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『歯医者さんへ行こう!』

こんにちは。鳥取市東町にある「山根歯科医院」です。

今回は《 歯医者へ行こう!》がテーマです。

皆さんは、歯医者と聞いてどんなイメージをお持ちでしょうか?どんな事を思い浮かべますか?

痛い・怖い・痛くなってから行く・痛くなかったら行かない・嫌いなど、ネガティブな印象を持つ方が多いのではないでしょうか?子どもの頃に抱いてしまった悪いイメージや、痛かった記憶・思い出などがあるのではないでしょうか。

歯には、神経と血管が通っていて、神経の有る歯を削れば刺激が伝わり、冷たい、痛い、振動が響いて痛む、音が怖いなど、人それぞれ痛みや恐怖感があります。麻酔をすれば、痛みを感じなくなりますが、麻酔も怖い、痛くないようにしてほしい!という方もおられます。歯医者に通うハードルが、少しでも下がったら良いなと思いながら日々過ごしています。長年にわたり、これまで診てきた患者様の経験をもとに、お話しします。

🦷歯医者に行かなくなった理由🦷

・麻酔の効きが悪く、痛いまま治療して、怖くなり行きたくなくなった

・麻酔無しで治療して、痛いのが嫌だった

・虫歯を放置していて、怒られて嫌になった

・削られる振動や機械音が不快

・説明が少なく、何をされるか不安になった

・治療に対しての説明が不明確で、不信感を抱いた

・治療しても痛みが引かない為、他院を受診

・痛みが引いたので、治療途中でやめてしまった

・仕事やプライベートの都合で、行かなくなった

・治療費用の問題があって、行かなくなった

など、様々な理由・事情があります。そして、歯医者に通うことが苦痛だったのに、再び通うようになるのにも、様々な理由があります。

🦷歯医者に再び通うことになった理由🦷

・歯に穴が開いた、欠けた、冠や詰め物が取れてきた

・放置していたが、そろそろ通おうと思った

・痛み・腫れが出てきたから

・痛くないように治療してもらえそうだから

・しっかりと話を聞いてくれそうだから

・通える時間・余裕ができたから

など、急を要する症状の方もいれば、一大決心をして通う決意をして、来院してくださる方もおられます。

当医院では、カウンセリングをしっかり行っております。

患者様への問診で、希望や要望を聞きながら、恐怖感や不安感を和らげ、不信感のないようにしっかりとしたご説明をし、患者様に寄り添った治療を行うようにしています。

大切なのは、患者様の不安を取り除くこと

まずは、何が怖くて、何が不安なのかを、よく聞き取り、患者様のペースに合わせて治療を行うことが大切です。

(1)痛みに弱い、痛くないようにしてほしい方

患者様の多くは、痛くないようにお願いします!と言われます。

もちろん、すべての患者様に痛みのない治療を心がけています。しかし、歯科恐怖症で、痛くないようにしてほしい!とかなりの不安を感じている方もおられます。そんな不安を抱えながらも、頑張ろうとされている患者様は、治療と向き合う為に、勇気を出して来院されています。そのご期待に添えるよう、カウンセリングを通じて治療の説明を行い、励ましながら、少しずつ治療を進めてまいります。痛みがないように、表面麻酔をしてから、ゆっくりと時間をかけて麻酔を行い、麻酔が効いてから処置を行います。

治療途中には、痛みなどがないか、声かけ確認を行っています。処置中や処置後に痛みがなかったことで、患者様は喜ばれ、不安な気持ちを取り除くことができ、他の歯の治療にも意欲的になっていかれました。歯科恐怖症は、人それぞれの恐怖の対象が違いますが、何に対してストレスになるのかを把握して、寄り添った治療が出来るように、サポートするようにしています。

(2)数年ぶりの歯科医院の方

時間が作れなかったり、特に変化がなかったりして、数年間、歯科医院から足が遠のいていた方もおられます。数年ぶりにクリーニング希望で来られた方では、虫歯が出来ていたり、歯周病が進んでいたりします。お口の中を確認させてもらい、クリーニングだけでなく治療の必要性があれば、ご説明させていただき治療も進めていきます。虫歯を見つけてもらえてよかった、とのお声を頂いています。定期的にクリーニングに通うことの大切さを実感され、治療後もクリーニングに通われるようになられました。

(3)数年放置している、そろそろ治したい方

痛みがあれば、まずその痛みを取り除く処置を行います。カウンセリングを通じて、全体的な治療計画を立て、順番に治療を進めていきます。通いやすいように、ご相談させていただき、数年ぶりの歯科医院が、良いイメージを持ってもらえるように努力しています。治療と平行して、お口の中の環境(現在の状態・歯肉など)についてもお話ししています。クリーニングにて歯石を取り除き、ブラッシング指導を受けていただくと、お口への関心度が増し、ブラッシングの大切さを理解していただけます。ブラッシングの関心度が上がった事により、お口の中の環境も徐々に良くなり、治療もはかどりました。数か所の治療が必要な方も、根気強く期間をかけて治され、噛めるようになり、お食事も楽しく出来て、健康に近づき、お顔にハリが出来て、若々しくなっていかれました。

まとめ

様々な症状やご事情がある中、思い切って治療にきて良かった!と喜んで頂けるよう、患者様をサポートしてまいります。定期検診に通うことで、早目に治療ができ、健康への第一歩を踏み出せます。 『健口』を目指すことが、私たちの喜びです。                                今、お悩みの方も、『健口』を目指して、さあ、《歯医者へ行こう》!少しでも気になったら、まずは、ご相談ください。ぜひ勇気を出してみませんか?

定期検診や歯科治療をご検討の方は、鳥取市東町にある「山根歯科医院」にお気軽にご相談ください。

当院は、痛みに配慮した優しい治療を心がけて診療を行っています。むし歯・歯周病治療だけでなく、矯正治療や小児歯科、インプラント治療など、幅広い診療に力を入れています。

ホームページはこちら予約・お問い合わせも受け付けておりますので、お気軽にご連絡ください。

虫歯があるとインビザラインで治療できない?矯正中の虫歯を予防する方法も

こんにちは。鳥取市東町にある歯医者「山根歯科医院」です。

インビザラインのイメージ

虫歯になりやすい方の場合、矯正治療中に虫歯になったらどうしたらいいのか知りたい方が多いはずです。では、インビザライン矯正中に虫歯になったときにはどうするのでしょうか。また、インビザライン矯正中に虫歯になるのを予防するためにはどうしたらいいのでしょうか。

この記事では、インビザライン矯正中に虫歯になる原因や対処法、予防法について解説します。

虫歯があるとインビザラインで治療できない?

虫歯があるとインビザラインで治療できないか考えるイメージ

虫歯は自然に治ることはなく、放置すると重症化します。そのため、虫歯がある場合は、治したあとにインビザライン矯正を始めるのが一般的です。

虫歯治療とインビザライン矯正を並行して行える場合もありますが、大きな虫歯の場合には矯正治療を中断せざるを得ないこともあるでしょう。これにより、治療が長期化し、費用がかさむ場合もあります。

また、多くの場合、インビザライン治療は1〜3年と長い期間を要します。この長い期間、虫歯治療ができなければ、虫歯が重症化し、歯を残せなくなる可能性もあるのです。

そのため、治療前には必ず検査を行い、虫歯が見つかった場合には、虫歯を治したあとでインビザライン治療を始めるのが基本なのです。

インビザライン矯正中に虫歯になる原因

インビザラインのマウスピースを洗浄剤に浸けているイメージ

インビザラインで使用するマウスピースは取り外しが可能です。マウスピースを取り外して歯磨きができるため、虫歯になるリスクが低いといわれています。

しかし、矯正治療中にケアを怠ると虫歯になるリスクが高まります。ここでは、インビザライン矯正中に虫歯になる原因について解説します。

口内が乾燥しやすいから

インビザライン矯正中、食事や歯磨き以外の時間はマウスピースを装着しなければいけません。マウスピースを長時間装着すると、お口の中で唾液が行き渡りにくくなり、口内が乾燥することがあります。口内が乾燥すると、細菌が繁殖して虫歯になるリスクが高くなるのです。

歯に唾液の作用が届きにくいから

唾液には、虫歯菌の働きを弱める効果や口内の汚れを洗い流す効果があります。そのため、通常であれば口内が唾液に触れていることで、自然と虫歯になるリスクを抑えられるのです。

しかし、マウスピースを装着していると歯が唾液に触れにくくなります。そのため、虫歯になるリスクが高まるのです。

アタッチメントの周りは歯磨きしづらいから

アタッチメントとは、歯に接着するボタンのようなものです。アタッチメントにはマウスピースと歯の密着度を高める役割があり、装着することで歯の移動をスムーズに行えるようになります。

しかし、マウスピースは取り外すことができても、アタッチメントは取り外せません。そのため、アタッチメント周辺には磨き残しが生じやすく、しっかり歯磨きをしないと虫歯になることがあるのです。

歯磨きやマウスピースのお手入れ不足

インビザライン矯正中、お口の中を清潔に保てなければ虫歯になることがあります。主な原因は、以下の通りです。

  • マウスピースを装着したままの飲食
  • 歯磨き不足
  • マウスピースのお手入れ不足

インビザライン矯正中、飲食する際はマウスピースを取り外す必要があります。マウスピースを装着したまま食事をすると歯との間に食べ物が挟まって虫歯になるリスクが高まります。マウスピースが破損する可能性もあるでしょう。

また、歯の表面に汚れが付いていたり、マウスピースが汚れていたりすると、より虫歯になるリスクが高まります。お口の中を清潔に保つためには、飲食後しっかり歯磨きをすることと、マウスピースのお手入れを行うことが大切です。

インビザライン矯正中に虫歯になったらどうする?

