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ホワイトニングは痛みがある?原因と予防法を解説!

2023年10月27日

こんにちは。鳥取市東町にある歯医者「山根歯科医院」です。

ホワイトニングをした女性

ホワイトニングは歯を白くする施術ですが、痛みを感じる人もいます。「歯を白くするために痛みを我慢しないといけないの?」と施術を悩む方もいらっしゃるかもしれません。

今回は、ホワイトイングを受けることで痛みがあるのかどうかを解説します。痛みの原因や、痛みを感じないための予防法、痛みを感じたときの対処法もご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

ホワイトニングは痛みがある?

歯が痛い若い女性

ホワイトニングは痛みがあるといわれています。

しかし、痛みの感じ方は個人差が大きいため、痛みではなくしみる、刺激を感じるという方もいます。むずがゆさを訴える方もいるでしょう。

ホワイトニングで痛みを感じるタイミングは施術中、施術直後、帰宅して数時間後など、人によってさまざまです。なかには、施術中や施術直後に痛みはなかったものの、就寝前に急に痛みが強くなって眠れなくなったという方もいます。

ホワイトニングによる痛みは一過性のものなので、長くても1〜2日程度で落ち着くでしょう。痛みが長く続く場合は、ホワイトニングによる痛みではない可能性があります。そのため、2日以上痛みが続いているのであれば、歯科医院で確認してもらいましょう。

ホワイトニングの痛みの原因

歯が痛い女性

ホワイトニングによる歯の痛みの主な原因は、薬剤による刺激です。

歯科医院で扱うホワイトニング剤の主成分は、過酸化水素です。歯科医院でホワイトニングを受ける場合、過酸化水素の濃度が35%程度と非常に高い薬剤を使用します。

過酸化水素は傷口の消毒やうがい薬など、日常的に使われているものなので、人体に取り入れることには問題ありません。

しかし、口腔内に濃度の高い過酸化水素を取り入れることで痛みを感じることがあるのです。痛みを感じる原因は、以下のとおりです。

薬剤が歯以外の部分に付着した

ホワイトニングで使う薬剤は高濃度ですが、歯に付着して痛みを感じる人は多くありません。ホワイトニング剤を使用して痛みを感じる理由の一つが、歯以外の部分に付着しているからです。

歯茎や口腔内の粘膜に付着すると、炎症を起こす原因になります。粘膜や歯茎の保護が不十分だった結果、薬剤が歯以外の部分に付着して痛みを引き起こしている可能性があるでしょう。

歯そのものにトラブルがある

虫歯や歯周病など、歯にトラブルが起きていると、痛みを感じる可能性があります。歯や歯茎の状態が不安定なタイミングでホワイトニング剤を使用すると、薬剤がしみて痛むのです。

歯が破損している

歯は、外側からエナメル質・象牙質・神経と構成されています。

エナメル質は97%がハイドロキシアパタイトという結晶でできていて、神経が通っていません。つまり、歯の表面に薬剤が付着しても、しみる・痛む症状が出ることはありません。

ただし、象牙質には神経細胞の一部が無数に伸びているため、薬剤が付着すると痛みを感じます。歯が割れている、ひびが入っているなど、エナメル質を越えて象牙質に薬剤が浸み込んだ場合、痛みや刺激を感じるでしょう。

エナメル質が薄い

歯に何もトラブルがなく、歯茎の保護もしっかりとしているのに痛みがある場合は、もともと歯のエナメル質が薄いのかもしれません。

ホワイトニングをすると、薬剤が歯の中の着色物質を分解します。同時に歯に含まれている水分も分解するので、歯全体が脱水状態に陥ります。

エナメル質の下にある象牙質も脱水状態となって敏感になるでしょう。エナメル質が薄いと象牙質に刺激が伝わりやすく、痛みを感じやすいのです。

ホワイトニングで痛みを感じたときの対処法

薬を飲む男性

ホワイトニングで痛みを感じたからといって、痛みに耐え続けなければならないということはありません。ホワイトニングで痛みを感じたときの対処法は、以下のとおりです。

鎮痛剤を服用する

ホワイトニングの痛みは、神経に作用して起きているため鎮痛剤を服用すると和らぐ可能性が高いです。鎮痛剤は市販のものでも構いません。

鎮痛剤を使用すれば一時的に痛みは治まりますが、あくまで薬の作用です。薬が切れたタイミングで痛みが生じた場合は、根本的な原因を調べるために一度歯科医院を受診するとよいでしょう。

