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入れ歯安定剤の使用について

こんにちは。鳥取市東町にある山根歯科医院です。

本日は、よくご質問を受ける入れ歯安定剤について様々な観点からご説明したいと思います。

入れ歯安定剤の「2つのメリット」

1.痛みの改善

入れ歯安定剤は、入れ歯の内面に塗布することで、入れ歯の硬い部分が歯ぐきに直接当たらないようにできます。このため、痛みを和らげる効果があります。

入れ歯安定剤には、以下の種類があります。

・クリームタイプ

・粉状タイプ

・シートタイプ

クリームタイプの安定剤はクッション性が高く、痛みを感じにくい傾向があります。

2.入れ歯が外れにくくなって会話がしやすい

入れ歯の内面が歯ぐきにピッタリと合っておらず過度な隙間が生じている状態では、空気が入りやすくなり外れやすくなります。入れ歯安定剤を使うと、入れ歯の内面と歯ぐきの隙間がなくなり、ピッタリとくっつくようになるため、空気が入りにくくなり、会話中に外れえてしまう心配がなくなります。粘着力が強く、入れ歯が外れにくい製品には、クリームタイプの安定剤が多いです。

入れ歯安定剤の「4つのデメリット」

1.入れ歯の手入れがしにくい

粘着性が強いタイプの安定剤は、入れ歯の内面に残りやすく、また、こびりつくことがあります。入れ歯の内面に塗った安定剤が取りきれず、不衛生になりやすくなります。安定剤が残ったまま新たな安定剤を付けてしまうと、入れ歯の内面と歯ぐきの形が合いにくくなり、食事の際、かめないと感じる可能性が高まります。

鳥取市 歯医者 入れ歯 

2.菌が繁殖する

入れ歯安定剤には、口の中の水分を吸収して歯ぐきに密着するタイプがあります。水分を吸収するタイプの安定剤は、ほかの安定剤よりも口の中の水分を奪いやすく、口の中の渇きを感じやすくなるほか、ドライマウスを引き起こすことがあります。

ドライマウスとは、唾液の分泌量が減少し、口の中が乾燥した状態のことです。唾液には、抗菌作用、免疫作用、希釈・洗浄作用など、様々な効果があります。唾液の分泌量が減少すると、この効果も薄れてしまいます。口の中の乾燥状態やドライマウスが長く続くと、口の中の細菌が増殖しやすく、歯周病や誤嚥性肺炎を発症するリスクが高まります。

<誤嚥性肺炎について>

口の中に入れた食べ物は、食道を通り胃に運ばれるのが、通常の流れです。高齢になるにつれ、唾液の分泌量だけではなく、食べ物を飲み込む「嚥下(えんげ)機能」が弱っていることがあります。

食べ物が口の中に入ると、食べ物をかみ砕きながら、唾液と混ざり合い、飲み込みやすくする形(食塊:しょっかい)を作ります。

食塊形成が上手くできず、また、嚥下機能が低下していると、食塊や水分を食道へうまく送ることができません(不顕性誤嚥:ふけんせいごえん)。肺や気管支の方へ食べ物や細菌が誤って流入(誤嚥)してしまった結果、誤嚥性肺炎を引き起こすことがあります。

3.適切な噛み合わせにならない

入れ歯は、噛み合わせのバランスを考慮した設計となっています。入れ歯安定剤が適切に使用されていない場合、噛み合わせのバランスが崩れてしまう可能性があります。噛み合わせの位置が変わってしまうと、入れ歯を支えている歯や歯ぐきなどに負担がかかりすぎ、ダメージを与えてしまっているということがあります。

顎の骨の吸収

例えば、総入れ歯の場合、安定剤を痛みのある部分だけに付けたとします。痛みのある部分にだけ安定剤をつけると、その部分だけ厚みが出てしまうため、今までの噛み合わせと位置が変わり、ズレた位置で噛むことになるのです。

ズレた位置で噛むことが癖になると、一部分だけに噛む力が集中するようになり、入れ歯を支えている歯ぐきに過度な力がかかるようになります。歯ぐきの下には顎の骨があり、継続的に過度な力がかかると、骨の細胞が破壊され、吸収してなくなってしまいます。

骨が吸収されると同時に歯ぐきの位置も変わり、へこんだような形になります。見た目が悪くなることもあります。部分入れ歯の場合、残っている歯にバネをかけることで入れ歯を支えます。安定剤がバネの部分に入ると上手く装着できず、使えなくなってしまうことがあります。

顎関節症の原因になる

安定剤の継続使用による噛み合わせのズレは、顎関節症を引き起こす原因になることもあります。顎関節症とは、耳の横あたりにある関節や筋肉などに負担がかかることで、口が開けにくくなったり、痛みが出たりする症状のことです。

噛み合わせのバランスがズレた状態で負荷がかかると、耳の横あたりにある下顎を支えている関節や周辺の筋肉などが緊張した状態になり、上手く機能しなくなります。

特にクッション性の高い入れ歯安定剤を使用すると、入れ歯を作ったときの噛み合わせから変わりやすく、バランスが崩れ、どこかに負担が大きくかかるようになるのです。

4.入れ歯安定剤に依存するようになる

入れ歯安定剤を使用したら痛みが消えた、入れ歯が外れにくくなったという経験は、今まで悩まされていた症状から解放されるため、手放せないアイテムと感じます。

「入れ歯安定剤のない状態では、また痛い思いをしそう…」

「会話をしているときに外れるのが嫌だ」など、

不便な状態になるのが怖いため、このようなトラブルが起きる前から安定剤を使用するようになります。そして、一時的な使用ではなく、継続して安定剤を使用し、手放せなくなります。この結果、噛み合わせが安定しないといった口の中の変化が生じ、通院回数が増えたり、入れ歯を何回も作り直したりするといった原因になるのです。

入れ歯に安定剤は必要ない?

入れ歯が完成するまでの工程が精密であるほど、自分にあったオーダーメイドの入れ歯になり、歯ぐきに馴染みやすくなります。

口の状態にピッタリの入れ歯を作ることができれば、安定剤を使用する必要はありません。

ただし、どんなにぴったりな入れ歯が出来上がっても、これまで使用していた入れ歯との質感の違いに慣れる、口の中になじむといった時間は必要ですし、数回の調整は必要です。

入れ歯安定剤は、使えば使うほど、むしろ安定しないガタガタの入れ歯に変えてしまう恐れがあります。ガタガタになった入れ歯を使い続けると、骨や歯ぐきがどんどん痩せ、痩せていないときよりも安定した入れ歯を作るのは、難易度が高くなります。それこそ、安定剤に頼らないと入れ歯が使えないような口の状態になるのです。

まとめ

入れ歯安定剤を使う前に歯科医院へ

お盆やお正月休みといった長期の休診で受診することができない、歯科医院の予約がなかなか取れない、行く都合がなかなかつくれないといった場合、一時的な対処法として、入れ歯安定剤を使うことはやむをえないでしょう。

長期間の入れ歯安定剤の使用は、入れ歯の内面にくっついて外れにくくなることで不衛生になる、噛み合わせがガタついた入れ歯となるほか、歯ぐきや顎の骨にダメージを与えてしまう可能性があります。

本来、入れ歯安定剤は必要ありません。口の状態に合った入れ歯を使うことが前提だからです。入れ歯安定剤を使う前に1度、かかりつけの歯科医院で入れ歯の状態を診てもらうのがオススメです。

入れ歯を作ってから期間が経っているのにもかかわらず、痛みや外れやすい状態が続く場合にも、1度歯科医院で相談しましょう。

入れ歯安定剤の使いすぎにより歯ぐきや骨が痩せた状態では、口の中にピッタリ合う入れ歯を作るのは難易度が高くなります。このような状態になる前に、入れ歯が全く合わないと思ったら、なるべく早めに入れ歯の相談をすると良いでしょう。

当院は、痛みに配慮した優しい治療を心がけて診療を行っています。むし歯・歯周病治療だけでなく、矯正治療や小児歯科、インプラント治療、医療ホワイトニングなど、幅広い診療に力を入れています。

山根歯科医院 鳥取市 東町 虫歯 歯周病 ホワイトニング 矯正 インプラント

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マウスピース矯正を成功させる秘訣

こんにちは。鳥取市東町にある山根歯科医院です。

透明で目立たないマウスピース矯正は、近年非常に人気が上昇しています。

マウスピースの浮きがきになる女性

以前からのワイヤー矯正に比べて審美的によく、取り外しも可能なので、食事も問題なく摂れることや歯磨きもしやすいので、口腔衛生にも優れた治療と言えます。しかし、マウスピース矯正は、すべての歯列不正に適応できるわけではありません。マウスピース矯正を選択する前に、ご自分の歯列不正がマウスピース矯正に適しているかどうか判断し、その上で治療計画を立てて、行わなければなりません。適さない症例でのマウスピース矯正は、患者様が思うように治療は進みません。また、マウスピース矯正を行う際には、注意事項がいくつかあります。注意事項を守らないと矯正期間が長くなったり、思うように歯が移動しないといったケースが起こってきます。

本日は、マウスピース矯正を成功させる秘訣についてお話しします。

インビザラインのイメージ

マウスピース矯正の適応症の見極め

まず、マウスピース矯正を行う上で考えていかなければならないことは、マウスピース矯正の適応症かどうかです。その判断は、レントゲン検査など精密な審査・診断が必要となってきます。

《主な適応症例》

🦷軽度軽度~中度の叢生 (軽いガタつき)

🦷空隙歯列 (すきっ歯・歯と歯の間に隙間があいている)

🦷上顎前突 (出っ歯・前歯を2㎜程度引っ込めるような軽度なケース)

🦷下顎前突 (受け口・歯の傾きが原因の軽度なケース)

🦷矯正後の後戻りのケース

以上のようなケースが適応症例と言えます。

歯のレントゲン写真を見ている医師と患者 

《注意が必要な歯列不正》

✖重度な叢生

✖大きな嚙み合わせのズレ

✖骨格性に問題がある場合

✖抜歯を伴う大幅な歯の移動が必要となるケース

以上のケースは、マウスピース矯正では、困難な場合が多いです。

マウスピース矯正とはどんな治療か説明する歯科医師

このようなケースでは、歯科医師や矯正専門医と相談した上で、マウスピース矯正かワイヤー矯正で行うか選択しなければなりません。

自己管理の徹底

ワイヤー矯正は、固定式のため歯科医師が調整していきますが、マウスピース矯正では、自分で管理を徹底していかなければなりません。

マウスピース矯正における自己管理の5つのポイントをお話しします。

①マウスピースの装着時間を守る

②マウスピース 交換のタイミングを守る

③チューイー(咬合補助具)をしっかり使う

④口腔内を清潔に保つ

⑤定期的な通院・チェックを怠らない

①マウスピースの装着時間を守る

マウスピース矯正で最も多い計画通りに治療が進まない原因は、装着時間の不足です。マウスピース矯正は、1日20〜22時間の装着が必要です。取り外しができるため、ついつけるのを忘れ、装着時間が短くなっているケースがあります。装着時間が不足すると歯が計画通りに移動せず、次のマウスピースをつけようとしても合わなくなってしまいます。そのため治療期間が長くなったり、追加費用がかかったり、場合によっては、歯並びがきれいにならないことがあります。食事の時と、歯磨きをする時以外は、必ず装着するようにしてください。

