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口腔清掃を行う上で知っておくべきこと

こんにちは。鳥取市東町にある「山根歯科医院」です。

みなさんは、日常のセルフケアにおいて、どんなことに注意していますか。

多くの方は、食後に歯磨きを行うことが、真っ先に頭に浮かぶのではないでしょうか。もちろん、歯磨きも大切ですが、その他にも色々注意すべき点があります。本日は、日常のお口の中のセルフケアの注意すべき点についてお話しします。

正しい歯磨きの方法の習得

歯磨きは、口腔ケアを行う上で基本的な方法であることは言うまでもありません。しかし、歯磨きを行うにしても、間違った 歯磨き方法を行っていては、むし歯や歯周病を予防することは困難です。正しい歯磨き方法をマスターすることが大切です。

ただ、正しい歯磨き方法をマスターする前に考えていただきたいことがいくつかあります。

歯磨き粉の選択

自分に合った歯磨き粉を選ぶことによって、虫歯や歯周病の予防に大きな効果が期待できます。

①虫歯予防 タイプ

虫歯予防に最適な歯磨き粉には、フッ素が含まれていています。フッ素は歯の再石灰化を促進することで、歯の表面のエナメル質を強化し、虫歯予防に大きな効果が期待できます。虫歯ができやすい方、糖分を頻繁に摂取される方にお勧めします。

②歯周病 歯肉炎予防 タイプ

歯周病・歯肉炎予防を目的とした歯磨き粉は抗炎症成分や抗菌成分が多く含まれています。代表的な成分としてグリチルリチン酸・ トラネキサム酸などがあげられます。これらの成分によって歯茎の腫れや 出血を抑制する効果が期待できます。歯茎がよく腫れたり、歯周病が気になる方に、お勧めします。

③知覚過敏予防 タイプ

冷たいものや甘いものにしみる知覚過敏が現れる方には、硝酸カリウムや乳酸アルミニウム・塩化ストロンチウムなどが配合されている歯磨き粉がお勧めです。これらの成分で、象牙細管を封鎖することにより 神経への過敏反応を抑制する効果があります。「冷たいものや甘いものにしみる 」といった症状がある場合は、知覚過敏症予防の歯磨き粉をお勧めします。また、ホワイトニング後に、しみる症状を訴える方にも使用することをお勧めします。ただ、強くしみるような場合は、歯科医師にご相談ください。

④ホワイトニング効果を期待するタイプ

歯の表面の着色汚れを効果的に除去し、白い歯を保つことを目的とする場合に使用する歯磨き粉です。このような歯磨き粉には、ポリリン酸ナトリウムなどが配合されています。ホワイトニング用の歯磨き粉は、歯の着色を分解する効果のある反面、過度に使用すると、歯の表面のエナメル質を傷つけてしまうことがあります。最近では、研磨剤を抑えながら歯の着色を除去できる歯磨き粉も出ています。当院では、ホワイトニング用の歯磨き粉においては、1日1回の使用をお勧めしています。

⑤口臭予防 タイプ

口臭の主な原因は、口腔内に存在する細菌によるものが多いです。特徴としては、殺菌成分や香料・消臭成分(亜鉛化物)が配合されたものが多いです。口臭が気になる方や舌が白くなる方に、お勧めしています。

歯磨きの方法

歯磨きの方法においては、ポイントがいくつかあります。歯を磨く時は、磨く部位の順番を決めて磨いて行くことが大切です。あちこち磨いていくと、歯ブラシの毛先が当たらなかった部分が出てくる可能性があります。次に歯に対して歯ブラシの当て方が大切です。まず、横磨きで歯の根元の汚れを落とし、次に縦磨きで歯の表面の汚れを落とすようなイメージで磨いていくことが必要です。

鳥取市 歯医者 歯みがき

🦷横磨きについての説明

まず、歯ブラシを歯に対して斜め45度の角度で当て、軽く小刻みに歯と歯茎の境目を磨いていきます。   少しずつ、ずらして磨いていきます。この方法(バス法)で、歯と歯茎の境目に溜まった汚れ(プラーク)を除去することができます。

バス法
バス法

🦷縦磨きについての説明

1本の歯の「側面・中央・側面」の3つの角度から、歯の表面を小刻みに上下に動かして磨きます。奥歯の縦磨きは頬が邪魔をして歯ブラシが縦にできないので、歯ブラシを少し斜めにして縦磨きをできる限り行うようにします。