虫歯になって痛がる女性

インビザライン矯正中に虫歯になった場合の対処法は、以下の通りです。

小さな虫歯の場合

小さな虫歯を治療する場合であれば歯の形が大きく変わることはありません。また、1~2回の治療で終わることも多いため、矯正治療と併行することもあります。

ただし、虫歯を治療するために通院が必要になったり、虫歯治療のために費用がかかったりする可能性があることは理解しておきましょう。

大きな虫歯の場合

歯の大部分が虫歯になると、虫歯部分を削って詰め物や被せ物で歯を補うことがあります。これによって、歯の形が変わると、マウスピースが合わなくなることがあるのです。また、症状によっては長期間の治療が必要になったり、抜歯が必要になったりすることもあります。

そのため、大きな虫歯の場合には、インビザライン矯正を中断し、虫歯治療を優先するのが一般的です。虫歯治療中、マウスピースを装着しない期間が長期間続くと、後戻りを起こす可能性があります。

また、歯の形が変わってこれまで使用していたマウスピースが合わなくなると、作り直しが必要になることもあります。これにより、さらに治療が長期化し、費用がかさむ場合もあるでしょう。

応急処置をする場合

インビザライン矯正の最終段階に入っている場合には、応急処置に留める場合もあります。あくまでも応急的な処置であるため、虫歯が治ったわけではありません。治療の開始が遅くなると虫歯が進行することもあるため、矯正治療が終わったら早急に虫歯治療を受けましょう。

インビザライン矯正中に虫歯になるのを予防する方法

インビザライン矯正中に虫歯になるのを予防するためにフロスをする女性

インビザライン矯正中に虫歯になるのを予防するためには、口腔内を清潔に保つことが大切です。以下のポイントに注意して、トラブルなく治療をすすめましょう。

歯間ブラシ・フロス・タフトブラシを使用する

歯と歯の間やアタッチメントの周りに付着した汚れを、歯ブラシだけで除去することは困難です。そのため、歯間ブラシやフロス、タフトブラシなどの補助用具を使用しましょう。

歯と歯の間の隙間が狭い場合にはフロス、隙間が大きい場合には歯間ブラシを使用します。使用する際は、歯の側面に擦り付けるようにして汚れをかき出します。これにより、歯ブラシだけでは落とせない細かな汚れも取り除けるでしょう。

ただし、使い方によっては歯茎を傷つけることがあります。正しい使用方法がわからないという方は歯科医師や歯科衛生士にお尋ねください。

また、奥歯や歯の裏側、アタッチメントの周りなどの細かな部分は、タフトブラシという1つの毛束の歯ブラシを使用するとよいでしょう。タフトブラシを使用することで歯ブラシでは届かない部分に付着した汚れも取り除くことができます。

フッ素を活用する

毎日歯磨きをするときにフッ素を含んだ歯磨き粉や洗口液を使用するのも虫歯予防に効果的です。フッ素には、歯の質を強くする効果や虫歯菌の働きを弱める効果があります。毎日使用することで、虫歯の予防につながるでしょう。

また、フッ素には再石灰化を促す効果もあります。フッ素が配合された歯磨き粉やうがい薬は、ドラッグストアなどでも購入可能です。6歳以下のお子様の場合は、1,000ppm以下の低濃度のものを選択しましょう。

こまめに水分補給をする

お口の中が乾燥すると細菌が繁殖して虫歯になるリスクが高まります。そのため、インビザライン矯正中はこまめに水分補給をしてください。水であれば、マウスピースを装着したまま飲んでもかまいません。

マウスピースを装着したまま糖分を含むジュースやスポーツ飲料などを飲むと虫歯になるリスクが高まるため避けましょう。

飲食する際は必ずマウスピースを外す

インビザライン矯正中、飲食する際は必ずマウスピースを外してください。食事のたびにマウスピースを取り外すことを面倒に感じる方もいるかもしれません。

しかし、マウスピースを装着したまま飲食をすると歯との間に食べ物が入り込んで虫歯になるリスクが高まるのです。また、食後は歯磨きしてからマウスピースを装着することも徹底しましょう。

マウスピースを清潔に保つ

基本的には、マウスピースのお手入れは水洗いのみでかまいません。

ただし、1〜2週間使い続けるものですので、においや汚れ、着色が気になる場合もあるかと思います。このような場合は、マウスピース専用の洗浄剤を使用して洗浄を行いましょう。定期的にお手入れを行うことで、虫歯や歯周病だけでなく口臭の予防にもつながります。

まとめ

インビザライン矯正で綺麗な歯並びになって笑う女性

インビザライン矯正前に虫歯が見つかった場合は、基本的に先に虫歯の治療を行います。なぜなら、虫歯は自然には治らないからです。虫歯がある状態でインビザライン矯正をはじめると虫歯が進行する可能性があります。

インビザライン矯正中に虫歯になった場合、虫歯の大きさによっては、インビザライン矯正を中断せざるを得ないこともあるので注意が必要です。虫歯治療によって歯の形が変わるとマウスピースの作り直しが必要になる場合もあります。

そのため、インビザライン矯正中はしっかり歯磨きをしてお口の中を清潔な状態に保つことが欠かせません。また、食後にはしっかりとマウスピースを洗浄してから装着しましょう。

インビザラインを検討されている方は、鳥取市東町にある歯医者「山根歯科医院」にお気軽にご相談ください。

当院は、痛みに配慮した優しい治療を心がけて診療を行っています。むし歯・歯周病治療だけでなく、矯正治療や小児歯科、インプラント治療など、幅広い診療に力を入れています。

ホームページはこちら予約・お問い合わせも受け付けておりますので、お気軽にご連絡ください。

歯科治療後のメンテナンスの重要性

こんにちは。鳥取市東町にある「山根歯科医院」です。

多くの患者様は、歯科治療が終わった時「やっと終わった」と思い、ホッと一息という気持ちになる方が、多いのではないでしょうか。もちろん、ホッとされる気持ちは当然だと思います。ただ、治療後は、もう歯科医院に行かなくても大丈夫。ということではありません。なぜなら、歯科治療後のメンテナンスは治療効果の持続や、お口の中の健康の長期的維持においては、とても大切です。本日は、歯科治療後のメンテナンスの重要性についてお話しします。

ワイヤー矯正が痛くて歯科医院で調整してもらっている男性 メンテナンス

メンテナンスの意識 

①治療効果の維持 

                                                   歯科治療後の定期的なメンテナンスは、とても重要です。例えば、インプラント治療を考えてみます。インプラントの治療において、長期的な成功と、口の中の健康を維持するには、とても重要です。インプラント自体は、虫歯にはなりませんが、インプラントの周囲の骨が、細菌感染から骨吸収が起こり、インプラント歯肉炎が進行すると、歯ぐきが下がり、インプラント体が見えてくることがあります。(インプラント歯周炎)さらに進行すると、インプラントそのものがグラグラと動揺して、抜け落ちてしまうことがあります。インプラントは、適切なメンテナンスを受けていれば、10年以上残っている確率は、9%以上と言われていますが、メンテナンスをしていなければ、それより短い寿命になってしまいます。治療効果の維持という意味では、メンテナンスは欠かすことが出来ないほど、重要なことです。

鳥取市 歯医者 インプラント メンテナンス

➁虫歯や歯周病の予防  

                                                 セラミック治療後にメンテナンスを怠ると、セラミック冠と、天然歯のすき間に食べカスやプラ―クがたまり、細菌感染し、虫歯や歯周病になるリスクが高まります。もちろん、日常のセルフケアはしなければなりません。歯科医院で行う、定期的なクリーニング、PMTCもとても大切です。患者様の中に毎日歯磨きしているので、定期的に歯科医院を受診して、メンテナンスをする必要はないと、思われてる方もいらしゃるのではないでしょうか。実は、虫歯や歯周病の予防において、定期的なメンテナンスの目的はいくつかあります。

鳥取市 歯医者 歯科検診

🦷虫歯・歯周病の早期発見・早期治療                                                   当院では、1年に1回ぐらいレントゲンを掲載しています。視診では、確認しにくい、虫歯の早期発見、歯周病の進行度を確認することができます。特に、歯周病の初期段階では、自覚症状はなく、症状が出た時は、かなり進行していることが多い口腔内疾患です。歯周病は、初期段階で治療を行うことができれば、適切なブラッシングやクリーニングで治すことが出来ます。しかし、かなり進行しうている状態だと、根管治療が必要となったり、場合によっては、抜歯をしなければなりません。虫歯治療においても同様なことが言えます。虫歯において軽度な場合(CO~C1)は、フッ素塗布やCR充填(詰め物)の治療で終えることが出来ますが、かなり進行した場合(C3)は充管治療が必要となってきます。さらに進行して(C4)の場合は、抜歯しなければならないことがあります。メンテナンスを怠ることによって、歯を失うことがあります。定期的なメンテナンスで早期発見、早期治療を行うことができ、歯を1本でも多く残すことにつながります。

検診 歯医者 鳥取市

🦷歯磨きでは、落とすことが困難なプラークを除去できる                                        定期検診で来院される患者さんで、歯石がついている人がいます。歯石は、歯磨きでは除去することは困難です。歯石が付いたまま放置しておくと、歯周病が進行してしまいます。歯石除去は専門器具(スケーラー)で除去しなければなりません。また、歯並びが悪い人は、歯磨きをしていても、歯ブラシの毛先では磨きにくく、プラークがついていることがあります。このようなプラークを除去するためにも、メンテナンスが必要となってきます。

予防歯科で歯石除去を行う器具

🦷プラークがついている部分を知ることができる                                              毎日ブラッシングを行っていても、磨けていないところがある場合があります。当院では、歯科衛生士が患者様に適切なブラッシング指導をおこなっています。歯周病予防で1番大切なことは、自分自身で口の中の汚れを除去することです。ブラッシングで気になることがあれば、気軽にご相談下さい。

ブラッシング指導を受けている患者 鳥取市 歯医者

  

                                                       🦷着色を落とす                                                着色も、歯石と同様に歯磨きでは落とすことが困難です。着色は、歯科医院でPMTCを行うことで落とすことができます。歯科医院で行うPMTCは、着色を落とすことによって、歯の表面が滑らかになり、プラークが付きにくくなります。これらは虫歯予防に重大な役割を果たしています

➂修復物の破折の防止 

                                                 セラミック冠は、修復物として、耐久性、強度には、優れていますが、メンテナンスを怠ると、ひび割れ、破折が起こることがあります。これは、咬み合わせの隙間、歯ぎしり、食いしばりなどによって、過度な力がかっかてしまったことが原因と考えられます。

🦷咬合調整治療                                                           咬合調整は、歯科治療において、重要な治療法です。メンテナンスにおいては、噛み合わせチェックをしなければなりません。噛み合わせが不良になってくると、修復物の破折だけでなく、顎関節症を起こすことがあります。咬合治療には、矯正治療、歯の削合調整など上げられますが、定期的なメンテナンスで行う治療法は、歯の削合調整による、咬合調整で歯ぎしり、食いしばりのため歯の摩擦によって、歯の不調和が確認された場合は、スプリント療法などが上げられます。咬合治療は、早期に対応することで、食事の時の痛みや、顎関節症になるリスクが軽減します。メンテナンスでは、虫歯、歯周病予防と同時に噛み合わせチェックを行うことは大切です。  

➃口臭の予防

口臭の主な原因は、口の中におけるプラークや歯石の蓄積、被せ物や詰め物の劣化による汚れの付着などが上げられます。このプラークや歯石をしっかりと除去することで、口腔内の清潔を保ち、口臭を予防することに大きく 貢献しています。

➄全身の健康の維持 

                                                患者さんの中には、歯科治療後のメンテナンスは、口の中の健康を保つためだと思っている方が多いのではないでしょうか。もちろん口腔内の清潔を保つことは重要なことです。ただ、メンテナンスは、口腔内の問題にとどまらず、全身の健康にも大きな影響をもたらすことになります。口腔内が不潔であれば、歯周病の原因菌などが増殖し、糖尿病・心臓病・高血圧症などの疾患を起こすリスクが高くなります。また、抜歯などで歯を失うと、食べ物が上手に嚙めなくなったり、噛み合わせが悪くなり、胃腸障害を引き起こす可能性が高くなります。歯科治療後のメンテナンスは、歯の健康を守るだけでなく、全身の健康を守ることにもとても重大な役割を果たしています。

