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高齢者の口腔ケアの重要性について

こんにちは。鳥取市東町にある山根歯科医院です。

高齢化社会が進展する現代において、高齢者の口腔ケアはとても大切になっています。一般的に口腔ケアといえば単に、単にむし歯や歯周病を予防するためだと考えている方が多くいらっしゃいます。しかしそれだけではありません。食事・会話・全身の健康・生活の質の向上など様々なことに関連しており、重要な健康管理の一つと言っても過言ではありません。では、なぜ高齢者の口腔ケアが重要なのでしょうか。

本日は、高齢者の口腔ケアの重要性についてお話します。

歯周病の予防と早期発見の重要性を説明する歯科医

高齢者の口腔環境の変化

加齢とともに次のような変化が起こってきます。

✅唾液の分泌量の減少

✅歯周病が進行しやすい状態になる

✅歯磨きが困難になる

✅飲み込む力 (嚥下機能)が低下する

✅全身疾患の影響を受けやすくなる

以上のこと がおってくるので、若い年代以上に口腔ケアが重要となってきます。

口腔ケアが全身に及ぼす影響

🦷誤嚥性肺炎の予防

高齢者の口腔ケアで最も重要な目的の一つとして、誤嚥性肺炎の予防があげられます。誤嚥性肺炎とは、食べ物や唾液と一緒に口の中の細菌が気管や肺に入り込み、肺炎を起こす引き起こす病気です。現代、この誤嚥性肺炎で亡くなる方もいらっしゃいます。特に飲み込む力が弱くなった・寝たきり・脳梗塞の後などの方は、要注意です。口腔内が不潔な状態だと口の中の細菌が増加し、誤嚥性肺炎が発症するリスクが高くなるからです。高齢の方は、特にブラークコントロールを丁寧に行い口腔ケアをしっかりとして、口の中の最近を減少させることが、誤嚥性肺炎の予防につながります。

🦷虫歯や歯周病の予防

高齢になると虫歯や歯周病が発生しやすくなります。唾液の分泌量の減少や、日頃の歯磨きが困難になりなったりする方は、要注意です。むし歯や歯周病が進行するリスクが高くなります。高齢の方に多く見られるのは、根面う蝕です。歯周病で歯の根が露出し、その部分が虫歯になるケースです。また、歯周病 においては、歯を失う原因などがあげられます。高齢の方は、特に定期的な歯科検診とクリーニング (PMTC・スケーリング)は、必要だと思います。

🦷しっかりと噛むことで 栄養状態の改善

正しい口腔ケアにより、口腔機能を維持することで咀嚼機能が維持され、栄養のバランスの改善につながります。逆に歯を失うと、噛み合わせが悪くなり食事内容が偏ってしまう傾向が出てきます。例えば、肉類・野菜類などの食品を避けるようになり、タンパク質・ビタミンなど不足が起こる可能性が出てきます。しっかりと噛める状態を維持することは、栄養バランスの改善はもちろんのこと、免疫機能の向上など全身の健康状態に良い影響を与えることができます。

🦷認知機能への影響

近年の研究では、口腔機能と認知の機能の間には、密接な関係があることが明らかになってきました。よく噛むことによって脳への刺激となり、認知症の発症・進行リスクを抑制できることが明らかになっています。また、歯周病の菌や毒素が血管を通じて脳に達し、認知症の発症リスクや進行スピードが速くなるリスク高くなります。 正しい 口腔ケアにより歯周病のリスクを軽減させ 咀嚼機能を維持することで認知症の予防につながります。

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口腔機能低下症の予防

高齢になると 口腔機能の低下が起こってきます。具体的に言うと、噛む力の低下・舌の力の低下・飲み込む力の低下・ 発音機能の低下が起こってきます。このような口腔機能低下症の予防としては、口腔機能訓練が重要な役割を果たしてきます。口腔機能訓練には、いくつかのトレーニング方法があります。

舌のトレーニング

舌を出してごっくん体操。舌を少し出したまま口を閉じ、そのまま唾液を飲み込みます。それを5回程度行います。

唇のトレーニング

唇のトレーニングは、口を閉じる力を強化し口呼吸の改善や食べこぼしを防ぐためのトレーニングです。代表的なトレーニング法として、「あいうべ体操」があります。「あ」「い」「う」「べ」 と口を大きく動かす体操です。口呼吸を鼻呼吸へと導く 効果があります。

