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気になる歯の黄ばみ!原因ときれいにする方法を解説!

2023年9月26日

こんにちは。鳥取市東町にある歯医者「山根歯科医院」です。

黄ばんだ歯を見せる女性の口元

「前よりも歯の黄ばみが目立つ」など、歯の黄ばみにお悩みではありませんか。白く美しい歯は清潔感があり、第一印象がよく見えます。歯が黄ばんでいると、老けて見える、清潔感がないように見えるなど、人に与える印象を左右するでしょう。

歯の黄ばみの原因は、加齢や歯の質による内的要因と、歯の表面についた汚れによる外的要因の2つです。歯の黄ばみの原因と、きれいにする方法を知ることで、白く美しい歯が手に入るでしょう。

今回は、歯の黄ばみの原因ときれいにする方法を解説します。自宅で歯の黄ばみをきれいにする方法や、予防法などもご紹介するので、歯の黄ばみにお悩みの方はぜひ参考にしてください。

歯の黄ばみの原因

頭からモヤモヤを出して悩む女子

歯の黄ばみの原因は、以下のとおりです。

歯の質

生まれつき歯が黄ばんで見える方がいます。象牙質の黄ばみがもともと濃いことや、エナメル質が薄く内側の象牙質が透けやすいことなどが原因です。

歯は、内側にある柔らかい組織の象牙質と、歯の外側にあるエナメル質の2層から成ります。象牙質はもともと黄味がかった色をしているため、エナメル質から象牙質の色が透けて見えるのです。

エナメル質の厚さや象牙質の色味は、髪の毛や肌の色と同じく、個人差があります。生まれつき象牙質の黄ばみが濃い場合や、エナメル質が薄い場合、象牙質の色が透けやすいため、歯が黄ばんで見えるでしょう。

加齢

こどもの頃や若いときは歯が白くても、加齢とともに徐々に歯は黄ばみます。加齢によって、象牙質の黄ばみが濃くなるといわれているからです。

食事や歯磨きなどによってエナメル質が削れることも、象牙質の黄ばみが透ける原因になるでしょう。

飲食物の色素

歯の黄ばみの原因の多くは、飲食物の色素汚れ(ステイン)が付着することです。特に、コーヒーや紅茶などのカフェインが含まれたものや、赤ワインやチョコレートなどのポリフェノールが含まれたものは、歯が黄ばみやすいといわれています。

飲食物だけでなく、ケチャップやソース、カレー粉などの調味料も、歯の表面が着色しやすいため注意が必要です。

タバコ

タバコに含まれるタールが歯の表面に付着すると、歯が黄ばみやすくなります。タバコによる黄ばみは、付着したばかりのタイミングなら歯磨きで落とせますが、定着すると頑固な汚れとなります。歯磨きでは除去できないでしょう。

磨き残し

磨き残しである歯垢は、1~2日経つと黄ばみのある歯石に変わります。磨き残しが多いと、歯が黄ばみやすいといえるでしょう。

磨き残しは虫歯菌や歯周病菌の棲み処になるため、磨き残しを放置すると虫歯や歯周病になることもあります。虫歯は黒いイメージがあるかもしれませんが、初期の虫歯は白く濁っている場合や、黄ばんでいる場合があるのです。歯周病が進行して黄ばみのある歯石が歯を覆うと、全体的に歯が黄色く見えるでしょう。

歯科医院で歯の黄ばみをきれいにする方法

歯科医院で歯の状態を見る女性

歯科医院で歯の黄ばみをきれいにする方法は、以下の2つです。

クリーニング

黄ばみの外的要因である着色や歯垢・歯石などの歯の表面についた汚れは、時間が経てば経つほど定着し、歯磨きでは取れなくなります。歯の表面についていた汚れが、時間が経つごとに内部にまで浸透することもあるでしょう。

歯磨きで取れない汚れは、歯科医院で定期的にクリーニングを受けて取り除かなければいけません。歯科医院では、超音波の機械を使って歯垢や歯石を効果的に取り除きます。

定期的に歯科医院でクリーニングを受けることで、歯磨きでは取れない汚れを徹底的に落とせます。歯の表面に汚れをつきにくくする効果もあるので、定期的にクリーニングを受けることで歯の黄ばみを予防できるでしょう。

