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インプラントの寿命はどれくらい?長く安心して使うためのポイント!

2023年10月6日

こんにちは。鳥取市東町にある歯医者「山根歯科医院」です。

インプラント治療をされた顎の骨のイメージ

インプラント治療は、歯科治療のなかでも高額で難易度の高い治療方法の一つです。高額な治療費を出してインプラント治療を受けたなら、少しでも長く使いたいと思う方が多いでしょう。

今回は、インプラントの寿命や、寿命に影響を与える要因、インプラントを長持ちさせるための方法などを解説します。

インプラントの寿命はどれくらい?

顎に手を当てて考える女性

まずは、インプラントとはどのような治療方法なのか確認しましょう。

インプラントとは、虫歯や怪我・事故などで根ごと歯を失った場合や、歯の根が割れた場合に行われる、失った歯を補う治療方法の一つです。インプラント以外に歯を補うための方法はいくつかありますが、ほかの治療方法と大きく違う点は、以下のとおりです。

・自分の歯のような噛み心地を得られる

・天然歯のような自然な見た目に仕上がる

・ほかの歯を削らない

インプラントは、インプラント体、アバットメント、人工歯の3つから成り立ちます。

インプラント治療では、まずインプラント体とよばれる人工歯根を顎の骨に埋め込みます。インプラントは歯根から再現するため、天然歯のような噛み心地を実現できるのです。一番上のパーツの人工歯は、セラミックとよばれる天然歯に近い色調・透明感を再現できる素材を使うため、自然な見た目を叶えられます。

インプラントは単独での治療が可能なので、隣の歯を削って被せ物をする必要がありません。周囲の健康な歯を守りながら治療を受けられるのです。

インプラントの平均寿命

インプラントの平均寿命は、10〜15年程度といわれています。あくまで平均なので、ケアの方法などによってはもっと長く使える場合もあるでしょう。

インプラントを長持ちさせるための方法は後述するので、ぜひ参考にしてください。

ほかの治療方法との寿命の比較

失った歯を補う治療方法は、インプラントのほかにブリッジや入れ歯などが挙げられます。インプラントとブリッジ、入れ歯の平均寿命を比較しましょう。

<インプラント・ブリッジ・入れ歯の平均寿命>

種類 インプラント ブリッジ 入れ歯
治療方法 顎の骨にインプラント体を埋め込んで人工歯を被せる 失った歯の両隣の歯を削って橋のような被せ物をする 失った歯の周囲の歯にバネをかけて義歯を固定する
平均寿命 10〜15年程度 5〜8年程度 4〜5年程度
費用 300,000〜400,000円程度 20,000〜30,000円程度 5,000〜20,000円程度

インプラントの平均寿命は、ブリッジや入れ歯に比べると比較的長いことがわかります。インプラント体はチタンで作られますが、チタンは金属のなかでも丈夫で、歯に強い力がかかっても支えられるといわれています。

ブリッジや入れ歯は周囲の歯を土台として義歯を支えているため、周囲の歯に負担がかかりやすいです。噛む力が強い場合、周囲の歯に過度な負担がかかるでしょう。負担に耐えられず、再治療が必要になることがあります。

インプラントの寿命に影響を与える要因

歯科医院でカウンセリングを受ける女性

インプラントの寿命に影響を与える要因は、以下のとおりです。

・インプラント周囲炎

・噛み合わせ

・喫煙習慣

・メンテナンス

・インプラント以外の歯のトラブル

それぞれ解説します。

インプラント周囲炎

インプラント周囲炎とは、インプラントの歯周病ともいわれる病気です。インプラント周辺組織が炎症を起こし、進行すると顎の骨が溶けます。インプラントを支えられなくなり、最終的にインプラントが抜け落ちるでしょう。

インプラント周囲炎の原因は、歯周病菌です。磨き残しなどが多いと口内の衛生状態が悪くなり、歯周病菌が繁殖します。

噛み合わせ

噛み合わせが高すぎることなどが原因でインプラントに強い力がかかると、インプラント体やインプラントの周りに大きな負担がかかります。人工歯が破損するなど、インプラントの寿命に影響を与えるでしょう。