縦磨き

歯の舌側は、歯ブラシの先端と、後ろ側を使って磨いていきます。(スクラビング法) 主に、バス法とスクラビング法を併用して磨いて行きますが、歯茎をマッサージする効果がある ローリング法を併用することもあります。ローリング法とは、歯ブラシを歯の根元に当て、軽く上下に動かして磨く方法です。歯茎が気になる方は、ローリング法も併用しても良いかもしれません。歯磨きが終わった後は、口をゆすぐ時にもポイントがあります。歯磨き粉を洗い流すために、しっかりと ゆすぐ 方がいらっしゃいますが、歯磨き粉に含まれているフッ素も流れ出てしまうため、コップ1杯で1~2回 程度のゆすぎで良いと思います。(スウェーデンでは、歯磨き後、20分ぐらいしてから軽く ゆすぐようにしています) 特に、フッ素入りの歯磨き粉を使用している場合は、うがいを少量にしてフッ素が口の中に残るようにした方が良いです。

ローリング法
ローリング法
スクラッピング法
スクラッピング法

舌の磨き方

口腔ケアにおいて、舌磨きもとても重要です。歯磨きを行う際、舌の表面にも細菌がしっかりと残存していることが多いです。舌の汚れもしっかりと除去しなければなりません 。舌磨きは、舌ブラシまたは 舌クリーナーを使用し、清掃を行うようにしてください。力を入れて磨くと舌が傷ついてしまうことがありますので、軽い力で優しく磨くようにしましょう。 1日1回程度、行うことをお勧めします。

歯間清掃

歯と歯の間には、食べ物の汚れが付着しやすく、歯ブラシでは十分に除去できないことがあります。このような場合は、歯間清掃器具の使用をお勧めします。代表的なものとして、デンタルフロスや歯間ブラシがあげられます。歯と歯の間は虫歯になりやすいので、丁寧に汚れを除去する必要があります。

歯間ブラシ デンタルフロス 鳥取市 歯医者

歯ブラシの持ち方

歯磨きをする時、歯ブラシを握りゴシゴシ 磨く方がいらっしゃいます。 歯ブラシを握って磨くと力が入りすぎてしまい、歯の表面のエナメル質が傷ついたり 摩耗してしまうことがあります。歯と歯茎の境目が楔状欠損になり、その部分だけ くぼんでしまっている方がいらっしゃいます 。このような状態になると「冷たいもの 温かいものにしみる」 といった 知覚過敏症を引き起こすことになります。歯ブラシの持ち方には、2つの方法があります。鉛筆を持つように 握って持つ「ペングリップ」と手のひらで握るように持つ「パームグリップ」の2つがあります。どちらの持ち方でも軽く握り、力を入れすぎないようにしてください。力が入りすぎている方は、1~2週間ぐらいで歯ブラシの毛先が開いてしまうことが多いです。このような方には、ペン グリップがお勧めです。余計な力が入らず、小刻みに動かすことができるので、歯や歯茎を傷つけず、丁寧に磨くことができます。パームグリップの特徴は、歯ブラシを手のひら全体で握るため、安定した持ち方と言えます。しかし、ブラシ圧力が強くなりやすいため、歯や歯茎を傷つけたり、場合によっては、楔状欠損になることがあります。当院では、基本的にぺングリップをお勧めしています。しかし、指先に一定の力が必要であるため、小さなお子様には バーム グリップの方が適してと思います。

歯ブラシのお手入れ

歯ブラシの使用後は、しっかりと 歯ブラシを洗い流してください。水で歯ブラシをさっと洗ってそのままにしておく方も多くいらっしゃいますが、しっかり歯磨きをしていても歯ブラシに汚れがついていれば 大問題です。歯ブラシ使用後は、雑菌を残さないようにするために乾燥させる必要があります。清潔なタオルやキッチンペーパーで水分を拭き取るようにしてください。また、同じ歯ブラシを長く使い続けると毛先が広がってきます。毛先が広がったブラシでは、歯の汚れを落とすのが困難になります。当院では、1ヶ月程度で新しい歯ブラシに交換することをお勧めしています。