ただし、歯科医院で行うクリーニングは、黄ばみの原因となる歯の表面についた汚れを落とす方法です。もともとの歯の色よりも白くできるわけではありません。

ホワイトニング

加齢やもとの歯の質などによる歯の黄ばみは、歯磨きやクリーニングなどでは改善できません。体質や歯の質による内的要因で歯の黄ばみがある場合、歯科医院でホワイトニングを受けるとよいでしょう。

ホワイトニング剤を歯の表面に塗ることで、歯の黄ばみを分解して歯の内側から漂泊できるため、もとの歯よりも白くできます。

ただし、ホワイトニングの効果は、個人差があります。1回の施術で白さを実感できる方もいれば、複数回施術が必要な方もいるでしょう。

ホワイトニングで黄ばみをなくせるかどうかは個人差がありますが、繰り返すことで確実に歯は白くなります。加齢やもとの歯の質による黄ばみに悩んでいる方や、自分の歯の色よりも白くしたい方は、検討するとよいでしょう。

自宅で歯の黄ばみをきれいにする方法

自宅で歯を磨く女性

自宅で歯の黄ばみをきれいにする方法は、以下の2つです。

磨き残しをなくす

歯の表面に着色や歯垢・歯石などの汚れがついた状態が続くと、定着して歯ブラシでは取り除けなくなります。歯が黄ばむ原因になるでしょう。そのため、毎日の歯磨きでできるだけ磨き残しをなくすことが大切です。

歯1本につき10~20往復を目安に、1本1本丁寧に小刻みに磨きましょう。汚れを取ろうと力を入れすぎて磨くと、歯の表面にこまかな傷がつき、余計に着色がつくかもしれないので注意してください。力が入りにくい鉛筆持ちで歯ブラシを持ち、歯ブラシの毛先が曲がらない程度の優しい力で磨きましょう。

歯ブラシだけでは大まかな汚れしか落とせないため、歯と歯の間や歯と歯茎の境目などには、歯間ブラシやフロスなどを使ってください。

ホワイトニング効果のある歯磨き粉を使う

毎日使用する歯磨き粉を「ステイン予防」「ホワイトニング効果」など、着色予防効果のあるものに変更するのも効果的です。毎食後に着色予防効果のある歯磨き粉を使うことで、飲食物の色素のよる汚れを落とし、歯の黄ばみを予防できるでしょう。

しかし、着色予防の効果はあっても、もとの歯の色よりも白くできる効果はありません。過度な期待はせず、あくまでも着色の予防として使いましょう。

市販の着色予防効果のある歯磨き粉には、研磨剤が入っていることがあるため注意が必要です。研磨剤は汚れを効率的に落とせますが、毎日使用することで歯の表面にこまかな傷がつくことがあります。

歯の黄ばみを予防するための歯磨き粉は、着色予防効果のある研磨剤が入っていないものを選ぶとよいでしょう。

歯の黄ばみを予防する方法

顎に手を当てて考える男女

日頃からできる歯の黄ばみを予防する方法をご紹介します。

黄ばみやすい飲食物を避ける

カフェインやポリフェノール、カテキンが含まれる飲食物や、色の濃い飲食物を避けましょう。歯が黄ばみやすい飲食物を避けることで、歯の黄ばみを予防できます。

コーヒーや紅茶、緑茶、赤ワイン、チョコレート、ミートソース、カレー、キムチなどは避けるとよいでしょう。豆腐や豆乳は色が白いですが、ポリフェノールの一種であるイソフラボンが含まれているため、歯が黄ばみやすいです。

しかし、色の濃い飲食物をすべて避けることは難しいです。コーヒーやチョコレートなどのお菓子や嗜好品などは1日1回だけと決めるなど、まずは頻度を控えるとよいでしょう。

着色しやすい赤ワインを白ワインや焼酎に変更するなど、同じアルコールでも色が薄いものに変更することも効果的です。

こまめに歯を磨く

歯の表面に汚れが付着している時間が長ければ長いほど、歯が黄ばみやすいといえます。何か飲食したあとは、できるだけ歯磨きをするとよいでしょう。毎食後すぐに歯を磨くことで、歯の黄ばみを予防できます。