マウスピースの装着時間イメージ

②マウスピースの交換のタイミングを守る

マウスピースの交換は、1週間〜2週間とされています。早すぎる交換は、歯や歯根に負担がかかります。また、遅すぎる 交換は、治療の停滞を招いてしまいます。 マウスピースの交換を進めるうちに、歯並びにズレが生じてしまうことがあります。このような場合は、1つ前のマウスピースを装着したり場合によっては、新しくマウスピースを作り直すことがあります。マウスピース矯正では、1日の装着時間だけでなく、次のステップへ進めるタイミングも重要となってきます。

マウスピース矯正を装着しようとしている女性の口元

③チューイー(咬合補助具)をしっかり使う

軽視されがちなのが、チューイーを噛むことです。マウスピース矯正では、マウスピースを装着するだけでは、不十分です。マウスピースが装着した時に、歯に確実に密着していなければなりません。よくあるケースでは、マウスピースを装着したのはいいのですが、歯に密着していないで 微妙に浮きがあることがあります。マウスピース矯正は、マウスピースが少しでも浮きがあると、思い通りに歯は動きません。チューイーをしっかり噛むことによって、マウスピースの微妙な 浮きを防ぐことができます。マウスピースを装着する際は、毎回、チューイーを噛むことを習慣化してください。

④口腔内を清潔に保つ

マウスピース矯正中は、食後の歯磨きが不十分な状態でマウスピースを装着すると、歯とマウスピースの間にプラークがたまり、虫歯や歯周病になるリスクが高くなります。虫歯ができてしまうと矯正治療を中断し、虫歯治療をしなければならなくなるケースがあります。そうなるとマウスピース矯正治療の変更が必要となってくることがあります。また 、歯周病が進行すると歯を動かすことが難しくなり、マウスピース矯正自体が、できなくなるケースがあります。プラークや歯石など、お口の環境に悪影響を及ぼすものは、できるだけ除去しておかなければなりません。毎食後の歯磨きの徹底 、フロスや歯間ブラシの使用、また、マウスピース の毎日の洗浄は、しっかりと行いましょう。

二次カリエス予防でフロスを使うイメージ

⑤定期的な通院やチェックを怠らない

定期的な通院 チェックは、マウスピース矯正 に限らず、ワイヤー矯正でも言えることです。口の中のクリーニングや歯が計画通りに移動しているかどうかなどをチェックしなければなりません。また、マウスピース矯正の場合は、アタッチメントが外れていないか、マウスピースが浮いていないか、あるいは噛み合わせには問題ないか、などをチェックしていきます。アタッチメントが外れている場合は、再度付け直しをしなければなりません。

後戻り防止

患者様の中に「歯並びが綺麗になった!」「やっと矯正治療が終わった!」と思われる方がいらっしゃいます。ただ、歯並びが整っても、ここで何もしないとすぐに 後戻りをして歯並びが悪くなってしまうことがあります。人によっては、かなり歯並びが歪んでしまうこともあります。これは、マウスピース矯正に限ったことではなく、ワイヤー矯正においても言えることです。矯正治療後は、リテーナー(後戻り防止装置)をつけなければなりません。 期間としては、1年〜3年ぐらいが目安となります。特に治療直後の最初の6ヶ月〜1年は後戻りしやすいと言われています。マウスピース矯正では、ビベラリテーナーという後戻り防止装置をつけるようにしています。治療後の6ヶ月〜1年間は、1日に20時間程度の装着することをおすすめしています。そして、1年以降においては、少しずつ装着時間を減らしていくようにしています。リテーナー(保定装置)の使用においては、定期的なチェックを受けてください。そして整えた歯並びが、長期的に維持できるようにしていきたいと思います。

マウスピース管理の補足

マウスピース矯正において、マウスピースをなくしたり破損したりすることも、 治療が進まない 原因となります。マウスピースの破損や紛失した場合、マウスピース矯正は、一時的に中断することになります。そして作り直しをしなければなりませんが、この場合 1つ前のマウスピースを使用していきます。これが治療の遅延になります。マウスピースの管理は、しっかりと行ってください。

マウスピース矯正の治療期間イメージ

まとめ

マウスピース矯正は、適切に行えば、とても優れた治療法ですが、計画通りに行かないこともあります。原因としては、装着時間の不足、マウスピース管理不良、 適応症例かどうかなどがあげられます。

《マウスピース矯正の成功の秘訣》

◎適応症例かどうかを見極める 

◎装着時間を守る(1日20時〜22時間装着) 

◎チューイーを正しく使う

◎マウスピースの管理をしっかり行う

◎口腔内を清潔に保つ

◎保定までしっかりと行う

◎定期的な通院 ・チェックを怠らない

これらを正しく守ることで、見た目だけでなく噛み合わせも安定した満足度の高い結果が得られると思います。そして、マウスピース矯正によって理想の歯並びを手に入れていただきたいと思います。

当院は、痛みに配慮した優しい治療を心がけて診療を行っています。むし歯・歯周病治療だけでなく、矯正治療や小児歯科、インプラント治療、医療ホワイトニングなど、幅広い診療に力を入れています。

矯正治療を終え歯列が整った笑顔の女性

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マイオブレースの特徴と費用を解説!保険適用できるかどうかも

こんにちは。鳥取市東町にある歯医者「山根歯科医院」です。

小児矯正で使用するマイオブレース

歯並びの問題は、見た目の印象に大きく関わるだけではなく、噛み合わせや全身の健康にも影響を及ぼすことがあります。そのため、近年注目されているのがマイオブレースという治療法です。顎の成長を促し、自然に歯並びを整えるという特徴から、子どもの矯正治療として関心が高まっています。

「費用はどのくらいかかるの?」「保険は適用できるの?」など、費用について不安を感じている保護者の方も多いのではないでしょうか。

この記事では、マイオブレースにかかる費用について解説します。保険は適用されるのか、医療費控除の対象となるのかについても解説しますので、ぜひ参考にしてください。

マイオブレースとは

女の子がマイオブレースを装着する様子

マイオブレースとは、3歳から15歳頃までの子どもに対して行われる矯正治療です。一般的な矯正治療では歯を動かすことが中心になりますが、マイオブレースでは歯が正しく並ぶための顎の発育や舌、口腔周囲筋のトレーニングを重要視しています。

ここでは、マイオブレースの特徴について解説します。

歯並びが改善する

マイオブレースは、歯そのものを直接動かす矯正装置とは異なり、歯並びが悪くなる原因を取り除くことで自然な歯並びを促す治療法です。舌の位置や口の周りの筋肉の使い方、呼吸の仕方など、歯を支える周囲の環境が整うことで、歯が自然に正しい位置へと導かれます。

特に、乳歯から永久歯へ生え変わる時期に使用すると、顎の発育をサポートし、歯並びが整いやすくなるでしょう。

悪習癖を改善する

マイオブレースは、舌の位置、口呼吸、口元の筋肉の使い方など、歯並びに悪影響を及ぼす悪習癖を改善するための訓練も行います。舌を正しい位置に置くこと、鼻呼吸を習慣化すること、唇をしっかり閉じることなどを身につけるのがトレーニングの目標です。

その結果、将来的な噛み合わせや発音、姿勢にも良い影響を与えることが期待できます。

将来的に矯正のリスクを軽減させる

マイオブレースは、歯並びが悪化する原因を早期に改善することで、将来的に本格的な矯正治療が必要になるリスクを軽減できる可能性があります。たとえば、舌の位置や口呼吸の癖を放置すると、歯が前方に押し出されたり、歯列が狭くなったりすることがあります。

放置すると、歯並びを整えるために、歯を大きく動かさなければならないケースもあるでしょう。

しかし、マイオブレースによって口腔習癖が改善され、歯並びに悪影響を与える原因がなくなれば、自然な発育を促せます。その結果、将来必要になる矯正治療が軽度で済む可能性があるのです。

マイオブレースの費用

マイオブレースの費用のイメージ

マイオブレースの費用は、治療内容や期間、装置の交換頻度、通院回数などによって大きく異なります。一般的な相場としては、30万円〜50万円程度が目安です。

費用の内訳は、治療開始前のカウンセリング費用や検査費用、装置代や定期通院の費用などです。しかし、歯科医院によっては、別途費用が発生する場合もあります。治療を開始する前には、費用の内訳と、別途必要な費用について確認しておきましょう。

マイオブレースには保険が適用される?

マイオブレースには保険が適用されるのか考える女の子

マイオブレースには、基本的に保険が適用されません。予防を目的とした矯正治療であり、医療行為としての保険適用の基準には該当しないためです。医療保険が適用されるのは、顎の骨格的な異常を伴う咬合異常など、厚生労働省が定めた条件を満たしている場合に限られます。

マイオブレース矯正は噛み合わせや機能の改善も見込める治療法ですが、基本的には自費診療となる点を理解しておきましょう。

マイオブレースは医療費控除の対象になる?

