電話する

地図

予約・問合せ

メニュー
ヘッダーオファー

マタニティ歯科のすすめ

「マタニティ歯科」という言葉を聞いたことがありますか?マタニティ歯科とは、妊婦さんと生まれてくる赤ちゃんのお口の健康を考えた歯科治療のことを言います。

 

マタニティ歯科

マタニティ歯科

 

妊婦さんから、「今まで虫歯なんてなかったのに妊娠してから急に虫歯や歯周病になった」という相談を受けることがあります。妊婦さんが虫歯になりやすい要因はいくつかありますが、一つの理由として妊娠中のホルモンバランスの乱れが虫歯を引き起こすことがあげられます。虫歯菌の中には女性ホルモンを栄養とするものがあり、歯周病や虫歯を増やしてしまうのです。

 

妊娠中に行う歯のメンテナンスが大切な理由

妊娠初期は、つわりによって食事の量や回数が変わり汚れがたまりやすくなったり、歯磨きが気持ち悪くて口腔ケアが上手くできなくなることで虫歯や歯周病のリスクが高まります。また生活習慣が変わるだけではなく、女性ホルモンが増加する影響で歯茎の腫れなどが起きやすくなります。加えて最近の研究結果では、妊婦さんの歯周病が早産、流産、未熟児の出産などのリスクを高めてしまうことが分かってきました。そういった理由から、出来るだけ妊娠中には歯石除去、クリーニングを積極的に受けていただきたいと思います。

 

また、生まれたての⾚ちゃんのお口の中には虫歯菌はいません。お父さんやお母さんから⾚ちゃんに虫歯が感染してしまうケースが多いと考えられます。生まれてくる赤ちゃんの健康を守るためにも、妊娠中の虫歯、歯周病の治療、お口のケアなどが大切になってきます。

 

では、妊娠中の歯科治療に最適な時期とはいつでしょうか?

 

妊娠中の治療に最適な時期

妊娠中の治療は安定期の治療がベストです(16週~27週)

 

妊娠初期(15週まで)

この時期はつわりなどがあり不安定な時期です。特に4~8週にかけて注意が必要です。急を要さないケア、指導などを中心に行います。痛みがある場合は応急処置をしますが、流産のリスクを回避するためにもできるだけ治療、処置を避けます。

妊娠中期(16~27週)

つわりが治まって体調が安定し、楽になってくる時期です。よく安定期とも言われています。この頃が歯科治療を行うのに最適な時期です。虫歯、歯周病がある場合は治療に取りかかるようにします。

妊娠後期(28週以降)

この時期はお腹がかなり大きくなり胎児の動きが活発になる時期です。母体に負担がかかるため体調を確認しながら治療を進めていきます。早産などの危険性も考慮して、積極的な治療は避けるようにしています。緊急を要していない限りは応急処置のみにしています。

 

当院ではどの時期であっても歯科とかかりつけの産科の先生と連携して治療を進めることにしています。

 

 

当院での妊婦さんへの対応

➀レントゲン撮影について

最近ではデジタルレントゲンが普及し、従来のレントゲン撮影に比べてかなり被ばく量が減少していますので、お腹の赤ちゃんに影響はありません。念のため撮影時には防護エプロンを着用していただきますのでご安心ください。

➁麻酔について

局所麻酔で対応していますので胎児にはほとんど影響ありません。ただ、妊婦さん特有の体調の変化には注意しながらお口と体の健康、赤ちゃんの健康を考慮した治療を考えています。

➂投薬について

抗生物質や鎮痛剤においては安全なお薬を処方していきます。

 

 

妊婦さんのオーラルケアについて

妊娠中、つわりの激しい場合はブラッシングを行うと吐き気がする方がいらっしゃると思います。そのような場合は歯ブラシのヘッドの小さいものの使用をおすすめします。また、歯磨きが難しい場合は洗口液を使用することも考えてください。洗口液には抗菌作用があるもの、フッ素が配合されているものがあります。これらは虫歯の予防、歯周病の予防にも効果的です。

 

「妊娠期に歯科治療をおこなってもいいの?」「赤ちゃんに影響はないの?!」と不安になられる妊婦さんも多いと思います。しかし、妊婦さんやお腹の赤ちゃんに影響する治療方法や薬剤の使用を避けることで、歯科医院での治療を安心して受けていただくことができます。

 

マタニティ歯科は、お母さんの歯の状態を改善するだけでなく生まれてくる赤ちゃんの健康に関連したさまざまなリスクの軽減につながります。早産、低体重児、赤ちゃんの虫歯リスクといったトラブルを防ぐためにも、できるだけこまめに定期検診を行い、異変が見つかったときには早い段階で適切な治療を行うことが親子の健康につながります。

 

マタニティ歯科に関して何か気になることがありましたらお気軽にお問い合わせください。

歯周病ってどんな病気? ~歯周病の進行と症状~

現在、むし歯よりも歯周病で歯を失う人が多くなりました。歯が健康でもそれを支える歯が溶けてしまって、残したくても残せないのが歯周病の怖いところです。

 

歯周病とは、歯肉(歯ぐき)や歯槽骨(骨)などの歯を支える歯周組織が炎症により破壊されていく病気です。歯垢や歯石に細菌が多く繁殖して炎症を起こし、ひどくなると歯が抜け落ちてしまいます。虫歯に比べるとあまり知られていませんが、歯を失う原因として最も多いのは、実は歯周病と言われています。原因は様々ですが、自覚症状も薄く症状に気付いた時には重症化していることが多い疾患です。歯を失うことはもちろん、それ以外にも心疾患、脳血管疾患、呼吸器系疾患、糖尿病、出産などさまざまな全身への影響を与えることが分かってきています。

 

歯周病の進行と症状の目安とは?

