こんにちは。鳥取市東町にある山根歯科医院です。
マウスピース矯正(インビザライン)矯正)は、透明なマウスピースを段階的に交換しながら歯を少しずつ動かしていく矯正方法をいいます。患者様の中には、矯正は子供のころ、あるいは、永久歯が全部生えそろった頃にするもの、また、20代、30代にするものと、若いころにする治療と思われがちはところがあります。しかし、最近では、40代~50代で歯列矯正を始める人が年々増加しています。現在では、40代、50代で矯正治療を行うことは、決して珍しいことではなくなっています。

目次
矯正治療のメリット・デメリット
【メリット】
- 審美的に良好(コンプレックスの解消)
- 歯を失うリスクの軽減
- 噛み合わせが良好になる
などがあげられます。
【デメリット】
・自費治療のめ費用が高額になる
矯正治療は、一般的に保険外治療になるため、費用は高額になります。治療費は症例にもよりますが、軽度で部分矯正であれば20~40万円、全顎矯正になると70~110万円程度かかると思います。

・治療期間が長い
矯正治療は、基本的に長期間かかります。部分矯正では、3~6か月ですが程度ですが、全顎矯正となれば、1.5~3年くらいかかることが多いです。

・治療中は痛みや違和感がある
矯正治療は、歯を動かすため持続的に力を加えなければなりません。そのため、歯が浮いたような痛み、あるいは、締め付けられるような痛みが出ることが多いです。ただ、多くの場合は、1~2週間程度で慣れてくるので、ほとんど心配しなくでも大丈夫です。

矯正治療を始めるときのポイント
40代・50代になってから「歯並びを治したい」「目立たず矯正したい」という患者様が年々増加しているように思います。当院でも「40代になって矯正できますか」という質問をされることがあります。もちろん、40代でも50代でも矯正治療を始めることは可能です。矯正治療は年齢を考慮する方が多いですが、年齢よりも重要なポイントがあります。

【ポイント】
- 歯周病の有無
- 虫歯の有無
- 噛み合わせ
- 歯の根の状態
- 歯を支えている骨(歯槽骨)の状態
歯を移動させるためには、歯の周りの骨の吸収と再形成を繰り返す(骨のリモデリング)が必要です。この工程は、若い人(20代)でも50代の人でも同じです。そのため、健康な歯周組織が維持されていれば、当然、50代からでも矯正治療は可能になります。

40代・50代でのマウスピース矯正をするメリット
・見た目がとても良好
従来のワイヤー矯正では、「目立つから嫌だな」という人が多くいらっしゃいました。最近では、ブラケットがセラミック、ワイヤーが白くコーティングされているものを使用することで、目立ちにくくなります。ただ、やはり、矯正中であることはすぐにわかってしまいます。一方で、マウスピース矯正(インビザライン矯正)では、見た目は目立ちにくく、見た目を気にすることがほとんどありません。

・食事制限がない
ワイヤー矯正は、つらいとよく聞きます。その原因の1つに、食事制限があります。例えば、キャラメル、ガム、おもちなどを食べると、ワイヤーやブラケットが外れたりすることがあります。ワイヤー矯正の場合は、食事には注意が必要です、逆にマウスピース矯正では、マウスピースを外して食事をすることができるので、食事制限はありません。40代、50代の方にとって、食事制限がないということは、矯正治療を始めるうえで大きなメリットとなります。ただし、注意すべきことがあります。どんなものであっても、必ずマウスピースを外して食事をするようにしてください。マウスピースを付けたまま食事をすると、マウスピース自体が変形や、破損する原因となります。気を付けましょう。

・治療結果の予測が可能
マウスピース矯正(インビザライン矯正)では、治療計画を立てる際に3Dスキャナーを使用します。当院では、現在の歯並びと治療後の歯並びのイメージをデータで作成し、説明時に見ていただきます。そのため、患者様は、治療後のイメージを確認できるため、納得していただいたうえで安心して治療を進めることができます。