マイオブレースは医療費控除の対象になるのか疑問をもつ子供

マイオブレースを含め、歯科矯正治療の費用は、条件を満たせば医療費控除の対象になることがあります。医療費控除とは、1年間に支払った医療費が一定額を超えた場合に受けられる所得控除です。確定申告することで、所得税や住民税を軽減できます。

医療費控除を受けるためには、審美目的ではなく、治療や機能回復が目的である必要があります。例えば、発音や咀嚼に支障がある場合や、顎の成長や骨格的な問題がある場合は、医療的な必要性が認められるケースが多いです。

一方、軽度の歯並びの乱れや見た目の改善だけを目的とした矯正は、医療費控除の対象外となることがあります。お子さまのケースでは条件を満たすかどうかは、歯科医師に相談してみましょう。

マイオブレースの費用を抑える方法

マイオブレースの費用を抑えるイメージ

ここでは、マイオブレースの費用を抑えるための方法を紹介します。

分割払い・デンタルローンを活用する

分割払いやデンタルローンを利用すると、トータルの費用を安くするわけではありませんが、月々の支払額を抑えられるのはメリットです。歯科医院によっては、手数料や利子なしで分割払いが可能なケースもあります。

デンタルローンは歯科治療専用のローンであり、一般的なカードローンよりも金利が低いのが特徴です。

ただし、基本的には手数料や利子がかかるため、一括で支払うよりも総額は高額になります。一括で支払うよりもどの程度高くなるのか、毎月支払う金額に無理はないか確認したうえで利用を検討しましょう。

複数の歯科医院を比較する

マイオブレースは保険が適用されない自由診療であるため、歯科医院ごとに費用設定が異なります。同じ治療内容でも、数万円以上の差が出ることもあるため、複数の歯科医院でカウンセリングを受けて比較するのも費用を抑えるコツです。

費用だけでなく、説明の丁寧さや医院の雰囲気、実績なども合わせて確認すると、安心して治療を進められるでしょう。

マイオブレースの注意点

マイオブレースの注意点のイメージ

ここでは、マイオブレースの治療を検討する際に理解しておきたい注意点について解説します。

装着時間を守る必要がある

マイオブレースの効果を最大限に引き出すためには、装置の装着時間を守ることが重要です。日中1〜2時間と就寝中の装着が推奨されており、毎日継続することが歯並びや口腔機能の改善につながります。

装着を忘れたり、自己判断で使わなかったりすると、治療の進行が遅れるだけでなく、治療の目的自体が達成できなくなる恐れもあります。

トレーニングをしなければならない

マイオブレースでは、装置の装着と並行してトレーニングを行う必要があります。舌の位置、口の使い方、正しい呼吸法などを習得し、悪習癖を改善することがトレーニングの目的です。

基本的には歯科医師の指導のもと、自宅で毎日数分間、繰り返し練習する必要があります。例えば、舌を上顎に正しく置く練習や、鼻で呼吸することを意識づけるエクササイズなどがあります。

お子さま本人がやる気を持って取り組むには、保護者のサポートが重要です。保護者の方も一緒に取り組み、励ましながら進めましょう。

定期的に受診が必要である

マイオブレース治療中は、歯科医院で定期的にトレーニングの進捗をチェックしてもらうことが大切です。マイオブレースの効果をチェックされるほか、口腔内の健康状態を確認し、必要に応じて歯磨き指導や生活習慣に関するアドバイスが行われます。

「子どもが装置の装着を嫌がるときにどうすればよい?」「トレーニングの仕方が合っているかわからない」など、悩みや不安があれば歯科医師に相談しましょう。

まとめ

マイオブレースで矯正をしている男の子

マイオブレースは、歯を直接動かすのではなく、顎の成長や舌・口周りの筋肉の使い方、呼吸習慣などにアプローチすることで、歯並びが乱れる原因そのものを改善する矯正治療です。特に成長期の子どもに適しており、将来的に本格的な矯正治療が必要になるリスクを軽減できる可能性があります。

マイオブレースの費用は、30万円〜50万円程度が相場です。保険は適用されませんが、噛み合わせや機能改善を目的とした治療であれば、医療費控除の対象になる場合があります。治療費用の内訳や、総額を確認することも大切です。

歯や顎の状態によっては、ほかの治療が勧められる場合もあります。お子さまの歯並びが気になる方は、まず歯科医師に相談しましょう。

マイオブレースを検討されている方は、鳥取市東町にある歯医者「山根歯科医院」にお気軽にご相談ください。

当院は、痛みに配慮した優しい治療を心がけて診療を行っています。むし歯・歯周病治療だけでなく、矯正治療や小児歯科、インプラント治療など、幅広い診療に力を入れています。

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全身の健康と歯並びの関連性

こんにちは。鳥取市東町にある「山根歯科医院」です。

歯並びについて真っ先に思う浮かぶことは、見た目や顔全体との調和といった審美性ではないでしょうか。矯正治療で歯並びを治すのは、見た目が気になることから希望する人が多いかと思いますが、歯並びは、見た目だけではなく、全身の健康にも深く関係しています。本日は、全身の健康との関連性について、ポイントごとにわかりやすく説明したいと思います。

虫歯や歯周病のリスク軽減

歯並びが悪いと、一番影響を受けやすいのが,

口腔内です。歯並びが悪く、歯が重なり合っていると、歯ブラシの毛先が届きにくい部分ができてしまいます。磨き残しができてしまうということは、食べ物やプラークが残ってしまい、虫歯や歯周病のリスクが高くなります。また、歯並びが悪く噛み合わせが悪い場合(開咬など)は、食べ物をうまく咬むことができないため、唾液の分泌量が減少してしまいます。唾液は口腔内環境を維持する働きがあり、洗浄作用、緩衝(中和)作用、抗菌作用などがあります。

<唾液の働き>

洗浄作用

口の中に残った食べ物や細菌を洗い流し、虫歯や歯周病のリスク軽減に役立っています。

緩衝作用

口の中が酸性になっているとき、唾液の力によって中和され、中性に保とうとする作用です。

抗菌作用

リゾチームといった酵素や、免疫グロブリン(IgA)、ラクトフェリンなどタンパク質が細菌の繁殖を抑制します。

歯並びを治すことで噛み合わせが良くなり、唾液の分泌量が増えると、虫歯や歯周病のリスクが低下しやすくなります。特に、歯周病においては、初期の段階で自覚症状が少なく、症状を感じた時には、かなり進行していることが珍しくありません。場合によっては、抜歯しなければならないことがあります。日本では、歯を失う原因の第1位は、「歯周病」です。歯並びをよくするということは、虫歯や歯周病のリスクを減らすことにつながります。

鼻呼吸の促進による免疫力の向上

歯並びが改善してくると、口を閉じやすくなり、自然と鼻呼吸をする習慣が身につきやすくなります。逆に歯並びが悪いと口呼吸が多くなる傾向にあります。口呼吸が続くと、口の中が乾燥するため(ドライマウス)、唾液の抗菌作用が十分に働くことができません。鼻は、ウィルスやほこりなどの異物が体内に入るのを防ぐフィルターの役割を果たしており、鼻呼吸を行うことで免疫機能を保つことができます。

消化器官への負担軽減

歯並びが悪いことで咬み合わせが悪いと、食べ物を効率よく、十分にかみ砕くことができません。十分の咀嚼されていない食べ物は、胃や腸といった消化器官に大きな負担をかけてしまいます。矯正治療によって歯並びが改善されると、食べ物が効率よく咀嚼できるようになります。これにより、胃や腸の負担が軽減され、食後の不快感が減少します。また、咀嚼効率が良くなると、食べ物に含まれる栄養素の吸収率も向上し、消化器官の負担が減少するだけではなく、栄養不足や全身の免疫力の向上にもつながります。

顎関節症

顎関節症は、顎関節に痛みや違和感が生じる症状の総称です。顎関節症の原因の1つに、咬み合わせが悪いことが挙げられます。咬み合わせが悪いと顎関節に無理な力が加わることで、顎関節の炎症や痛み、開口障害を引き起こすことがあります。また、顎関節症は、顎の痛みだけではなく、頭痛や肩こりなどの症状も現れることがあります。顎の痛みが出たと当院へ来られた方の中に、歯列不正による咬み合わせの不良が原因というものがありました。この方は、矯正治療を行い、咬み合わせが改善されたことで、顎関節症が治癒しました。

発音・言語障害

歯並びは、発音にも大きく影響します。特に前歯の位置や形状は、「サ行」「タ行」「ラ行」などの発音に重要な役割を果たしています。歯並びが悪いと、舌や唇が特定の位置にあたりにくくなりため、発音が不明瞭になったり、別の音に聞こえたりすることがあります。開咬の場合、奥歯だけで咬んでいて、前歯は全く咬んでいない状態になります。このような状態になると、舌が正しい位置に当たることができないため、いわゆる「舌足らず」の発音になってしまいます。発音の問題は、コミュニケーションの障壁になるだけでなく、心理的な負担がかかってくることもあります。上手に発音できないことで、人前でのコミュニケーションに自信を失うことになります。矯正治療で歯並びを改善すると、発音の明瞭さが向上することになります。発音しやすくなることで、コミュニケーション能力全体の向上にもつながり、仕事上でのストレスがなくなったという話も聞きます。当院でも、矯正治療で歯並びが改善したことにより、「人前で話すことに自信が持てるようになった」という声も耳にします。

友人と笑顔で楽しそうに会話する学生たち

心理的影響

歯並びは、「食べる」「噛む」だけではなく、笑顔、表情、発音、コミュニケーションに深く関係しています。そのため、歯並びの状態は、知らず知らずのうちに自己肯定感や気持ちの安定にも影響を与えることが多いです。

<自己肯定感への影響>

歯並びが気になると笑顔に自信が持てなくなり、人前で笑うのをためらったり、口元を手で隠す習慣がついていたり、コミュニケーションにも大きく影響します。

このようなことが積み重なることで、「人に見られることが恥ずかしい」といった感情を持つことが多くなり、自己肯定感の低下につながります。

<対人関係でのコミュニケーションへの影響>

歯並びが悪いため、口元にコンプレックスがあると、初対面の人に対して笑顔がえったり、会話中に口をあまり開かなくなったり、人との距離を取りがちになったりします。その結果、「話しかけにくい人」「自分から人間関係を広げにくい」など、コミュニケーションにブレーキがかかることもあります。逆に歯並びが改善することで口元に自信が持てるようになり、笑顔や表情が自然と豊かになり、積極的に人とコミュニケーションが取れるようになったという報告もよく耳にします。美しい笑顔やコミュニケーションは、自分自身にとっても、周りの人にとってもとても良い影響をおぼします。

睡眠への影響

歯並びや噛み合わせの問題は、睡眠の質にも大きな影響を及ぼします。特に噛み合わせが悪いと、睡眠中に無意識に歯ぎしりや食いしばりをしてしまうことがあります。歯ぎしりや食いしばりを睡眠中にすることにより、顎や首の筋肉の緊張を引き起こして眠りが浅くなったりいびきや睡眠時無呼吸症候群の原因になったりします。睡眠時無呼吸症候群は、睡眠時に呼吸が一時的に止まる病気で、日中の倦怠感や集中力の低下、睡眠の質の低下にもつながります。また、歯列不正や噛み合わせが悪いことから口呼吸になりやすい傾向にもあり、呼吸が不安定になりやすく、睡眠の質の低下にもつながります。口呼吸は、ドライマウス(口腔乾燥症)の原因や虫歯や歯周病のリスクが高くなります。