口の中を清潔にする

ホワイトニングで使った薬剤が口の中に残っていることで、痛みを感じている可能性もあります。うがいをする、歯磨きをするなど、口内を清潔にしましょう。

刺激のある飲食物を避ける

ホワイトニング後24時間は、歯の表面のペリクルという被膜が剥がれています。知覚が過敏になっているため、ふだんは刺激を感じない飲食物の刺激を感じることがあります。

辛いものや酸味のあるもの、炭酸飲料も痛みを引き起こす可能性があるでしょう。施術後24時間は、刺激のある飲食物を避けてください。

ホワイトニングで痛みを感じないための予防法

歯のケアをする人

ホワイトニングで痛みを感じたくないという方は、あらかじめ痛みに対応しておきましょう。

ホワイトニングで痛みを感じないための予防法は、以下のとおりです。

歯のトラブルを解決する

虫歯や歯周病、歯の欠損やひびなどは、ホワイトニングを受ける前に治療しましょう。治療後にホワイトニングを受ければ、痛みを感じにくくなるかもしれません。

ただし、治療直後は歯の状態が不安定で痛みを感じる方もいます。定期的に歯科検診を受けて、歯のトラブルを早期に発見し治療できる環境を整えておきましょう。

ホワイトニングを受けたいと思ったタイミングで歯のトラブルがなければ、スムーズにホワイトニングを受けられます。

市販品で歯のケアをする

市販品で歯のケアをすれば、ホワイトニングを受けたときの痛みを予防できるかもしれません。2つの製品をご紹介するので、参考にしてください。

ただし、痛みの予防に即効性は期待できません。ホワイトニングを検討している場合は、早い段階から使い始めてください。

知覚過敏用歯磨き粉

知覚過敏用の歯磨き粉には、神経伝達を防ぐ硝酸カリウムという成分が配合されています。歯の神経の過敏反応を抑えて、痛みを感じにくくするでしょう。

フッ素ジェル

フッ素ジェルは、エナメル質を強くする効果が期待できます。施術を受けて、薬剤の影響でエナメル質が薄くなるのを防ぎます。象牙質へ刺激が伝わることも防いでくれるでしょう。

ホワイトニングを受けると決めたタイミングから継続して使うと、痛みの予防につながるかもしれません。

まとめ

ホワイトニングした女性

ホワイトニングは、薬剤の影響によって痛みが出るケースがあります。

薬剤が口腔粘膜に触れる、歯が欠けているなど、さまざまな原因で痛むことがあるでしょう。ホワイトニングを受けようと考えたタイミングで、歯のコンディションを整えておいてください。

ホワイトニングで痛みを感じた場合は、鎮痛剤を服用する、口内を清潔にする、刺激のある飲食物を避けるなど、痛みが悪化しないように対応しましょう。

ホワイトニングの痛みを予防する方法としては、歯のトラブルを解決しておくこと、市販品で歯のケアをしておくことが挙げられます。虫歯や歯周病があると、ホワイトニングで痛みを感じるでしょう。ホワイトニング前に治療することが大切です。

今はホワイトニングを受けるか迷っている段階でも、定期検診に通って歯の健康を保っていれば、ホワイトニングを受けたいと思ったタイミングでスムーズに施術を受けられるでしょう。何かトラブルが起きても大掛かりな治療が必要ないことが多いので、定期的に歯科医院を受診してください。

対策してもホワイトニングの痛みが改善しない場合は、歯科医院を受診して対応してもらいましょう。

歯のホワイトニングを検討されている方は、鳥取市東町にある歯医者「山根歯科医院」にお気軽にご相談ください。

ホワイトニングができない人・白くできない歯について詳しく解説!

