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歯のホワイトニングの費用はどれくらい?保険適用についても解説!

2023年7月14日

こんにちは。鳥取市東町にある歯医者「山根歯科医院」です。

ホワイトニングのビフォアアフター

「ホワイトニングに興味があるけれど費用はどのくらいかかるのだろう」「ホワイトニングは保険適用される?」などの疑問を持っている方もいるのではないでしょうか。

今回は、歯の4種類のホワイトニングの方法と、かかる費用、保険適用になるのかどうかを解説します。それぞれのホワイトニング方法や費用について理解することで、継続しやすいホワイトニング方法が見つかるでしょう。自分に合ったホワイトニングで、白く輝く歯を手に入れてください。

歯のホワイトニングの費用

黄色い机に置かれた?のブロックとコイン

ホワイトニングには、以下の4種類があります。

・オフィスホワイトニング

・ホームホワイトニング

・デュアルホワイトニング

・セルフホワイトニング

それぞれのホワイトニングの費用と特徴を解説します。

オフィスホワイトニング

オフィスホワイトニングとは、歯科医院で行うホワイトニングのことです。歯科医師が歯の状態をチェックし、歯の表面の汚れを落とす事前クリーニングや歯を漂白するホワイトニングなど、一連の流れを全て歯科医院で行います。費用相場は、10,000~70,000円程度で、使用する薬剤や機材によって変動します。

オフィスホワイトニングのメリットは、歯科医師や歯科衛生士などの専門職しか扱えない薬剤や機材を使った施術を受けられるため、効果を感じやすい点です。

しかし、漂白作用がある成分の濃度が高い薬剤を使用するため、痛みが出る場合もあることがデメリットでしょう。

施術時間は30分~1時間程度で、通院回数は歯科医院によって異なります。通院予定の歯科医院に確認するとよいでしょう。

オフィスホワイトニングの効果の持続期間は3~6か月程度で、歯の表面の漂白効果が落ちてきた頃に、メンテナンスを受ける必要があります。メンテナンスでは、歯の着色状態に合わせ、初回と同様の施術内容を実施する場合や照射回数を減らして実施する場合があります。メンテナンスにかかる費用は施術内容によって変動するので、歯科医院に確認しましょう。

ホームホワイトニング

ホームホワイトニングは、専用の薬剤とマウスピースを使用して自宅で行うホワイトニングです。費用相場は25,000~50,000円程度です。費用の内訳は、マウスピース作成に15,000〜40,000円程度、薬剤(7日分×2)が10,000円程度となります。

マウスピースの装着時間は1日1~2時間程度で、効果を実感できるまでには早くても2週間程度を要する場合が多いです。自宅で安全に実施できるように、ホームホワイトニングで使用する薬剤の漂白成分の濃度は低いため、効果が実感できるまでに時間を要します。

自宅で手軽にホワイトニングができますが、効果が出るまで継続したホワイトニングの実施が必要で、実施中はカレーやコーヒーなどの色素が濃い食べ物を控えるなどの飲食制限が必要なため、面倒に感じる方も少なくありません。

また、薬剤の量や使用方法を間違えると、仕上がりの白さにムラが出る場合や、歯茎に炎症が起きる場合があります。使用方法を必ず守ってホワイトニングを実施しましょう。

ホームホワイトニングの効果の持続期間は6か月~1年程度と、比較的長い期間持続するとされています。ホームホワイトニングは、歯の内側の象牙質から徐々に白くしていくため、比較的長い期間の効果持続が期待できるのです。そのため、メンテナンス費用を抑えられる傾向があります。年に一度メンテナンスを行った場合、年間のメンテナンス費用は薬剤代の10,000円程度です。

ホームホワイトニングは、自宅でのホワイトニングの実施が苦にならず、長期間の効果を望む方に向いている方法といえます。

デュアルホワイトニング

デュアルホワイトニングとは、歯科医院でのオフィスホワイトニングと自宅でのホームホワイトニングを併用する方法です。まず、歯科医院で歯科医師や歯科衛生士によるホワイトニングを受け、そのあとホームホワイトニングを繰り返すことで、より高い効果を期待できます。