鳥取市 歯医者 歯磨き

歯ブラシの選択

歯ブラシ選びは、歯磨きの効果に直結します。歯ブラシの毛は、表記はそれぞれ違いはありますが、「硬い・普通 ・柔らかい」の3種類あります。歯ブラシの毛先の硬さの選択は患者様によって異なります。

🦷硬めの歯ブラシ・・・力が弱い高齢者でも汚れを落としやすいです。強く磨くと歯茎を傷付けてしまうので、注意して磨きましょう。

🦷普通の歯ブラシ・・・お子様から大人まで幅広い世代に使用することができ、最も扱いやすいです。当院では、多くの方にお勧めしています。

🦷柔らかい歯ブラシ・・・歯ブラシの毛が柔らかく、歯茎が傷つきにくいです。歯周病が進行している方にお勧めしています。

まとめ

毎日行うブラッシングは、口腔内の健康を保つためにとても重要な役割を果たしています。適切な歯磨きの方法、歯ブラシの選択、歯間ブラシの使用や舌の磨き方などをマスターすることで、虫歯や歯周病の予防が可能になります。もし、痛みや出血、腫れなど気になる症状があれば、早めに歯科医院を受診していただければと思います。

当院は、痛みに配慮した優しい治療を心がけて診療を行っています。むし歯・歯周病治療だけでなく、矯正治療や小児歯科、インプラント治療など、幅広い診療に力を入れています。また、患者様お一人お一人に合わせたブラッシング指導も丁寧にさせていただいております。

ホームページはこちら予約・お問い合わせも受け付けておりますので、お気軽にご連絡ください。

歯科医院でクリーニングを受ける頻度は?メリットと注意点も

こんにちは。鳥取市東町にある歯医者「山根歯科医院」です。

歯科医院でクリーニングを受けた美しい歯

歯科医院では、虫歯や歯周病など歯科疾患を改善するための治療だけではなく、歯の汚れを除去する歯のクリーニングも行われています。歯のクリーニングでは専用の機械や器具を使用して、日頃の歯磨きでは落としきれない蓄積された汚れを除去することが可能です。

虫歯や歯周病の予防になるとされるクリーニングですが、どれくらいの頻度で受けるのが適切なのでしょうか。

この記事では、歯のクリーニングを受ける頻度について解説します。歯のクリーニングのメリットや注意点についても解説しますので、ぜひ参考にしてください。

歯科医院でクリーニングを受ける頻度

歯科医院でクリーニングを受ける頻度イメージ

歯科医院で歯のクリーニングを受ける頻度はお口の状態や生活習慣によって異なります。ここでは、どれくらいの頻度で歯のクリーニングを受けたほうがよいのか解説します。

しっかり歯磨きができている方

しっかり歯磨きができている方は、3か月〜半年に1回の頻度でクリーニングを受ければよいとされています。しっかり歯磨きができており、磨き残しが少なければ、虫歯や歯周病になるリスクが低いためです。

虫歯になりやすい方

虫歯になりやすい方は1〜2か月に1回の頻度でクリーニングを受けたほうがよいでしょう。虫歯になりやすいということは、しっかり歯磨きができていない可能性があるためです。

また、歯磨きができていても虫歯になりやすい人もいます。短い間隔で歯科医院に通っていれば、万が一、虫歯になっていても、早期に発見できるでしょう。

歯並びが悪い方

歯並びが悪い方も1〜2か月に1回の頻度でクリーニングを受けたほうがよいとされています。歯並びが悪いことで歯ブラシがしっかり届かないと磨き残しが生じて虫歯になるリスクが高まります。歯と歯が重なっている部分を磨くときにはコツも必要です。

自宅での歯磨きでは落としきれない部分に付着した汚れを除去してもらうためにも、1〜2か月に1回という短い間隔でクリーニングを受けることが推奨されるのです。

喫煙習慣がある方

喫煙習慣がある方も1〜2か月に1回の頻度でクリーニングを受けることが推奨されます。

喫煙習慣があると、タバコに含まれる成分によって歯が黄ばむことがあります。また、タバコに含まれるヤニが歯に付着すると、そこに歯垢が溜まりやすくなります。これによって、虫歯や歯周病になるリスクが高まるため、短い間隔で歯のクリーニングを受けたほうがよいのです。