天然歯には、顎の骨を衝撃から守るためのクッションの役割を果たす歯根膜という組織があります。インプラント治療をした歯には歯根膜が存在せず、衝撃がダイレクトに伝わります。そのため、強い力がかかるとインプラントの寿命に影響を与えるのです。

噛み合わせが悪いと、インプラント周辺の顎の骨に過度な負担をかけるでしょう。歯ぎしりや食いしばりの癖は、人工歯が破損する原因になります。

喫煙習慣

タバコに含まれるニコチンやタールなどの成分は、歯茎の血流を悪くさせ、免疫力を低下させる恐れがあります。免疫力が低下すると、インプラント周囲炎などの感染症リスクが高まるでしょう。

メンテナンス

インプラント治療後は、歯科医院での定期メンテナンスが欠かせません。定期メンテナンスでは、歯のクリーニングを行い、インプラントに不具合がないかなどをチェックします。

メンテナンスを受けていないと、歯ブラシでは除去できない汚れが長期間付着したままになり、インプラント周囲炎のリスクを高めます。インプラントに何かトラブルが起きたとき、発見するのも遅れるでしょう。

インプラント以外の歯のトラブル

インプラント本体には問題がなくても、インプラント以外の歯が虫歯や歯周病などで抜けると全体のバランスが崩れ、インプラント部分に大きな負担がかかることがあります。噛み合わせが崩れるなど、インプラントに過度な力がかかると寿命に影響を与えます。

インプラントを長持ちさせるための方法

体の横を指さして笑う女性

インプラントの使い方によっては、平均的な寿命よりも長く使用できるかもしれません。インプラントを長持ちさせるための方法は、以下のとおりです。

・毎日のケアをしっかり行う

・禁煙する

・定期メンテナンスを受ける

・強い力がかからないように対策する

それぞれ解説します。

毎日のケアをしっかり行う

インプラントの寿命が短くなる原因は、インプラント周囲炎が多いです。インプラント周囲炎の原因となる細菌は、歯垢(プラーク)が口内にある状態を好みます。

そのため、インプラント周囲炎を予防するには毎日の丁寧なブラッシングが非常に重要です。歯間ブラシやフロスなどを使って、歯と歯の間や細かい部分まで丁寧に磨きましょう。

禁煙する

喫煙は、歯茎の血流を悪くし、細菌に対する抵抗力を弱めます。インプラントを長く使い続けたいのならば、インプラント治療前から禁煙する、もしくは喫煙本数を減らしましょう。

定期メンテナンスを受ける

毎日のブラッシングだけでは、すべての汚れを取り除くことはできません。歯科医院で使用される専用の機械であれば、細かい汚れを落とせます。

インプラントに問題が起きていないか、噛み合わせが変化していないかなどもチェックしてもらえるため、トラブルの早期発見にもつながるでしょう。

強い力がかからないように対策する

歯ぎしりや食いしばりの癖があると、インプラントの寿命を縮めます。インプラントに強い力をかける可能性がある方は、マウスピースを装着するなどして負担を軽減しましょう。

マウスピースは歯科医院で製作できるので、相談してください。

インプラントの寿命がきたら

歯科医院で治療を受ける女性患者

インプラントの寿命がきたら、インプラントの再手術をするか、ブリッジや入れ歯などのほかの治療を受けるかを検討します。

インプラント体からやり直すのか、人工歯の部分だけを取り替えるのかは、症状によって異なります。「そろそろインプラントを交換したほうがいいかも」と歯科医師にアドバイスされたら、治療方法を検討しましょう。

ただし、インプラント周囲炎などの問題が起きている場合は、なるべく早く治療に取り掛かる必要があります。放置すると症状が進行するため、周囲の歯や顎の骨を守るためにも、なるべく重症化させないことが大切です。

インプラント周囲炎が進行すると、徐々に顎の骨を溶かします。顎の骨が溶けると、再度インプラント治療をすることが難しくなるでしょう。

まとめ

インプラントの模型を持って説明する人

インプラントの寿命は、10〜15年程度です。毎日のケアを丁寧に行う、定期メンテナンスに通うなど、適切に取り扱うことで平均寿命よりも長くインプラントを使用できる場合もあるでしょう。

インプラントの寿命を縮める原因としては、インプラント周囲炎や歯に強い力がかかることなどが挙げられます。インプラントの寿命に影響を与える要因を理解して避けることで、インプラントを長く使い続けましょう。

奥歯をインプラントにするメリット・デメリット、注意点を解説!