デュアルホワイトニングの費用相場は、50,000~80,000円程度です。2種類のホワイトニング方法を併用するため、ほかの施術方法よりも高額になる傾向があります。

しかし、ほかの方法と比較して、効果が最も長いことがメリットです。デュアルホワイトニングの効果の持続期間は1~2年程度とされています。2年に一度のメンテナンスが必要ですが、メンテナンス時にはマウスピースの作成代がかからないため、初回よりも費用を抑えられるでしょう。

高く長期間の効果を期待する方は、デュアルホワイトニングを検討するとよいでしょう。

セルフホワイトニング

セルフホワイトニングは、美容サロンで自分で行うホワイトニングです。美容サロンは医療機関ではないため、歯科医師や歯科衛生士は在籍していません。サロンスタッフから手順の説明を受け、溶液の塗布やLED照射を自分で行います。歯科医師や歯科衛生士ではないスタッフが施術として口の中を触るのは違法行為にあたるため、自分で行う必要があるのです。

セルフホワイトニングの費用は2,000~5,000円程度でしょう。1回の施術時間は30分程度で、LED照射を2回程度繰り返す方法が一般的です。

美容サロンでは、歯科医院のように漂白効果のある薬剤は取り扱えないため、本来の白さに近づけるクリーニングの意味合いが強いです。持続期間は2~3週間程度のため、徐々に色戻りがみられます。効果を維持するためには、定期的な施術が必要になるでしょう。

月に2回のペースでセルフホワイトニングを利用した場合、年間のメンテナス費用は48,000~120,000円です。1回あたりのホワイトニング費用を抑えられるため、お試しでホワイトニングを受けてみたい若年層を中心に需要が高まっています。

歯のホワイトニングの費用を決める要素

机に置かれた手帳とペンと電卓

ホワイトニングの費用を決める要素は、以下の4つです。

・ホワイトニング方法

・メンテナンス費用

・使用する薬剤の種類と濃度

・クリーニング費用

前項で解説したとおり、それぞれのホワイトニングで使用する薬剤や機械、メンテナンス期間などが異なるため、費用に差が生じます。そのなかでもホワイトニングの費用を大きく左右するのは、使用する薬剤の種類と濃度です。

ホワイトニングの薬剤には2種類あります。歯の汚れを落とす薬剤と、歯を漂白する薬剤です。

歯を漂白する薬剤は歯科医師の診察と処方が必要なため、高価になる傾向があります。また、高濃度の薬剤は厚生労働省の許可を得て海外から輸入する必要があるため、高価になるのです。

白い歯を維持するには、3~6か月に一度を目安に、歯科医院で定期的なクリーニングを受ける必要があります。クリーニング費用は、種類や範囲によって異なるため、歯科医院に確認するとよいでしょう。

歯のホワイトニングは保険が適用される?

斜め上を見て顎に手を当てた考える女性

ホワイトニングは保険適用外です。

歯科で保険が適用されるのは、虫歯治療をはじめとした歯の機能を回復させるための処置です。ホワイトニングは審美目的のため、健康保険の対象外となります。ホワイトニングの費用に幅があるのも、ホワイトニングが保険診療ではなく自由診療のためです。

ホワイトニングの種類や使用する薬剤によっても費用が変動するため、歯科医院に詳細を確認し、自分が安心して施術を受けられる歯科医院を選びましょう。

歯のホワイトニングの効果を長持ちさせるためのコツ

TIPSと書かれた手帳とバインダー

歯のホワイトニングの効果を持続させるコツは、以下のとおりです。

・色素の濃い食品を控える

・こまめに歯を磨く

・喫煙を控える

・飲食前に水を飲む

・定期的にクリーニングを受ける

それぞれ解説します。

色素の濃い食品を控える

ホワイトニング効果を持続させるために、色素の濃い食品の飲食を控えましょう。色素の濃い食品は歯に浸透しやすいため、歯が着色して色戻りを早めます。

注意が必要な食品として、以下が挙げられます。

・カレー

・ミートソース

・コーヒー

・紅茶

・赤ワイン

上記のような色素の濃い飲食物を摂取した場合は、なるべく早めに歯磨きをしましょう。仕事や外出先などで歯磨きが難しい場合は、水でうがいするだけでも着色予防の効果が期待できます。