 

健康な状態(目安として歯周ポケット:~2㎜)

歯ぐきがひきしまっています。

歯周病のメカニズム(健康な状態)

健康な状態

 

 

歯肉炎 (目安として歯周ポケット:~3㎜)

歯周病初期の状態では、歯と歯ぐきのすき間に歯垢がたまり歯ぐきが炎症を起こしてすき間が広がります。炎症が歯肉に限られていて、まだセメント質、歯根膜、歯槽骨の破壊は起こっていない状態です。

歯周病のメカニズム(歯茎が腫れている)

歯茎が腫れている状態

 

 

軽度歯周炎(目安として歯周ポケット:3~4㎜)

歯ぐきの炎症が進行して、炎症の周囲の骨が溶け始めます。歯ぐきに歯ブラシをあてて動かすと出血することがあります。

歯周病のメカニズム(骨が溶けている)

骨が溶けている状態

 

 

中度歯周炎(目安として歯周ポケット:4~6㎜)

軽度歯周炎よりさらに炎症が進み、炎症がある周囲の骨も溶け、歯がグラグラする、出血する、口臭がするなどの症状がでてきます。

 

 

重度歯周炎(目安として歯周ポケット:7㎜以上)

炎症の周囲の骨が溶け、歯を支えることが困難になります。血や膿が出たり、痛くて噛めない、口臭がきつくなるなどの症状が出ます。ここまでの症状になると、保存不可能のため抜歯となります。

歯周病のメカニズム(重症)

重症

 

 

<歯科用語豆知識>

歯周ポケットとは、歯と歯ぐきのすき間のことです。
歯垢とは、白~黄色の柔らかいも汚れのことで、1㎎中に300種類以上、数億~10億の細菌が潜んでいます。歯垢は歯ブラシで取り除くことができます。
歯石は、白~茶色~黒い固くなった汚れです。歯垢が唾液中のミネラルと結合して固くなってできます。歯肉の中まで入り込み炎症をおこします。歯ブラシでは取り除けないので歯科医院での歯石除去が必要です。

 

歯周病は痛みなどの自覚症状が出るのが遅く、症状が出てからでは手遅れということにもなりかねません。そうなる前に、毎日の適切な歯磨きと歯科医院での定期的な歯石除去による歯周病予防が大切です。

 

歯肉炎・歯周病ケアのためにできることってどんなこと?

・正しいブラッシングの習慣
・歯と歯の間のフロスの習慣
・歯間ブラシの習慣
・歯ぐきの状態に合った歯ブラシの使用
・習癖(口呼吸)などの改善
・生活習慣病に気をつける
・喫煙者は禁煙に心がける
・歯科医院で定期検診(歯石除去)

 

歯科医院での定期検診ってどんなことをするの?

当院では、歯ぐきの検査、機械を使用しての歯石除去、歯の表面のクリーニング、また患者様おひとりおひとりに合ったブラッシング指導もおこなっております。

 

歯周病について気になることがございましたら、いつでもお声掛けください。

歯医者さんでのレントゲン撮影って、安全なの?必要なの?

歯医者さんに行くと、必ずと言っていいほどレントゲン撮影をされると思います。本当にレントゲン撮影が必要なのか、何度もレントゲン撮影をしても大丈夫なのか?と疑問を持たれる方も多いかもしれません。そこで、本日は歯科用レントゲンについて多く寄せられる2つの質問についてお答えしたいと思います。

 

Q:歯科治療にレントゲンが必要な理由は?

口の中は目で見ただけではわからないこと、例えば歯の内部でおこっていることや歯肉に覆われた部分、歯を支えている骨の状態をレントゲンで確認します。

 

レントゲンを撮影することでわかること

・これまでにどのような歯科治療を受けているか
・むし歯や歯周病がどれくらい進行しているか
・詰めものや被せものの下が再度むし歯になっていないか、不適合になっていないか
・歯の根の先端に病巣が出来ていないか、炎症が起きていないか
・親知らずの有無や、どのような向きで生えているか、他の歯に影響は無いか
・歯肉で隠れている歯石の存在や、歯を支えている骨がどのくらいあるのか
・お子さまの場合は、顎の成長や乳歯の下の永久歯の存在
・インプラント治療においては、骨密度・骨量・血管・下歯槽神経の位置

 

このように、レントゲン写真では直接視診できない部分の病変や情報をしっかりと把握することができ、患者さんに今後の治療において適切なアドバイスを行うことに役立っています。

 

Qレントゲンって何回撮影しても大丈夫なの?

結論から申し上げると、レントゲン撮影に使用する放射線は人体に影響するレベルには程遠くごくわずかな量なので、子どもにも大人にも安心です。

一般的に言うレントゲン撮影とは、放射線の1つであるX線を使用した撮影を指し、放射線を使用するため不安に感じる方もいらっしゃると思います。歯科治療で使用される放射線量と人体に及ぼす影響とはどのようなレベルなのでしょうか?