歯科医院でクリーニングを受けるメリット

歯科医院でクリーニングを受けるメリットイメージ

治療のためではなく、歯のクリーニングだけのために定期的に歯科医院に通うのは面倒だと考える人もいるかもしれません。

しかし、歯のクリーニングを受けることにはたくさんのメリットがあります。歯科医院で歯のクリーニングを受けるメリットには、以下のことが挙げられます。

虫歯と歯周病の予防になる

歯科医院で受ける歯のクリーニングの最大のメリットは、虫歯や歯周病を予防できることです。毎日の歯磨きが不十分で、歯垢(プラーク)が残った状態が続くと、虫歯や歯周病が引き起こされます。

また、歯垢が唾液中の成分によって石灰化すると歯石になります。歯石は歯ブラシでは落とせません。歯石の表面はざらざらしているため、虫歯や歯周病の原因となる歯垢が付着しやすくなるのです。

歯のクリーニングでは、こうした虫歯や歯周病の原因になる歯垢や歯石を綺麗に掃除します。

歯科疾患の早期発見・早期治療につながる

歯科医院で歯のクリーニングを受ける際には、まず歯科医師や歯科衛生士が口腔内の状態を確認します。これにより、虫歯や歯周病など歯科疾患の有無や進行度を知ることができます。歯科疾患は重症化するほど治療が複雑になり、通院回数が増え、費用が高くなる傾向にあります。

特に、抜歯などの外科的な治療が必要になれば、費用はより高額になるでしょう。早期に歯科疾患を発見できれば、短い期間で治療を終えることができ、通院の手間や費用の軽減にもつながります。

口臭の改善・予防になる

歯のクリーニングを受けることで、口腔内を清潔な状態にできれば、口臭の改善や予防になります。口臭の原因は、細菌の塊である歯垢です。細菌が繁殖するとガスが発生し、そのガスがにおいを発します。また、虫歯や歯周病が進行すると、口臭も悪化します。

口臭があると周囲の人に不快感を与える可能性があるため、しっかり歯磨きをすると同時に、定期的に歯のクリーニングを受けて改善・予防しましょう。

健康寿命を延ばすことにつながる

歯を失うと、食事や会話などの日常生活に支障をきたす恐れがあります。食事や会話は健康に過ごすために大切なものです。

また、歯周病菌が血管を通って全身を巡り、さまざまな全身疾患を引き起こすリスクがあることも明らかになっています。具体的には、脳疾患や心疾患、糖尿病、動脈硬化、誤嚥性肺炎などです。妊婦さんの場合、早産や低体重児出産の原因にもなります。

歯のクリーニングを受けることで虫歯や歯周病を予防できれば、健康寿命を延ばすことにもつながるのです。

着色汚れを取り除ける

コーヒーやカレーなどの色の濃いものを口にすると歯が着色することがあります。

食べ物の着色汚れは歯磨きでは落とせませんが、歯のクリーニングを受けることで、歯に付着している着色汚れを取り除くことができます。これによって、歯の色が白くなったと感じられる場合もあるでしょう。

ただし、クリーニングはホワイトニングとは異なり、歯本来の白さを取り戻すものです。本来の歯の色よりも白くなるわけではありません。

歯科医院で行うクリーニングの流れ

歯科医院で行うクリーニングを受けている女性

歯のクリーニングにかかる時間は一般的に30分ほどですが、口腔内の状態によって施術時間は異なります。歯科医院で行うクリーニングは複数の工程に分かれており、一般的には以下のような流れで行われます。

問診・検査

初診時には、まず問診を行い、症状や気になる部分がないか患者さまにお聞きします。その後、虫歯や歯周病の有無、噛み合わせなど、口腔内の状態を歯科医師や歯科衛生士がチェックします。

検査方法は、目視による視診や、歯と歯茎の間の隙間の深さを専用器具で測る歯周病検査などです。場合によってはレントゲンなどの画像検査を行うこともあります。

なお、検査によって、虫歯や歯周病が見つかった場合には、先に治療することもあります。

ブラッシング指導

口腔内を清潔な状態に維持するためには、定期的にクリーニングに通うだけではなく、日頃から丁寧に歯を磨くことも大切です。

しかし、自分では綺麗に歯を磨いているつもりでも、歯ブラシが届いていない部分もあります。歯科医院では、歯科衛生士が患者さん一人ひとりの口腔内の状態に合った歯磨き方法のアドバイスを行います。