40代、50代でのマウスピース矯正をするデメリット
・歯周病になりやすい
40~50代のマウスピース矯正で、まず気を付けなければならないことは、歯周病のリスクが高まることです。歯周病の罹患率は年齢とともに上昇します。最近では、40代で40%ぐらいの方々が歯周病になっているといわれています。マウスピース矯正(インビザライン矯正)中では、唾液の循環が悪くなり、口腔内が乾燥しやすく、歯周病のリスクが高くなります。また、飲食のたびにマウスピースを外すのが面倒だから、水分摂取量や唾液の分泌量が低下し、ドライマウスになりやすくなります。マウスピース矯正(インビザライン矯正)中は、定期的にしっかりと水分補給を行い、オーラスケアとマウスピースの洗浄をしっかりと行うようにしてください。
・治療の期間が長くなる
マウスピース矯正(インビザライン矯正)では、若年層よりも40~50代の方は、動きが遅くなります。すでに歯列の成熟が止まっている、骨代謝が少ない40代、50代の方は、矯正期間が長くなります。
・歯ぐきや歯根に悪影響
40代、50代のマウスピース矯正(インビザライン矯正)では、歯を支えている歯ぐきや歯根に大きな負担がかかり、悪影響を及ぼすことがあります。40代になると、若年層に比べて新陳代謝が少なくなり、歯が移動する際、歯ぐきが下がり、歯肉退縮を起こすことがあります。

40代・50代で矯正治療を始めるときのポイント
以前は、矯正治療といえば、子どものころから矯正(Ⅰ期治療)をはじめ、中学、高校生になって永久歯が全部生え変わってからワイヤー矯正を行うというのが一般的でした。しかし、最近では、マウスピース矯正(インビザライン矯正)の普及により、目立たず、痛みも比較的少ない矯正が増えています。社会人になって人と接触することが多くなると、見た目が気になる人でも透明なマウスピースであれば、周囲に気付かれることもなく、矯正治療を行うことができます。
当院でも、40代、50代の方で子育てが落ち着いたので矯正したいと相談されるケースが増えています。

・通院の間隔
40代の患者さんでよく耳にするのは、「矯正に行く時間がない」「家事・育児・仕事を良質しながらマウスピース矯正を行うのは難しい」といったことです。マウスピース矯正での通院間隔の目安は、1~2か月に1度の程度になります。
・歯や歯ぐきの状態
虫歯や歯周病の進行がなければ、40代、50代の方でも矯正治療を始めることは可能です。
・審美歯科との組み合わせ
当院では、マウスピース矯正(インビザライン矯正)と並行し、ホワイトニングを行うことも可能です。
「マウスピース矯正をしながらもワイトニングも同時に行えるの?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。同時進行は、可能です。矯正用マウスピースに専用の薬剤を入れ、ホームホワイトニングができます。マウスピース矯正をとホワイトニングを同時に行えば、ホワイトニングを含めた治療期間は大幅に短縮できるのが最大のメリットです。例えば、矯正治療が2年間、ホワイトニングの期間が3か月間の合計2年3か月間が、ホワイトニングを同時に行うことで、3か月間を短縮することが可能です。ただし、マウスピース矯正の治療費にホワイトニングの費用は含まれないため、全体の治療費は高額になります。その点は、歯科医院とご相談ください。


まとめ
40代や50代でもマウスピース矯正を行うことは可能です。若いときに矯正するものだと思っている方もおられますが、そうではありません。若い人に比べて、歯の動くスピードが遅く、治療期間か長くなることを頭に入れておかなければなりません。また、40代、50代の方には、歯周病の管理が重要なため、治療中の定期的なクリーニングを合わせて行っていただきたいです。
当院では、マウスピース矯正とクリーニングを並行して行い、マウスピース矯正をスムーズに進めるともに、口腔衛生をしっかりと行っています。

歯列矯正・マウスピース矯正をご希望でしたら、ぜひ一度、鳥取市東町にある山根歯科医院へご相談ください。 当院では、痛みに配慮した優しい治療を心がけて診療を行っています。むし歯・歯周病治療だけでなく、矯正治療や小児歯科、インプラント治療、医療ホワイトニングなど、幅広い診療に力を入れています。
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