2023年9月12日

こんにちは。鳥取市東町にある歯医者「山根歯科医院」です。

歯の色のサンプルを並べる

ホワイトニングを行うと、ご自身の本来の歯の色よりも白くできます。歯の黄ばみに悩んでいる人に向いている施術です。

しかし、ホワイトニングはすべての人に効果がある方法ではありません。歯の質や体質などによって、ホワイトニングできない人がいるのです。

今回は、ホワイトニングができない人やホワイトニングの効果が出ない歯について解説します。ホワイトニングできない人が歯を白くする方法もご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

ホワイトニングとは?

オフィスホワイトニングを受ける女性

ホワイトニングとは、加齢や着色汚れによる歯磨きでは落とせない歯の黄ばみを、薬剤を使って除去する方法です。

歯の表面に過酸化水素という薬剤を塗布することで、黄ばみを分解して漂泊します。そのため、歯の黄ばみを落とすだけでなく、本来の自分の歯の色よりも白くできることが特徴です。

人体に害を及ぼさない程度の濃度の薬剤を使用するため安全ですが、歯の状態や体質などによっては悪影響を及ぼすことがあります。そのため、すべての人がホワイトニングできるわけではなく、お口や体の状態によってホワイトニングできないことがあるでしょう。

ホワイトニングができない人とは?

体の前でバツを作る女性

ホワイトニングできない人は、以下のとおりです。

18歳未満のこども

乳歯や生えたばかりの永久歯には、ホワイトニングの薬剤によるリスクがあると考えられています。そのため、18歳未満のこどもはホワイトニングを受けられません。

乳歯は永久歯よりも色が白いことが多いため、こどもの歯の黄ばみは着色汚れが原因といわれています。こどもの歯の黄ばみが気になる場合は、よく歯を磨く、歯科医院でクリーニングを受けるなどして対処しましょう。

虫歯や歯周病がある人

虫歯や歯周病がある場合、ホワイトニングの薬剤の影響で歯がしみる可能性や、歯や歯茎に炎症が起きる可能性があります。虫歯や歯周病の治療が終わればホワイトニングできることが多いので、まずは歯科治療を受けましょう。

妊娠中・授乳中の人

ホワイトニングの薬剤によって、胎児や乳児、母体に影響が出る可能性があるため、妊娠中や授乳中の人はホワイトニングできません。

つわりが起きやすい妊娠初期や育児が忙しい乳幼児期は、歯磨きが丁寧にできない場合や、定期的な通院が難しい場合も多いです。妊娠中や授乳中に歯の黄ばみが気になる原因は、着色汚れの可能性が高いでしょう。まずは歯科医院でクリーニングを受けるとよいでしょう。

歯にヒビがある人や知覚過敏の人

噛む力が強い、食いしばりがあるなどが原因で歯に細かなヒビがある人や、知覚過敏の症状がある人は、ホワイトニングできないことがあります。ホワイトニングの薬剤により歯がしみる・痛む症状が出ることがあるためです。

歯がしみるのは、エナメル質の下にある象牙質に刺激が伝わることが原因です。噛む力の強さや食いしばりなどが原因でエナメル質にヒビが入っている場合や、加齢や歯周病の影響で歯茎が下がって象牙質が露出している場合、ホワイトニングの薬剤の刺激が象牙質に伝わりやすいでしょう。そのため、知覚過敏の症状が出るのです。

ただし、ホワイトニングの薬剤の種類を変更したり薬剤の濃度を低くしたりすると、ホワイトニングできることもあります。歯がしみる症状が出やすい人や知覚過敏の症状がある人は、一度歯科医師に相談するとよいでしょう。