しかし、忙しいときや外出先など、毎食後歯を磨くことが難しい場合もあるでしょう。歯磨きをできないときは、うがいをする、水を飲むなどで対応してください。

よく噛んで食べる

唾液には汚れを洗い流す効果があります。よく噛んで食べることで唾液の分泌を促せば、歯の黄ばみを防げるでしょう。

食事のあとに歯磨きできないときは、ガムを噛んで唾液の分泌を促すのも効果的です。

また、口内が乾燥していると歯の表面に着色汚れがつきやすく、歯が黄ばみやすいといえます。そのため、こまめに水分を補給することも歯の黄ばみ予防に効果があるでしょう。

禁煙する

タバコも歯の黄ばみの原因です。タバコに含まれるタールは時間が経つと歯の表面に定着するため、歯ブラシで落とすのが難しくなります。

歯の黄ばみを防ぐという点では禁煙するのが望ましいです。難しい場合は、こまめに歯磨きを行いましょう。定期的に歯科医院でクリーニングを受けることも忘れないでください。

定期的に歯科医院でクリーニングを受ける

定期的に歯科医院でクリーニングを受けることで、歯ブラシだけでは取り除けない汚れを徹底的に落とし、歯の黄ばみを予防できます。プロによるクリーニングを受けることで、歯の表面の着色汚れを予防する効果もあるため、歯が黄ばみにくくなるでしょう。

虫歯菌や歯周病の温床となる磨き残しを除去することで、虫歯や歯周病を予防できます。口内の健康を維持することにもつながるでしょう。

歯の黄ばみを予防するだけでなく、口内の健康を守るためには定期検診が欠かせません。何も症状がなくても、3~4か月に一度の頻度で通いましょう。

まとめ

鏡で歯の状態を確認する女性

歯の黄ばみの原因は、加齢や歯の質などによる内的要因と、着色や歯垢・歯石などによる外的要因の2つがあります。

歯の黄ばみの原因が着色や歯の汚れによるものであれば、毎日の歯磨きを丁寧に行うこと、歯科医院でクリーニングを受けることで、歯の黄ばみを改善できます。加齢や歯の質によって黄ばんでいる場合、歯の汚れを落としても黄ばみをなくすことは難しいため、歯科医院でホワイトニングを受けるとよいでしょう。

歯の黄ばみの原因はさまざまですが、どんな方でも飲食物や加齢によって徐々に黄ばみます。歯が黄ばむ原因を知り、黄ばみを予防することが重要です。定期的に歯科医院でクリーニングを受けることも大切でしょう。

歯の黄ばみが気になる方は、鳥取市東町にある歯医者「山根歯科医院」にお気軽にご相談ください。

オフィスホワイトニングとは?費用や注意点、効果持続期間を解説!

2023年8月11日

こんにちは。鳥取市東町にある歯医者「山根歯科医院」です。

オフィスホワイトニングで綺麗になった歯

歯科医院で行うホワイトニングは「オフィスホワイトニング」「ホームホワイトニング」「デュアルホワイトニング」の3種類に分けられます。なかでも、歯科医院で行うオフィスホワイトニングはどのような治療法なのだろうと気になっている方も多いのではないでしょうか。

今回は、オフィスホワイトニングのメリット・デメリット、治療の流れや費用相場など解説します。オフィスホワイトニングに興味のある方は、ぜひ参考にしてください。

オフィスホワイトニングとは

オフィスホワイトニングで綺麗になった歯をみせる男性

オフィスホワイトニングは、歯科医院で歯科医師や歯科衛生士などの有資格者に施術してもらうホワイトニング法です。

オフィスホワイトニングは、過酸化水素を使用して歯を漂白します。過酸化水素には、歯の着色を漂白する作用と、エナメル質の表面構造を変えて光の乱反射を起こす作用があります。歯の表面で光の乱反射が起こると、象牙質の黄ばみが透けにくくなるため歯が白くみえるのです。

過酸化水素は漂白作用が高いため、1回の施術で効果を実感しやすいホワイトニング法です。理想の白さに達していない場合は3〜6回程度通院して納得のいく白さにしていきます。

オフィスホワイトニングのメリット・デメリット

メリットとデメリットのイメージ

オフィスホワイトニングでは、どのようなメリット・デメリットがあるのか理解したうえで実施すれば後悔なく治療できるでしょう。以下、オフィスホワイトニングのメリット・デメリットを解説します。