2023年7月21日

こんにちは。鳥取市東町にある歯医者「山根歯科医院」です。

机に置かれたインプラントの模型

奥歯をインプラントにすると、しっかりとした噛み心地が実現し、噛み合わせのバランスが整います。

しかし、治療後は「インプラント周囲炎」という感染症に注意しなければなりません。

今回は、奥歯をインプラントにするメリット・デメリット、注意点を解説します。

奥歯にはどのような役割がある?

奥歯を確認するために口を大きく開ける女性

奥歯は、食べ物を口に含んで噛む際に、欠かせない役割を担っています。食べ物を細かくすり潰す作業です。上下左右に存在する第一大臼歯から第三大臼歯までの計12本の歯が、奥歯として食べ物を細かくすり潰す役割を果たしています。

特に、第一大臼歯は、噛む力が歯の中で最も強いとされ、食べ物を噛む際に非常に重要な役割を果たしています。また、噛み合わせの高さは第一大臼歯によって決まるため、第一大臼歯が欠損すると噛み合わせ全体が崩れてしまいます。食べ物をきちんと噛むためには、第一大臼歯の存在が欠かせません。

12歳前後に生える第二大臼歯は、斜めに生える、第一大臼歯にぶつかるなど、正常に生えてこない割合が高い歯です。一般的に「親知らず」とよばれる第三大臼歯は、歯茎に埋まったまま生えてこない人や、最近では歯そのものがない人も存在します。

奥歯をインプラントにするメリット・デメリット

Merit  Demeritと書かれた札が机の上にある

奥歯をインプラントにする場合、痛みや違和感が少ないため今までどおりに食事が楽しめる、噛み合わせがよくなるなどのメリットがあるでしょう。

一方、インプラント周囲炎というインプラント特有の感染症になるリスクがあります。

奥歯をインプラントにするメリット

奥歯をインプラントにするメリットは、以下のとおりです。

ほかの歯を傷つけるリスクが低い

インプラントは、ほかの健康な歯にダメージを与えず、歯の機能を取り戻すことができます。

歯の機能を回復させるほかの方法として、ブリッジがあります。

しかし、ブリッジは器具を支えるために、両端の健康な歯を削らなければなりません。さらに、削られた歯は虫歯になりやすいです。最悪の場合、削った歯が抜けるほどの問題に発展することもあります。ブリッジ治療を受けたすべての方の歯が抜けるわけではありませんが、健康な歯を傷つけることは、口腔内の環境を整えるために避けたいと思う方が多いでしょう。

対して、インプラントは、周囲の健康な歯を傷つけることがないため、リスクを最小限に抑えて歯の機能を回復することが可能です。

顎の骨の吸収を防げる

インプラントは、顎の骨に直接埋め込んで固定されます。そのため、食べ物を噛む力はインプラントから顎の骨に直接伝わります。顎の骨に刺激が与えられることで骨の丈夫さを維持し、吸収(骨の量が減少する現象)を防ぐのです。

入れ歯やブリッジなどほかの治療法では、噛む力が直接顎の骨に伝わりません。顎の骨は適切な刺激を受けられず、徐々に吸収されて弱くなります。

審美性が高い

ブリッジや入れ歯を使用している場合、固定するための金具やバネが見えることから、人前で笑うことを控える方も少なくありません。

インプラントの場合、金属部分が見えにくいため、自然な見た目を保つことができます。周囲の目を気にせず笑うことができることは大きなメリットといえるでしょう。人工歯にはセラミックやジルコニアなど、審美性の高い素材を使用するため自然な歯の色を再現できます。ほかの天然の歯と変わらない見た目を実現することが可能です。

今までどおり食事を楽しめる

入れ歯は安定性が劣るため、しっかりと噛むことが難しくなります。

インプラントは、顎の骨に固定されているため、ずれることなく安定した噛み心地を実現します。強い力を加えても破損するリスクが低く、安心して食事を楽しめるでしょう。また、自然な噛む感覚を得られるため、食材本来の味や食感をより深く感じることが可能です。ブリッジや入れ歯でも感じられますが、インプラントと比べると満足度が低下するでしょう。

