こんにちは。鳥取市東町にある山根歯科医院です。
歯並びを治すと決めた時、多くの人は、「すぐにでも始めよう!」と考えると思います。しかし、矯正治療は、長期間の治療が必要となります。また、自費診療のため、治療費も高額になってきます。矯正治療がスムーズに進行すること、満足のいく治療結果になるためには、矯正治療を行う前に知っておくべきことがあります。本日は、歯科矯正治療を始める前に知っておくべきことについて、お話しします。

目次
歯科矯正治療の目的をしっかりと理解する
矯正治療は、歯並びを良くすること、そして、歯並びを良くすることによって見た目を改善できることが目的と思っている方が多いと思います。もちろん、審美的な改善を大切です。しかし、矯正治療の目的は、それだけではありません。では、その他にどんな目的があるのでしょうか。
次のことがあげられます。
🦷嚙み合わせの改善
🦷むし歯や歯周病の予防
🦷発音の改善
🦷顎や筋肉の負担軽減
などが目的としてあげられます。

噛み合わせの改善
矯正治療を考えている方の多くは、「見た目をきれいにしたい」という目的を持っていらっしゃいます。しかし、矯正治療の本質は、嚙み合わせを整えることにあります。正しい嚙み合わせは上下の歯が、バランス良く摂取し、食べ物をしっかりと嚙み砕くことです。では、嚙み合わせが悪いとどうなるでしょうか。嚙み合わせが悪いとどうなるでしょうか。
噛み合わせが悪いと特定の歯だけに、負担が加わり、将来的に負担がかかる歯が傷み、歯を失う可能性があります。例をあげると、開口のケースです。開口の歯列不正は、前歯が通常接触していません。ですので食事をする時は、奥歯でしか噛むことができません。そうなると、奥歯に負担がかかり、将来的に奥歯を失うリスクが高くなります。噛み合わせの改善は、全身にも様々な影響を及ぼしてきます。
噛み合わせが改善することにより、食べ物をよく噛むことができ、消化にも大きな影響を及ぼします。食べ物をしっかり噛み砕くことによって、栄養素が十分に分解され栄養の吸収率が向上します。そして、胃腸の負担の軽減に大いに役立つことになります。

虫歯や歯周病の予防
歯並びを改善することで、虫歯や歯周病の予防につながります。歯並びが悪いと食べ物が歯に詰まりやすくなり、歯ブラシが届きにくくなるため、プラークがと滞まりやすくなります。その結果、虫歯や歯周病になりやすくなります。
発音の改善
矯正治療で歯並びを改善することで、発音や滑舌を向上させることができます。 ただ、治療中は装置によっては、舌や息の流れを阻害することがあり、サ行やタ行が発音しにくくなることがあります。多くの場合は、1週間〜2週間程度で慣れてきて改善されます。特に、舌側矯正を行う時は、発音の障害が出ることがあるので注意しなければなりません。
顎や筋肉の負担軽減
矯正治療で歯並びが良くなり、噛み合わせが改善することで、顎関節への過度な負担を軽減することができます。顎が痛くなる顎関節症の人が、矯正治療をすると治ることがあります。また、歯ぎしりや食いしばりの悪習慣がある人も改善することがあります。顎関節症の症状がある人は、着脱可能で負担の少ないマウスピース矯正で改善されることが多いです。

矯正治療前に口腔内の状況を確認
矯正治療前には、虫歯や歯周病の有無、 親知らずの状態を確認します。虫歯や歯周病がある場合は、矯正治療を始める前に治療をしなくてはなりません。特に歯周病がある状態では、矯正治療を行うことによって、歯周病が悪化することがあります。矯正治療をする前には、歯周病の羅患状況をしっかりと把握する必要があります。親知らずについては、抜歯が必要な場合と必要でない場合があります。 親知らずがあるため、第2大臼歯を後ろに移動させることができないケース では、抜歯する必要があります。しかし、 親知らずが 正常に生えていて他の歯を移動させるのに問題ないと考えられる場合は、抜歯する必要はありません。親知らずの処置においては、歯科医師とご相談ください。