オフィスホワイトニングのメリット

オフィスホワイトニングにはどのようなメリットがあるでしょうか。オフィスホワイトニングの3つのメリットは、以下のとおりです。

・即効性がある

・トラブルが起きにくい

・自己管理の必要がない

以下、それぞれ解説します。

即効性がある

オフィスホワイトニングは、歯科医師・歯科衛生士しか扱うことができない高濃度薬剤を使用します。そのため、1回の施術で歯のトーンがあがり白くなったと実感できるケースが多いです。個人差がありますが、1〜3回ほどで多くの方が効果を感じる即効性のある治療法です。

ホームホワイトニングは、白さを実感するまでに2週間ほどの期間がかかるといわれています。オフィスホワイトニングは、早く歯を白くしたい方にとって大きなメリットといえるでしょう。

トラブルが起きにくい

オフィスホワイトニングは、歯科医師・歯科衛生士がお口の中を確認しながら施術します。セルフホワイトニングやホームホワイトニングで起こりがちな「色ムラ」が起こりにくく、仕上がりが美しい点が大きなメリットです。

また、施術中に歯や歯茎がしみる場合や痛む場合もすぐに対応してもらえるため、安心してホワイトニングができるでしょう。

自己管理の必要がない

歯科医院で取り扱うホワイトニングには「オフィスホワイトニング」と、処方されたホワイトニング薬剤をご自宅で使用する「ホームホワイトニング」があります。

ホームホワイトニングは、ご自宅で好きなタイミングでできるメリットがありますが、自己管理が必要です。1日2時間ほどの装着やマウスピースの手入れなどに手間がかかるため、面倒に感じる方もいらっしゃるでしょう。

一方、オフィスホワイトニングは、歯科医院で施術するためエステのような感覚でホワイトニングができるメリットがあります。

オフィスホワイトニングのデメリット

オフィスホワイトニングの施術を受ける際は、デメリットも理解したうえで受けるのがよいでしょう。オフィスホワイトニングの4つのデメリットは、以下のとおりです。

・費用が高額である

・奥歯の施術ができない

・後戻りしやすい

・知覚過敏が起こりやすい

以下、それぞれ解説します。

費用が高額である

オフィスホワイトニングは保険適用外の自由診療のため、費用は自己負担です。ホワイトニングの費用は、使用する薬剤のメーカーや歯科医院によって異なります。トラブルを回避するためにも、どのような料金形態なのか事前に確認しましょう。

奥歯の施術ができない

オフィスホワイトニングは、ホワイトニング薬剤を塗布し、光を照射して歯を白くします。高濃度の薬剤を使用するため、歯茎や粘膜に薬剤が触れると炎症するリスクが高いです。

また、施術中は光があたるように器具を入れて行いますが、奥歯まで光が届かないため、オフィスホワイトニングの多くは上下の犬歯〜犬歯までを目安としています。

後戻りしやすい

ホワイトニングは、一度行えば永久に白い歯が手に入るわけではありません。個人差がありますが必ず「後戻り」が起こります。なかでも、オフィスホワイトニングは即効性があるものの後戻りしやすいことが特徴です。

一方、ホームホワイトニングは、濃度の低い薬剤で時間をかけて白くしていくため、後戻りが緩やかだといわれています。

知覚過敏が起こりやすい

オフィスホワイトニングは、高濃度薬剤を使用するため施術中や施術後に知覚過敏の症状がでやすいといわれています。

しかし、時間の経過とともに症状はやわらいでいくケースが一般的です。我慢できないほどの症状が出た場合は、鎮痛剤や知覚過敏用のコーティング材を塗布して様子をみます。ふだんから知覚過敏の症状がある方は注意が必要です。

オフィスホワイトニングができない方

両手でバツマークをあらわしている

オフィスホワイトニングの治療を希望しても、なかには治療ができない方もいます。オフィスホワイトニングができない方は、以下のとおりです。

・虫歯・歯周病・歯にひび割れのある方

・知覚過敏症状がある方

・妊娠中・授乳中の方

・光線アレルギーの方

・無カタラーゼ症の方

以下、それぞれ解説します。

虫歯・歯周病・歯にひび割れのある方

虫歯で歯に穴があいている、歯にひびが入っている、歯周病が進行しているなどの症状がある方は、治療が完了するまでホワイトニングができません。虫歯や歯にひび割れがあると、神経の通る象牙質までホワイトニング薬剤の刺激が伝わるリスクがあります。