 

歯科治療時に撮影される被ばく線量

・デンタルX線写真→0.01ミリシーベルト
・パノラマX線写真→0.03ミリシーベルト
・歯科用CT→0.1ミリシーベルト

 

一人当たりの自然放射線量(年間)

・世界平均→2.4ミリシーベルト
・日本平均→1.5ミリシーベルト

 

多量の放射線を一度に受けた場合の人体の影響

・水晶体白濁 500~1000ミリシーベルト
・悪心嘔吐  1000以上 ミリシーベルト

 

※シーベルト(SV)とは生体の被曝による生物学的影響の大きさ(線量当量 、dose equivalence・等価線量、equivalent dose)を表す単位です。

 

上記のデータから見ても歯科用X線写真を撮影しても安心だということがわかります。当院では念のために必ず防護服を着用いただいておりますが、口腔内だけのことなので胎児への影響も限りなく少なく、たとえ妊娠に気付かずレントゲン写真を撮影していた場合でも心配はありません。参考までに申し上げると胎児に影響を及ぼすと言われている被ばく線量は年間50シーベルトと言われています。デンタルX線では5000回、パノラマ撮影では1600回、歯科用CTだと500回に相当する被ばく線量ですので心配はありません。ただ、レントゲン撮影に限らず治療にも気を配らなければなりませんので、妊娠しているかどうかは必ず事前にお知らせください。

 

歯科用レントゲン撮影の4つの撮影法について

大きく分けて4種類の撮影方法があります。

➀デンタルX線撮影
➁パノラマX線撮影
➂CT撮影
④セファロX線撮影

これらの撮影法は、目的に応じて使い分けられています。

 

➀デンタルX線撮影

撮影範囲は2~3歯分でとても狭いですが、歯周組織、虫歯の進行度、根管治療の状態を詳しく見ることができます。特に根管治療を行う際に使用します。

 

デンタルX線撮影

デンタルX線撮影

 

➁パノラマX線撮影

口の中にフィルムを入れないため口外法とも言われていますが、顎全体を一度に撮影することができます。主には全体の様子、虫歯の有無、上下顎骨の状態を把握することができます。部分的に細かく情報を得たい場合はデンタルX細撮影を併用します。

 

パノラマX線撮影

パノラマX線撮影

 

➂CT撮影

当院ではCT撮影を導入して4年になります。CT撮影はパノラマX線撮影に比べて多くの情報を得ることができます。特にインプラント治療においては必要不可欠となります。従来のパノラマX線撮影のみで診断しインプラント治療を行うと神経を傷つけたり、血管を傷つけたりしてトラブルを引き起こす可能性があります。ただ、すべての方にCT撮影を必要とする話ではないと考えております。一般的にカリエスの深さ、歯周組織の状態を把握する目的であればパノラマ撮影で十分だと考えているため、当院ではパノラマX線撮影では分からない場合にのみCT撮影を使用しています。

 

④セファロX線撮影

これは一般治療ではほとんど使用しません。セファロX線撮影は主に歯科矯正治療において使用されます。セファロX線撮影にて分析し、患者の骨格パターンや歯性パターンを把握し、それに基づいて矯正治療を行っていきます。矯正治療においては必要不可欠なものとなります。

 

最後に…

「レントゲン」と聞くと、どうしても身体への影響が心配になったり、撮影の必要性について疑問を感じることがあったかもしれません。しかし目で見えない部分の情報を得るために、レントゲン撮影は効果的ですし、安全性も高いです。また、無闇に撮影しているわけではなく必要に応じて撮影させていただいております。こちらのブログが、これまで歯科医院でレントゲンを撮ることに対して疑問を抱いていたり、何のために撮影しているのかわからなかった方に、必要性と安全性を知っていただく機会になりましたら嬉しく思います。

 

何か気になることがあればお気軽にご相談ください。

仮歯(TEK)って本当に必要?

かぶせものの型取りを行った後、「仮歯(TEK)を入れますね」と確認されたことはありませんか?

最終的なかぶせものが入るまで、短い方だと一週間、長い方だと数ヶ月の間、治療途中の歯はある意味むき出しの状態になります。特に前歯部の場合は見た目に問題が出てきますし、自分の歯を削ってむき出しにしていれば、虫歯になる可能性もあります。反対側の歯と噛み合わせがあたってないので、うまく食べ物を噛み切ることもできません。そのような問題から保護するためにも、当院では仮歯(TEK)を入れられることをおすすめしています。

 

仮歯(TEK)って、どんなもの?

仮歯(TEK)とは、テンポラリークラウン(暫間被覆冠)の略で、しばらくの間おおいかぶせる冠のことです。神経の処置をした場合や歯を抜いた時に、ドクターや衛生士がその場で作成していくことがほとんどです。最終的にかぶせる歯が出来上がるまでの間は仮の歯の状態になるので、審美的、機能的にもある程度優れていないといけません。

 

とはいえ、仮歯(TEK)は本来の歯の歯質とは大きく異なります。
どのような性質があるのでしょうか?

 

仮歯(TEK)の2つの性質

①壊れやすい

仮歯(TEK)はプラスチック(レジン)で作られているのでセラミックやジルコニア、金属に比べて強度が弱いです。ですので、硬いものを食べると破折する可能性があります。

 

②取れやすい

仮歯(TEK)は弱い接着剤(テンポラリーセメント)を使用しているので、ガムやキャラメルを食べると仮歯が取れることがあります。

 

上記の性質を聞くだけでは仮歯の必要性に疑問をもたれるかもしれません。では、どうして仮歯(TEK)を使用する必要があるのでしょうか。

 

実は、仮歯にも大きな役割があります。

 

仮歯の役割

1.審美的に回復するため

前歯の治療中には仮歯(TEK)が特に必要になってくるケースがあります。冠を入れる前に歯の辺りを削合して型を取ります。そして、別の日に冠が入ります。その間、その歯の状態を下図より見てみましょう。

 

土台をセットしたあとの状態

図1 土台をセットしたあとの状態

 

 

仮歯をセットした状態

図2 仮歯をセットした状態

 

図1のように型を取った後の歯は、冠を入れるスペースを作るため歯の辺りを削っているので、普段の歯の形をしていません。特に前歯だと見た目が悪くなります。そのため、図2のように仮歯(TEK)を作ってある程度形を整える必要があります。

 