鳥取市 歯医者 食事

歯科医院におけるメンテナンスの内容

🦷ブラッシング指導                                                ブラッシング指導は、プラークの除去を目的とし、歯科衛生士が、患者様1人1人に合ったブラッシング方法を指導することです。みなさんも歯磨きは、毎日行っていると思います。しかし、単に歯磨き粉を付けて磨くということではなく、正しい方法で歯磨きをすることが大切です。誤った磨き方をしているとプラークが口の中に残ってしまい、虫歯や歯周病になるリスクが高くなります。

鳥取市 歯医者 ブラッシング指導

🦷スケーリング・PMTC                                                       患者様の中には、歯石が付いている方がいます。歯石は、日々の歯磨きでは、除去することは困難です。定期的に歯科医院を受診して、専門の器具で歯石除去を行いましょう。また、PMTCを受けることで、歯の表面が滑らかになり、プラークが付着しにくくなります。虫歯の予防には、欠かすことができません。ぜひ、定期的にPMTCを行っていただくことをお勧めします。

🦷虫歯の有無・歯周病の進行度のチェック                                            虫歯や歯周病は、早期発見・早期治療が必要です。症状が出た時は、進行していることが多いです。

🦷噛み合わせのチェック                                                     嚙み合わせにズレがないかをチェックします。必要に応じて、歯を削って調整を行います。          インプラント治療後においては、インプラント歯周病になっていないかチェックします。

まとめ  

                                                                  歯科治療後のメンテナンスは、健康な歯を長期的に保つためには、欠かせないことです。症状が出てから歯科医院を受診するのではなく、定期的な歯科検診をすることによって、症状が出る前に予防することができます。当院では、定期的に3ヶ月~4ヶ月に1回の定期的なメンテナンスを受けることをお勧めしています。ただ、虫歯になりやすい方、歯周病がある程度進行している方は、1~2ヶ月に1回のメンテナンスをお勧めしています。メンテナンスを受けることで、口の中の健康、また全身の健康を維持していただきたいと思います。 

鳥取市 歯医者 検診

                                                                                                                                                                                                       

当院は、痛みに配慮した優しい治療を心がけて診療を行っています。むし歯・歯周病治療だけでなく、矯正治療や小児歯科、インプラント治療など、幅広い診療に力を入れています。

ホームページはこちら予約・お問い合わせも受け付けておりますので、お気軽にご連絡ください。                                                                                                                                                                                                   

      

床矯正とは?メリット・デメリットや費用も解説!

こんにちは。鳥取市東町にある歯医者「山根歯科医院」です。

床矯正を装着してもらう子ども

子どもの歯の矯正方法のひとつに、床矯正(しょうきょうせい)があります。床矯正は、歯列を広げて歯を綺麗に並べるスペースを確保する方法で、将来的な歯列矯正における抜歯を防ぐことができます。

床矯正にはメリットもあればデメリットもあるため、矯正方法を決める際には知っておきたいと考える保護者の方も多いでしょう。

この記事では、床矯正のメリットやデメリット、費用などについて解説します。床矯正について知りたいと思っている方は、ぜひ参考にしてください。

床矯正とは

床矯正の装置を手にする子ども

床矯正とは、小児矯正の一種です。床矯正の特徴や仕組みについてみていきましょう。

床矯正の特徴

床矯正は、歯が生えるスペースを作るための矯正治療です。歯がきれいに並ぶのに十分なスペースがなければ、歯が重なったり倒れたりして歯並びが悪くなります。

成長途中の子どもの骨は柔軟性が高いので、床矯正では特性を活かして歯列を拡大します。

デコボコの歯を矯正するには抜歯をして、歯が動くスペースを確保しなければなりませんが、床矯正で歯を並べるスペースを確保しておけば、抜歯を避けることができます。

床矯正の仕組み

床矯正は、プラスチック製のプレートとワイヤーなどから構成される矯正装置です。スクリューと呼ばれるネジを回転させることで、少しずつ歯列を拡大していく仕組みです。なお、床矯正の装置は、食事や歯磨きの際に装置を取り外すことが可能です。

ただし、1日8時間~14時間装着する必要があります。就寝中や日中など、決まった時間に装着することになります。

床矯正のメリット

床矯正のメリットイメージ

床矯正には、他の歯列矯正とは異なるメリットがあります。床矯正の主なメリットは、以下の通りです。

抜歯のリスクを軽減できる

床矯正では、歯を綺麗に並べるためのスペースを確保できます。

歯列矯正を行う場合、歯を動かせるスペースが少なければ抜歯が必要になることがあります。健康な歯を抜くことに抵抗を感じる方は少なくありません。

しかし、床矯正を行っていれば将来的に歯列矯正を受ける際でも、抜歯がを回避できる可能性が高くなります。

治療による痛みが少ない

床矯正の治療は、痛みが少ないという特徴があります。他の矯正方法では歯に圧力がかかるため、痛みを覚えるお子さまも多いです。

装着していれば次第に慣れてきますが、装着当初から慣れるまでは痛みのせいで食事ができなくなるなど、日常生活で不便さを感じることもあるでしょう。

一方、床矯正は弱い力でゆっくり矯正を行うため、治療による痛みは少ないといわれています。痛みが強いと治療を続けられないお子さまもいるため、痛みが少ないことはメリットといえます。

食事がしやすい

床矯正で用いる矯正装置は、食事の際などには取り外すことが可能です。固定式の装置は食事の際も装置が口腔内に固定されているため、お子さまが痛みや違和感で食事をしにくくなることがあります。

床矯正ならばこれまで通りに食事ができるため、不便さを感じることは少ないでしょう。

また、矯正装置を取り外せるため、好きな物を食べられる点もメリットです。固定式の装置を使用する場合は、硬いものや粘着性のある食べ物は避けなければなりませんが、床矯正は気にせずに食事ができます。

手入れがしやすい

床矯正は自由に取り外しができるため、歯磨きの際には矯正装置を取り外して歯を磨くことができます。固定式の場合は矯正装置の周辺は歯ブラシが届きにくく、磨き残りが原因で虫歯になることも多いです。

床矯正ならば、これまで通りに歯を磨くことができるため虫歯のリスクを抑えられるでしょう。また、矯正装置自体もお手入れがしやすいです。歯ブラシなどで優しく洗うだけで汚れを落とせるお手入れのしやすさも、メリットといえるでしょう。

床矯正のデメリット

床矯正のデメリットイメージ

床矯正はメリットだけではなく、デメリットもあります。デメリットについても理解した上で、治療を検討するようにしましょう。床矯正の主なデメリットは、以下の通りです。

自己管理しなければならない

床矯正は取り外し可能なため、自己管理が必要です。1日8~10時間以上の装着が必要で、装着時間を守らなければ計画通りに治療することができません。お子さまが勝手に取り外したりしないように、保護者の方がサポートする必要があります。

また、床矯正は定期的にスクリューを回転させて装置を広げて、歯列を拡大していきます。保護者の方が医師の指示に従い、1~2週間に一度スクリューを回転させることを忘れずに行わなければなりません。

発音に影響が出ることがある

床矯正の治療開始当初は、口腔内に装置があることに慣れず、発音しにくくなるというお子さまもいます。口腔内に直接入れる装置なので、慣れるまでは話しにくさを覚えるかもしれません。

1~2週間もすれば慣れることが多く、通常通り話せるようになります。

歯ぎしりで破損することがある

床矯正の装置は、就寝中と日中1〜2時間ほど装着するよう指示されることが多いです。歯ぎしりが癖になっている場合は注意が必要でしょう。歯ぎしりによって矯正装置に負担がかかると、装置が壊れる可能性があるためです。

歯ぎしりの癖がある場合は、ナイトガードを装着するなど工夫して治療を進めることが大切です。癖そのものを改善できる場合もあるため、歯科医師に相談すると良いでしょう。

他の矯正が必要になる場合がある

床矯正は、顎の骨が小さいなど、歯が綺麗に生えてくるスペースがない場合に用いられる矯正方法です。歯列を拡大して歯が生えてくるスペースを作ることが目的になるため、床矯正だけでは歯並びが綺麗にならないケースがあります。

このような場合は、他の矯正方法を検討する必要があります。床矯正では、大きく歯を動かしたり歯の向きを変えたりすることはできません。歯並びの乱れが重度の場合は他の治療法の併用や別の治療法の検討が必要になるため、まずは歯科医師への相談が必要です。

床矯正は大人もできる?

床矯正は大人でもできるのかを考えている女性

床矯正の治療は、主に6歳~11歳頃に治療をすることが望ましいとされています。成長段階の骨格に合わせて少しずつ歯列の幅を広げることで、綺麗に歯が生えてくるようにサポートします。

ただし、12歳以上は床矯正で治療できないというわけではありません。骨格や歯並びの状態によっては、床矯正による治療が可能な場合もあります。

成長期の子どもと比べると歯列の拡大が難しいため、治療期間が長くなりやすい点は把握しておいたほうがよいでしょう。

床矯正の費用

床矯正の費用イメージ

床矯正の費用相場は、20万円~40万円ほどです。この費用の中には、検査費や装置の費用、通院費用などが含まれていることが多いです。

他の矯正治療と同様に、床矯正にも保険が適用されないため、歯科医院ごとに費用が異なります。複数の歯科医院の費用を比較検討すると同時に、費用だけではなく通院のしやすさや設備なども考慮して歯科医院選びを行うことが重要です。

まとめ

床矯正の治療をして笑顔で食事をする親子

床矯正は大人も受けられる矯正方法ですが、乳歯から永久歯に生え変わるタイミングで始めることが一般的です。お子さまの歯が斜めや重なって生えてきていると気付いたら、床矯正を検討したほうが良いかもしれません。

ただし、必ずしも床矯正の治療が合っているとは限りません。床矯正は歯列を拡大することが目的の治療で、歯の位置調整を行う治療ではないためです。

まずは歯科医師に相談し、お子さまにあった治療法を相談してはいかがでしょうか。

お子さまの歯並びが気になる保護者の方は、鳥取市東町にある歯医者「山根歯科医院」にお気軽にご相談ください。

当院は、痛みに配慮した優しい治療を心がけて診療を行っています。むし歯・歯周病治療だけでなく、矯正治療や小児歯科、インプラント治療など、幅広い診療に力を入れています。

ホームページはこちら予約・お問い合わせも受け付けておりますので、お気軽にご連絡ください。

歯科矯正治療中の注意点

こんにちは。鳥取市東町にある『山根歯科医院』です。

矯正治療は、歯並びを治すことによって審美的メリット、また、正しい噛み合わせを得ることによって発育障害の防止、食事においての咀嚼率の向上、顎関節症、肩こり、頭痛の軽減、歯周病、虫歯の予防など口腔内の健康、全身の健康の維持に大きく関連しています。ただ、矯正期間は長く、日常生活で気をつけることがあります。矯正治療が終了したからといって、安心することはできません。

今回は、矯正治療中においての注意点をお話したいと思います。この注意点を守ることによって矯正治療がスムーズになり、治療後も口の中の健康を長期的に維持することが、出来るようになります。