<歯並びに影響する睡眠時の姿勢>

上記では、歯並びが睡眠時に影響することをお伝えしましたが、実は、その反対に、睡眠時の姿勢が歯並びに影響を与えてしまうことがあります。

横向きの姿勢

横向きに寝ると、下にした側の頬の筋肉が発達し、さらに左右の歯が内側に押し込まれるため、歯並びが悪化します。

うつぶせ寝

うつぶせ寝は、頬骨や下顎骨に大きな圧を加えてしまい、顎や歯が歪んでしまいます。また、日常の中で頻繁にうつぶせ状態になると、顔が曲がってしまう危険性があります。できる限り、うつぶせ寝は避けください。

仰向け

仰向けで寝ることがベストです。仰向けで寝ることによって、顎や歯に余計な圧が加わることがなく、歯列に影響を及ぼすことはありません。できるだけ仰向けで寝ることを心掛けてください。

まとめ

歯並びは、見た目や審美的美しさだけでなく、

①虫歯や歯周病のリスク

②消化器官への負担

③鼻呼吸の促進による免疫力

④顎関節症のリスク軽減

⑤言語、発音への影響

⑥心理的影響

⑦睡眠の質

など、様々なところに影響を及ぼします。歯並びを治すということは食事や口腔内の健康維持はもちろんのこと、精神面においてもよい影響を及ぼします。歯並びが気になる方は、見た目だけの問題としてだけではなく、全身の健康に関連する要素として捉え、専門医にご相談することをお勧めします。そして、最適な治療により、見た目だけでなくいつまでも全身の健康を維持していただきたいと思います。

気になることがございましたら、鳥取市東町にある歯医者「山根歯科医院」にお気軽にご相談ください。

鳥取市 歯医者 山根歯科医院

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八重歯の矯正は大人でも受けられる?放置するリスクや治療法、費用を解説

こんにちは。鳥取市東町にある歯医者「山根歯科医院」です。

八重歯の矯正は大人でも受けられるのか考えるイメージ

「八重歯の矯正治療は大人になってからでも受けられるの?」と疑問に思っている方もいるのではないでしょうか。特に、見た目を気にされるような職種の場合「目立たずに矯正したい」と思う方も多いでしょう。目立ちにくい矯正方法も登場しており、社会人であっても安心して治療を受けられるようになっています。

この記事では、八重歯の原因や放置するリスク、矯正方法、治療期間、費用などについて詳しく解説します。

八重歯とは

八重歯が目立つ大人の口元

八重歯とは、歯が歯列から外れて生えた状態を指します。特に、日本では外側に飛び出した上の犬歯を八重歯と呼ぶことが多く、笑ったときに見える歯として可愛いとされることもあります。

しかし、歯科的には歯列不正の1つとされ、噛み合わせの不具合や歯の清掃性の低下など、さまざまな問題を引き起こす原因にもなります。八重歯は、虫歯や歯周病、顎関節症のリスクを高める可能性もあるため、できるだけ早期に矯正治療などの対応を検討することが望ましいといえるでしょう。

八重歯の原因

八重歯になる原因はさまざまですが、主に遺伝的な要素と後天的な要因が関係しています。

あごの大きさと歯の大きさのバランスが合っていないと、歯がきれいに並びきらず、スペースの足りない場所に歯が斜めに生えることがあります。特に、日本人はあごが小さい傾向にあるため、八重歯が起こりやすいです。

さらに、子どものころの悪習癖も、八重歯の原因になることがあります。例えば、長期間の指しゃぶりや舌で歯を押す癖、口呼吸などは、歯並びや噛み合わせに影響を与えます。

大人でも八重歯の矯正はできる?

大人でも八重歯の矯正はできるのか考える男性

大人になってからでも、八重歯の矯正は可能です。成長期を過ぎていても歯を動かすことはできるため、年齢を理由に諦める必要はありません。

八重歯を放置するリスク

八重歯をそのままにしていると、見た目だけではなく、口腔内や全身の健康に悪影響を及ぼす可能性があります。歯並びの乱れが原因で磨き残しが増えたり嚙み合わせのバランスが崩れたりすることで、さまざまなトラブルが引き起こされるため注意が必要です。

以下、八重歯を放置することで生じるリスクを紹介します。

虫歯や歯周病になる

八重歯を放置していると、虫歯や歯周病になる可能性が高くなります。歯が重なり合っている部分は歯ブラシが届きにくく、汚れがたまりやすいためです。プラークや歯石が蓄積しやすくなり、その結果として、虫歯や歯周病になるリスクが高まります。

また、八重歯があると口を閉じにくくなるため、口内が乾燥しやすくなります。唾液の循環が悪くなると細菌や汚れが流されず、虫歯や歯周病が進行しやすくなります。

奥歯に大きな負担がかかる

歯が適切な位置にないと、食べ物を噛んだときなどに奥歯に過剰な力がかかります。その結果、歯のすり減りや欠けなどが起こりやすくなるかもしれません。

さらに、上下の歯が正しく噛み合わないことにより、咀嚼力が一部の奥歯に偏り、顎関節や周囲の筋肉への負担が増加します。これが、顎関節症のリスクを高める要因となります。

奥歯への負担が長期にわたって蓄積すると、口腔機能全体の低下を招くおそれがあるのです。

肩こりや頭痛の原因になる

八重歯によって噛み合わせのバランスを崩れると、あごに過度な負担をかけることがあります。これにより、筋肉の緊張や血流の悪化が起こりやすくなり、首や肩の筋肉が影響を受け、肩こりや慢性的な頭痛を引き起こすことも考えられます。

大人が八重歯を矯正する方法

八重歯の矯正方法を選択する様子

大人が八重歯を矯正する場合、主にワイヤー矯正とマウスピース矯正の2つの方法があります。

ワイヤー矯正

ワイヤー矯正は、歯の表面にブラケットと呼ばれる小さな装置を取り付け、そこにワイヤーを通して力を加えながら歯を動かしていく矯正方法です。八重歯の矯正にも広く使用されており、重度なケースや複雑なケースにも対応できる点が大きな魅力です。

近年は歯に装着するブラケットやワイヤーの種類が増えており、一般的な金属製のものに加え、目立ちにくい透明や白色のセラミック製なども選択できる場合があります。これにより、見た目が気になる方でも矯正治療を続けやすくなっています。

また、歯の裏側に装置を装着する裏側矯正や、目立ちやすい上の歯には裏側に、下の歯には表側に装着するハーフリンガル矯正といった方法もあります。

ただし、いずれの方法でも装置が常に歯に取り付けられているため、食事や歯磨きの際には違和感を覚える場合があります。特に、ブラケットの周辺に汚れが溜まりやすいため、丁寧に歯磨きを行うことが重要です。

マウスピース矯正

マウスピース矯正は、プラスチック製の透明なマウスピースを用いて段階的に歯を動かしていく矯正方法で、軽度から中等度の八重歯に有効です。ワイヤー矯正と比べて装置が目立ちにくいため、仕事柄人前に出る機会が多い方でも安心して治療を続けられます。また、食事や歯磨きの際に取り外しができるため、口腔衛生を保ちやすいのもメリットです。

ただし、歯並びの乱れが重度な場合やあごの骨格に問題がある場合などは、マウスピース矯正だけでは十分な改善が見込めないことがあります。そのような場合は、ワイヤー矯正か、ワイヤー矯正とマウスピース矯正の併用が検討されます。

大人の八重歯を矯正する場合にかかる期間

大人の八重歯を矯正する場合にかかる期間のイメージ

大人の八重歯矯正にかかる期間は、歯並びの乱れの程度や治療範囲などによって変動します。

全ての歯を移動させる全体矯正では1〜3年ほどかかることが多く、歯を動かす距離が長くなるほど期間が延びる傾向があります。前歯部分のみなど、一部の歯を移動させる部分矯正では、6か月から1年程度で治療が完了することもあります。

なお、八重歯の矯正では、歯を並べるスペースを作るために抜歯が必要になることもあります。その場合、治療期間が長くなる可能性もあるでしょう。検査の結果によっては、歯を削って必要なスペースを作るIPRなどで抜歯せずに対応できることもあります。

また、矯正治療後は、歯を安定させるための保定期間が必要です。矯正治療で動かした歯はすぐには安定せず、元の位置に戻ろうと動くためです。

保定期間中は、保定装置(リテーナー)を装着して歯の位置を安定させていきます。保定期間は、矯正治療にかかった期間と同程度、もしくはそれ以上必要とされています。

大人の八重歯を矯正する場合にかかる費用

大人の八重歯を矯正する場合にかかる費用のイメージ

大人の八重歯の矯正には基本的に保険が適用されず、自費診療となります。そのため、歯科医院によって料金に大きな幅があります。

一般的に、ワイヤー矯正では50〜150万円程度が相場です。目立ちにくいセラミックブラケットや裏側矯正を選択すると、さらに高額になることもあります。マウスピース矯正では30〜100万円程度が目安です。いずれの方法も、治療の複雑さや治療期間などによって費用が変動します。

また、八重歯の矯正では抜歯が必要になることもあり、その場合は1本あたり数千円〜2万円程度の追加費用がかかります。さらに、治療後の後戻りを防ぐリテーナーの費用も、1万円〜5万円程度かかることが一般的です。

治療の前には必ず見積もりを取り、支払い方法や予算も含めて歯科医師としっかり相談することが重要です。

まとめ

八重歯を矯正して笑顔を見せる男性

八重歯は、虫歯や歯周病のリスク増加、噛み合わせの不調につながるなど、矯正したほうが良い歯並びとして知られています。大人になってからでも矯正は十分可能で、現在では目立ちにくいマウスピース矯正や、複雑な症例にも対応できるワイヤー矯正など、選択肢も豊富です。

治療期間や費用は選択する矯正方法によって異なりますので、八重歯が気になる方はまずは歯科医院で相談してみましょう。自分に合った矯正方法を見つけることから始めてみてください。

八重歯の矯正治療を検討されている方は、鳥取市東町にある歯医者「山根歯科医院」にお気軽にご相談ください。

当院は、痛みに配慮した優しい治療を心がけて診療を行っています。むし歯・歯周病治療だけでなく、矯正治療や小児歯科、インプラント治療など、幅広い診療に力を入れています。

ホームページはこちら予約・お問い合わせも受け付けておりますので、お気軽にご連絡ください。公式Instagramも更新しておりますので、ぜひチェックしてみてください。