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顎・喉のトレーニング

顎・喉のトレーニングを行うことによって、飲み込む力がアップします。具体的な方法としては、開口訓練があります。これは、大きく口を開けて10秒間キープし、その後10秒間閉じます。これを何回か繰り返し行います。喉の筋肉が鍛えられることができます。

咀嚼トレーニング

咀嚼トレーニングは、咀嚼筋を鍛え唾液の分泌を促す 効果があります。方法としては、1日2回朝晩に左右の奥歯でバランスよく噛むことを意識して5分間ガムを噛みます。ただ、ここで注意点があります。高齢の方の場合、誤飲を防ぐためガムをガーゼでくるんで糸で結ぶ「ガーゼ ガム」を使用すると安全です。以上のようなトレーニングを行うことで 口腔機能低下症の予防を行うことが大切です。また、レーニングを行うことで 口腔機能の向上・唾液の分泌促進・ 嚥下力の向上によって、誤嚥性肺炎や虫歯・歯周病の予防に重要な働きがあります。

高齢者の口腔ケアで気をつける ポイント

🌸日頃のセルフケア

日頃のセルフケアは、歯磨きと清掃器具、デンタルフロス、歯間ブラシなどの使用が基本となります。丁寧に歯ブラシで磨くこと、歯と歯の間は、歯間ブラシやデンタルフロスを使用し汚れをしっかりと落とすことが大切です。

訪問歯科で行える口腔ケアを実践する歯科衛生士

🌸舌の清掃

高齢の方は、舌の表面に細菌がたまりやすいため、専用の 舌ブラシを使って奥から手前に向かって力を入れずに優しく書き出すように磨いてください。

🌸保湿剤で口腔乾燥を防ぐ

高齢になると唾液分泌量が減少し口腔乾燥症(ドライマウス)になりやすくなります。ドライマウスになると、虫歯や歯周病の悪化 だけでなく、食事が取りにくくなることや誤嚥性肺炎を引き起こす危険性があります。保湿剤で口腔乾燥症を予防するようにしてください

🌸入れ歯の管理

高齢の方は、義歯を使用していることが多いです。そのため入れ歯のケアもとても重要なこととります 。入れ歯は、毎食後に外して清掃し、就寝時は入れ歯洗浄剤で清掃を行ってください。入れ歯に多くの細菌が付着していると、残存している歯が虫歯・ 歯周病になってしまいます。また、歯科医院で入れ歯の適合状態を定期的にチェックし、必要に応じて調整を行ってもらいましょう。合わない入れ歯を我慢して使用すると口内炎・咀嚼機能の低下・栄養状態の悪化などの原因となります。入れ歯の定期的 チェックは3ヶ月に一度は受けてもらいたいと思います。

まとめ

高齢者の口腔ケアは単なる 歯のクリーニングではなく食べる 話す 健康を維持するための重要な健康管理です 適切な 口腔ケアによって 誤嚥性肺炎の予防 虫歯 歯周病の予防 栄養状態の維持 認知症の予防などが期待できます 高齢者になっても自分の歯やお口の機能を維持することさらにお口の健康を守ることで全身の健康寿命の延伸が期待できます。毎日の適切なセルフケアと歯科医院での定期的なメンテナンスで いつまでもお口の健康を維持していただきたいと思います。

当院は、痛みに配慮した優しい治療を心がけて診療を行っています。むし歯・歯周病治療だけでなく、矯正治療や小児歯科、インプラント治療、医療ホワイトニングなど、幅広い診療に力を入れています。


鳥取市 歯医者 高齢者

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山根 浩二 院長

■この記事の監修者

山根 浩二 院長

経歴
  • 1990年 愛知学院大学歯学部卒業
  • 1998年 山根歯科医院開業
修了研修・学会等
  • 鳥取県歯科医師会
  • 日本歯科医師会
  • アドバンスインプラント研究会
  • Laser Education International UCSF(会員・認定医)

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