矯正治療には、ワイヤー矯正とマウスピース矯正があります。

マウスピース矯正とワイヤー矯正の治療期間を比較する女性 鳥取市 歯医者

ワイヤー矯正の注意点

ワイヤー矯正

ワイヤー矯正は、原則として矯正装置をつけた後、矯正治療が終わるまでは、装置を外すことが出来ません。矯正装置が破損したり、食べ物がくっつかないように気を付けなければなりません。そのためには、食べ物には気を付けなければなりません。

歯磨きなどでワイヤー矯正の痛みが生じることがあるというイメージ

ワイヤー矯正中に控えて頂きたい食べ物

🦷硬い食べ物 ・・・ するめ・フランスパン、ピーナッツなどです。このような食べ物は、歯で噛んでも負担が大きく、矯正装置が破損する可能性があります。気をつけましょう。

🦷粘着性の高い食べ物 ・・・ キャラメル・ガム・餅などです。以上のような粘着性が高い食べ物は、歯や矯正装置のくっ付きやすく、矯正装置が外れてしまう可能性があります。気を付けましょう。

🦷前歯でかぶりつく食べ物 ・・・ リンゴ・とうもろこしなどです。前歯でかぶりつく食べ物は、矯正装置が変形したり破損する可能性があります。リンゴなどは丸ごとかぶりついて食べるのではなく、小さく切って食べるようにしてください。

🦷糖分の多い食べ物 ・・・ チョコレート・キャラメルなどです。糖分を多く含んでいる食べ物は虫歯の原因になることが多いです。矯正装置は、外すことが出来ないので装置と歯のすき間に挟まって虫歯の原因になります。どうしても食べたい時は、丁寧に歯磨きをして頂きたいと思います。

ワイヤー矯正中の歯みがきの注意点

ワイヤー矯正の場合は、矯正装置を外すことはできません。ですので、矯正装置を付けた状態で歯磨きをする必要があります。ただ、矯正装置と歯の間には、プラークが残りやすいので、丁寧な歯磨きが必要となってきます。矯正中の歯磨きの仕方においては、まず歯ブラシは、ヘッドの小さな歯ブラシを使用してください。その他、ワイヤーで歯の間を磨くのに便利な歯間ブラシ、ワンタフトブラシなどを併用して丁寧に歯磨きを行ってください。虫歯や歯周病のリスクが高い方には、通常の歯磨きの後、洗口液を使用して、一日数回うがいすることをお勧めします。当院では、コンクールの使用をお勧めしております。小児のワイヤー矯正の場合は、定期的にフッ素塗布を勧めています。フッ素は、歯の再石灰化を促進し、細菌による酸化を抑制する効果がありますので、矯正中の方には、虫歯予防として大きく貢献しています。

マウスピース矯正中の注意点

マウスピース矯正では、自分で装置の取り外しが可能ですので、食事や歯磨きをしやすいのがメリットして考えています。

鳥取市 歯医者 矯正 インビザライン

マウスピース装置時間を守る

マウスピース矯正では、一日20時間以上は装着することが推奨されています。装着時間が短いと、予定通り歯が動かないことがあります。必ず一日20時間以上の装着は守ってください。当院では食事中、歯磨きの時以外は装着することをお勧めしています。

マウスピースの着脱方法とポイント

マウスピースは、食事の時と歯磨きの時は毎回外さないといけません。治療を重ねて歯列が整ってくると、マウスピースの装着時間が短くなる傾向があります。また、マウスピースは正しい方法で着脱しないと必要以上に力がマウスピースに加わり、破損してしまったり歯に装着しているアタッチメントが、欠けてしまうことがあります。必ず適切な着脱方法をマスターしましょう。

マウスピースを装着する時は、まず前歯から始めて、奥歯に向かって指で押さえます。そしてマウスピースを押さえてしっかりと密着させるようにします。マウスピースを装着する際に噛んで装着することは辞めてください。マウスピースが破損する危険性があります。当院では、マウスピースを装着する際はチューイというシリコンゴム製のものを使用することをお勧めしています。マウスピースを装着した直後は、多少違和感がありますが、心配しないで下さい。この違和感(圧迫感)は、時間が経てば消失してきます。

マウスピースを外す時は、左右のどちらかの奥歯から外すのが基本です。マウスピースと歯の間に指を引っかけて、指を下に向かって押し出すとマウスピースが浮き上がってきます。次に反対側の奥歯の部分も同様に行っていきます。そうなると、左右奥歯の部分でマウスピースが浮き上がってきます。後は、前歯の部分に手を添えて下の方向に引っ張るとマウスピースは外れてきます。下顎の場合も上顎の時と同様に奥歯から外していきます。ただ、下顎の場合は上顎と違って上に押し出すように外してください。慣れてくれば、スムーズに外すことができるようになります。

マウスピースを丁寧にお手入れ

マウスピースを破損・変形させないためには、適切なお手入れが重要です。装着前には、マウスピースを水で洗ってください。マウスピースに汚れが付着していると、虫歯・歯周病になる可能性があります。マウスピースを洗う際には、柔らかい歯ブラシを使用して優しく磨くようにしてください。硬い歯ブラシを使用したり、力を入れて磨くとマウスピースが傷つく可能性があります。その他に、マウスピース専用の洗浄剤を使用することもお勧めです。水洗いだけでもかなりきれいになりますが、水洗いだけでは落ちにくい汚れが付着していることがあります。このような場合は、専用の洗剤を使用することをお勧めします。マウスピースを洗浄する際に気を付けて頂きたい事が二つあります。一つ目は、お湯を使用しないことです。特に40度以上の熱湯を使用すると、マウスピースが変形する恐れがあります。二つ目は、歯磨き粉を使用しないことです。マウスピースの汚れが落ちにくいからといって歯磨き粉を使用することはやめてください。歯磨き粉には、研磨剤が含まれています。この研磨剤によってマウスピースを傷つけてしまう危険性があります。気を付けてましょう。

マウスピースの管理

マウスピースは、食事中と歯磨き中は取り外します。その取り外したマウスピースは、必ず専用のケースに保管する習慣をつけて頂きたいと思います。マウスピースが破損したり紛失したりしてしまうと、インビザラインに再注文しなければなりません。その場合インビザラインにおいては、海外からの取り寄せになりますので時間がかかってしまいます。そうなると治療時間が延長してしまいます。マウスピースの管理は、しっかりと行ってください。また、マウスピースを紛失してしまった場合は、一つ前のマウスピースを装着することになります。マウスピースの保管は現在使用しているマウスピースだけでなく、一つ前に使用していたマウスピースも捨てずに保管してください。

鳥取市 歯医者 矯正 インビザ

食事・飲食においての注意点

ワイヤー矯正の場合は、硬いものを避けること、また粘着性のある食べ物(キャラメル・ガム)などは、避けるように申し上げましたが、マウスピース矯正の場合は、外してお食事して頂ければ何を食べても構いません。ただ一つ注意することがあります。それは飲み物です。マウスピースを付けたまま、水は飲まれても構いません。ただし、ジュースなどの糖分が、多く含まれている飲み物をマウスピースを付けたまま摂取することはNGです。理由は、歯とマウスピースの間に糖分が入り込んで虫歯の原因となってしまうからです。また熱いお茶や、珈琲を飲むこともNGです。マウスピースが変形する原因となります。マウスピースを付けたまま飲むことが出来るのは、水やお茶くらいです。その他の飲料水はマウスピースを外して飲むようにしてください。

鳥取市 歯医者 NGイメージ

まとめ

矯正治療中は、色々と注意すべき点があります。また、ワイヤー矯正とマウスピース矯正によっても注意点が異なってきます。矯正治療を行う際はこの注意事項を頭に入れて、少しでも矯正治療がスムーズに出来るよう、頑張って頂きたいと思います。矯正治療を検討されている方は、鳥取市東町にある歯医者「山根歯科医院」にお気軽にご相談ください。

インビザラインで治療できる症例について説明している歯科衛生士

当院は、痛みに配慮した優しい治療を心がけて診療を行っています。むし歯・歯周病治療だけでなく、矯正治療や小児歯科、インプラント治療など、幅広い診療に力を入れています。

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すきっ歯はマウスピース矯正で治せる?治療期間や費用も解説!

こんにちは。鳥取市東町にある歯医者「山根歯科医院」です。

すきっ歯をマウスピース矯正で治療する女性

矯正していると気付かれずに歯並びを治したい方に、マウスピース矯正は人気を集めています。そのため、すきっ歯をマウスピース矯正で治したいと検討している方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

この記事では、すきっ歯をマウスピース矯正で治療できるのか解説します。マウスピース矯正ですきっ歯を治すメリット・デメリットや費用、治療期間についてもご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

すきっ歯とは

すきっ歯の女性

正常な歯並びは、歯と歯がわずかに接した状態です。歯と歯の間に隙間が空いている歯並びをすきっ歯といいます。空隙(くうげき)歯列とも呼ばれており、前歯に隙間がある状態を正中(せいちゅう)離開といいます。

すきっ歯になると見た目が悪いことで、コンプレックスを持つ方も少なくありません。また、空気が漏れて発音しにくくなったり、噛み合わせが悪くなったりすることもあります。さらに、隙間に汚れが溜まりやすくなることで、虫歯や歯周病になるリスクも高まるのです。

そのため、見た目だけの問題と放置せず、早急に治療を開始するのがよいでしょう。

すきっ歯になる原因

すきっ歯になる原因を説明する歯科医師

歯並びには、骨格や歯のサイズなど遺伝的な要因が関係します。また、生まれつきすきっ歯じゃない場合でも、生活習慣によってすきっ歯になる場合もあります。ここでは、すきっ歯になる先天的な原因と後天的な原因について解説します。

先天的な原因

すきっ歯になる先天的な原因は、以下のとおりです。

  • 歯のサイズが小さい、もしくは顎が大きい
  • 歯の本数が少ない
  • 上唇小帯の異常

歯のサイズに対して顎が大きかったり、歯の本数が少なかったりすると、すきっ歯になることがあります。

また、前歯のみがすきっ歯になっている場合、上唇小帯の異常が原因であることが多いです。例えば、上唇小帯が太い、位置が低いなどの場合、前歯の歯並びに悪影響を与え、前歯がハの字に生えることですきっ歯になることがあるのです。

この場合、矯正治療にくわえ、上唇小帯の切除が必要になることがあるでしょう。

後天的な原因

すきっ歯になる後天的な原因は、以下のとおりです。

  • 舌癖
  • 指しゃぶり
  • 唇を噛む癖
  • 頬杖
  • 歯周病
  • 虫歯

歯並びを悪くする原因には、悪習癖があります。悪習癖とは、舌で歯を押す癖や指しゃぶり、唇を噛む癖、頬杖、横向き・うつぶせ寝などのことです。これらの癖を行っていると、歯に圧力がかかり、歯並びが悪くなることがあります。

特に、舌癖や指しゃぶり、唇を噛む癖がある方の場合、すきっ歯になるリスクが高まります。また、出っ歯になることもあるので注意が必要です。

せっかく矯正治療を行っても、これらの癖を改善できていなければ再度すきっ歯になることも少なくありません。そのため、矯正治療と並行して、これらの癖や習慣を改善することも重要です。

また、歯周病や虫歯により、歯並びや噛み合わせが悪化し、すきっ歯になるケースもあります。

すきっ歯はマウスピース矯正で治せる?