2.歯型を取った後に歯が動かないようにするため

歯は空いている隙間があると移動して動きます。そうなるとどんなに精密に歯型を取っても、歯型を基に作られた冠が入らないことがあります。仮に入ったとしても調整が必要となり、冠の咬合状態は品質が落ちてしまいます。

 

3.治療中の歯を外的刺激から守るため

特に生活歯の場合、歯型を取った後で仮歯(TEK)をつけないでおくと外的刺激によって知覚過敏を起こすことがあります。知覚過敏防止の観点からも仮歯は必要と言えます。

 

仮歯(TEK)を入れた場合の注意事項

〇硬いものを噛まない

硬いものを噛むと、破折してしまうことがあります。

〇ガムやキャラメルなどを食べない

粘着力のあるものを食べると仮歯が取れる恐れがあります。

〇仮歯部分はしっかりと丁寧にブラッシングを行う

仮歯の部分はプラークが付着しやすく歯肉炎になりやすいのでしっかりと磨きましょう。

〇仮歯の状態で治療を中断しない

仮歯は最終的な冠とは違い精密にはできてないため、歯肉炎や虫歯の再発に繋がります。また、仮歯は長期間使用できるものではありません。一時的に見た目が回復し、咀嚼の手助けはしますが、治療のゴールではありませんのでそのことをしっかりとご理解いただきますようお願いします。

 

 

仮歯(TEK)が取れてしまった場合はどうしたら…?

仮歯は弱い接着剤でくっつけますので、まれに取れてしまうことがあります。仮歯が取れてしまった場合、そのまま捨ててしまわないようにしてください。仮歯は再利用できる場合、再装着することができます。また、歯が取れたまま放置をしておくと歯が移動して咬み合わせが悪くなったり、歯型を取っている場合は最終補綴物が入らなくなってしまったりするケースがあります。どうして仮歯が取れたのかを考え、取れないようなアドバイスをしてもらうことも必要かもしれません。

 

最後に…

仮歯を入れた後に「咬み合わせが悪くなった」「違和感が出てきた」という声を患者さんからお聞きすることがあります。そのように感じられる場合は、仮歯の大きさや高さがあっていないことがありますので歯医者さんでみてもらってください。仮歯と言っても最終的な補綴物に近いものが理想ですので、早めに調整されることをおすすめします。
何も気にせず、美味しくご飯を食べたり笑顔で生活できるよう、仮歯のままにせずに頑張って治療に行きましょう。

 

何か気になることがあればいつでもご相談ください。

POIC(ポイック)ウォーターで歯と健康の新習慣、始めてみませんか?

毎日きちんと歯磨きをしているのに虫歯になってしまうのはどうして?…というご質問をいただくことがあります。

実はその原因の1つは、自分の唾液中に存在する虫歯菌です。

せっかく虫歯を治療しても、普段から虫歯になる原因を減らしてあげないと虫歯が再発するかもしれません。また、「口臭が気になる」「歯がざらつく」「口がねばねばする」といった症状も自分の口の中の細菌によっておこるものなのです。

当院では、上記の症状がある方や患者様のホームケアに『POIC(ポイック)ウォーター』をお勧めしております。

 

POIC (ポイック)ウォーター,オーラループ

POIC (ポイック)ウォーター,オーラループ

 

 

POIC(ポイック)ウォーターとはどんな水?

POIC (ポイック)とは、Professional Oral Infection Controlといい専門的口腔感染症予防を意味します。タンパク分解型除菌水とも言います。POIC (ポイック)ウォーターは、純粋なお塩とお水を長時間電気分解して出来る安心・安全な除菌水で、歯科医院でしか処方されない洗口液です。また、POIC (ポイック)ウォーターは、洗口中にプラーク(タンパク質汚れ)を分解し、プラークの下にある悪い細菌を殺菌する2つの効果があるため、虫歯菌・歯周病菌を殺菌する作用があります。薬品を一切使用していないため間違って飲んでも安全です。子どもから妊婦さん、ご高齢の方でもホームケアに安心してご使用頂けます。

 

POIC(ポイック)ウォーターの3つの特徴

1.歯垢を分解除去

・POIC (ポイック)ウォーターに含まれている次亜塩素酸イオンが細菌の住処となっている歯垢のたんぱく質を分解します
・厚くなった歯垢はバイオフィルムを形成しており抗菌薬からの攻撃にも抵抗を示していますが、POIC (ポイック)ウォーターはこのバイオフィルムを破壊してくれます

 

2.除菌効果

・次亜塩素酸があらゆる細菌・ウイルスを強力除菌します
・細菌の住処を破壊するため、菌の再繁殖を著しく遅らせ虫歯・歯周病をダブルロックします
・抗菌薬ではないので耐性菌もできません
・POIC (ポイック)ウォーターはphが弱アルカリ性なので虫歯菌の産生する酸の中和にも役立ちます

 

3.安心・安全

・POIC (ポイック)ウォーターは原材料である精製水とローブロム塩を長時間電気分解して得られる電気機能水のため薬品ではないので副作用等の心配が少なく、主成分である次亜塩素酸は、生体免疫由来の殺菌成分なので人体に害なく安心して利用できます

 

POIC(ポイック)ウォーターの使い方

➀水で軽くうがい
➁POIC (ポイック)ウォーターを10ccほど口に含み口内全体にいきわたるように15~20秒くらいブクブクうがい
➂POIC (ポイック)ウォーターを少し口に含んだまま、ブラッシングし水でよくすすぐ
➃仕上げに歯みがきジェルを用いて優しくブラッシングし軽く水ですすぐ

 

口腔洗浄を習慣にしてお口の中から美しく!