自分に合った歯ブラシ・歯間ブラシの選択基準

こんにちは。

鳥取市東町にある「山根歯科医院」です。

歯磨きを行う上で、自分に適した歯ブラシを選ぶことはとても大切なことです。適切ではない歯ブラシを使っていると、口の中の清掃率が落ちてしまい、食べかすやプラークなどがたまり、虫歯や歯周病になるリスクが高くなります。また、歯や歯ぐきを傷つけてしまうことがあります。本日は、自分に合った歯ブラシ・歯間ブラシの選択基準についてお話しします。

鳥取市 歯医者 歯みがき

歯ブラシの選択基準

歯ブラシを選択する上で考えなければならないことは、歯ブラシのかたさ、歯ブラシのヘッドの大きさ、毛先の形状です。そして、自分の口の状態を考えて歯ブラシを選択しなければなりません。

歯ブラシの毛のかたさ

スーパーやドラッグストアなどの歯ブラシコーナーには、「かため」「ふつう」「やわらかま」など、硬さに応じて歯ブラシが並んでいます。「かため」は、歯や歯ぐきを傷つけそうだし、「やわやかめ」の歯ブラシはあまり歯の汚れがとれそうにないので、無難な選択肢として「ふつう」を使われる方が多いように思います。ただ、歯ブラシのかたさは、口腔内の状態や使用目的によって選択することが、とても大切です。

やわらかめ

やわらかめの歯ブラシは、毛先が柔軟で歯茎への刺激が少ないのが特徴です。やわらかめの歯ブラシは、歯ぐきが腫れやすい方、出血しやすい方、歯周病の治療中の方、歯ぐきの状態が良くない方に適しています。ただし、歯ブラシの毛先がやわらかいため、歯の清掃効率が悪くなり、歯に汚れや残りやすいのが欠点です。時間をかけて丁寧に磨くことが大切です。

ふつう

清掃力とやさしさのバランスが良いのが特徴です。正しい力加減で磨ける方には、「ふつう」のかたさが推奨されています。歯ぐきが健康である人、虫歯、歯周病予防をバランスよく行っている人、正しいブラッシングを行っている人などは「ふつう」のかたさの歯ブラシを使用してください。一般的な硬さで、多くの人にお勧めしています。

かため

「かため」の歯ブラシは、短時間で汚れが落ちた感じがするのが特徴です。食べかすやプラークを物理的にしっかり除去する力が強く、清掃率が高いといえます。ただし、強い力で磨くと。歯や歯ぐきを傷つけるリスクも向上します。「かため」の歯ブラシを使用することで、歯肉退縮、あるいは歯がすり減る(くさび状欠損)になるリスクが高くなります。また、歯肉退縮やくさび状欠損が起こることによって、象牙質知覚過敏症を引き起こすことがあります。「かため」の歯ブラシを使用する場合は、歯科医師、歯科衛生士の指示に従ってください。

口の状態に合わせた歯ブラシのかたさや毛先の選択

口腔内が健康な多くの人には「ふつう」のかたさをお勧めしています。以下に該当する場合には、「やわらかめ」の歯ブラシをお勧めしています。

歯ぐきから出血する、腫れている人

知覚過敏症がある人

矯正治療中の人

インプラントの周囲

歯ぐきから出血する、腫れている人

歯周病の治療を受けている方は、多くの場合、「やわらかめ」あるいは「超極細毛」の歯ブラシをお勧めしています。歯周病が進行している人は、歯周ポケットが深い部分があるため、「やわらかめ」あるいは毛先が細かいタイプを使用することによって、歯周ポケットを清掃しやすくなります。ただし、歯周病の進行によって歯ブラシの適切な硬さが変わることがあります。必ず、歯科医師や歯科衛生士の指導を受けてください。

歯磨き時出血した人

《知覚過敏症がある人

知覚過敏症には、歯と歯ぐきにやさしい「やわらかめ」の歯ブラシを選択してください。また、「極細毛」の歯ブラシを使用することをお勧めしています。かたい歯ブラシを使用すると、歯の表面が傷つき、症状を悪化させるリスクが高くなります。また、知覚過敏症の人には、知覚過敏の方向けの歯磨き粉もあわせ、歯を優しく磨くことが必要です。代表的な歯磨き粉として、シュミテクトなどがあります。当院でも、シュミテクトの使用をお勧めしています。

《矯正治療中の人

矯正治療中は、装着の周囲に食でかすやプラークが、溜まりやすいです。歯ブラシの硬さにおいては、矯正装置の損傷や、歯茎を傷つける恐れがあるので、柔らかめの歯ブラシをお勧めします。また、奥歯やワイヤーの隙間を磨く時は、小さめのヘッドで磨くのがお勧めです。

ワイヤーを使用した部分矯正

《インプラントの周囲

インプラント周囲の歯茎は、デリケートに出来ているケースが多いため、硬めの歯ブラシはNGです。柔らかめの歯ブラシをお勧めします。ただ、インプラントの周りに問題がない場合は、「ふつう」のものを使用しても構いません。

インプラント 鳥取市 歯医者

歯ブラシの大きさ

歯ブラシの大きさは、奥歯まで無理なく届き、細かく動か設大きさが理想です。目安は、上の前歯が収まる程度(約2cm)が目安といわれています。当院では、ヘッドが小さめをお勧めしています。ヘッドが小さめの場合は、小回りがきき、歯と歯ぐきの境目に毛先が届きやすいのがメリットです。

例えば、奥歯や親知らずをしっかり磨きたい人、歯並びが悪い人、矯正治療中の人などは、細かいところを注意して磨く必要があります。このような方には、小さめなヘッドの歯ブラシをお勧めしています。

大きめのヘッドの歯ブラシは、あまりお勧めしていません。なぜなら、ヘッドが大きすぎる場合、歯ブラシが奥歯のさらに奥に入りにくく親知らず周囲などが特に磨きにくいからです。「ヘッドの大きな歯ブラシのほうが早く磨ける」「きれいに磨ける」という考えをお持ちの方もいるかもしれませんが、そればかりではないので気を付けましょう。歯ブラシの大きさは、歯ブラシの大きさは、基本、上の前歯2本分が収まる程度の幅が多くの人に合いやすいサイズです。

歯間ブラシの選択基準

歯と歯の間の清掃には、歯間ブラシは必要です。

歯間ブラシのサイズには、4S、SSS、S、SS、M、L、LLという7段階に分かれています。これは、歯間ブラシの太さを表しています。患者様から「歯間ブラシを使いたいけど、どのサイズを使ったらいいですか」と問い合わせがあります。歯間ブラシのサイズの選択は、歯と歯の隙間の大きさによって選択しなければなりません。サイズがあっていないと十分な清掃ができないだけではなく、歯ぐきを傷つけてしまう可能性があります。できれば、歯間ブラシのサイズはもちろんのこと、使用方法も歯科医院で指導を受けていただくことをお勧めします。

鳥取市 歯医者 歯間ブラシ

初めて歯間ブラシを使用する人

歯間ブラシを初めて使用する場合は、最も細い4Sサイズを使用することをお勧めします。いきなり太いサイズを使用すると、無理やり押し込んで歯ぐきを傷つけてしまう危険性があるからです。細いサイズから使用することで、歯ぐきを傷つけつリスクが少なくなります。

部位によってサイズを選択

歯と歯の間の隙間は、部位によって大きく異なります。一般的に前歯の歯間は狭く、奥歯は広くなる傾向にあります。また、歯周病や加齢によって歯間の隙間が広くなる傾向にあります。このように歯間の隙間によって、サイズを決めていきます。

多くの場合、前歯部では、SSSまたはSSサイズ、奥歯でSSまたはSサイズ、歯周病が進行して歯間の隙間が広いケースでは、MやLサイズを使用することがあります。

<正しいサイズのチェック方法>

自分にあったサイズかどうかをチェックする方法があります。

・引っかかりがなくスムーズに入る

・入れたときに軽い抵抗感がある

・痛みや出血がない

◎引っかかりがなくスムーズに入る

歯間ブラシを使用する際に引っかかりなくスムーズに入ることが重要です。強く押し込まないと入らない場合は、サイズが大きすぎる可能性があり、歯ぐきを傷つけてしまいます。

◎入れたときに軽い抵抗感がある

歯間ブラシを使用する際、抵抗感がなく簡単に入るケースはサイズが小さすぎる可能性があります。

◎痛みや出血がない

使用後に出血がある場合は、サイズが大きすぎて無理やり押し込んでいる可能性があります。ただ、出血の原因が軽度な歯ぐきの炎症の場合もあるので、正しく使用して1週間くらい出血が出ている場合は、歯科医師に相談することをお勧めします。

鳥取市 歯医者 歯間ブラシ

まとめ

日頃使用している歯ブラシや歯間ブラシの大きさ選びは、口腔ケアを行う上でとても重要なことです。また、歯ブラシのかたさにおいては、「ふつう」が基本で、歯ぐきの状態や症状によって「やわらかめ」を選択することがあります。ただ、「かため」においては、歯磨きの仕方によって歯ぐきを傷つけることがあるので、あまり推奨されていません。

また、歯間ブラシのサイズにおいては、基本的に細いサイズから始めていき、歯冠の隙間によってサイズを決めていただければと思います。

鳥取市 歯医者 歯磨き

本日は、歯ブラシや歯間ブラシの大きさの選択基準についてお話してきました。自分が、どの歯ブラシがいいのか、歯間ブラシのサイズはどれがいいのか迷うときは、歯科医院での指導を受けてもらえればと思います。正しい歯ブラシ選びが口腔内の健康を維持していくうえでとても大切なことです。

気になることがございましたら、鳥取市東町にある歯医者「山根歯科医院」にお気軽にご相談ください。当院は、痛みに配慮した優しい治療を心がけて診療を行っています。むし歯・歯周病治療だけでなく、矯正治療や小児歯科、インプラント治療、医療ホワイトニングなど、幅広い診療に力を入れています。

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高度総合歯科治療について

こんにちは。鳥取市東町にある「山根歯科医院」です。

患者さまの中で、歯科で虫歯治療、歯周病治療、また、抜歯は口腔外科、歯並び治療は矯正歯科というように分けて考えていらっしゃる方の少なくないと思います。以前は、患者様の希望に応じて、インプラントのみ、歯周病治療のみ、虫歯治療のみ、といった特定の治療を目指してきました。しかし、最近では、あらゆる角度から患者様のお口の中を診断し問題となる点、あるいは、失われた咀嚼機能、失われた審美的要素の回復などを目指しています。当院では、お口の中をその「一部分」だけでなく「全体」を一つの単位として考え、様々な歯科分野を連携させて行う治療(高度総合歯科治療)を患者様に提供できればと考えています。本日は、高度総合治療についてお話しします。