すきっ歯はマウスピース矯正で治療できると説明する歯科医師

すきっ歯は、マウスピース矯正で治療可能です。ここでは、すきっ歯をマウスピース矯正で治す2つの方法について解説します。

部分矯正

正中離開などの前歯だけのすきっ歯が気になる場合、マウスピース矯正の部分矯正で治療できます。部分矯正では、1番前の歯から3番目の歯までを対象としていることが多いです。治療範囲を前歯にのみ限定することで、治療にかかる費用や期間を抑えられます。

しかし、部分矯正では噛み合わせを整えることはできません。そのため、全体的にすきっ歯の場合や噛み合わせの調整が必要な場合は、全体矯正の適応となることが多いでしょう。

全体矯正

噛み合わせの調整が必要なすきっ歯の場合は、全体矯正で治療することもあります。

全体矯正とは、奥歯から前歯までを対象とした治療法のことです。前歯だけでなく奥歯も動かせるため、さまざまな歯並びに対応できます。部分矯正と比べると、全体矯正は治療期間が長くかかる傾向にあります。

しかし、すきっ歯の多くは、歯と歯の間にスペースがあります。抜歯などを行う必要がないため、他の不正咬合よりも治療期間が短いケースが多いでしょう。

マウスピース矯正ですきっ歯を治すメリット

マウスピース矯正ですきっ歯を治すメリットイメージ

マウスピース矯正ですきっ歯を治すメリットは、以下のとおりです。

装置が目立ちにくい

ワイヤー矯正の場合は、歯の表面に装置を固定するため、目立ちやすいのがデメリットです。

一方で、マウスピース矯正では透明なマウスピースを使用します。そのため、口元が目立ちにくいです。近くで見ても矯正治療中だと気付かれにくいでしょう。そのため、矯正治療中の見た目が気になる方や人前に立つ機会が多い方に、マウスピース矯正は選ばれています。

違和感・痛みが少ない

ワイヤー矯正では歯に装置を固定することで効率的に歯並びを整えられますが、歯1本1本に強い力がかかるため、痛みが出やすいです。

一方で、マウスピース矯正ではマウスピースを毎日決められた時間装着し、一定期間ごとに交換することで、ゆっくりと歯を動かします。これにより、治療に伴う違和感や痛みが出にくいのがメリットです。

装置の取り外しができる

ワイヤー矯正で使用する装置は歯に接着するため、取り外しはできません。歯磨きがしにくいため、虫歯や歯周病になるリスクが高まります。

一方で、マウスピース矯正で使用するマウスピースは取り外しが可能です。食事や歯磨きが普段通りにできるため、虫歯や歯周病などの口内トラブルのリスクを軽減できます。

また、スポーツをするときや楽器を演奏するときにもマウスピースを取り外すことができるため、邪魔になりません。

食事制限がない

ワイヤー矯正の場合、歯にくっつくものや硬いものを食べると、装置の破損につながることがあります。そのため、キャラメルやガム、お餅、せんべい、硬いパンなどは、食べられないことがあります。

一方で、マウスピース矯正の場合は、食事の際に必ずマウスピースを外すため、食事制限はありません。マウスピース矯正中であっても、矯正前と同じように食事を楽しめる点はメリットといえるでしょう。

通院回数が少ない

ワイヤー矯正の場合、装置の調整をするために1ヵ月に1回ほどの頻度で通院が必要です。

一方で、マウスピース矯正の場合は、患者さん自身でマウスピースの装着・交換を行います。そのため、ワイヤー矯正に比べると通院回数が少ないのです。

マウスピース矯正ですきっ歯を治すデメリット

マウスピース矯正ですきっ歯を治すデメリットイメージ

マウスピース矯正ですきっ歯を治すデメリットは、以下のとおりです。

装着時間の管理が必要

マウスピース矯正で使用するマウスピースは取り外しが可能です。マウスピースは1日20時間以上装着しなければなりません。

しかし、マウスピースの装着時間が20時間を下回ると、計画どおりに治療が進まなかったり、理想の仕上がりにならなかったりすることがあります。また、マウスピースの管理を怠ると、変形や破損を招くリスクもあります。

計画どおりに治療を進めるためには、患者さん自身でマウスピースの装着時間や保管を徹底することが大切です。ご自身で管理するのが難しい場合は、ワイヤー矯正のほうが良い場合もあるでしょう。

治療に時間がかかる場合がある

マウスピース矯正では、マウスピースを装着・交換しながらゆっくりと歯を動かします。そのため、お口の状態によっては、すきっ歯を改善するのに時間がかかる場合があります。特に、抜歯が必要な症例やすきっ歯と他の不正咬合を併発している場合、治療期間が長期化しやすいです。

歯並びや骨格によっては対応できない

ワイヤー矯正では、歯1本1本に装置を固定することで、幅広い歯並びに対応できます。そのため、抜歯が必要な症例や難症例にも対応できるのがメリットです。

一方で、マウスピース矯正では、重度の不正咬合には対応できない場合があります。特に、複数本の抜歯が必要な症例や骨格に問題がある症例の場合、ワイヤー矯正を選択したほうがよいケースもあるでしょう。

マウスピース矯正ですきっ歯を治すときにかかる期間

マウスピース矯正ですきっ歯を治すときにかかる期間イメージ

マウスピース矯正ですきっ歯を治すのにかかる期間は、すきっ歯の状態や治療内容によって異なります。部分矯正であれば3ヵ月〜1年程度、全体矯正であれば1〜3年程度です。

マウスピース矯正で歯並びを整えたあとは保定期間を設けます。保定期間とは、矯正治療で整えた歯並びを安定させる期間のことです。保定期間は、矯正期間と同程度としている歯科医院が多いです。歯並びを整える期間だけでなく保定期間が必要になることを理解しておきましょう。

マウスピース矯正ですきっ歯を治すときにかかる費用

マウスピース矯正ですきっ歯を治すときにかかる費用イメージ

マウスピース矯正ですきっ歯を治すのにかかる費用は、治療範囲や歯を動かす本数によって異なりますが、10万〜100万円程度です。軽度の症例であれば、10万〜30万円程度と費用を抑えられる場合もあるでしょう。

マウスピース矯正を含めた矯正治療は自費診療になるため、歯科医院によって料金設定が異なります。また、お口の状態によっても費用は異なりますので、詳しい費用については歯科医院にご相談ください。

まとめ

すきっ歯をマウスピース矯正で治療し笑顔で仕事をする女性

すきっ歯はマウスピース矯正で治療することができます。マウスピース矯正で使用する装置は、透明で薄いため、口をあけても目立ちにくいです。また、装置を取り外して食事や歯磨きができるため、患者さんへの負担も少ないでしょう。

ただし、装置の管理が苦手な場合、治療期間が延びたり、理想的な歯の仕上がりにならなかったりする可能性があります。このように、マウスピース矯正ですきっ歯を治すことには、メリットだけでなくデメリットもあるため、よく理解したうえで検討しましょう。

マウスピース矯正を検討されている方は、鳥取市東町にある歯医者「山根歯科医院」にお気軽にご相談ください。

当院は、痛みに配慮した優しい治療を心がけて診療を行っています。むし歯・歯周病治療だけでなく、矯正治療や小児歯科、インプラント治療など、幅広い診療に力を入れています。

ホームページはこちら予約・お問い合わせも受け付けておりますので、お気軽にご連絡ください。

口腔ケアについての注意点

こんにちは。鳥取市東町にある山根歯科医院です。

日常生活においての口腔ケアは、歯を守ることはもちろんのこと、全身の健康にも大きく関係しています。その中で、歯磨きの仕方、歯のクリーニング、歯磨き粉の選択など、様々なことを考えていかなければなりません。本日は、日常の口腔ケアについて、注意すべき点についてお話しします。

鳥取市 歯医者 口腔ケア

歯磨きについて

日々の口腔ケアにおいて、歯磨きを行うことで、歯を清潔に保ち、口の中の健康を長期的に維持することができます。ただ、歯磨きだけでは、不十分な場合があります。それは、歯と歯の間などは、歯ブラシの毛先が届きにくく、プラークが完全に除去できないことがあります。このことにより、虫歯や歯周病を引き起こしてしまうことがあります。歯磨きで、除去しきれない 歯と歯の間は、歯間ブラシの使用 お勧めします。

歯間ブラシの種類

歯と歯の間は、歯磨きだけでは、十分にプラークを除去することができない場合、 歯間ブラシを使用することで、効果的にプラークを除去することができます。 歯間ブラシには、様々な種類があり、 形状やサイズ、材質によって使い分けることが必要です。

形状による分類

①I字型(ストレートタイプ)

まっすぐな 形状で、主に前歯部の歯間の清掃に使用されます。

②L 字 型(アングルタイプ)

歯間ブラシの部分が、 L 字 型に曲がっているもので、奥歯の歯間の清掃に使用います。

鳥取市 歯医者 歯間ブラシ

《歯間ブラシのサイズによる分類》

歯間ブラシのサイズにおいては、大きすぎず、小さすぎず、無理なく抵抗なく使用できるものを選択します。歯間ブラシは、フロスに比べ 、太いタイプの清掃用具になるので、歯と歯の間の隙間がほとんどないような時は、使用できません。 無理に使用すると、歯茎を傷つけてしまう可能性があります。歯間ブラシを使用する場合は、自分に合ったサイズのものを使用しなければなりません。初めて使用される場合は、ご自身に合うものを歯科医院で相談されることをお勧めします。歯間ブラシのサイズは、一般的に SSSS(超極細 )から LL (太め) まで幅広いサイズがあります。

・4S〜SSサイズ

歯と歯の隙間が狭い人に使用します 初心者の方におすすめです。

鳥取市 歯医者 歯間ブラシ

・S〜Mサイズ

歯と歯の隙間が標準的な方に使用します。

・L〜LLサイズ

歯と歯の隙間が大きい方に使用します。多くの場合、歯周病が進行し、歯間が広がった方や、ブリッジの清掃にも適しています。

《材質による分類》

①ゴムタイプ

シリコンやゴム製の歯間ブラシで、柔らかいブラシです。メリットとしては、歯茎に優しく、歯茎をつき続ける心配が少なく、気軽に毎日使用できます。デメリットとして、ワイヤータイプに比べると清掃率が劣ることがあります。

ワイヤー矯正の期間を長引かせないためにできることとして使用する歯間ブラシのイメージ

②ワイヤータイプ(ナイロン)