POIC (ポイック)ウォーターと合わせてお勧めしているのが、ORALOOP(オーラループ)4プラスという歯磨きジェルです。

 

ORALOOP(オーラループ)4プラス

ORALOOP(オーラループ)4プラス

 

この歯みがきジェルは、三リン酸5Naの作用により優れたコーティング高価を発揮し、歯と歯茎を活性化し、健康なお口を保ちます。薬品や歯磨剤を使用していないため、水を使わなくても、どこでも歯磨きができます。歯ブラシに小豆粒ほどの量を付けて、ポイックホームケアをした後、歯と歯茎をマッサージするように磨くことで歯石沈着を防ぎ、歯を自然な輝きにし、口臭を軽減してくれます。
また、人のお口の中には700種類以上の微生物が存在し「口腔フローラ」とも呼ばれ、その細菌群は、生活習慣や加齢・ストレスなどによってそのバランスが変化します。そして、日本人の7割は、口臭があると言われています。POIC (ポイック)ウォーターは、今までの口腔洗浄水や普通の歯みがきでは難しかった、お口の中のタンパク質を簡単な洗口と歯磨きで短時間に取って洗うことができ、さらに綺麗に除菌・洗浄と、とても効率の良い口腔ケアをお家で簡単に手助けしてくれます。

 

POIC(ポイック)ウォーターをホームケアに取り入れた患者様からの声

・朝起きた時のネバネバがない
・歯がツルツルして快適
・汚れが全て取れた感じがする
・歯茎から出血しなくなった
・家族から口臭がなくなったと言われた
・口の中がさっぱりとして爽快
・歯茎が引き締まった感じがする
・使い始めはプールのような匂いを感じたが使い続けているうちに感じなくなった

 

使いみちも、いろいろ!

希釈したPOIC (ポイック)ウォーターをスプレーボトルに詰め替えて、拭き掃除、消臭スプレーとして使うこともでき様々な用途で活躍してくれます。また、超音波噴霧器で使用することで、お部屋を素早く除菌・消臭しキレイな空気の快適を実現します。

 

大切なご家族のためにも、POIC (ポイック)ウォーターで健康寿命の源であるお口の健康を守り元気な毎日を過ごしましょう。

インプラント治療前に知っておきたいことPart.5

Part.5では、当院がインプラント治療をおすすめする理由についておはなしします。

 

まずはじめに、インプラント天然歯の違いについて説明します。

インプラントの場合

インプラント体と歯槽骨の間には隙間がなく結合状態にあります。

 

インプラント

インプラント

 

 

天然歯の場合

天然歯の周りには歯根膜というクッションの役割を果たすものがあります。

 

天然歯

天然歯

 

上の図をみていただけたらお分かりいただけるように、インプラントと天然歯の大きな違いは歯根膜が有るか無いかと言っても過言ではありません。もちろんインプラントと天然歯の素材の違いもありますが、歯根膜が有るか無いかの違いを覚えていただきたいです。

 

天然歯の場合、この歯根膜によって噛んだ時にかかる圧力を敏感に感知し、力むちからをコントロールするためのセンサーがありますが、インプラントには歯根膜がないためこのようなセンサーがありません。力むちからは顎の骨の周りにある骨膜、力むための筋肉、顎の関節などにあるセンサーによってコントロールされますが十分ではありません。ですので、噛み合わせに十分注意する必要があります。また、インプラントは天然歯に比べ血液供給が少ないとされています。天然歯の場合歯槽骨、歯肉、歯根膜と3つの方向から血液供給がありますが、インプラントには歯根膜がないため血液供給量が天然歯に比べて少ないです。歯周ポケット内部には細菌と戦う血液成分の1つである好中球の存在がありますがインプラントの場合血液の供給が少ないため、好中球の量も少なく観戦防御力が天然歯と比べて弱いです。以上のことからインプラントは歯周炎(インプラント周囲炎)になりやすく、日ごろのセルフケアと定期的メンテナンス(咬み合わせや口の中の清潔状態のチェック)が重要になってきます。

 

続いて、インプラント(自費治療)とブリッジ・入れ歯等(保険治療)、それぞれのメリット・デメリットについて触れておきたいと思います。

 

インプラント(自費治療)の場合

インプラントのメリット

・周囲の歯への影響がない
・天然歯と同等に噛める
・装着した時の違和感がない
・審美的に優れている
・寿命が長い(生存率は10年で90%以上)

 

インプラントのデメリット

・保険外治療のため自己負担が高い
・手術が必要であるため、術後に痛みが出たり腫れたりする
・治療期間が長い(3~6ヶ月)

 

ブリッジ・入れ歯等(保険治療)の場合

ブリッジのメリット

・天然歯とほぼ同等に噛める
・装着した時の違和感がない
・審美的に優れている
・保険適用のため自己負担が少ない
・治療期間が短い

 

ブリッジのデメリット

・周囲の歯への影響が大きい(健全歯を削合するため)
・寿命はインプラントに比べて短い(平均寿命8年)
・周囲の歯に負担がかかるため虫歯、歯周病になりやすい
・12歯の欠損の場合しか適用にならない

 

入れ歯のメリット

・インプラントと比べて治療期間が短い
・保険適用のため自己負担が少ない
・多数歯欠損でも適用できる

 

入れ歯のデメリット

・寿命が短い(平均寿命4年)
・入れ歯を維持するために留め金をつけるため見た目が悪い
・装着した時の違和感がある
・天然歯と比べて噛む力が劣る
・ブリッジほどではないが、留め金を付けた歯には負担がかかる
・手入れが大変である

 

さて、インプラントの寿命はどれくらいあるのでしょうか?