高度総合歯科治療の考え方

 高度総合歯科治療は、お口の中の歯、 歯茎、 噛み合わせ、見た目(審美性)、 歯並びなどが全て関係しています。例えば、虫歯の治療が完了しても噛み合わせが悪いと再発し、虫歯になる。また、歯周病が完治していないのに被せ物を装着しても再治療が必要になってくる。歯列不正があると清掃性が悪くなり、虫歯や歯周病の再発率苦が高くなる。このように、一つの分野の治療を完了するだけでなく、様々な視点で治療計画を立て治療を正確に完了することが、高度総合歯科治療の考え方です。

どのような治療を組み合わせるのか

虫歯治療、歯周病治療 、口腔外科、インプラント、審美歯科、 矯正歯科 、予防歯科など全ての歯科治療を考慮し、高度総合歯科治療が成り立っています。高度総合歯科治療が必要な場合は、あらゆる分野の知識を必要とする包括治療を行わなければなりません。治療期間は、長期化することが多いため、患者様としっかりカウンセリングを行い、治療を継続していきます。

高度総合歯科治療が必要な人

・治療を繰り返している

・同じ歯が何度も虫歯になる

・詰め物やかぶせがよく外れてしまう

・2、3年前に治療した歯が再度痛みが出てくる

このような人は、注意が必要です。部分的に治す治療では、一時的に良くなっても長期的に見ると問題が起こることがあります。例えば、虫歯の治療をしました。 しかし虫歯の治療したのはいいのですが、虫歯の原因が噛み合わせや歯列不正、清掃不良といった 根本的原因がある場合は、その原因を改善しない限りは、また虫歯になる可能性があります。 高度総合歯科治療では、この根本的原因を、治すことから始まります。

虫歯や歯周病を同時に指摘されている人

・虫歯が複数本ある

・歯茎の腫れや出血がある 

・歯が動揺している

これらの症状が重なっている場合は、高度総合歯科治療が必要となってきます。なぜなら、虫歯を除去し被せ物を装着しました。この治療、皆さん どう思いますか。 歯周病が進行している状態で被せ物を装着しても歯を支える歯周組織が炎症を起こしていると、長持ちはしません。 虫歯治療と歯周病治療を同時に行うことがありますが、被せ物を装着する時は、歯周病治療が完了していなければなりません。当院では、このような場合、 虫歯治療 よりも歯周病治療を優先するケースが多いです。

多数歯欠損や C₃ 〜 C₄の虫歯が多い人

歯を失ったまま 長期間放置している人、 噛み合わせが大きく崩壊していて 上手に 噛めない人 などは、高度総合歯科治療の対象となります。C₃〜 C₄の虫歯が多い場合は、まず虫歯治療を行い、被せ物を装着しなければなりません。また、歯を失った部分においては、インプラントやブリッジ、入れ歯のいずれかを装着していきます。そして、欠損補欠と残存歯の治療を行い、咬合再構成をしていきます。 欠損補綴+虫歯治療+歯周治療の組み合わせでの治療が必要となります。

審美性と機能性を同時に求める人

見た目だけでなく、長期間使用できる歯を希望する人においては、セラミック治療など審美性に優れた材料を使用する必要があります。それと同時に、歯列不正がある場合は、歯列不正の治療を考えなければなりません。例をあげて説明します。

鳥取市 歯医者 歯並び

例えば、1本歯を失って両隣在歯が傾斜しているケースがあります。このケースの場合、傾斜したままでブリッジを装着しても審美的に改善が困難です。また、予後においても問題があります。このようなケースの場合は、一度矯正治療で傾斜している歯を元に戻し、欠損補綴を行うのが望ましいと言えます。矯正治療と補綴治療が重要となってきます。

歯を失う
歯を失う ⇩

 

傾斜してくる
傾斜してくる ⇩
真っ直ぐに戻してから補綴物を入れる
真っ直ぐに戻してから補綴物を入れる 

 

高度総合歯科治療のメリット・デメリット

《メリット》

・根本原因から治療をすることができる

虫歯だけあるいは、歯周病だけを治すのではなく、噛み合わせ、歯並び、セルフケアなど様々な方面から審査 診断をし原因を明確にしていくことが可能になります。そのことで再治療や再発のリスクを軽減することが期待できます。

・長期的に歯の健康を維持できる

その場限りの治療ではなく、口腔外科、矯正治療、インプラント、噛み合わせ治療など様々な面から、治療の審査・診断を行うため精度の高い治療になり、歯の寿命も延びやすくなります。

鳥取市 歯医者 審美歯科

・全身の健康維持

高度総合歯科治療を行うことによって、口腔内だけでなく、全身の健康にも影響を及ぼすことになります。

・治療の全体像が明確になる

治療順序、期間など事前に患者様にご説明し、お互いが共有することができます。 そして治療に対する不安や迷いが少なく安心して治療を受けやすくなります。

保険が適用される入れ歯の特徴を説明している歯科医師

《デメリット》

・治療期間が長い

段階的に治療を進めていく中、かなりの治療期間がかかることがあります。時として、1〜2年ぐらいかかることがあります。

・費用が高額になりやすい

高度総合治療においては、自費治療が含まれていることが多い。( 矯正治療、インプラント治療、 セラミック治療など)

ワイヤー矯正中の歯磨きにかかる費用のイメージ

・通院回数が多くなる

治療に時間がかかるだけでなく、咬合 調整やメンテナンスにも通院しなければならないことが多いです。そのため通院回数が多くなる傾向にあります。

机に置かれたカレンダーとファイル

まとめ

高度総合歯科治療は、今の問題を解決するだけでなく、なぜこのような問題が起こったのか、原因を追求し治療を行うこと、そして将来起こる可能性がある問題点を考え、「歯を長く守る治療」と言えます。そして再治療をしないための治療と言えます。 その分、治療期間や費用は、かかってしまいますが、 メリットデメリットを念頭に入れ、治療することをおすすめします。

本日は、少し難しいお話だったかもしれませんが、長期的に口腔内の健康を維持していく上では、必要なケースもあります。私は、歯が弱いので仕方がない。と思っていらっしゃる方でも、頑張って治療をしていくことにより、口腔内の健康を維持できると思います。今後も一緒に頑張りましょう。

鳥取市 歯医者 検診

気になることがございましたら、鳥取市東町にある歯医者「山根歯科医院」にお気軽にご相談ください。当院は、痛みに配慮した優しい治療を心がけて診療を行っています。むし歯・歯周病治療だけでなく、矯正治療や小児歯科、インプラント治療、医療ホワイトニングなど、幅広い診療に力を入れています。

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歯医者に通う時の心構え1・2・3!

こんにちは。鳥取市東町にある「山根歯科医院」です。

「歯医者に行くのが不安」

「痛そうで嫌だ、怖い」

「もう何年も通えていない、今更行くのは恥ずかしい」

本日は、そんな皆さまに向けた内容となっています。「治療時の痛みが心配」「音や振動が苦手」「子どもの頃から歯医者が怖くて、どうしても緊張してしまう」このような不安を抱えた患者さんは本当に多くいらっしゃいます。来院を迷われている方や、どうしても歯医者が不安な方、大丈夫です。今回は『来院後の治療の流れ』を大まかに説明させていただきます。「治療中、何が起こっているのかよくわからなくて怖い」そんな不安が軽くなれば幸いです。

当院では、患者様に寄り添い安心感と納得のもとで治療を行っていきます。歯医者への不安を持っている方こそ一度、ご相談ください。

治療の前に

山根歯科医院では、初診時にカウンセリングを実施しています。そのほか治療計画について、そして治療内容についてもカウンセリングにて随時ご説明していきます。その際、ご質問や、相談したいことがございましたら、遠慮なく治療スタッフまでお気軽にお声かけください。

歯医者とは、歯の治療をするための場所です。しかし、当院では、それ以上に患者のみなさまが安心してなんでも相談できる場所でありたい。

「今日はもうやめにしたい」「休憩させてほしい」そんなときも、お近くのスタッフまでぜひご相談ください。どうか、山根歯科医院があなたの『歯医者への不安』を少しでも軽くする場所でありますように。

歯医者は『1回行っただけ』では終わらない

歯医者での治療は、通常の歯科治療の場合、1回につき30分~1時間、また矯正やホワイトニングの場合は、1回につき30分~1時間、そして長くなる場合は1時間以上が目安となります。治療内容や虫歯の本数によって、1~2週間後に次回の予約あるいは、1週間以内に次回の診察といった、このようなサイクルを少ない人で2~3回多い人で10回以上、繰り返す場合があります。

なぜ治療回数にこんなに大きく差が出るのでしょう?

「何回も無駄に通わされるのでは?」と不安になる方も多いと思います。ですが、必要以上に通院していただくことはありません。治療内容やお口の状態をしっかり確認したうえで、その方にとって無理のない、最善のペースを一緒に考えていきます。『虫歯の深さ』によって、治療に必要な時間が大きく変化します。ざっくり説明すると、『神経の治療が必要なほど、深い虫歯なのか?』ということが重要です。

横向きに生えた親知らずは抜歯が必要か考える女性

『神経にまだ達していない初期段階の虫歯』の場合

これは、歯の嚙み合わせ(歯茎より上の見えている部分)や歯と歯の間に出来ていることが多いでしょう。このタイプの虫歯は、虫歯の部分を削って取り除き、空いた穴に詰め物をすることで一本分の治療が終わります。目安として虫歯1本につき1~3回(期間にして、1日~1ヶ月ほど)の通院が必要です。

『神経の治療が必要な虫歯』の場合

虫歯が深く、歯に栄養を与えている神経や血管にまで進行している場合、その神経は除去するしかありません。この『神経の除去』にこそ、多くの通院回数と通院期間を必要とします。治療内容について簡単にご説明します。

まず、痛みが出ないよう麻酔をします。そして、歯を削って内部の神経を除去していきます。神経を除去したあとは、消毒&お薬を詰める工程を痛みが無くなるまで1~2週間おきに何度でも行います。この工程にどのくらいの回数と時間が必要かは、症状によって個人差があります。消毒の工程が終わったら、神経が通っていた歯の内部に最終的なお薬を詰めます。

被せものの作成

根の治療が終了し、穴の開いた歯をもう一度『噛める』状態にするために、上に被せものをしていきます。昔は銀歯が主流でしたが、現在では白い被せものを希望する方が多くなっています。被せものの材質によって値段が違うため、カウンセリングにて一人一人ご希相談をさせていただきます。そして被せものをするためには土台も必要です。土台を作成し型を取り型通りの被せものを噛み合わせを確認してから接着することでようやく1本分の歯の治療が完了します。

再発の恐れ

虫歯には「再発」の可能性もあります。特に、被せものと歯茎の境目は、しっかりと歯磨きをしましょう。虫歯だけでなく、歯周病になる可能性もあります。また、神経を取る治療をした歯は、神経のある通常の歯と比べて寿命が短くなると言われています。健康な歯を一本でも多く守るためには、早めの受診が重要です。「ここ何年も歯医者に通えていない」そんな方こそ、ぜひ、山根歯科医院にご相談ください。

結局どのくらい通うことになるのか?

