだけでは、不十分です。マウスピースが装着した時に、歯に確実に密着していなければなりません。よくあるケースでは、マウスピースを装着したのはいいのですが、歯に密着していないで 微妙に浮きがあることがあります。マウスピース矯正は、マウスピースが少しでも浮きがあると、思い通りに歯は動きません。チューイーをしっかり噛むことによって、マウスピースの微妙な 浮きを防ぐことができます。マウスピースを装着する際は、毎回、チューイーを噛むことを習慣化してください。

④口腔内を清潔に保つ

マウスピース矯正中は、食後の歯磨きが不十分な状態でマウスピースを装着すると、歯とマウスピースの間にプラークがたまり、虫歯や歯周病になるリスクが高くなります。虫歯ができてしまうと矯正治療を中断し、虫歯治療をしなければならなくなるケースがあります。そうなるとマウスピース矯正治療の変更が必要となってくることがあります。また 、歯周病が進行すると歯を動かすことが難しくなり、マウスピース矯正自体が、できなくなるケースがあります。プラークや歯石など、お口の環境に悪影響を及ぼすものは、できるだけ除去しておかなければなりません。毎食後の歯磨きの徹底 、フロスや歯間ブラシの使用、また、マウスピース の毎日の洗浄は、しっかりと行いましょう。

二次カリエス予防でフロスを使うイメージ

⑤定期的な通院やチェックを怠らない

定期的な通院 チェックは、マウスピース矯正 に限らず、ワイヤー矯正でも言えることです。口の中のクリーニングや歯が計画通りに移動しているかどうかなどをチェックしなければなりません。また、マウスピース矯正の場合は、アタッチメントが外れていないか、マウスピースが浮いていないか、あるいは噛み合わせには問題ないか、などをチェックしていきます。アタッチメントが外れている場合は、再度付け直しをしなければなりません。

後戻り防止

患者様の中に「歯並びが綺麗になった!」「やっと矯正治療が終わった!」と思われる方がいらっしゃいます。ただ、歯並びが整っても、ここで何もしないとすぐに 後戻りをして歯並びが悪くなってしまうことがあります。人によっては、かなり歯並びが歪んでしまうこともあります。これは、マウスピース矯正に限ったことではなく、ワイヤー矯正においても言えることです。矯正治療後は、リテーナー(後戻り防止装置)をつけなければなりません。 期間としては、1年〜3年ぐらいが目安となります。特に治療直後の最初の6ヶ月〜1年は後戻りしやすいと言われています。マウスピース矯正では、ビベラリテーナーという後戻り防止装置をつけるようにしています。治療後の6ヶ月〜1年間は、1日に20時間程度の装着することをおすすめしています。そして、1年以降においては、少しずつ装着時間を減らしていくようにしています。リテーナー(保定装置)の使用においては、定期的なチェックを受けてください。そして整えた歯並びが、長期的に維持できるようにしていきたいと思います。

マウスピース管理の補足

マウスピース矯正において、マウスピースをなくしたり破損したりすることも、 治療が進まない 原因となります。マウスピースの破損や紛失した場合、マウスピース矯正は、一時的に中断することになります。そして作り直しをしなければなりませんが、この場合 1つ前のマウスピースを使用していきます。これが治療の遅延になります。マウスピースの管理は、しっかりと行ってください。

マウスピース矯正の治療期間イメージ

まとめ

マウスピース矯正は、適切に行えば、とても優れた治療法ですが、計画通りに行かないこともあります。原因としては、装着時間の不足、マウスピース管理不良、 適応症例かどうかなどがあげられます。

《マウスピース矯正の成功の秘訣》

◎適応症例かどうかを見極める 

◎装着時間を守る(1日20時〜22時間装着) 

◎チューイーを正しく使う

◎マウスピースの管理をしっかり行う

◎口腔内を清潔に保つ

◎保定までしっかりと行う

◎定期的な通院 ・チェックを怠らない

これらを正しく守ることで、見た目だけでなく噛み合わせも安定した満足度の高い結果が得られると思います。そして、マウスピース矯正によって理想の歯並びを手に入れていただきたいと思います。

当院は、痛みに配慮した優しい治療を心がけて診療を行っています。むし歯・歯周病治療だけでなく、矯正治療や小児歯科、インプラント治療、医療ホワイトニングなど、幅広い診療に力を入れています。

矯正治療を終え歯列が整った笑顔の女性

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