他の治療でする補綴物(歯が欠けてしまったり、歯を失った場合に、補綴装置または、補綴物を用いてお口の機能や見た目を回復させる治療)のブリッジや入れ歯に比べて寿命は長いと言えます。インプラント生存率は10~15年で90%以上です。ブリッジは8年で50%、入れ歯は4年で50%と言われています。ただ、インプラントの寿命も毎日の歯磨き、定期的なメンテナンス(咬み合わせチェック、ブラッシング指導、インプラント周囲炎の歯肉の状態チェック)が大切です。インプラントは寿命が長いので安心と思わず、日ごろのブラッシングや定期的なメンテナンスを行ってください。

 

Part.1でも触れましたが、インプラント治療の成功率は100%ではありません。基礎疾患以外にもインプラント周囲炎(歯周病と同じようにインプラントの植立部周囲に細菌感染が起こりインプラント周囲の骨が溶けてインプラントが抜けてしまうこと)に気をつけなければなりません。インプラントを長く持たせるためには毎日の歯磨き、定期的なメンテナンス(咬み合わせチェック、ブラッシング指導、インプラント周囲炎の歯肉の状態チェック)が大切です。インプラントは寿命が長いので安心と思わず、日頃のブラッシングや定期的なメンテナンスを行ってください。

 

最後に、インプラント治療の保証期間についておはなしします。

当院では、インプラント体については10年間の保証期間があります。補綴物は5年の保証期間となります。ただし、年3回のメンテナンスを受けていただくことが条件です。保証期間に関してインプラント治療とメンテナンスはセットと考えていただきたいです。

 

Part.1からPart.5まで、「インプラント治療前に知っておきたいこと」についておはなししましたが、いかがでしたでしょうか?

インプラント治療について興味関心がある方は、お気軽にお問い合わせください。

インプラント治療前に知っておきたいことPart.4

Part.4では、インプラント治療を安全に受けるためのポイントについておはなしします。

 

インプラント治療を安全に受けるための5つのポイント

まずは、問診!

インプラント治療を行う前に必ず問診を行います。問診では全身疾患があるかどうかアレルギーの有無、現在服用している薬を十分に理解しておく必要があります。

 

次に、術前の検査と診断!!

インプラント治療を行うにあたって患者さんの口の中の状態をしっかりと理解しておく必要があります。そのためCT撮影を行い、骨の厚み、骨幅血管、神経の位置を立体的に把握しておく必要があります。

 

続いて、治療計画!!!

①口の中の状況を見て、治療計画をたてます。

常に十分な骨量があるのでインプラント治療を行うということではなく、周りの歯がどのような状態なのか。例えば、虫歯や歯周病になっていれば、虫歯、歯周病治療を含めて治療計画をたてなければなりません。咬み合わせが悪い場合は、咬み合わせを整えてからインプラント治療を行う場合もあります。

②感染予防の観点からのチェック

インプラント治療の失敗の原因の多くは、細菌の感染にあります。インプラント手術のときは、しっかりと飛沫予防を行い、衛生管理がしっかり整った状態で行うことが重要です。

 

チェックポイント
・手術で使用する器具はしっかりと消毒、滅菌ができているかどうか
・手術を行うときのチェアーがしっかりと消毒できているかどうか

 

当院では患者一人に使用した手袋、紙コップなどは使い捨てにし、常に新しいものを使用しています。

 

最後に、メンテナンス!!!!

インプラント治療はインプラント体が埋入し、その上に冠が装着できたら終わりではありません。インプラントを長く使うためには治療後のメンテナンスが必要です。当院では、患者さん一人一人にメンテナンスの重要性をしっかりと説明し、定期的にメンテナンスに来ていただいています。メンテナンスにおいて口腔清掃状態のチェック、ブラッシング指導、除石、PMTCはもちろんのことですがインプラントでは咬み合わせのチェックも重要です。咬み合わせは変化することがあり、インプラントのトラブルにつながる可能性がありますので注意が必要です。

 

ご家庭でのメンテナンスについて…
インプラントを長く使ってもらうためにはご家庭でのセルフケアも大切です。定期検診で歯医者に来ているから安心だなんて思ってはいけません。家庭でのセルフケアも大切です。歯医者で正しいブラッシング指導を受け、毎日きちんと歯のケアを行うようにしてください。当院では、インプラント治療を受けた方にはホイックウォーター、ConCoolジェルコートIP(フッ素・研磨剤・発泡剤・無配合)をお勧めしています。

 

では、インプラント手術でのリスクが高いのはどのようなケース?

インプラント治療はしっかりした診査、診断、感染予防ができていれば問題はありません。しかし、以下の方は注意が必要です。

 

◦糖尿や高血圧などの疾患がある方
◦脳梗塞、心臓病の既往歴があり、血液をサラサラにする薬を飲んでいる方
◦妊娠している方
◦骨量の骨幅が少ない方

 

糖尿病や高血圧の方は数値が安定していればインプラント治療が可能です。ただ糖尿病の方はドライマウスになっている場合が多く感染には注意が必要です。

脳梗塞、心臓病の既往歴があり血液をサラサラにする薬を服用している方は手術後に血が止まりにくいことがあります。この薬の代表的なものはワーファリンです。以前はこのワーファリンを4,5日服用中止しなければ手術は行えないと言われていました。しかし最近では服用を継続した状態で手術を行っても止血がしっかりとできれば大丈夫と言われています。ただどちらにしても主治医と相談しながらインプラント手術を行うことになります。

妊娠している方については、安定期の方はインプラント治療可能です。しかし当院ではお勧めしていません。過度なストレスや緊張をするため体調を悪くする可能性があります。当院では出産してからのインプラント治療をお勧めしています。

骨量、骨幅が少ない方ですが、以前はインプラント治療が難しいとされてきました。しかし最近はCT撮影、特殊なインプラント手術法(GBR・ソケットリフト・サイナスリフト)などによってほとんどの症例で可能になっています。ただ、通常のインプラント手術法に比べて手術後の痛み、腫れる可能性が高くなります。また治療期間も長く6ヶ月くらいかかります。

 

インプラント治療の年齢制限ってあるの?