『神経の治療が必要な虫歯』の場合

治療期間は、症状によって個人差があり必ず〇回で終わる!といった断定はできませんが、あくまで目安として神経の除去に1回分根の消毒に複数回分(個人差の大きい部分になります)被せものの土台を作成、または、土台の型を取ることに1回分、被せの型を取ることに1回分、型通りの被せものが出来るまで1週間~1ヶ月前後お時間をいただきます。治療の内容によってどの程度の時間が必要なのかは、個人差があります。そして噛み合わせを確認して接着するのに1回分最低でも4回(4週分以上)+被せものが出来上がるまで1週間~1ヶ月なにより、消毒の経過によって1~2週間おきに来院をお願いしております。回数には、個人差があり痛みがなくなるまで継続して通院をお願いいたします。トータルすると根の治療(神経の除去)には最低でも1ヶ月~2ヶ月以上が必要です。特に気を付けていただきたいのが根の治療は『中断しないよう』お願いいたします。最終的な被せを入れるまでは必ずお越しください。

歯の治療が終わったら

虫歯が無くなればもう歯医者に来なくていい……という訳では、ないのです。

実は、お口の健康を保つためには、3~4ヶ月に1回定期的に受診していただく必要があります。定期検診では、虫歯になりそうな歯はないか、汚れが残っていないか(きちんと歯磨きできているか)歯周病が進行していないかどうかなど、お口の健康をチェックさせていただきます。虫歯になりそうな歯があれば、早い段階での治療も可能です。歯周病の疑いがあればブラッシング指導や歯周病ケアも行っていきます。

鳥取市 歯医者 検診

健康な歯を守るためぜひ定期検診に来てください。

山根歯科医院は、あなたの人生に欠かせない歯をあなたと一緒に守ります。

最後に

患者さんの中には、「歯医者に来ると、どうしても緊張してしまう」「痛くないように麻酔をしてほしい」「怖いのでゆっくりお願いします」など不安を打ち明けてくださる方もたくさんおられます。

当院では、一人一人に寄り添った形でご要望にお応えしていきます。

以前「歯医者が怖い。苦手だ」とおっしゃっていた患者さんに「もう慣れましたか?」と伺ったときのことです。患者様は笑顔を浮かべて言いました。「だいぶ慣れてきました。恐怖心はまだあるんですけど、治療内容の説明がわかりやすくて、納得して治療を受けられています。」スタッフ一同とても嬉しく励みになったことを覚えています。その患者様は、今も継続して通院されています。

鳥取市 歯医者 検診

気になることがございましたら、鳥取市東町にある歯医者「山根歯科医院」にお気軽にご相談ください。当院は、痛みに配慮した優しい治療を心がけて診療を行っています。むし歯・歯周病治療だけでなく、矯正治療や小児歯科、インプラント治療、医療ホワイトニングなど、幅広い診療に力を入れています。

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ワイヤー矯正のメリット・デメリットを解説!矯正中のトラブルと対処法も

こんにちは。鳥取市東町にある歯医者「山根歯科医院」です。

ワイヤー矯正をしている女性

歯並びや噛み合わせの改善を目指す矯正治療の中でも、ワイヤー矯正は今なお多くの人に選ばれている治療方法です。長年の歴史と実績があり、効果の高さは広く知られていますが、装置が目立つことや治療中の不便さから敬遠されることも少なくありません。

近年では、見た目に配慮したマウスピース矯正などが注目されているものの、ワイヤー矯正にはそれらにはない独自のメリットがあります。

この記事では、ワイヤー矯正のメリットやデメリット、治療中のトラブルとその対応策について詳しく解説します。矯正治療を検討されている方は、ぜひ最後までご覧ください。

ワイヤー矯正とは

ワイヤー矯正治療中の女の子の歯
笑顔のアジア人女性の歯科矯正

ワイヤー矯正とは、歯の表面にブラケットと呼ばれる小さな装置を接着し、そこにワイヤーを通して歯並びを整えていく矯正治療です。ワイヤーにかかる力が歯に適切に伝わり、少しずつ歯が動いていく仕組みになっています。ブラケットは金属以外にも白いセラミック素材などがあり、治療中の外見に配慮したものを選択できるようになっています。

ワイヤー矯正とマウスピース矯正の大きな違いは、歯に歯科装置を固定するかどうかです。ワイヤー矯正では装置が歯に固定されるため、患者さま自身で取り外すことができません。

一方、マウスピース矯正は取り外しが可能です。マウスピース矯正では食事や歯磨きの際に装置を外せるため、ケアがしやすい一方で、治療効果を得るためには1日20時間以上マウスピースを装着する必要があります。

ワイヤー矯正は幅広いケースに対応できる点が魅力で、マウスピース矯正では対応できない歯を大きく動かす必要がある場合にも有効なことが多いです。

表側矯正

表側矯正とは歯の表面に装置を取り付ける方法で、いわゆる一般的なワイヤー矯正のことです。歯の表面に装置が取り付けられるため、効果的に歯を動かすことができます。また、ワイヤー矯正のなかでも最も多くの症例に対応が可能です。

ただし、装置が目立ちやすいため、治療中の見た目が気になるという方は少なくありません。ブラケットとワイヤーの間に汚れが溜まりやすいため、毎日の歯磨きをしっかり行わなければなりません。デンタルフロスや歯間ブラシを使用するのも効果的です。

裏側矯正(リンガル矯正)

裏側矯正は、歯の裏側(舌側)に装置を装着する方法です。装置が外から見えないため審美性を気にする方に選ばれています。特に、人と接する機会が多い接客業や教育職の方に好まれる傾向があります。

しかし、表側矯正と比べて費用が高くなりがちです。また、高度な技術が必要となるため、対応している歯科医院が限られます。さらに、装置が舌に当たって発音しにくさを感じる方もいて、慣れるまでに時間がかかることがあります。慣れれば違和感は少なくなってくるでしょう。

ハーフリンガル矯正

上顎の表側と下顎の裏側に装置をつけるのが、ハーフリンガル矯正です。審美性と費用のバランスを取りつつ治療したい方に選ばれています。

ワイヤー矯正のメリット

ワイヤー矯正治療を行うメリット

ワイヤー矯正は現在でも多くの歯科医院で行われており、矯正治療の主流となっています。ここでは、ワイヤー矯正のメリットを解説します。

幅広い症例に対応できる

ワイヤー矯正の大きなメリットの1つに、幅広い症例に対応できる点が挙げられます。出っ歯や受け口、隙間のある歯、叢生など、あらゆる歯並びの問題に対応できたり、重度の歯並び不安にも適応できたりすることが多いです。

顎の骨格に問題があるケースなど、マウスピース矯正では対応できない場合でも、ワイヤー矯正であれば適応できるかもしれません。

治療の安定性が高い

ワイヤー矯正は、長年の実績がある治療法です。そのため、治療の安定性や再発防止の面でも信頼されています。治療計画がきちんと立てられている場合、より確実な効果を得られるでしょう。

また、歯並びの細かな調整も可能で、より理想的な仕上がりを実現できるのも魅力です。

見えにくい治療法も選択できる

ワイヤー矯正は装置が目立つもの、という印象をお持ちの方もいるかもしれません。

しかし、近年は目立ちにくい方法も確立されており、選択肢は豊富です。例えば、歯の裏側にブラケットを取り付ける裏側矯正(リンガル矯正)や、目立ちやすい上の歯は裏側に装置をつけて、目立たない下の歯は表側に装置をつけるハーフリンガル矯正などがあります。

歯の表側に装置を取り付ける一般的な方法と比べると費用はかかりますが、その分、審美性を維持できます。

治療をスムーズに進めやすい

ワイヤー矯正の装置は、患者さまご自身で取り外すことができません。歯に矯正力がかかり続けるので、治療を計画通りに進めやすいというメリットがあります。

h2 ワイヤー矯正のデメリット

ワイヤー矯正は多くのメリットがある一方で、いくつかのデメリットも存在します。治療を始める前にこれらの点を理解しておくことで、治療中の不安を軽減し、より納得のいく選択ができるでしょう。

以下、ワイヤー矯正の主なデメリットを解説します。

装置が目立ちやすい

一般的なワイヤー矯正では歯の表側に装置を取り付けるため、目立ちやすく、歯の矯正中であることが周囲に知られやすいです。そのため、見た目を気にして躊躇する方もいるかもしれません。

歯並びの乱れが軽度な場合はマウスピース矯正を検討してみてもよいでしょう。マウスピース矯正では対応できない場合は、先ほど紹介した裏側矯正やハーフリンガル矯正という手もあります。

目立ちやすさや治療期間、費用などはそれぞれの方法で異なります。自分に合った治療法をみつけるためにも、まずは歯科医師に相談しましょう。

食事やブラッシングに注意が必要

ワイヤー矯正では装置が歯に固定されるため、食事や歯磨きなどに制限がかかります。例えば、矯正中は硬いものや粘着性の高い食べ物は避ける必要があります。

また、装置の周りは食べ物の残りや歯垢が付着しやすいため、丁寧に磨いたり清掃補助用品を活用したりすることが大切です。清掃が不十分だと、虫歯や歯周病のリスクが高まります。

痛みや違和感が生じやすい

治療開始直後やワイヤーの調整後の数日間は、歯にかかる圧力によって痛みや違和感が生じることが多いです。特に、食事や会話の際に不快感を覚えることがあり、慣れるまでに時間がかかるケースもあります。

1週間以上経っても落ち着かない場合や痛みが強くなっていく場合は、トラブルが生じている可能性があるため、歯科医師に相談するようにしましょう。

定期的な通院が必要

ワイヤー矯正では、定期的な通院が必要です。ワイヤーの交換や調整、歯の動きを確認しながら治療を進めていくためです。通院頻度は患者さまの歯の状態などによって異なりますが、一般的には1か月に1回程度の通院が必要だとされています。通院頻度が高いと、忙しい方にとっては負担になるかもしれません。

ワイヤー矯正中に起こるトラブルと対処法

ワイヤー矯正治療中のトラブルに悩む女性

ワイヤー矯正では装置を歯に固定するため、過ごし方やケアの仕方によってはトラブルが起こることがあります。ほとんどの問題は適切な対処法を知っていれば、早期に解決することが可能です。