無カタラーゼ症の人

体内でカタラーゼという酵素を作れない疾患がある人の場合、ホワイトニングできません。オフィスホワイトニングでは歯の表面に過酸化水素を塗布しますが、無カタラーゼ症の人は過酸化水素を分解できないのです。

過酸化水素は少量であれば体に害はありませんが、無カタラーゼ症の人の場合、過酸化水素を分解できず、口内がただれる可能性があります。最悪の場合、口内の細胞が壊死する危険性があるでしょう。

光線過敏症の人

光線過敏症とは、日光によって肌に赤みや腫れ、かゆみなどの症状が出る疾患です。

オフィスホワイトニングの場合、歯の表面に薬剤を塗布したあと、光を照射することで歯を白くします。照射される光は日光とは違いますが、光線過敏症の人の場合、体に悪影響が出る可能性があるため、ホワイトニングできません。

成長が不十分な歯がある人

エナメル質形成不全や象牙質形成不全など、成長が不十分な歯の場合、歯に強い痛みがでることがあります。成長が不十分な歯がある人は、ホワイトニングできないので注意してください。

ホワイトニングで白くできない歯とは?

顎に手を当てて考える女性

ホワイトニングの薬剤で白くできない歯は、以下のとおりです。

虫歯治療した歯

ホワイトニングの薬剤は天然歯にしか反応しないため、虫歯治療したことのある歯の詰め物や被せ物はホワイトニングできません。

部分的にレジン(白い詰め物)やインレー(部分的な詰め物)がある場合、ホワイトニングによって白くなった自分の歯と詰め物の色に差が生まれることがあります。被せ物の場合も、隣の歯の色と差が生まれるでしょう。

神経のない歯

天然歯でも、神経が死んでいる歯にはホワイトニングの薬剤が反応しないため、神経のない歯はホワイトニングできません。

神経のない歯を白くしたい場合、歯の表面に薬剤を塗るオフィスホワイトニングやホームホワイトニングではなく、歯の中に薬剤を詰めるウォーキングブリーチという方法が適しています。

テトラサイクリンの影響がある歯

こどもの頃に服用した抗生物質の影響で変色した歯は、ホワイトニングの薬剤が効きにくいためホワイトニングできないことがあります。

軽度の変色であれば通常よりも長期間かけてホワイトニングすれば効果が出ることもありますが、グレーっぽく暗く変色している場合には、ホワイトニングの薬剤の効果が出ないことが多いです。

ホワイトニングができない人が歯を白くしたい場合はどうする?

ホワイトニング用のマウスピース

歯の質や体質によってホワイトニングできない人が歯を白くする方法は、以下のとおりです。

ホームホワイトニングをする

過酸化水素や光照射が原因でホワイトニングできない場合、ホームホワイトニングであれば行えます。

オフィスホワイトニングで使用する薬剤には過酸化水素が含まれますが、ホームホワイトニングでは過酸化尿素が含まれた薬剤を使用します。そのため、無カタラーゼ症の人でもホームホワイトニングは実施可能です。

オフィスホワイトニングよりもホームホワイトニングで使用する薬剤のほうが濃度が低いので、歯がしみる症状が出やすい人や歯にヒビが入っている人、知覚過敏の症状がある人でもホワイトニングできることがあります。

歯の質や体質によってホワイトニングできない人は、施術方法を変えることでホワイトニングできることがあります。まずは歯科医師に相談するとよいでしょう。

セラミック治療を受ける

虫歯治療をしたことがある歯やホワイトニングできない歯でも、セラミック治療を受ければ白くできます。

もともと詰め物や被せ物をしている場合、セラミックのインレー(詰め物)やクラウン(被せ物)にやり替えするとよいでしょう。歯の表面を一層削り、つけ爪のようにセラミックを貼り付けるラミネートべニアという方法もあります。