発音に影響を与えにくい

歯が欠損した場合、欠損したすき間から空気が漏れることで発音に影響を与えます。特に、イ段の発音が難しいと感じる方が多いです。入れ歯やブリッジの場合、会話中に義歯がずれる、義歯と歯茎の間にすき間が生じるなど、発音がスムーズに行えなくなることがあります。

インプラントは、顎の骨にしっかり固定されているため、基本的にずれることはありません。すき間ができないので、発音に影響を与えにくいのです。

痛みや違和感が少ない

インプラントは、直接顎の骨に固定されるため、器具と歯茎の間にすき間ができません。そのため、ずれにくく、痛みや違和感もほとんどないです。

一方、入れ歯やブリッジは、適合がよくない場合や食べ物などが挟まった場合、痛みや違和感をおぼえることがあります。器具がずれやすい場合や適合状況がよくない場合は、新たに作り直す必要があるでしょう。

インプラントの場合、一度治療が完了すれば、日常生活で痛みや違和感をおぼえることはほとんどありません。痛みを感じた場合、上部構造とインプラント体を結びつける部分(アバットメント)が緩んでいることが多いため、歯科医院ですぐに調整が可能です。

噛み合わせのバランスがよくなる

ブリッジや入れ歯の場合、高さの調整が自由にできないため、ぐらつくことがあります。歯がぐらついた状態が持続すると、噛み合う歯が破損する恐れがあり、治療の効果を損なう可能性があります。

インプラントの場合、治療時に精密に噛み合わせのバランスを調整可能です。噛み合わせが悪くなることはほとんどなく、インプラントがぐらつく事態も極めて稀です。また、定期的なメンテナンスを行うことで、噛み合わせがずれるリスクを下げられます。万が一、違和感やぐらつきがある場合も、すぐに歯科医師に相談できるでしょう。

奥歯をインプラントにするデメリット

奥歯をインプラントにするデメリットは、以下のとおりです。

費用が高額になる

インプラント治療は、原則自費診療となるため、医療費の3割負担は適用されません。

1本のインプラントにかかる費用はおおよそ300,000〜400,000円ですが、全額を自己負担しなければなりません。奥歯のインプラントの費用相場も同様で、インプラントを必要とする本数が増えれば治療費も増大します。

治療費を抑えるためにブリッジと併用するケースもありますが、最低でも1本分の費用はかかるでしょう。

治療費用の支払いを分割するローンを組むことも可能ですが、最終的には金利分を含めた全額を支払う必要があります。トータルの費用負担をできるだけ抑えたい場合、治療後に一括で支払うのがよいでしょう。

治療期間が長い

インプラントを骨に埋め込む手術後から骨とインプラントがしっかりと結合するまでは、最短でも3か月以上必要です。骨が不足していて骨造成が必要になるケースでは、治療期間は半年〜1年と、さらに長くなるでしょう。

インプラントの治療期間は、入れ歯やブリッジと比較すると非常に長いです。治療を受ける歯が奥歯でも前歯でも治療期間は変わりませんが、上顎か下顎かでは変わります。一般的に、上顎のほうが治療期間が長くなる傾向にあります。上顎の骨には空洞が存在し、骨が薄くなりやすいため治療が困難になることが原因です。

骨量が足りない場合は骨造成が必要になる

インプラント治療は、顎の骨に直接インプラント体を埋め込む治療法なので、十分な骨量と骨密度が必要です。顎の骨の厚みや深さ、密度が不足している場合、インプラント治療を行う前に骨造成とよばれる手術を行い、骨量を増やす必要があります。

骨造成の方法は患者さまの状態や要望により変わりますが、代表的な治療法には「サイナスリフト」「GBR法」「骨移植」などがあります。

ただし、骨造成治療を受けたあと、すぐにインプラント治療を開始できるわけではありません。治療後の経過を見守る時間が必要です。特に、奥歯は力がかかりやすく、顎の骨が不足しているとインプラント治療が困難になります。そのため、骨量不足と診断された場合は、骨造成治療を受けることが重要です。

インプラント周囲炎のリスクがある

インプラント周囲炎とは、何らかの原因で歯周病菌がインプラントと歯茎の間に侵入し、炎症を起こす病気です。奥歯のインプラントでも、インプラント周囲炎のリスクがあります。