また、歯周病が進行している方も歯の根の部分が露出している場合、刺激に対して敏感になりやすいため注意が必要です。適切な治療を受けて、ホワイトニングの施術中にトラブルが起きにくい口内環境に整えてから治療します。

知覚過敏の症状がある方

歯の表面にあるエナメル質にひび割れや摩耗があると、ホワイトニング薬剤の刺激が象牙質に直接伝わるため、しみたり痛みがでたりするリスクがあります。

特に、オフィスホワイトニングは、ほかのホワイトニング方法と比較して薬剤の濃度が高いため、知覚過敏の症状がでやすいです。ふだんから知覚過敏の症状がある方は、オフィスホワイトニングはさけた方がよいでしょう。

妊娠中・授乳中の方

妊娠中・授乳中の方は、ホワイトニング薬剤の成分が胎児や乳児に悪影響を及ぼす可能性があるため、基本的にホワイトニングができません。

しかし、具体的に胎児や乳児にどのような影響があるのか判明していないのが現状です。だからといって安全に行える根拠もないため、ホワイトニングはひかえるよう謳っている歯科医院が多いのが実情です。

光線アレルギーの方

光線アレルギーは、紫外線などの光に反応して赤み・かゆみなどの炎症があらわれます。光線アレルギーの方は、オフィスホワイトニングで使用する光に反応してアレルギー反応が起きるリスクが高いです。

リスク回避のために、オフィスホワイトニングの施術は行わない歯科医院が多いです。光線アレルギーの方でホワイトニングをご希望であれば、光を使用しないホームホワイトニングを選択しましょう。

無カタラーゼ症の方

無カタラーゼ症は、過酸化水素を体内で分解するカタラーゼとよばれる酵素がつくられない疾患です。

オフィスホワイトニングは高濃度の過酸化水素を使用するため、無カタラーゼ症の方は過酸化水素を分解できず、お口の中が荒れるリスクや壊死を起こすリスクがあります。そのため、無カタラーゼ症の方は過酸化水素が使われているホワイトニングは禁忌とされています。

オフィスホワイトニングの施術の流れ

STEPの文字がかかれた木のブロック

オフィスホワイトニングがどのような流れで治療が進んでいくのか理解しておけば、施術の際の不安や緊張をやわらげることができるでしょう。オフィスホワイトニングの治療の流れは、以下のとおりです。

①カウンセリング

はじめにカウンセリングを行います。口内の確認とホワイトニングの施術方法や流れ、得られる効果・費用などの説明を受けます。また、現在の歯のお悩みや求める歯の白さ、予算などもあわせて聞かれるケースが多いです。

トラブルを回避するためにも、カウンセリングの際は、不安に思っていることやお悩みなど、ご自身の意見をしっかり伝えましょう。満足できる仕上がりを得るには、歯科医師・歯科衛生士との理想像の共有が必要不可欠です。治療計画に納得できたらオフィスホワイトニングを行います。

②お口の中の確認

オフィスホワイトニングの施術が決まったら、虫歯・歯周病の確認と現在の歯の色の記録をとります。虫歯や歯周病が見つかったら先に治療を行ってホワイトニングに支障のない口内環境に整えていきます。

また、どれくらい歯の色が変化したのか確認できるように、事前に写真を撮影し、歯の色の記録をとることが一般的です。

③クリーニング

オフィスホワイトニングは、歯の表面に薬剤を塗布して歯を白くしていきます。ホワイトニング効果を得るためには、歯の表面に薬剤をしっかり浸透させる必要があります。

しかし、歯垢(プラーク)や歯石、着色汚れが歯の表面に付着した状態だと薬剤の浸透が妨げられ、十分なホワイトニング効果を得ることができません。ホワイトニングの施術前に、歯の表面をクリーニングすることで、十分なホワイトニング効果を得ることが期待できます。

④ホワイトニング

歯のクリーニングが完了したらホワイトニングを開始します。ホワイトニングの流れは、以下のとおりです。

歯茎の保護

ホワイトニング薬剤は高濃度であるため、歯茎や粘膜に触れてしまうと炎症を起こすリスクが高いです。歯茎などの粘膜に薬剤が触れないように保護します。

ホワイトニング薬剤の塗布

歯の表面にホワイトニング薬剤を塗布します。

光を照射

薬剤が塗布できたら光をあててホワイトニングします。数分の照射ですが光があたる部分は熱くなるため、唇などに違和感があれば必ず歯科医師・歯科衛生士に伝えましょう。

薬剤の除去

光の照射が終わったらホワイトニング薬剤を除去します。

 