ただし、健康な歯を削る必要がある、歯を削ることで歯がしみることがある、虫歯になりやすくなるなどのリスクがあるため注意してください。

まとめ

ホワイトニングで白くなった歯のビフォアアフター

ホワイトニングは歯の表面に過酸化水素という薬剤を塗布することで、歯磨きだけでは取れない歯の黄ばみを分解し、本来の自分の歯の色よりも白くできる方法です。

ホワイトニングの薬剤による体へのリスクがある、18歳未満のこどもや妊娠中・授乳中の人、無カタラーゼ症の人はホワイトニングできません。ホワイトニングの薬剤によって歯がしみるなどの影響がでやすい、虫歯や歯周病の人や知覚過敏の症状がある人も、ホワイトニングは避けたほうがよいでしょう。

歯の質や体質によってオフィスホワイトニングできない人は、ホームホワイトニングを実施できることがあります。セラミック治療を受けることも方法の一つです。

ホワイトニングができない人でも歯を白くできることがあるので、歯科医院を受診して相談するとよいでしょう。

歯のホワイトニングを検討されている方は、鳥取市東町にある歯医者「山根歯科医院」にお気軽にご相談ください。

オフィスホワイトニングとは?費用や注意点、効果持続期間を解説!

2023年8月11日

こんにちは。鳥取市東町にある歯医者「山根歯科医院」です。

オフィスホワイトニングで綺麗になった歯

歯科医院で行うホワイトニングは「オフィスホワイトニング」「ホームホワイトニング」「デュアルホワイトニング」の3種類に分けられます。なかでも、歯科医院で行うオフィスホワイトニングはどのような治療法なのだろうと気になっている方も多いのではないでしょうか。

今回は、オフィスホワイトニングのメリット・デメリット、治療の流れや費用相場など解説します。オフィスホワイトニングに興味のある方は、ぜひ参考にしてください。

オフィスホワイトニングとは

オフィスホワイトニングで綺麗になった歯をみせる男性

オフィスホワイトニングは、歯科医院で歯科医師や歯科衛生士などの有資格者に施術してもらうホワイトニング法です。

オフィスホワイトニングは、過酸化水素を使用して歯を漂白します。過酸化水素には、歯の着色を漂白する作用と、エナメル質の表面構造を変えて光の乱反射を起こす作用があります。歯の表面で光の乱反射が起こると、象牙質の黄ばみが透けにくくなるため歯が白くみえるのです。

過酸化水素は漂白作用が高いため、1回の施術で効果を実感しやすいホワイトニング法です。理想の白さに達していない場合は3〜6回程度通院して納得のいく白さにしていきます。

オフィスホワイトニングのメリット・デメリット

メリットとデメリットのイメージ

オフィスホワイトニングでは、どのようなメリット・デメリットがあるのか理解したうえで実施すれば後悔なく治療できるでしょう。以下、オフィスホワイトニングのメリット・デメリットを解説します。

オフィスホワイトニングのメリット

オフィスホワイトニングにはどのようなメリットがあるでしょうか。オフィスホワイトニングの3つのメリットは、以下のとおりです。

・即効性がある

・トラブルが起きにくい

・自己管理の必要がない

以下、それぞれ解説します。

即効性がある

オフィスホワイトニングは、歯科医師・歯科衛生士しか扱うことができない高濃度薬剤を使用します。そのため、1回の施術で歯のトーンがあがり白くなったと実感できるケースが多いです。個人差がありますが、1〜3回ほどで多くの方が効果を感じる即効性のある治療法です。

ホームホワイトニングは、白さを実感するまでに2週間ほどの期間がかかるといわれています。オフィスホワイトニングは、早く歯を白くしたい方にとって大きなメリットといえるでしょう。

トラブルが起きにくい

オフィスホワイトニングは、歯科医師・歯科衛生士がお口の中を確認しながら施術します。セルフホワイトニングやホームホワイトニングで起こりがちな「色ムラ」が起こりにくく、仕上がりが美しい点が大きなメリットです。