ワイヤータイプの歯間ブラシは金属製ワイヤーの側面に、ナイロンがついている歯間ブラシです。メリットとしては、ゴム製の歯間ブラシよりも、清掃性が良く、 しっかりと汚れを落とすことができます。デメリットとしては、太さが合ってないものを使用すると、歯茎を傷つけてしまうことがあります。初心者の方には、ゴム製の歯間ブラシの方が、お勧めです。

鳥取市 歯医者 歯間ブラシ

歯磨き粉を選択するポイント

皆さんにとって、毎日の口腔ケアに欠かせないものとして、歯磨き粉があげられます。最近では、スーパーに行くと、様々な種類の歯磨き粉が並んでいます。しかし、自分に合った歯磨き粉は、どれなのか迷ってしまわれるのではないでしょうか。歯磨き粉は、目的によって選択し使用することをお勧めします。

①虫歯予防

虫歯予防目的とする場合は、フッ素配合の歯磨き粉を選択するのが良いと思います。フッ素には、歯の再石灰化を促進し、虫歯を防ぐ効果があります。フッ素濃度1000 ppm 以上のものが、お勧めです。成分例としては、フッ化ナトリウム (NaF)、モノフル オロリン酸ナトリウム(MFP)などです。

②歯周病予防

歯周病予防を目的とする場合は、殺菌成分が含まれているものや、抗炎症成分が、含まれているものを使用することをお勧めします。殺菌成分の代表的なものとして、塩化セチルピリジニウム(CPC) イソプロピルメチルフェノール(IPMP)などがあげられます。抗炎症成分の代表的なものとしては、トラネキサム酸 、クリチルリチン酸 、シカリウムなどがあげられます。これらの成分が含まれている歯磨き粉は、歯周病予防に効果的と言われています。

③口臭予防

口臭が気になる方は、口臭予防成分が含まれた歯磨き粉を選択することをお勧めします。代表的な成分としては、塩化セチルピリジニウム( CPC )などです。 この成分は、口臭の原因の増殖を抑制する効果があります。また、口臭だけでなく、歯周病予防にもつながります。

④知覚過敏対策

冷たいものや、甘いものを食べると歯がしみる。といった症状が出る場合は、 知覚過敏用の歯磨き粉を使用することをお勧めします。成分例として、代表的なものは、硝酸カリウム、 乳酸アルミニウムなどがあげられます。硝酸カリウムは、神経の過敏反応を抑える効果があります。また、乳酸アルミニウムには、象牙細管を封鎖し、外部からの刺激を防ぐ効果があります。これらの成分が配合されている歯磨き粉を使用をお勧めします。

鳥取市 歯医者 知覚過敏

⑤ホワイトニングの目的

歯を白くしたいと思われている方は、ステイン除去成分が含まれている歯磨き粉を使用してください。成分例としては、ポリリン酸ナトリウム 、ハイドロキシアパ トイトなどが、あげられます。 ポリリン酸ナトリウムは、ステインを除去する効果があります。また 、ハイドロキシアパタイトは、歯の表面を滑沢にし、汚れをつきにくくする効果があります。 歯を白くしたい方は、これらの配合された歯磨き粉を使用してください。

⑥子供用の歯磨き粉

大人用の歯磨き粉と、子供用の歯磨き粉には少し相違点があります。大人用の歯磨き粉には 、ミントなどの爽快感が得られるものが多いのですが、子供用の場合は、イチゴ味、 ぶとう味など、甘くて美味しそうなものが多いです。お子さんの場合、歯磨き粉の味で、歯磨きが苦手になることがあるからだと思います。 ただ、子供用の場合 、誤飲リスクを考慮し、フッ素濃度は、500〜1000 ppm のものを使用してください。ちなみに、成人の場合は、フッ素濃度が、1000〜1500 ppm のものを使用するのが望ましいです。歯磨き粉は、目的に応じて、自分に合った歯磨き粉を選択することが望ましいと言えます。

歯磨きのタイミング

歯磨きは、食後に行うことが大切です。ただ、厳密に言えば、食後30分経ってからの歯磨きをお勧めします。例えば 、ジュース 、果物 、酸味の強い食べ物などを摂取した後、すぐに歯を磨くと歯の表面のエナメル質が傷つく可能性があります。このような食べ物を摂取した時は、30分程度、開けてから歯磨きを行うのが良いです。歯磨きができない場合は、水やお茶で口をゆすぐようにしてください。 歯磨きをするタイミングとしては、 朝起きた時、昼食後、寝る前です。 これは、最低限のタイミングです。歯磨きのタイミングは、それぞれで、朝起きたら歯を磨く。という人もいれば、食後に必ず 磨く。という人もいると思います。ただ、最も歯磨きをするタイミングで重要なのは、寝る前の歯磨きです。では、どうして寝る前に歯を磨くことが、重要なのでしょうか。これは、寝ている間は、唾液の分泌量が減ってしまうからです。唾液は、虫歯や歯周病の予防には、大切な役割を果たしています。つまり、1日の中で最も虫歯や歯周病になりやすい時間帯は、寝ている時なのです。そのような、リスクの高い時間帯に備えて、口の中を歯磨きし、清潔にしておくことが重要なのです。必ず寝る前は、丁寧に歯磨きを行ってください。

歯磨き粉 鳥取市 歯医者

まとめ

歯磨きは、口腔ケアを行う上で、とても重要なことです。『食後に歯を磨く』ということだけを考えている人もいらっしゃると思います。歯磨きにおいては、適切なブラッシング法 、歯磨き粉の選択、 歯と歯の間に使用する歯間ブラシの使い方 、歯磨きのタイミングなどを考えていかなければなりません。 特に歯磨き粉の選択、 歯間ブラシの使用、 歯ブラシの選択などは、患者様、お一人お一人 で、異なってくることがあります。 一度、歯科医院でしっかりと指導してもらうことをお勧めします。 また、歯磨きのタイミングとしては、食後30分や、寝る前に 丁寧に行うことは、毎日の習慣として実践することが大切です 。これらをしっかりと念頭に入れて、いつまでも 口の中の健康を維持していただきたいと思います。

口腔ケアについて、気になることがございましたら、鳥取市東町にある歯医者「山根歯科医院」にお気軽にご相談ください。

当院は、痛みに配慮した優しい治療を心がけて診療を行っています。むし歯・歯周病治療だけでなく、矯正治療や小児歯科、インプラント治療など、幅広い診療に力を入れています。

ホームページはこちら予約・お問い合わせも受け付けておりますので、お気軽にご連絡ください。

虫歯を治療するときにかかる費用!保険適用の対象になるかも解説

こんにちは。鳥取市東町にある歯医者「山根歯科医院」です。

虫歯治療にかかる費用のイメージ

虫歯治療の費用は、治療の内容や進行度によって大きく変わります。軽度の虫歯であれば負担を抑えられますが、進行すると高額になる可能性もあります。また、基本的には保険適用の対象となるものの、自由診療になるケースもあるため、事前に確認しておくことが大切です。

この記事では、虫歯治療にかかる費用や、費用が変動する要素などについて解説します。治療費を抑える方法も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

虫歯治療は保険適用の対象になる?

マイナンバーカードを提出して保険適用で治療を受ける女性

虫歯治療の費用を考える際、確認したいのは保険が適用されるかどうかではないでしょうか。基本的に、虫歯治療には保険が適用されます。

ここでは、保険が適用される範囲と適用外のケースについて解説します。

保険が適用される虫歯治療

基本的に、機能回復を目的とする治療であれば健康保険の適用対象になります。例えば、歯の一部を削ってレジンで詰める治療や銀歯の装着には、保険が適用されます。また、神経を抜く根管治療も機能回復を目的としているため、保険が適用されることが多いです。

ただし、保険診療では使用できる材料や治療法に制限があります。見た目や耐久性にこだわりたい場合は、自由診療を検討する必要があります。

保険適用の対象外となる虫歯治療

虫歯治療には、保険が適用されない自由診療の治療も存在します。例えば、見た目を重視して、セラミックやジルコニアの詰め物・被せ物を選択した場合、保険の対象外となり、全額自己負担となります。

レーザーやマイクロスコープなどの最新技術を用いた治療も、保険適用の対象外になる場合が多いです。通常の虫歯治療よりも高度な技術を要するためです。

また、予防を目的とした処置も自由診療となることが多いです。例えば、フッ素塗布や、PMTCと呼ばれる歯科医院でのクリーニングは、虫歯の進行を防ぐためのものですが健康保険の適用対象外となっています。

虫歯を治療するときにかかる費用

虫歯で費用を支払うイメージ

虫歯治療にかかる費用は、虫歯の進行度によって異なります。初期段階であれば安く治療を受けられますが、進行するほど治療が複雑になり費用も高くなります。

ここでは、虫歯の進行度ごとに、治療方法と費用の目安を解説します。

初期の虫歯(C1)

初期の虫歯とは、歯の表面のエナメル質が溶け始めた状態のことです。痛みなどの自覚症状がほとんどありません。初期段階ではフッ素塗布やクリーニングで対応できるケースもありますが、歯の表面を少し削ってレジンを詰める治療が行われることもあります。

初期の虫歯の治療費用は、健康保険が適用される場合1,500円から3,000円程度が相場です。

ただし、特別なフッ素を使用する場合や虫歯予防のための特殊なコーティングを施す場合は、自由診療となり5,000円以上かかることもあります。

中程度の虫歯(C2)

虫歯が進行し、エナメル質の内側にある象牙質まで達するとC2になります。冷たいものや甘いものを食べたときにしみることがあります。

この段階では、虫歯部分を削って詰め物をする治療が一般的です。詰め物の素材によって費用が異なり、保険診療の銀歯であれば3,000円から5,000円程度です。

自由診療の素材を選ぶと、1本あたり3万円から5万円程度かかることもあります。また、虫歯の進行度によっては、型取りをして詰め物を作成するインレー治療が必要になり、こちらも素材によって費用が異なります。

神経に達した虫歯(C3)

虫歯がさらに進行し、歯の神経まで到達すると、強い痛みを感じるようになります。ここまで進行すると、神経を抜く根管治療が必要となります。

根管治療では、歯の内部の神経を除去し、内部を消毒したうえで薬剤を詰めます。保険診療の場合、根管治療の費用は5,000円から1万円程度ですが、その後に被せ物が必要になり別途料金がかかることが多いです。

保険が適用される銀歯で5,000円から7,000円程度、自由診療のセラミッククラウンを選択すると、1本あたり5万円から15万円ほどになります。

歯根しか残っていない虫歯(C4)

歯の大部分が崩壊した状態では、抜歯が必要なケースが多いです。抜歯自体の費用は、保険が適用される場合で1,000円から5,000円程度ですが、合計金額はその後の治療方法によって異なります。

抜歯後に歯を補う方法として、入れ歯、ブリッジ、インプラントの選択肢があります。保険が適用される部分入れ歯であれば5,000円から1万円程度、ブリッジの場合は1万円から3万円程度で治療が可能です。