こまめに歯を磨く

歯の白さを維持するためには、こまめな歯磨きが必要です。食べかすなどが歯のすき間や表面に付着していると、歯の色素沈着に繋がります。

特に、ホームホワイトニングをしている方は、口の中に汚れが残っていると薬剤の浸透を妨げ、ホワイトニングの効果にムラが出る可能性があります。ホームホワイトニングを実施する前に、念入りに歯磨きをしましょう。

歯磨き粉の選び方にもポイントがあります。研磨剤入りの歯磨き粉は歯の表面を傷つけ、色素沈着しやすい状態を作り出す可能性があります。研磨剤入りの歯磨き粉は避けたほうがよいでしょう。色素沈着の予防には、950ppm以上のフッ素が高濃度に配合された歯磨き粉が適しています。歯の表面をフッ素でコーティングすることで、色素沈着を予防できるでしょう。

喫煙を控える

ホワイトニングの効果を持続させるには、喫煙量を減らす必要があります。

タバコに含まれるタールは黒みがかった茶色のため、色素が付着しやすいです。タールは、粘着性があり食べかすなどを吸い付けやすく、歯に色素が付着する一因となります。

禁煙や減煙が難しい場合は禁煙外来などを利用しながら、タバコの量を減らしていくとよいでしょう。

飲食前に水を飲む

ホワイトニングの効果を持続させるためには、食事の前に水分を摂り、歯を湿らせることも有効です。

唾液量の低下によって歯の表面が乾燥していると、着色汚れが付着しやすくなります。唾液は、食べかすを洗い流す自浄作用を持ち、口の中を清潔に保つ重要な役割があります。歯の表面に膜を張ってくれる牛乳を飲む、ガムを噛んで唾液の分泌を促すことも、着色汚れの予防に役立つでしょう。

定期的にクリーニングを受ける

ホワイトニングの効果を持続させるには、歯科医院での定期なクリーニングが必要です。

歯と歯の間や、前歯の裏側などは歯磨きがしづらく、セルフケアで完全に歯垢や着色汚れを防ぐのは困難です。歯科医院でのクリーニングでは、歯の表面についた茶渋やコーヒーなどの着色汚れを落とし、表面の汚れや黄ばみも除去できます。3〜6か月に一度を目安に歯科医院でのクリーニングを受け、ホワイトニングの効果を維持しましょう。

まとめ

自分の歯を指さして笑う女性

今回は、歯のホワイトニングの方法と費用、保険が適用されるのかどうかについて解説しました。

ホワイトニングには、オフィスホワイトニング・ホームホワイトニング・デュアルホワイトニング・セルフホワイトニングの4種類があり、施術方法や薬剤の違いから費用に差が生じます。

ホワイトニング後の白い歯を維持するには、定期的なメンテナンスと歯科医院でのクリーニングが必要です。ホワイトニングは審美目的で行われるため保険は適用されず、費用が高額になります。歯科医院によって費用が異なるので、事前に確認するとよいでしょう。

ホワイトニング効果を持続させるには、こまめな歯磨きに加え、カレーやコーヒーなどの色素の濃い食品を避ける、飲食前に水を飲む、減煙するなどが効果的です。

ホワイトニングは方法、によって費用に差がありますが、いずれも継続したメンテナンスやクリーニングが欠かせません。ホワイトニングの効果を維持するために、日頃から歯の着色予防を意識した生活を心がけましょう。

歯のホワイトニングを検討されている方は、鳥取市東町にある歯医者「山根歯科医院」にお気軽にご相談ください。