また、施術中に歯や歯茎がしみる場合や痛む場合もすぐに対応してもらえるため、安心してホワイトニングができるでしょう。

自己管理の必要がない

歯科医院で取り扱うホワイトニングには「オフィスホワイトニング」と、処方されたホワイトニング薬剤をご自宅で使用する「ホームホワイトニング」があります。

ホームホワイトニングは、ご自宅で好きなタイミングでできるメリットがありますが、自己管理が必要です。1日2時間ほどの装着やマウスピースの手入れなどに手間がかかるため、面倒に感じる方もいらっしゃるでしょう。

一方、オフィスホワイトニングは、歯科医院で施術するためエステのような感覚でホワイトニングができるメリットがあります。

オフィスホワイトニングのデメリット

オフィスホワイトニングの施術を受ける際は、デメリットも理解したうえで受けるのがよいでしょう。オフィスホワイトニングの4つのデメリットは、以下のとおりです。

・費用が高額である

・奥歯の施術ができない

・後戻りしやすい

・知覚過敏が起こりやすい

以下、それぞれ解説します。

費用が高額である

オフィスホワイトニングは保険適用外の自由診療のため、費用は自己負担です。ホワイトニングの費用は、使用する薬剤のメーカーや歯科医院によって異なります。トラブルを回避するためにも、どのような料金形態なのか事前に確認しましょう。

奥歯の施術ができない

オフィスホワイトニングは、ホワイトニング薬剤を塗布し、光を照射して歯を白くします。高濃度の薬剤を使用するため、歯茎や粘膜に薬剤が触れると炎症するリスクが高いです。

また、施術中は光があたるように器具を入れて行いますが、奥歯まで光が届かないため、オフィスホワイトニングの多くは上下の犬歯〜犬歯までを目安としています。

後戻りしやすい

ホワイトニングは、一度行えば永久に白い歯が手に入るわけではありません。個人差がありますが必ず「後戻り」が起こります。なかでも、オフィスホワイトニングは即効性があるものの後戻りしやすいことが特徴です。

一方、ホームホワイトニングは、濃度の低い薬剤で時間をかけて白くしていくため、後戻りが緩やかだといわれています。

知覚過敏が起こりやすい

オフィスホワイトニングは、高濃度薬剤を使用するため施術中や施術後に知覚過敏の症状がでやすいといわれています。

しかし、時間の経過とともに症状はやわらいでいくケースが一般的です。我慢できないほどの症状が出た場合は、鎮痛剤や知覚過敏用のコーティング材を塗布して様子をみます。ふだんから知覚過敏の症状がある方は注意が必要です。

オフィスホワイトニングができない方

両手でバツマークをあらわしている

オフィスホワイトニングの治療を希望しても、なかには治療ができない方もいます。オフィスホワイトニングができない方は、以下のとおりです。

・虫歯・歯周病・歯にひび割れのある方

・知覚過敏症状がある方

・妊娠中・授乳中の方

・光線アレルギーの方

・無カタラーゼ症の方

以下、それぞれ解説します。

虫歯・歯周病・歯にひび割れのある方

虫歯で歯に穴があいている、歯にひびが入っている、歯周病が進行しているなどの症状がある方は、治療が完了するまでホワイトニングができません。虫歯や歯にひび割れがあると、神経の通る象牙質までホワイトニング薬剤の刺激が伝わるリスクがあります。

また、歯周病が進行している方も歯の根の部分が露出している場合、刺激に対して敏感になりやすいため注意が必要です。適切な治療を受けて、ホワイトニングの施術中にトラブルが起きにくい口内環境に整えてから治療します。

知覚過敏の症状がある方

歯の表面にあるエナメル質にひび割れや摩耗があると、ホワイトニング薬剤の刺激が象牙質に直接伝わるため、しみたり痛みがでたりするリスクがあります。

特に、オフィスホワイトニングは、ほかのホワイトニング方法と比較して薬剤の濃度が高いため、知覚過敏の症状がでやすいです。ふだんから知覚過敏の症状がある方は、オフィスホワイトニングはさけた方がよいでしょう。