インプラント治療は基本的にどの年齢の方でも可能ですが、18歳未満の方は受けることができません。だいたい人間の顎の成長は18歳ごろまでです。インプラント治療は顎骨と関係があるので顎骨が成長している段階で、インプラント治療を行うと咬み合わせがくるってしまいます。インプラント治療は顎骨の成長が止まってから行わなければなりません。高齢の方の年齢制限はありませんが、人によっては体力や免疫力が低下している場合があります。手術に耐えられる体力と免疫力があればインプラント治療が可能です。

 

インプラント治療についてのご相談や質問など、いつでもお気軽にお問い合わせください。

インプラント治療前に知っておきたいことPart.3

Part.3では、インプラント治療の特殊な手術法についておはなしします。

インプラントの術式の主な流れは以下のとおりとなります。

➀インプラント植立部に局所麻酔を行う
➁インプラント植立部の歯槽骨膜弁を剥離する
➂骨をドリリングしてインプラント体を埋入する
➃歯肉骨膜弁の剥離した部位を縫合する
➄場合によって仮歯の装着をする

 

インプラントの特殊な手術法

では、インプラント治療の特殊な手術法にはどのようなものがあるのでしょうか?

 

➀抜歯即時インプラント埋入法

インプラント治療は通常残せない歯の抜歯を行い2~3ヶ月ほど経過観察を行い歯茎が治るのを待って、インプラント治療を行いますが、ケースによっては抜歯してすぐにインプラント体を埋め込む方法を行うことがあります。これを抜歯即時インプラント埋入法といいます。インプラント治療の短時間かにつながり、患者さんの負担の少ないインプラント治療法と言えます。ただ、仮歯をつけることによってインプラントに余分な力がかかり、インプラントが歯槽骨と結合しない危険性がありますので、しっかりと隣接歯と固定を行い、力が過度にかからないようにする必要性があります。

 

②フラップレスインプラント埋入法

通常のインプラント治療では、歯茎を切開して剥離をしインプラント体に埋入を行いますが、フラップレスインプラント埋入法では歯間切開、剥離、縫合をせずにインプラント体を埋入します。患者さんの負担が軽減される方法ですが歯槽骨を直視することがないため治療の難易度は高くなります。難易度は高いですが、当院ではCT撮影を行い顎の骨や血管、神経の位置をしっかりと確認し、シミュレーションができるため、フラップレスインプラント埋入法も安全に行うことができます。当院では60%くらいの方がこの方法を使用しています。ですので、インプラント治療前不安を抱いていた患者さんから「思っていたより、楽だった」という声をよく耳にします。

 

③GBR(骨再生誘導法)

インプラントを保持するためにある程度の骨の量が必要ですが、その骨の量が少ないケースに使用します。インプラント周辺の骨の量が少ないケースは、インプラントを保持するための骨量を確保する必要があります。そのため骨が不足している部分にGBR(骨再生誘導法)を行い、骨の再生を行います。この方法では歯肉切開、剥離、縫合をしなければなりません。インプラント治療後は通常のインプラント治療法より腫れることが多いです。

 

④ソケットリフト・サイナスリフト

上顎のインプラント治療法において骨量が少ないケースはソケットリフト・サイナスリフト法を使用することがあります。どちらも上顎洞底まで骨量が少ないケースに使用されます。以前は骨量が少ないケースはインプラント治療が不可とされていましたが、GBR、ソケットリフト、サイナスリフト法の普及により、適応症例が広がり幅広く行われるようになりました。またCT画像の普及に伴い骨の中にある神経や血管の位置がしっかり確認できるようになり大きなトラブルが少なくなってきました。

 

当院では、しっかり診査、診断、インプラントを埋入した時のシミュレーションを行うようにしています。そうすることにより、安全且つ患者さんにご納得いただけるインプラント治療を提供できるよう心掛けています。

インプラント治療に興味関心のある方は、お気軽にご相談ください。

インプラント治療前に知っておきたいことPart.2

Part.2では、インプラント治療の進め方の概要についておはなしします。

「そもそもインプラント治療とはいったいどういうもの?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。インプラント治療とは、虫歯や歯周病、歯の破折などの原因で歯が失われたところに人工歯根(インプラント)を埋め込み、それを土台として冠を作る治療です。インプラント治療は自分の歯と同じように噛むことができ審美的な面でも満足できる治療法です。

 

インプラント治療の進め方

1回目

①問診

お口の中の悩みをしっかりと聞きます。良く患者さんから聞かれることは「インプラントって痛いでしょ?」「入れ歯にしたけど、違和感があるからインプラントにしようかな」という言葉です。そのような質問にもできるだけお答えしていきます。

②検査

パノラマ・CTなどレントゲン検査、口の中の検査(虫歯、歯周病の有無、噛み合わせのチェック、口の中の清掃状態)などを調べていきます。特にCTは、3Dによる立体画像で顎の骨の状態、神経や血管の位置を正確に確認するためインプラント治療に不可欠な検査です。これは、万が一顎骨のなかにある神経、血管を傷つけるといった大きなトラブルを防止するための検査です。

 

2回目

インプラント治療の計画と骨の状態を確認
骨量が足りない場合GBR、サイナスリフト法、ソケットリフト法などの術式を使用するか、またどの位置にインプラント体を埋め込むかシミュレーションを行い患者さんに説明します。

 