ブラッシング指導を受けることで磨けていない部分や磨き方の癖を知ることができます。ご自身の歯並びに合った歯ブラシやデンタルフロス、歯間ブラシの使い方などの指導も受けられるため、効率よく歯を磨けるようになるでしょう。

クリーニングの効果を長続きさせるためにも、正しい方法でブラッシングを行うことが大切です。

クリーニング

問診と検査が終わったら、検査結果に基づき、クリーニングを行っていきます。

歯に付着している歯垢や歯石は、超音波の振動を利用する超音波スケーラーで粉砕しながら洗い流していきます。超音波スケーラーが届かない部分や細かい隙間に付着した汚れは、手作業用のスケーラーで取り除いていきます。

最後に、エアフロ―という水を高圧で噴射する機器で歯の表面の汚れや着色を落とすこともあります。

フッ素の塗布

クリーニングの仕上げに、歯の表面にフッ素を塗布することもあります。フッ素には歯の表面のエナメル質を強化したり虫歯菌の働きを抑えたりする作用があります。これにより、虫歯や歯周病の予防が期待できます。

フッ素は市販の歯磨き粉にも含まれている成分ですが、歯科医院で塗布するフッ素は市販の歯磨き粉よりも高濃度なので、高い効果が期待できます。

歯科医院でクリーニングを受けるときの注意点

歯科医院でクリーニングを受けるときの注意点イメージ

歯科医院でクリーニングを受けることは、歯や全身の健康を維持するために大切なものです。

ただし、クリーニングを受ける際には気を付けるべきポイントもあります。クリーニングを受ける前に知っておきたい注意点について、ここで学んでおきましょう。

痛みを感じることがある

クリーニングの施術中や施術後に、痛みを感じることがあります。この痛みは、歯茎の腫れや知覚過敏、強固な歯石があることなどが原因です。この痛みは数時間から数日で軽減されますが、痛みが強い場合や長引く場合は、クリーニングを受けた歯科医院で相談しましょう。

保険診療と自由診療がある

クリーニングには、保険診療と自由診療の2種類があります。保険診療ならば患者さまの費用負担を抑えられますが、クリーニングで使用する器具や治療範囲などに制限があります。

一方で、自由診療の場合は患者さまが費用を全額負担しなければなりませんが、最新機器などを使用して細かい部分に付着した汚れを落とすことが可能です。それぞれにメリット・デメリットがあるため、歯科医師に相談しながら決めると良いでしょう。

施術後は着色しやすい飲食物を避ける

クリーニングの施術を受けたあとは、着色しやすい飲食物を避けるべきです。クリーニング後は歯の表面を覆っているペリクルというたんぱく質の膜が一時的に剥がれた状態になります。そのため、着色が起こりやすいのです。

着色を防ぐためにも、歯のクリーニングを受けたあとは醤油やカレー、赤ワインなど色の濃い飲食物は避けましょう。また、お酢や梅干しなどの酸性度の高い飲食物は、着色を促す作用があるので注意が必要です。

まとめ

歯科医院でクリーニングを受け笑顔で食事をとる女性

歯のクリーニングを受ける頻度はお口の状態によって異なります。しっかりと歯磨きができていて、虫歯や歯周病のリスクが低い方であれば3か月〜半年に1回の頻度でよいとされています。

一方で、虫歯になりやすい方や喫煙習慣がある方は1〜2か月に1回の頻度でクリーニングを受けることが推奨されます。

歯科医院でクリーニングを定期的に受け、セルフケアを丁寧に行っていれば、虫歯や歯周病などの歯科疾患を予防でき、健康寿命を延ばすことにつながります。

歯の痛みや腫れなどの症状が出てから歯科医院を受診するのではなく、症状がなくても定期的に通院して歯のクリーニングを受けることが大切です。

予防歯科を検討されている方は、鳥取市東町にある歯医者「山根歯科医院」にお気軽にご相談ください。

当院は、痛みに配慮した優しい治療を心がけて診療を行っています。むし歯・歯周病治療だけでなく、矯正治療や小児歯科、インプラント治療など、幅広い診療に力を入れています。