以下に、ワイヤー矯正でよく起こるトラブルとその解決策を紹介します。

頬や舌に傷がつく

装置の一部やワイヤーの先端が頬や舌に当たり、傷がつくことがあります。特に装置を装着してしばらくは、頬や舌が装置に擦れて傷や口内炎ができやすくなります。

対処法としては、ワックスで装置の先端を覆って擦れを防ぐことや、口内炎には軟膏を塗布することなどが有効です。

ワイヤーが外れる・折れる

矯正装置に強い衝撃が加わると、ワイヤーが外れたり折れたりすることがあります。強い衝撃が加わりやすい場面としては、スポーツや食いしばり、硬い食べ物を噛んだときなどが挙げられます。

矯正中は激しい運動を避ける、柔らかい食べ物にするなどの工夫が必要です。また、万が一ワイヤーが外れたり折れたりした際には、自己判断で対処せず、歯科医師に相談するようにしましょう。

まとめ

ワイヤー矯正している笑顔の女性

ワイヤー矯正は、歯並びや噛み合わせの悩みを改善するための有効な方法です。表側矯正や裏側矯正(リンガル矯正)など、さまざまな種類があり、審美性や費用のバランスを考慮しながら治療法を選択することができます。

治療中のトラブルには、頬や舌の痛み、ワイヤーの外れ、歯の動きの遅れなどがありますが、多くは対処法を知っていれば軽減できます。トラブルを最小限に抑え、快適に治療を進めるためにも定期的な通院と毎日のセルフケアを欠かさないようにしましょう。

ワイヤー矯正を検討されている方は、鳥取市東町にある歯医者「山根歯科医院」にお気軽にご相談ください。

当院は、痛みに配慮した優しい治療を心がけて診療を行っています。むし歯・歯周病治療だけでなく、矯正治療や小児歯科、インプラント治療など、幅広い診療に力を入れています。

ホームページはこちら予約・お問い合わせも受け付けておりますので、お気軽にご連絡ください。公式Instagramも更新しておりますので、ぜひチェックしてみてください。

インビザラインのアライナーとの間に隙間が!浮く状態を放置するリスク

こんにちは。鳥取市東町にある歯医者「山根歯科医院」です。

インビザラインのアライナーとの間に隙間があるイメージ

インビザラインは、透明で目立ちにくい装置を使用する矯正方法として多くの方に選ばれています。

しかし、矯正治療中に「アライナーがしっかりはまらない」「少し浮いている感じがする」といった違和感を覚える方がいます。装着時の密着度が不十分だと、治療の効果に影響を与えることもあり、注意が必要です。

このようなトラブルを未然に防ぐためには、原因を知り、正しい対処法を理解しておくことが大切です。

今回は、インビザラインのアライナーが浮く原因やリスク、対応策について詳しく解説します。

インビザラインとは

インビザラインのアライナー

インビザラインは、薄くて透明なアライナーを用いて歯並びを整えていく矯正治療のひとつです。金属製のワイヤーやブラケットを使わず、目立ちにくい点と快適な装着感が特徴です。

アメリカのアライン・テクノロジー社によって開発され、日本をはじめ世界中で幅広く活用されています。

この治療法では、患者さんの歯型をもとに作製した複数のアライナー(マウスピース)を段階的に交換しながら、少しずつ歯を動かしていきます。1日に20〜22時間の装着が求められますが、食事や歯みがきの際には取り外しが可能な点は大きなメリットです。

また、治療前に専用のソフトウェアでシミュレーションを行い、歯がどのように動くかを事前に確認できるのも、インビザラインならではの特長といえます。見た目に配慮しながら、衛生面にも優れた矯正方法として、多くの人に選ばれています。

インビザラインのアライナーが浮く原因

インビザラインのアライナーが浮く原因を示すイメージ

アライナーが歯に密着せず、わずかに浮いているように感じるのには、いくつかの代表的な原因があります。

アライナーを交換した直後

新しいアライナーに交換した際、歯の動きが追いついていないことで、アライナーが完全にフィットせず、浮いているように見えることがあります。これはアライナーが歯を新しい位置に誘導するために設計されているため、交換直後に多少の浮きが出るのは想定されている現象です。

ただし、数日が経過してもぴったりはまらない状態が続く場合は、アライナーの適合性に問題がある可能性があるため、注意が必要です。

アライナーの装着時間が守れていない

インビザラインで使用するアライナーは、1日に20〜22時間の装着が基本とされています。

この時間を下回ると、歯の移動が計画どおりに進まず、次に装着するアライナーが歯に合わなくなる原因となります。特に、食後や歯磨きのあとに装着を忘れたり、装着時間が日によって大きく前後したりすると、歯の動きにずれが生じ、アライナーが浮くことがあるのです。

アライナーが変形・破損している

アライナーは熱や力に弱く、誤った取り扱いによって変形することがあります。

例えば、熱湯で洗ったり、無理な力で着脱したりすると、アライナーの形が変わって歯にフィットしなくなる恐れがあります。また、亀裂や破損が生じた状態で使い続けると、正常な矯正力が働かず、浮きが発生することもあります。

アライナーは精密に作製された装置であるため、丁寧に扱うことが大切です。

アライナーを正しく装着できていない

装着の仕方が正しくないと、アライナーがきちんとはまらず、歯との間にすき間が生じることがあります。装着時には、指で押し込むだけではなく、チューイーと呼ばれる補助器具を使って、均等に圧をかけて歯全体にしっかり密着させることが推奨されています。

特定の歯だけが浮いているように見える場合もあり、装着後は鏡で確認し、全体が正しくはまっているかを確認することが重要です。

ゴムの力が強すぎる

インビザラインの治療では、歯の動きや噛み合わせを調整するために、顎間ゴム(エラスティックゴム)が併用されることがあります。このゴムは上下の歯に引っ張る力を加え、理想的な噛み合わせを目指すための補助具です。

しかし、使用するゴムの強さや装着方法が適切でないと、アライナーに過剰な力がかかり、歯にぴったりと合わなくなるケースがあります。とくに、強い力で長時間引っ張り続けると、歯の動きに偏りが生じ、アライナーが浮いた状態になることもあります。

ゴムの選び方や装着方法について不安がある場合は、必ず歯科医師に相談しましょう。

アライナーが浮いた状態を放置するリスク

アライナーが浮いた状態を放置するリスクイメージ

アライナーの浮きを放置したまま治療を続けると、計画どおりの効果が得られず、さまざまな問題につながる可能性があります。以下に詳しく解説します。

歯が予定どおりに動かなくなる

アライナーは歯を正確な位置に動かすよう設計されていますが、浮きがある状態では、十分な矯正力が歯に伝わらなくなります。その結果、歯が計画された通りに動かなくなり、次のステップのアライナーが適合しなくなる恐れがあります。

このようなズレが重なると、最終的な歯列の仕上がりにも影響し、治療計画の見直しが必要になるケースもあるでしょう。

噛み合わせが不安定になる

アライナーが浮いた状態で使用を続けると、上下の歯の噛み合わせに微妙なずれが生じることがあります。これにより、咀嚼時に違和感を覚えたり、特定の歯に過剰な負担がかかったりするケースもあります。

噛み合わせのバランスが崩れると、顎関節にまで影響を及ぼす恐れもあるため、早めの対処が求められます。

インビザラインのアライナーが浮いたときの対処法

インビザラインのアライナーが浮くため歯科医院を受診する女性

アライナーの浮きを感じた場合は、原因に応じた適切な対処が求められます。

アライナーの装着時間を守る

まず基本となるのは、1日20〜22時間の装着時間を確実に守ることです。これにより、歯の移動が計画どおりに進み、アライナーのフィット感が安定します。食事や歯みがきの時間を除いて、できるだけ長時間着用する意識を持つことが大切です。

装着時間を記録できるスマートフォンアプリやタイマーなどを活用するのも一つの手です。

アライナーを正しい方法で着脱する

着脱時に力を入れすぎると、アライナーが変形する可能性があります。取り外すときは専用の器具を使うか、均等に力をかけて慎重に行いましょう。装着時にはチューイーを使用して、歯とアライナーのすき間をなくすように心がけると、浮きを防止できます。

アライナーの交換時期を守る

インビザラインでは、1〜2週間ごとに新しいアライナーへ交換するスケジュールが組まれています。この交換タイミングは、歯の移動を段階的かつ計画的に進めるために非常に重要です。

予定より早く次のアライナーに移行すると、歯の移動が追いつかず、正しくフィットしない原因となることがあります。

一方で、交換が遅れると、治療全体の進行にズレが生じる可能性もあります。交換のタイミングは、自分の判断で変えるのではなく、歯科医師の指示に従うことが大切です。

1つ前のアライナーに戻す

新しいアライナーに交換した際、明らかに浮いている、またはしっかりとはまらないと感じる場合は、歯の動きが次の段階にまだ追いついていない可能性があります。

こうしたとき、一時的にひとつ前のアライナーに戻して様子を見る方法があります。前の段階のアライナーを装着し直すことで、歯の位置を整え、次のアライナーがスムーズに装着できるようになることがあります。

ただし、この対応はすべての症例に適しているわけではないため、自己判断で行うのではなく、必ず事前に歯科医師に相談したうえで対応するようにしましょう。

歯科医院で相談する

アライナーが浮いたままの状態が続く場合や、原因がはっきりしない場合には、できるだけ早く歯科医院で相談することが大切です。無理に治療を進めようとすると、歯の動きにずれが生じたり、治療計画に影響が出たりする恐れがあります。

歯科医師はアライナーの適合状態や歯の動きを確認し、必要に応じて治療スケジュールの調整や別の方法で対応します。違和感があるときは、自分で判断せず、専門家の意見を仰ぐことが安心につながります。

まとめ

インビザラインのマウスピースを装着する女性

インビザラインは、見た目に配慮しながら歯並びを整えられる矯正方法として、多くの方に選ばれています。

ただし、アライナーが歯に浮いた状態になると、治療の計画にズレが生じたり、期待していた効果が得られなかったりする可能性があります。装着時間の不足や、アライナーの変形、誤った装着方法など、日常の些細な行動が原因となることも少なくありません。

違和感に気づいたときは、自分で判断せず歯科医院で相談し、適切な対応を受けることが大切です。

インビザラインを検討されている方は、鳥取市東町にある歯医者「山根歯科医院」にお気軽にご相談ください。

当院は、痛みに配慮した優しい治療を心がけて診療を行っています。むし歯・歯周病治療だけでなく、矯正治療や小児歯科、インプラント治療など、幅広い診療に力を入れています。

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