しかし、インプラントは自由診療となり、1本あたり30万円から50万円以上の費用がかかるのが一般的です。

虫歯治療の費用が変動する要素

費用が高くなるセラミックの被せ物

虫歯の治療費用は、進行度だけで決まるわけではありません。治療を受ける場所や使用する素材、治療法などによっても変動します。

ここでは、虫歯治療の費用を左右する要素について解説します。

保険診療と自由診療の違い

虫歯治療の費用に影響を与える要素のひとつが、保険診療か自由診療かという点です。日本の健康保険制度を利用した治療は、国が定めた診療報酬の範囲内で行われます。例えば、虫歯を削って銀歯を入れる治療や、根管治療などは健康保険の適用範囲内に含まれます。

一方、自由診療では、患者さまが希望する素材や治療法を選択できるため、高額になりやすいです。自由診療の治療では、最新技術を用いた精密な治療や、金属を使用しないノンメタル治療なども選択できるため、見た目や耐久性を重視する方に選ばれています。

使用する詰め物・被せ物の種類

詰め物や被せ物の種類によっても、費用は異なります。保険診療で使用できるのはレジンなどに限られますが、自由診療では審美性の高い材料を使用できます。これらは天然歯に近い色合いを持ち審美性が高く、金属を含まないため金属アレルギーの心配がありません。

しかし、その分費用が高く、セラミックのインレー(詰め物)で3万円から7万円、クラウン(被せ物)で5万円から15万円程度かかることが一般的です。

治療を受ける歯科医院の方針や地域

同じ治療を受ける場合でも、歯科医院によって費用が異なることがあります。特に、自由診療の治療費は医院ごとに決められるため、医院によって価格に差が出ます。都心部の歯科医院では、設備投資の関係で治療費が高めに設定されていることが多いです。

治療にかかる回数や期間

虫歯治療の費用は、治療にかかる回数や期間によっても変わります。軽度の虫歯であれば1回の通院で治療が完了する場合が多いですが、神経まで達している虫歯や根管治療が必要なケースでは、数回から数十回の通院が必要になることもあります。

通院回数が増えるとその分費用も増えるため、早期に治療を受けることが重要です。

虫歯治療にかかる費用負担を抑える方法

虫歯治療にかかる費用負担を抑えるために医療費控除を活用する様子

虫歯治療にかかる費用は進行度や治療方法によって変わりますが、負担を軽減する方法も存在します。早期発見・早期治療を心がけることはもちろん、医療費控除やデンタルローンなどの制度の活用でも、負担を軽減できます。

ここでは、虫歯治療のコストを抑える具体的な方法について紹介します。

早期発見・早期治療を心がける

虫歯が進行するほど治療費が高くなるため、初期段階で発見して治療することが大切です。例えば、C1の虫歯ならばフッ素塗布や小さな詰め物で治療できるため、数千円程度の費用で抑えられます。

しかし、虫歯が進行して根管治療が必要になれば、数万円の費用がかかることになります。虫歯を早期発見するには、3か月から6か月に一度、定期検診を受けることが大切です。

保険診療を活用する

虫歯治療の費用を抑えるには、保険診療の範囲内で治療を進めることも重要です。機能回復を目的とした最低限の治療には保険が適用されるため、治療費を大幅に抑えられます。

また、根管治療や抜歯なども保険診療の範囲内で受けることで、費用を抑えられます。審美性を重視しない場合は、保険適用の治療を選ぶとよいかもしれません。

歯科医院の選び方を工夫する

同じ治療内容でも、歯科医院によって費用が異なる場合があります。自由診療の価格設定は歯科医院ごとに異なるため、事前に治療費の見積もりを確認し、複数の歯科医院を比較することが重要です。

デンタルローンや医療費控除を活用する

デンタルローンとは、歯科治療専用のローンのことです。分割払いできるため、高額な治療費でも無理なく支払うことができます。

ただし、金利がかかるため、総額をしっかりと計算し無理のない返済計画を立てることが大切です。

また、高額な歯科治療を受けた場合、医療費控除を利用することで税金の一部が還付される可能性があります。1年間に支払った医療費が一定額を超えた場合、その超過分が所得控除の対象となります。

家族全員の医療費を合算できるため、歯科治療を受ける予定がある場合は、他の医療費と合わせて計算すると控除の対象になるかもしれません。

予防を徹底し、虫歯を発生させない

最も費用を抑えられる方法は、虫歯にならないように予防することです。毎日の正しい歯磨きやフロスの使用、フッ素配合の歯磨き粉の活用など、セルフケアを怠らないことが重要です。

加えて、歯科医院での定期的なクリーニングや、シーラント処置を受けることで、虫歯を予防できます。

また、食生活の見直しも効果的です。糖分の多い飲食物を摂取した後は、できるだけ早く歯を磨く習慣をつけることで虫歯のリスクを軽減できます。日常的に予防に取り組むことで、虫歯治療の必要性を減らし、結果的に治療費の削減につながります。

まとめ

虫歯を治療して笑顔の親子

虫歯の治療費用は、進行度や治療方法によって異なります。初期段階であれば数千円程度で治療できますが、進行すると根管治療や抜歯が必要になり、数万円から数十万円の費用がかかることもあります。

特に、自由診療を選択すると、高品質な素材を使用するため、保険診療の数倍の費用がかかることを理解しておく必要があります。

虫歯治療を検討されている方は、鳥取市東町にある歯医者「山根歯科医院」にお気軽にご相談ください。

当院は、痛みに配慮した優しい治療を心がけて診療を行っています。むし歯・歯周病治療だけでなく、矯正治療や小児歯科、インプラント治療など、幅広い診療に力を入れています。

ホームページはこちら予約・お問い合わせも受け付けておりますので、お気軽にご連絡ください。

歯科医院の役割って?

こんにちは。鳥取市東町にある山根歯科医院です。

みなさんは『歯科医院』と聞いて、何を思い浮かべますか?

多くの方は「歯の治療をするところ」と思われる方が多いのではないでしょうか。

今回は『歯科医院』の役割についてお話していきたいと思います。

【歯科医院とは】

歯をはじめとする口腔内全般の診察・治療を行い、患者さんの口の健康と美しさを守る病院のことです。2023年時点で、全国に67,004施設あり、数はコンビニエンスストアよりも多いと言われています。

健康な歯を維持するために、定期クリーニングなどの処置を行い、患者様のお手伝いをしたり、歯そのものだけではなく、口の中や舌に関する病気全般や、あごの病気などの診察を行ったりします。

また、通院が困難な患者さんに対しても、往診など自宅で診療を行うこともあります。

他にも、幼稚園、学校などに赴き、子どもの歯を健康に導く指導を行うなど、地域社会においても幅広く活動しています。

歯科医院には『歯科医師』『歯医者』と呼ばれる先生がおり、口腔内の健康を維持するために重要な役割を果たしています。

【歯科医師】

歯科大学などで歯科医学を学び、歯科医師免許はもちろん、修士号や博士号を取得した専門家で、高度な専門知識と技術を持っている医師のことです。

口腔内の病気・異常の診断や、軽度から高度な治療を行います。

もっと詳しくとなると、虫歯の処置、歯の抜歯、歯周病の治療、入れ歯や詰め物、差し歯などの装着、歯並びの矯正、インプラント、口腔内の腫瘍などの外科治療などです。

【歯医者】

歯科医師と同様に歯の治療を行いますが、大学で歯科医学を学ぶことはなく、専門学校や短期講座などで歯科衛生士や歯科技工士、歯科助手としての知識・技術を学んだ人のことです。

口腔内の健康を管理する専門家であり、主に予防や歯のクリーニングや歯石除去、歯のホワイトニングなどを行い、被せ物の製作などの基本的な治療を行います。

また、患者さんに対して、正しい歯の磨き方や、口腔衛生の重要性を指導、定期的なメンテナンスなど、予防策の提案もします。

歯科医師と歯医者は、どちらも歯の健康を守るために専門知識と技術を持っていますが、微妙に違いがあることが分かりますね。

【歯科医院の診療科目】

歯科医院には診療の専門分野区分が『一般歯科』『小児歯科』『矯正歯科』『歯科口腔外科』『審美歯科』の5つあります。

【一般歯科】

歯の病気や虫歯の処置、入れ歯、抜歯など幅広く対応している科です。

歯石の除去や歯磨きなどのブラッシング指導、フッ素塗布などの予防歯科も一般歯科の仕事になります。

主に保険内の治療が一般的で、保険内治療の例として、虫歯の治療や歯のクリーニング、詰め物や被せ物を製作したりします。

しかし、麻酔や自費の被せ物などをする場合は、保険外の治療となることが多いため、必ず保険内適応で診療するとは限りません。

また、状態によっては、口腔外科や矯正歯科など、特殊な科目を取り扱っている別の歯科医院を紹介することもあります。

【小児歯科】

0歳から18歳くらいの子どもを対象に診療している科です。

0歳頃から12歳頃まで、乳歯が生え始めた頃から、永久歯に生え変わるまでの時期になりますが、生え変わりは個人差がありますのであくまでも目安になります。

中には、20歳頃までを対象とした小児歯科もあります。

小児歯科で行うのは虫歯などの治療のほか、歯磨き指導やフッ素塗布、歯並びのチェックなどです。

歯科によっては、食生活の指導や、指しゃぶりの相談も行っています。

乳歯から永久歯に生え変わり、あごの成長が著しい子どもの成長期において、口内の変化は大人と比べて大きく異なっています。
また、乳歯は永久歯に比べて、エナメル質などの歯の構造がやわらかいという性質があり、虫歯になりやすく進行も早いため、治療にあたって専門的な知識が必要になります。

成長、発育に関する知識に基づいた治療もそうですが、親への歯科指導などを行う場合もあります。

なお、初めて小児歯科にかかったほうがよいタイミングが、気になる方も多いかと思います。

保育園や幼稚園での集団検診で初めて診察を受ける子が多いですが、乳歯が生え始めた6か月ごろに、一度診てもらうのがおすすめです。
3歳で初めて歯科医にかかり、虫歯がたくさん見つかってしまう、というケースが多く見受けられますので、なるべく早く受診しておくと安心できると思います。

【矯正歯科】

名前の通り、歯列の矯正を行う歯科になります。

矯正は一人ひとりに合ったさまざまな装置を用いて、歯に力を加えることで理想的な位置・角度に歯を調整して、歯並びを美しく整えたり、咬み合わせを治す治療を行います。
また場合によっては、顎の骨の調整も治療もします。
例えば、顎が小さすぎて歯がきれいに収まらない場合は、顎の骨を拡張する治療が行われることもあります。

矯正の種類はワイヤー矯正、裏側矯正、マウスピース矯正がありますが、どの矯正法も審美的な要素が強いため基本的に自費の治療になり、長期的な治療になることが多いです。

【歯科口腔外科】

歯の問題だけではなく、歯を支える骨・口腔の粘膜・舌・顎など口の機能に関わる部位などの口腔内の外傷や病気の治療を行う科です。

全身麻酔などの切開が必要になる親知らずや、口腔がん、顎関節などの治療など個人の歯科医院では治療が難しい症例など幅広い治療を行っています。

大学病院や市立病院など大きな病院の診療科として設置されており、歯科口腔外科にかかる場合は、まず一般の歯科医院を受診して紹介状を書いてもらう場合がほとんどです。

歯科医院でも口腔外科が在籍している場合がありますが、精密検査や麻酔を行える設備・スタッフが揃っていることは少なく、大がかりな治療になれば大病院を紹介されることが多いです。