インプラント周囲炎になると最悪の場合、インプラントが脱落するだけでなく、周囲の健康な歯にも影響を及ぼし、歯を失う可能性もあるでしょう。定期的なメンテナンスを受けることで、適切な処置を受けることができ、インプラント周囲炎の進行を防ぐことが可能です。

手術時は歯周病菌が患部に入り込まないよう最大限に配慮されますが、100%防ぐことはできないため、治療後には入念な口腔ケアと定期メンテナンスが必須といえます。

治療後も定期的なメンテナンスが必要

前述したように、インプラント治療後も定期的なメンテナンスが必要です。奥歯に限らず、すべてのインプラント治療においてメンテナンスは重要といえるでしょう。定期的にメンテナンスを受けないと、インプラント周囲炎などの予期せぬトラブルに巻き込まれる可能性があります。

メンテナンスのためには時間を確保し、歯科医院に足を運ぶ必要があるので、面倒に感じる方もいます。メンテナンスを怠り、インプラントに異常が生じるケースも実際にあります。

インプラントは非常に高額ですが、適切なケアを行っていれば、10~15年以上と長持ちする人工歯です。費用や時間を無駄にしないためにも、3~6か月に1回は歯科医院を受診しましょう。

奥歯のインプラント治療を受けるときの注意点

机に置かれた!マークの木のブロック

インプラントは、入れ歯やブリッジとは異なり、外科手術が必要な治療法で、最新の設備と高度な技術が必要です。失敗を防ぐには歯科医院選びが重要といえます。

信頼できる歯科医師を探す

前述したように、インプラント治療は一般的な歯科治療とは異なり、外科手術を伴う高度な治療です。治療について丁寧に説明し、患者さまの質問にもきちんと答えてくれる歯科医師を選ぶことが重要といえるでしょう。

また、何を使ってどのように治療を行うのか、事前説明を丁寧に行ってくれることも大切です。治療に関する情報が不明瞭な歯科医師の治療を受けることは、避けてください。

治療の成功には歯科医師の知識と経験も重要です。治療の実績が多いほど、さまざまな症例に対応する能力があると考えられます。そのため、歯科医師の治療実績を確認しましょう。

年間でどのくらいの治療を行っているか、どのような治療を行ったかなどの情報をホームページに掲載している歯科医院も多いです。治療を受ける前に、情報をしっかりと確認し、信頼できる歯科医師を見つけてください。

設備や環境が整っているか確認する

インプラント治療を行う前には、顎の骨の中にある神経や血管の位置を正確に把握することが大切です。

口腔内の状況を正確に把握するには、CTスキャンなどの高度な検査設備が必要です。顎の骨には多くの神経や血管が走っており、損傷すると大きな問題を引き起こす可能性があるため、CTによる詳細な検査が重要といえるでしょう。

また、衛生管理も重要な要素です。インプラントの手術は、衛生管理が不十分な状況下では細菌感染のリスクが高まります。衛生環境が十分に確保された施設で治療を受けることが望ましいでしょう。

健康管理を徹底する

インプラント治療は、手術の性質上、合併症や偶発症を引き起こし、骨との結合や治癒過程を妨げるリスクが存在します。手術前に可能な限りリスク要因を取り除き、治療の安全性を確保するために健康管理を行いましょう。全身疾患である糖尿病や心疾患、骨粗鬆症、貧血などは、特に注意してください。

また、喫煙は、インプラントの治療成果に大きな影響を及ぼします。喫煙は、インプラントと骨の結合を妨げ、インプラント周囲炎の原因となり得ます。喫煙は治療成功率を大きく低下させるので、インプラント治療を受ける前に医師と相談し、計画的に禁煙しましょう。

まとめ

インプラントの模型を持って説明する人

奥歯をインプラントにするメリットは、噛み心地がよく痛みや不快感が少ないことが挙げられます。奥歯は噛み合わせにも影響を与える箇所です。インプラントを顎の骨にしっかりと固定することで、噛み合わせのバランスもよくなるでしょう。

インプラント治療を受ける際の注意点として、信頼できる歯科医院を選ぶことが挙げられます。事前にホームページなどで設備や環境、医師の経歴などを確認しましょう。

インプラントを検討されている方は、鳥取市東町にある歯医者「山根歯科医院」にお気軽にご相談ください。