妊娠中・授乳中の方

妊娠中・授乳中の方は、ホワイトニング薬剤の成分が胎児や乳児に悪影響を及ぼす可能性があるため、基本的にホワイトニングができません。

しかし、具体的に胎児や乳児にどのような影響があるのか判明していないのが現状です。だからといって安全に行える根拠もないため、ホワイトニングはひかえるよう謳っている歯科医院が多いのが実情です。

光線アレルギーの方

光線アレルギーは、紫外線などの光に反応して赤み・かゆみなどの炎症があらわれます。光線アレルギーの方は、オフィスホワイトニングで使用する光に反応してアレルギー反応が起きるリスクが高いです。

リスク回避のために、オフィスホワイトニングの施術は行わない歯科医院が多いです。光線アレルギーの方でホワイトニングをご希望であれば、光を使用しないホームホワイトニングを選択しましょう。

無カタラーゼ症の方

無カタラーゼ症は、過酸化水素を体内で分解するカタラーゼとよばれる酵素がつくられない疾患です。

オフィスホワイトニングは高濃度の過酸化水素を使用するため、無カタラーゼ症の方は過酸化水素を分解できず、お口の中が荒れるリスクや壊死を起こすリスクがあります。そのため、無カタラーゼ症の方は過酸化水素が使われているホワイトニングは禁忌とされています。

オフィスホワイトニングの施術の流れ

STEPの文字がかかれた木のブロック

オフィスホワイトニングがどのような流れで治療が進んでいくのか理解しておけば、施術の際の不安や緊張をやわらげることができるでしょう。オフィスホワイトニングの治療の流れは、以下のとおりです。

①カウンセリング

はじめにカウンセリングを行います。口内の確認とホワイトニングの施術方法や流れ、得られる効果・費用などの説明を受けます。また、現在の歯のお悩みや求める歯の白さ、予算などもあわせて聞かれるケースが多いです。

トラブルを回避するためにも、カウンセリングの際は、不安に思っていることやお悩みなど、ご自身の意見をしっかり伝えましょう。満足できる仕上がりを得るには、歯科医師・歯科衛生士との理想像の共有が必要不可欠です。治療計画に納得できたらオフィスホワイトニングを行います。

②お口の中の確認

オフィスホワイトニングの施術が決まったら、虫歯・歯周病の確認と現在の歯の色の記録をとります。虫歯や歯周病が見つかったら先に治療を行ってホワイトニングに支障のない口内環境に整えていきます。

また、どれくらい歯の色が変化したのか確認できるように、事前に写真を撮影し、歯の色の記録をとることが一般的です。

③クリーニング

オフィスホワイトニングは、歯の表面に薬剤を塗布して歯を白くしていきます。ホワイトニング効果を得るためには、歯の表面に薬剤をしっかり浸透させる必要があります。

しかし、歯垢(プラーク)や歯石、着色汚れが歯の表面に付着した状態だと薬剤の浸透が妨げられ、十分なホワイトニング効果を得ることができません。ホワイトニングの施術前に、歯の表面をクリーニングすることで、十分なホワイトニング効果を得ることが期待できます。

④ホワイトニング

歯のクリーニングが完了したらホワイトニングを開始します。ホワイトニングの流れは、以下のとおりです。

歯茎の保護

ホワイトニング薬剤は高濃度であるため、歯茎や粘膜に触れてしまうと炎症を起こすリスクが高いです。歯茎などの粘膜に薬剤が触れないように保護します。

ホワイトニング薬剤の塗布

歯の表面にホワイトニング薬剤を塗布します。

光を照射

薬剤が塗布できたら光をあててホワイトニングします。数分の照射ですが光があたる部分は熱くなるため、唇などに違和感があれば必ず歯科医師・歯科衛生士に伝えましょう。

薬剤の除去

光の照射が終わったらホワイトニング薬剤を除去します。

 