3回目

インプラント埋入
局所麻酔をしてインプラント手術を行います。ただインプラント埋入を行う前に、当院では口の中の歯垢、歯石を除去してできるだけ口の中を清潔にしてから行うようにしています。手術時間はインプラント埋入の本数や術式にも変わりますが、通常のインプラント手術ですと2本埋め込んで20~30分くらいです。インプラント埋入後、再度レントゲン撮影を行います。正しい位置にインプラント体が埋入できたかどうかの確認の為、撮影します。

最後に術後の注意事項を患者さんに説明します。注意事項の内容としては以下の通りです。

①強くうがいしない
②食事は2週間くらい柔らかい食べ物を食べるようにして、できるだけインプラント治療を行った場所は使わないようにする。
➂飲酒や激しい運動を避ける
④お風呂は長時間避け、シャワー程度にする
➄インプラント体を埋入した部位が2~3日程度で腫れが引いてきているか

 

4回目

インプラント埋入部位の消毒・経過観察
GBR、サイナスリフト法、ソケットリフト法の術式を使用した場合は腫れることが多いので、患者さんにはしっかりと説明する必要があります。

 

5回目

経過観察
3か月後に経過が良好であれば歯を作る作業に入ります。当院では精密な型取りをするためシリコン印象材を使用しています。多数歯にわたり、インプラント治療を行なった場合は、噛み合わせが不安定になりやすく、咬合異常を起こすことがあります。その為最終補綴物を入れる前に仮歯を装着します。(プロビジョナルレストレショーン)仮歯を装置して経過観察を行い問題ないことを確認してから、最終補綴物を制作します。

 

6回目以降

冠セット後のメンテナンス
当院では年3回程度の定期的なメンテナンスをお勧めしています。

【メンテナンスのチェックポイント】

◦お口の状態(清掃状態)
◦レントゲンでの骨状態
◦咬み合わせ
以上のことをチェックし、異常が無いかを確認します。

 

何か異常が出た場合でも早期発見・早期治療を行えば長くインプラントを使い続けることができます。ですので、メンテナンスがとても重要だと言えます。

インプラント治療について何か気になることがございましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。

インプラント治療前に知っておきたいことPart.1

Part.1ではインプラント治療と基礎疾患の関係性についておはなしします。

インプラント治療を行う前に、患者さんにしっかりと考えていただきたいことがあります。

それは歯を失った原因です。

虫歯、歯周病、歯の破折(歯が割れたり欠けたりすること)など、原因となる理由があります。虫歯や歯周病で失ったのであれば、インプラント治療前に日頃から歯磨きを行い口の中のケアをしておかなければなりません。歯の破折が原因であれば、マウスピースの使用などを考えておく必要があります。

また、インプラント治療は、基礎疾患が有るか無いかで成功率が変わってきます。外科的処置を行うため、全身疾患のある方は特に安全性を考えなければならないので注意が必要です。

 

注意が必要な基礎疾患にはどのようなものがあるでしょうか?

骨粗しょう症

骨粗しょう症の患者さんは、多くの方がビスフォスフォネート製剤を利用されている方が多く、その薬によって顎の骨が壊死することがあります。そのためインプラント治療を行う際には注意が必要です。

 

糖尿病

糖尿病の方でもインプラント治療を受けることができます。ただ、重度な糖尿病の患者さんの場合、骨が弱くまた免疫力が低下しているためインプラント治療が困難な場合があります。またインプラント治療後も唾液の分泌量が減少し、口の中が乾燥状態になります。唾液には自浄作用や抗菌作用がありますが、その作用が低下し、虫歯や歯周病になりやすく、インプラント周囲炎を起こしやすくなります。その結果インプラントが脱落することが起こってしまいます。

インプラント治療を受けることのできる目安は以下の通りです。

・血糖値のコントロールができている(HbA1cが6.9%以下である)
・空腹時の血糖時が180(mg/dl)以下である
・口腔内の清掃が行えている

糖尿病の患者さんは数値がコントロールできていればインプラント治療は可能です。

 

高血圧

高血圧の患者さんもインプラント治療を受けることができます。高血圧の方は、インプラント治療に限らず、歯科治療では局所麻酔を使用する場合は気をつけなければなりません。多量に使用すると血圧を上げてしまう可能性があるからです。当院では、血圧の薬を服用しているかどうかを確認し、できるだけストレスを最小限にするように、麻酔の種類や量を適切に行うようにしています。血圧のコントロールができているかどうかを主治医に確認の上で、インプラント治療をお勧めしています。

 

インプラント治療の成功率は100%ではありません。基礎疾患以外にも注意しなければならない点があります。インプラント治療が失敗してしまう代表的なものとしてインプラント周囲炎があげられます。これは歯周病と同じようにインプラントの植立部周囲に細菌感染が起こりインプラント周囲の骨が溶けてインプラントが抜けてしまうことです。インプラントを長く持たせるためには毎日の歯磨き、定期的なメンテナンス(咬み合わせチェック、ブラッシング指導、インプラント周囲炎の歯肉の状態チェック)が大切です。インプラントは寿命が長いので安心と思わず、日頃のブラッシングや定期的なメンテナンスを行ってください。

インプラント治療について何か気になることがあれば、お気軽にお問い合わせください。

 



診療スケジュール

当院へのお電話からの問い合わせは0857-38-2118へ

診療時間
9:00~12:30
9:00~13:00
14:30~19:00
-
-
-
/
/
/
-
-
-
/
-
/
休診日:日曜日午後・祝日午後・木曜日
★ 変則診療時間:土曜日午後14:30-18:00
ご予約・お問い合わせはこちら
山根歯科医院の外観
フッターオファー

© 2021 山根歯科医院