使用する薬剤によって異なりますが、上記の流れを1〜3回ほど繰り返してホワイトニングします。

⑤ホワイトニング完了

ホワイトニングが完了したら、最後に歯の色の記録をとって、施術前の歯の色味との差を確認します。希望する白さに到達していない場合は、追加でホワイトニングするか検討する必要があるでしょう。

オフィスホワイトニングの効果の持続期間

カレンダーと時計

オフィスホワイトニングの効果の持続期間は、3~6か月ほどです。1〜3回の施術で歯が白くなる即効性はありますが、後戻りも早い特徴があります。ホワイトニング効果を長く持続させるためには、定期的な再ホワイトニングが必要です。

オフィスホワイトニング施術後の注意点

注意をうながすマーク

オフィスホワイトニングの施術後は注意すべきことがあります。ホワイトニング施術後の3つの注意点は、以下のとおりです。

・知覚過敏がでやすくなる

・色の濃い飲食物・イソフラボンを含むものをひかえる

・喫煙はひかえる

以下、それぞれ解説します。

知覚過敏の症状がでやすくなる

オフィスホワイトニング直後は、歯の表面を保護しているペリクルとよばれる保護膜がはがれた状態となります。ペリクルがはがれた状態の歯の表面は刺激に弱くなるため、一時的に知覚過敏の症状がでやすいリスクがあります。

症状が出た場合は、痛み止めを服用したり知覚過敏用歯磨き粉やフッ素入り歯磨き粉を使用したりすることで様子をみましょう。知覚過敏の症状が続く場合は、歯科医院でコーティング剤を塗布してもらうことも可能です。

色の濃い飲食物・イソフラボンを含むものをひかえる

オフィスホワイトニング直後は、ホワイトニング薬剤の影響で歯が乾燥した状態となるため、着色しやすい環境にあります。そのため、オフィスホワイトニング後48時間は、色の濃い飲食物やイソフラボンを含むものはひかえましょう。

どのような食事がよいのかわからない場合は、色の薄い食事をとるように心がけてください。やむを得ない事情で色の濃い飲食物やイソフラボンを摂取してしまった場合は、すぐにお口をゆすぐことで歯の表面に残らないように対処することが大切です。

喫煙はひかえる

上述したとおり、オフィスホワイトニング後48時間は、着色しやすい状態です。ホワイトニング後に喫煙すると、タバコの成分のひとつであるタールの影響で歯が黄色く着色してしまいます。

禁煙が難しい場合は、喫煙後はすみやかに歯磨きやお口をゆすいで対処しましょう。紙タバコはタールの量が多いため、加熱式のタバコに変えるとヤニの影響をおさえることが期待できます。

オフィスホワイトニングの費用

費用をあらわすイメージ

オフィスホワイトニングの費用相場は10,000〜70,000円です。審美治療は保険適用外の自由治療で、費用は高額といえます。

歯科医院によって価格が異なることはもちろん、使用されるホワイトニング薬剤のメーカーや機械によって価格は変動します。複数回の施術で割安になるように設定している歯科医院もあるため、施術を受ける前に確認するのがよいでしょう。

まとめ

ポイントをまとめる女性

オフィスホワイトニングは、歯科医院を受診して歯科医師・歯科衛生士に施術してもらうホワイトニング方法です。歯科医院を受診すればホワイトニングを行ってもらえるため、自己管理が必要なく白い歯を手に入れられます。高濃度の過酸化水素を使用するため、即効性があり1〜3回の施術で効果を実感できるでしょう。

ただし、即効性があるものの、ホワイトニングの持続期間が3〜6か月と短いデメリットがあります。また、オフィスホワイトニング後は、知覚過敏や着色が付きやすい状態となります。刺激の強い食べ物や色の濃い飲食物、喫煙はひかえるように心がけることが大切です。

オフィスホワイトニングを検討されている方は、鳥取市東町にある歯医者「山根歯科医院」にお気軽にご相談ください。