矯正治療法の選択
ワイヤー矯正とマウスピース矯正のどちらを選択するか、各々のメリットデメリットがあるので、矯正治療を行う前に知っておくべきことだと思います。近年では、マウスピース矯正が人気を集めています。理由としては、透明でほとんど目立たないこと、取り外しが可能なので普段通りの食事や歯磨きができ衛生的であること。などがあげられます。ただ、マウスピース矯正に適さない 症例もあります。その場合は、ワイヤー矯正を選択しなければなりません。
【マウスピース矯正がおすすめな人】
①自己管理がしっかりできる人 決めたことが守れる人
マウスピース矯正では、装着時間が20時間〜22時間を守る必要があります。また、 マウスピースを紛失したり破損すると治療計画が大きく崩れてしまいます。そのことが結果的に治療期間の延長になったり、治療費が高くなったりします。やはり、自己管理がしっかりできる人がマウスピース矯正に向いている大条件となります。

②軽度〜中等度の歯列不正
マウスピース矯正の場合は、軽度〜中等度の歯列矯正のケースがおすすめです。開口や重度の反対咬合の場合は、マウスピース矯正では困難なことが多いです。その場合は、ワイヤー矯正あるいは、外科併用でのワイヤー矯正が適していると言えます。マウスピース矯正での対応可否は精密検査とiTeroを使用した3 D シュミレーションで判断できます。


③見た目や衛生面を重視
接客など人と対面するケースが多い方は、 装置が目立たないマウスピース矯正がおすすめです。マウスピースは、透明な素材を使用しているので、目立たないと言えます。取り外して歯磨きが可能なので、とても衛生的で虫歯や歯周病の予防にもつながります。以上のことを考慮し矯正治療の選択を行っていくことになります。

【矯正治療中の食生活について】
矯正治療中は、いくつか注意事項がありますが、マウスピース矯正とワイヤー矯正では注意事項が異なります。
~マウスピース矯正の場合~
マウスピース矯正 においては、食事中は外すのが大原則となります。
理由として
①噛む力でマウスピースが変形 破損する
②食べ物が挟まって虫歯や歯周病の原因となる
③着色して見た目が悪くなる
以上のことがあげられます。
飲み物については、装着したままOKなのは、基本的に水だけです。特にNGなのはらコーヒー、ジュース、スポーツドリンクなどです。コーヒーは、マウスピースに着色して見た目が悪くなります。また、ジュースやスポーツドリンクは、糖分が多く含まれているため虫歯になるリスクが高くなります。どうしても飲みたい時は、マウスピースを外して飲むようにしてください。そして、飲んだ後は口をゆすぐようにしてください。

~ワイヤー矯正の場合~
ワイヤー矯正の場合は、キャラメル、ガムなどは避けてください。装置が外れしたり破損したりする可能性があります。 食べ物には気をつけなければなりません それと同時にワイヤー矯正において、注意すべきことがあります。それは、毎食後の丁寧な歯磨きです。マウスピース矯正の場合は、取り外しが可能なため、しっかりと歯磨きができますが 、ワイヤー矯正の場合は、取り外しができないため ブラークコントロールが困難になることがあります。できれば、15分〜20分ぐらい時間をかけて丁寧に歯磨きをしていただきたいと思います。

まとめ
矯正治療を始める前に知っておくべきことを本日は お話ししました 。これらを理解していくことは、とても重要なポイントです。治療の成功率の向上に関係し満足のいく結果を得ることができます。 自分にとっての最適な治療法を選択し、適切なケア、口腔内環境の整備など多方面からの準備が、矯正治療の成功の鍵を握ると言っても過言ではありません。矯正治療は、費用が高額で大きな投資になりますが、十分に準備をしてから治療を開始することで、安心して治療に挑み満足のいく結果が得られることになります。矯正治療にはワイヤー矯正やマウスピース矯正などがあり、それぞれの治療方法のメリット・デメリットを理解することも大切です。 焦らず 丁寧に理解し納得のいく歯並びと笑顔を手に入れていただきたいと思います。

歯の矯正を検討されている方は、鳥取市東町にある歯医者「山根歯科医院」にお気軽にご相談ください。
当院は、痛みに配慮した優しい治療を心がけて診療を行っています。むし歯・歯周病治療だけでなく、矯正治療や小児歯科、インプラント治療、医療ホワイトニングなど、幅広い診療に力を入れています。
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