使用する薬剤によって異なりますが、上記の流れを1〜3回ほど繰り返してホワイトニングします。

⑤ホワイトニング完了

ホワイトニングが完了したら、最後に歯の色の記録をとって、施術前の歯の色味との差を確認します。希望する白さに到達していない場合は、追加でホワイトニングするか検討する必要があるでしょう。

オフィスホワイトニングの効果の持続期間

カレンダーと時計

オフィスホワイトニングの効果の持続期間は、3~6か月ほどです。1〜3回の施術で歯が白くなる即効性はありますが、後戻りも早い特徴があります。ホワイトニング効果を長く持続させるためには、定期的な再ホワイトニングが必要です。

オフィスホワイトニング施術後の注意点

注意をうながすマーク

オフィスホワイトニングの施術後は注意すべきことがあります。ホワイトニング施術後の3つの注意点は、以下のとおりです。

・知覚過敏がでやすくなる

・色の濃い飲食物・イソフラボンを含むものをひかえる

・喫煙はひかえる

以下、それぞれ解説します。

知覚過敏の症状がでやすくなる

オフィスホワイトニング直後は、歯の表面を保護しているペリクルとよばれる保護膜がはがれた状態となります。ペリクルがはがれた状態の歯の表面は刺激に弱くなるため、一時的に知覚過敏の症状がでやすいリスクがあります。

症状が出た場合は、痛み止めを服用したり知覚過敏用歯磨き粉やフッ素入り歯磨き粉を使用したりすることで様子をみましょう。知覚過敏の症状が続く場合は、歯科医院でコーティング剤を塗布してもらうことも可能です。

色の濃い飲食物・イソフラボンを含むものをひかえる

オフィスホワイトニング直後は、ホワイトニング薬剤の影響で歯が乾燥した状態となるため、着色しやすい環境にあります。そのため、オフィスホワイトニング後48時間は、色の濃い飲食物やイソフラボンを含むものはひかえましょう。

どのような食事がよいのかわからない場合は、色の薄い食事をとるように心がけてください。やむを得ない事情で色の濃い飲食物やイソフラボンを摂取してしまった場合は、すぐにお口をゆすぐことで歯の表面に残らないように対処することが大切です。

喫煙はひかえる

上述したとおり、オフィスホワイトニング後48時間は、着色しやすい状態です。ホワイトニング後に喫煙すると、タバコの成分のひとつであるタールの影響で歯が黄色く着色してしまいます。

禁煙が難しい場合は、喫煙後はすみやかに歯磨きやお口をゆすいで対処しましょう。紙タバコはタールの量が多いため、加熱式のタバコに変えるとヤニの影響をおさえることが期待できます。

オフィスホワイトニングの費用

費用をあらわすイメージ

オフィスホワイトニングの費用相場は10,000〜70,000円です。審美治療は保険適用外の自由治療で、費用は高額といえます。

歯科医院によって価格が異なることはもちろん、使用されるホワイトニング薬剤のメーカーや機械によって価格は変動します。複数回の施術で割安になるように設定している歯科医院もあるため、施術を受ける前に確認するのがよいでしょう。

まとめ

ポイントをまとめる女性

オフィスホワイトニングは、歯科医院を受診して歯科医師・歯科衛生士に施術してもらうホワイトニング方法です。歯科医院を受診すればホワイトニングを行ってもらえるため、自己管理が必要なく白い歯を手に入れられます。高濃度の過酸化水素を使用するため、即効性があり1〜3回の施術で効果を実感できるでしょう。

ただし、即効性があるものの、ホワイトニングの持続期間が3〜6か月と短いデメリットがあります。また、オフィスホワイトニング後は、知覚過敏や着色が付きやすい状態となります。刺激の強い食べ物や色の濃い飲食物、喫煙はひかえるように心がけることが大切です。

オフィスホワイトニングを検討されている方は、鳥取市東町にある歯医者「山根歯科医院」にお気軽にご相談ください。