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抜歯後の痛み・腫れの原因と対処法

2024年1月31日

みなさんは、歯科治療の中でも『こわい』と思われる治療は何でしょうか?

いろいろあると思いますが、多くの方が『抜歯されること』とお答えされるかと思います。まれに、「歯が痛いので抜歯して欲しい」と患者様の方から言われることもあります。ただ、ほとんどの方が抜歯されるのは、不安や、こわい といったイメージがあると思います。抜歯する時、抜歯後に痛み、腫れ等が生じることがあるからだと思います。本日は、抜歯後の痛み・腫れの原因やその対処方法についてお話ししたいと思います。

・抜歯後1週間程度の痛みの場合

抜歯後の痛みや腫れは、長くて1週間程度で治ることが多いです。ただ抜歯後一番痛みが出るのは、麻酔が切れた時です。個人差はありますが、だいたい治療後2~3時間程度で切れてくるので、鎮痛剤を服用していただくことをお勧めします。患者様によっては、鎮痛剤を飲むほどではないこともあります。例えば、重度の歯周病で歯がかなり動揺しているケースは、あまり痛みがないことが多いです。また、歯根が長い場合、歯根が湾曲している場合は、抜歯が困難な状況が多く、場合によっては、歯を切断して抜歯することがあります。このようなケースは、抜歯後に痛みが出ることが多く、1週間程度腫れていることもあります。ただ、このような難抜歯のケースでも腫れのピークは3~4日間で、1週間から10日程度で腫れや痛みは治まってきます。また、抜歯後は、痛みだけでなく炎症が起きて腫れてくる可能性があるので、鎮痛剤と一緒に抗生剤を処方することにしています。

・抜歯後2週間経過しても痛みが続く場合

抜歯後2週間以上痛みが続く場合は、ドライソケットが痛みの原因になっていることが多いです。通常は、抜歯すると抜歯した所に血液が溜まり、それが時間が経って固まり血餅になります。それがやがて歯茎になって穴がふさがってきますが、ドライソケットとは、何らかの原因で血餅が出来ずに抜歯窩の骨が露出している状態のことです。ドライソケットになると痛みがなかなか治りません。時に飲食事には痛みが激しくなります。

~ドライソケットの原因~

ドライソケットの原因と また ドライソケットにならないようにするためにはどうしたら良いのでしょうか。

鳥取市 歯医者 ドライソケット 虫歯 虫歯治療

 

うがいを何度もしない

ドライソケットの原因として一番大きな原因は、何度もうがいをすることです。 抜歯後は、口の中が少し出血するため 気になって何度もうがいをされる方がいらっしゃいます。 これは一番してはいけないことです。 うがい を何度もすると せっかく 抜歯窩に 血餅ができても、それを洗い流すことになります。 そうなると 抜歯窩の骨が露出して ドライソケットになってしまいます 。うがいは軽く1〜2回程度にしましょう。

 

喫煙をする

タバコは血管を収縮させる作用があるため 抜歯窩が治りにくくなります。 抜歯後は、せめて1週間ぐらいは禁煙した方が良いです。

 

血流の循環が良くなる行動は避ける

お酒を飲む、 長時間お風呂に入る 、激しい運動をする、などといったことで出血しやすくなり、 抜歯窩に血餅ができなくなります 。抜歯した当日は、このような行動はやめるようにしましょう。 例えば、お風呂に入る場合は 体を洗い流し シャワーを浴びる程度にした方が良いと思います。

 

舌や指で抜歯した部位を触る

抜歯後は、食べ物が抜歯窩に入って気になる方もいらっしゃると思います。 そのため 舌や 指で触ったりされる方がいらっしゃいます。 これもドライソケットを引き起こす原因となります。 気をつけましょう。

 

~ドライソケットの治療法~

 抗生剤・ 鎮痛剤の投与

抜歯窩の細菌感染が起こっていると考えられる場合は、まず 抗生剤と鎮痛剤の投与を行います。

抜歯窩を掻爬する

抜歯窩が 細菌感染を起こしていることが多いので、もう一度、 麻酔をしてしっかりと 汚れやプラークを除去します。そして生理食塩水で洗浄します。 次に 抜歯窩に薬を詰めます 。 ドライソケットの原因が血餅によるかさぶたができなかったからだと判断した場合は 、もう一度 わざと出血を起こさせて新しい血餅を作り かさぶたを作る方法をとることもあります。

その他に 抜歯後 1週間ぐらい痛みや腫れが続く場合があります 。

①炎症が強い歯を抜く場合

②歯根が長い もしくは 湾曲している歯を抜歯する場合

以上の歯を抜歯した場合は、通常の抜歯よりも長く 痛みや腫れが続くことが多いです。ただ ほとんどの場合、1週間から10日程度で痛みや腫れは消失してきます。2週間以上痛みが続く場合は ドライソケットの可能性もあります。 別の原因の可能性もありますので、 かかりつけの歯科医院にご相談された方が良いと思います。

~親知らず 抜歯後の痛み腫れについて~

抜歯の中でも 親知らずの抜歯は特に不安や恐怖心を抱いている方は多いのではないでしょうか 。 親知らずの抜歯と言っても親知らずの生え方によって痛みや腫れの期間が異なってきます。 親知らずの生え方は大きく分けて3つのパターンがあると思います。

完全に萌出している状態

 

半分だけ萌出して傾いている状態

 

完全に埋伏している状態

まず完全に萌出していて まっすぐ生えている場合の抜歯後の痛みは普通抜歯の痛み腫れと同様に通常3~4日間程で治っていく ケースが多いです。

半分だけの萌出、あるいは 完全埋伏歯の抜歯の場合は1週間ぐらいは、 痛みや腫れは続くことがあります 。ただ痛みや腫れは抜歯後2日目ぐらいがピークで、徐々に軽減していく ケースが多いです 。1週間経っても強い痛みがある場合は 、かかりつ歯科医院に行って相談してください。 特に 半埋伏歯、 完全埋伏歯を抜歯した場合は 強い痛みや腫れが起こりやすいです。 抜歯後 1日は、激しい運動をしないのはもちろんのことですが できるだけ 体を休めるようにしてください。 また食事にも気をつけてください。 噛み応えのあるものや 刺激物は控えるようにし 柔らかくて栄養のあるもの、 ヨーグルトや スープなどを食べるようにしてください。

 

~抜歯後の歯磨きについて注意する点~

抜歯した部分以外は、通常通りに歯磨きをしてください。 ただし 抜歯した部位については 歯ブラシの毛先が強く当たりすぎないように気をつけて磨いてください。

歯磨き剤については いつも通りのものを使用していただいて構いません 。できれば消毒効果の高い歯磨き剤 または 低発泡性のジェルタイプの歯磨き剤がお勧めです。

抜歯当日は、あまり強くうがいをしない方がいいですが、抜歯2日後ぐらいからは、 うがい薬を使用してうがいをすることは 抜歯 部位の傷口の消毒にもなりますのでしていただいて構いません。

~まとめ~

抜歯に対して ほとんどの方は不安や恐怖心を抱かれる方が多いと思います。 しかし 抜歯後の注意事項や対処法をしっかり守ることによって 抜歯後の痛みや腫れが軽減され早く治っていくことが多いです 。また抜歯後 1週間経っても強い痛みや腫れがある場合は、 かかりつけ歯科医院に行ってご相談ください。

何か気になることがございましたら、お気軽にご相談ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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