【審美歯科】

歯並びや歯茎の色などを改善させ、見た目を美しくする科です。

ホワイトニングをしたり、被せ物をセラミックにしたりなど、見栄えを良くすることを目的としており、歯や口元の美しさに焦点を当てた総合的な歯科治療のことを指します。白く形のいい歯にしたり、歯並びを整えるといった美観の側面があり、美しさという観点をプラスした歯科治療が審美歯科治療です。

歯科医院では、患者の意識や生活様式の変化に伴い、治療ニーズが大きく多様化しています。

特に注目すべきは、従来の虫歯などの治療中心だった歯科から、予防を目的にした通院が増えており、さらに「歯並びを整えたい」「歯を白くしたい」という見た目を重視する審美歯科の需要が高まっている点です。

【治療だけではない歯科医院の需要】

近年、虫歯罹患率の減少が顕著となる一方で、「予防」を目的とした歯科医院の需要が増加しています。定期的なクリーニングやフッ素塗布など、問題が発生する前に対策を行う予防歯科の重要性が一般にも広く認識されるようになってきました。

マウスピース矯正の人気

従来のワイヤー矯正に代わり、自分で着脱可能な上、透明で目立ちにくいマウスピース矯正の人気が高まっています。現代では、SNSなどで自身の写真を共有したりすることが増え、口元に気を遣う方が増えています。そのため、普段の生活でも歯を矯正していることが目立たず、歯並びを整えることができる機能性から成人患者からの需要が高まっています。

高齢者・訪問歯科の重要性

高齢化社会の進展に伴い、高齢者歯科や訪問歯科診療の需要が増加しています。口腔機能の維持・回復は、加齢によって増加する誤嚥性肺炎などの疾患の予防に繋がります。また、口腔機能が衰えると活舌が悪くなったり、柔らかいものしか食べられなくなったりなど、会話や食事を楽しむ機会が減少してしまいます。そのため、口腔機能の維持・回復はQOL(生活の質)を向上させることもできます。このように、全身の健康に役立つ歯科治療の重要性が認識されると共に、通院が困難な患者へのケアニーズも高まっています。

【まとめ】

いかがでしたでしょうか。

少しでも歯科医院についてご理解いただけたでしょうか?

役割も様々あり、専門の先生もいるので個々に合った歯科医院があるかと思います。

当院では、患者様のご自宅に診療も行っており、通院が難しい方も安心して利用していただけますので、ご気軽にお問い合わせ下さい。

ホームページはこちら予約・お問い合わせも受け付けておりますので、お気軽にご連絡ください。

マイオブレースとは?メリット・デメリットや治療の流れも解説!

こんにちは。鳥取市東町にある歯医者「山根歯科医院」です。

マイオブレースを装着する子どもの口元

「子どもの歯並びが気になるけれど、できるだけ歯を抜かずに治療したい」と考えている方に注目されているのがマイオブレースです。マイオブレースは歯並びが悪くなる根本的な原因を改善することを目的とした矯正治療で、子どもの成長期に適応となる治療方法の一つです。

今回は、マイオブレースとはどのような治療か詳しく解説します。マイオブレースのメリットとデメリット、費用などについても解説しますので、お子様の歯並びについて悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。

マイオブレースとは

マイオブレースを持って笑顔の男の子

マイオブレースとは、取り外し可能なマウスピース型の矯正装置です。歯並びの乱れを引き起こす口腔習慣を改善することで自然な歯並びへと導きます。特に5歳から15歳までの成長期の子どもを対象にしています。

マイオブレースでは歯を動かすことはしません。舌の位置や口呼吸、飲み込み方といった歯並びに影響を与える悪習慣を改善することで、間接的に歯並びが整うように促します。

これらの悪い癖を改善することで適切な成長を促し、歯に無理な力を加えず自然な成長に合わせて歯並びを整えることが期待できるでしょう。

マイオブレースのメリット

マイオブレースのメリットのイメージ

マイオブレースには多くのメリットがあります。以下にくわしく解説します。

歯を抜かずに矯正を進められる場合がある

マイオブレースによる治療は、永久歯が生えそろう前から行うことが推奨されています。その理由は、あごの成長を利用することで、歯が自然に並ぶためのスペースを確保できるからです。

また、マイオブレースは歯そのものを動かすのではなく、口周りの筋肉のバランスを整え、舌の位置などを改善することで間接的に歯並びが整うように促します。そのため、抜歯をせずに矯正を進められる場合があるのです。

痛みや違和感が少ない

マイオブレースは歯に力を加えて動かすものではありません。そのため、痛みや違和感が少ないといわれています。また、マイオブレースは柔らかい素材で作られているため、装着時の痛みがほとんどなく、快適に使用できるでしょう。

装置の取り外しができる

マイオブレースは取り外し可能な装置です。そのため、ふだんどおりに食事ができます。また、装置を取り外して歯磨きができるため、口内を清潔に保ちやすいのも大きなメリットです。虫歯や歯周病のリスクを抑えながら矯正治療を進められるでしょう。

また、装着時間は就寝時と日中の1時間程度です。外出時には装着する必要がないため、見た目が気になりません。

口呼吸や発音の改善が期待できる

口呼吸が習慣になっていたり舌の位置が悪かったりすると、歯並びの乱れだけでなく全身の健康にも影響を及ぼすことがあります。

鼻呼吸に改善すると、口腔内が乾燥しづらくなり細菌が繁殖しにくい口内環境を作れるので、虫歯や口臭の発生のリスクを減らすことができます。舌の位置を改善することで発音しやすくなる可能性もあるでしょう。

後戻りしにくい

矯正治療で歯を移動させると、歯が元の位置に戻ろうとする後戻りが起こることがあります。マイオブレースでは歯そのものを移動させるわけではなく、歯並びに影響を及ぼす根本的な原因を改善するため、後戻りが起こりにくいのです。

マイオブレースのデメリット

マイオブレースのデメリットのイメージ

マイオブレースには多くのメリットがありますがデメリットも存在します。ここでは、マイオブレースのデメリットについてくわしく解説していきます。

保護者の方のサポートが必要

マイオブレースは日中1時間程度と就寝時に装着する必要があります。

しかし、装着時間を守らなかったり途中で使用をやめたりすると、十分な治療効果が得られません。特に低年齢の子どもは装着を嫌がることもあるため、保護者の方によるサポートが必要不可欠です。

効果が現れるまで時間がかかる

マイオブレースは歯並びに影響を及ぼす癖を改善することで間接的に歯並びが整うように促す治療のため、効果が現れるまで時間がかかる傾向にあります。個人差はありますが、治療期間は2年程度かかることが一般的です。

適応となる症例が限られる

マイオブレースはすべての症例に対応できるわけではありません。骨格に問題があって外科手術が必要な場合や抜歯をして歯を大きく動かす必要がある場合、マイオブレースでは十分な効果が得られないことがあるのです。

継続的にトレーニングを行う必要がある

マイオブレース治療では装置を装着するだけでなく、舌の使い方や口の周りの筋肉を鍛えるトレーニングを並行して行う必要があります。トレーニングを継続して行うことでマイオブレース治療の効果を最大限発揮できるのです。

マイオブレースでの治療の流れ

マイオブレースでの治療のために診察を受ける子ども

上述のとおり、マイオブレースの治療は、単に装置を装着するだけでなく、正しい舌の位置や口腔習慣を改善するトレーニングを組み合わせながら進めていきます。ここでは、マイオブレースでの治療の大まかな流れを解説します。

診察とカウンセリング

まずは歯科医院で診察を受け、マイオブレースによる矯正治療が可能かどうかをチェックします。診察では歯並びの状態だけでなく、舌の癖や姿勢なども確認します。

精密検査

マイオブレースでの矯正が可能と診断された場合、治療の計画を立てるために精密検査を行います。口腔内の写真撮影やレントゲン撮影だけでなく、舌や口の機能にどんな問題があるかを調べます。検査の結果をもとに、歯科医師は治療計画を作成します。

装置の装着を開始

治療計画について説明を受け、患者さんの同意を得られたら矯正治療を開始します。装置の装着方法や取り扱いについて歯科医師や歯科衛生士から説明を受け、自宅で装置を装着します。マイオブレースの装着時間は就寝時と日中の1時間程度が基本です。

トレーニングの実施

マイオブレース治療では装置の装着と並行して舌や口の周りの筋肉を鍛えるトレーニングを実施します。舌を正しい位置に置く練習や、唇や頬の筋肉を鍛えるためのエクササイズなどがあり、数分のトレーニングを1日に1〜2回程度行います。

継続してトレーニングを行うことが重要なため、お子さんが続けられるように保護者の方がサポートしてあげることも大切です。

定期的なチェック

矯正治療中は1〜2カ月に1回ほどの頻度で歯科医院に通院する必要があります。しっかりとトレーニングの成果が出ているか、歯並びや噛み合わせが変化しているか、何かトラブルが発生していないかなどを確認してもらう必要があるのです。

治療の進捗に応じて、追加のトレーニングが必要になる可能性もあるでしょう。

治療完了

マイオブレースの治療期間は2年程度が目安になります。歯並びに影響を及ぼす悪い癖が改善され、口周りの筋肉のバランスが整ったことを確認できたら治療が完了となります。

治療が完了したあとも数カ月に1回は歯科医院で定期検診を受け、歯並びの状態を確認してもらうことが推奨されます。

マイオブレースでの治療にかかる費用

マイオブレースでの治療にかかる費用のイメージ

マイオブレース治療では、診察料や装置の費用に加えて、定期的な調整料などがかかることが一般的です。マイオブレースは保険が適用されません。自由診療となるため、歯科医院によって金額が異なります。

目安としては装置にかかる費用が40万円程度、検査にかかる費用が2万円〜5万円程度です。このほか、定期的な調整料が5,000円〜1万円程度かかります。

治療の進行によっては費用が追加で発生する場合もあります。また、装置が破損・紛失した場合にも費用がかかる可能性があるため、しっかり管理することが大切です。

まとめ

楽しそうに食事する親子

マイオブレースとは、歯並びの乱れを引き起こす口腔習慣を改善することで、間接的に歯並びが整うように促す治療です。

使用するマウスピース型の装置は取り外しが可能です。そのため、ふだんどおりに食事や歯磨きができます。また、柔らかい素材でできているため、痛みが少ないのも特徴です。

装置を装着するだけでなくトレーニングを並行して行うことでより効果を発揮します。お子様が継続して治療を進めるためにも、保護者の方がサポートしてあげましょう。

小児矯正を検討されている方は、鳥取市東町にある歯医者「山根歯科医院」にお気軽にご相談ください。

当院は、痛みに配慮した優しい治療を心がけて診療を行っています。むし歯・歯周病治療だけでなく、矯正治療や小児歯科、インプラント治療など、幅広い診療に力を入れています。

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