ホームページはこちら予約・お問い合わせも受け付けておりますので、お気軽にご連絡ください。

乳歯の虫歯予防について

こんにちは。鳥取市東町にある「山根歯科医院」です。

将来的なお口の中の健康を守るためには、子どもの虫歯予防対策は、とても大切なことです。子どもの歯を守るためのポイントをご説明したいと思います。

まず、子どもの口腔内疾患と言えば、「虫歯」が真っ先に思い浮かぶのではないでしょうか。

虫歯の原因

虫歯の原因は 最近 ミュータンス菌 糖質の歯の質 時間の要素が重なる時に虫歯になると言われています。

鳥取市 歯医者 虫歯

虫歯の原因は、まず プラークです。プラークの中には、虫歯の原因菌(ミュータンス菌)が、多く存在します。このミュータンス菌が、作り出す酸によって歯の表面が、溶かされ虫歯になっていきます。ミュータンス菌は、砂糖(糖分)を栄養源として増殖していくため、糖分の多い食べ物を頻繁に摂取すると虫歯になるリスクが高まります。そして、歯の歯質が虫歯の原因に大きく関係してきます。兄弟で一緒に歯磨きをしているのに、1人は虫歯になるが、もう1人はあまり虫歯にならない。ということを言われる保護者さんがいらっしゃいます。この原因の多くは、歯の歯質が大きく関係しているのではないかと思います。

乳歯の虫歯が永久歯にどんな影響を及ぼすか

患者様の中に、乳歯はいつか永久歯に生え変わるので、乳歯の虫歯を軽く考えていらっしゃる方がいるのではないでしょうか。その考え方は間違っています 乳歯の虫歯を放置すると、永久歯に様々な悪影響を及ぼす可能性があります。では、どんな影響があるのでしょうか。 以下のことが挙げられます。

🦷歯並びや 噛み合わせが悪くなる

🦷永久歯の虫歯リスクが高くなる

🦷顎の発達が悪くなる

🦷永久歯の発育形成への悪影響

乳歯も永久歯と同様に 虫歯予防はとても重要です。

子供の虫歯予防

鳥取市 歯医者 小児

歯磨きの習慣

子供の歯を守る最も基本的な方法は正しい歯磨き習慣を確立することです。

🦷1日3回 時に夜寝る前は 歯磨きを行う習慣を確立

🦷小学校低学年までは、必ず仕上げ磨き

🦷フッ素入り歯磨き粉の使用

フッ素には、歯を再石灰化を促進する効果があり、虫歯の予防に大きな役割を果たしています。

歯科医院での定期検診

当院では、3~4ヶ月に1度の、定期検診をお勧めしています。子どもの予防歯科を行うことで、子ども自身「歯を大切にする」という意識を身に付けることができます。では、歯科医院での定期検診とは、どのようなことを行うのでしょうか。

マイオブレースでの治療のために診察を受ける子ども

🦷ブラッシング指導

小児歯科の定期検診では、日頃の歯磨きで磨き残しがあるかどうか、あるいは、どの部位に磨き残しが多いかをチェックします。その後、お子様のの口腔内の状況に適したブラッシングの仕方を指導していきます。歯科医院でブラッシング指導を受けることで、虫歯予防に大いに役立ちます。

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🦷フッ素塗布

小児歯科の定期検診では、フッ素塗布も行います。フッ素を行うことで、歯の再石灰化が促進され歯質が強化され虫歯になりにくくなります。当院では、3ヶ月~4ヶ月程度を目安にして、フッ素塗布を行っています。

🦷クリーニング

歯科医院でのクリーニングを行うことによって、日頃の歯磨きでは、除去 しきれない汚れやプラークをしっかりと取り除くことができます。クリーニングを行うことによって、口の中が清潔になり、虫歯予防につながります。

🦷食生活についての確認

小児歯科の定期検診では食生活について指導も行っています。お子様のお口の中の健康は、食生活に大きく関係しています。特に糖分の多く含まれている食べ物を頻繁に摂取している場合は、虫歯になるリスクが高くなります。ただ、虫歯の原因になるからと言って、食事制限をすれば、お子様の成長に悪影響を及ぼす可能性があります。保護者さんと話し合い、適切な食事の取り方を指導しなければなりません。

鳥取市 歯医者 小児歯科

🦷虫歯の有無をチェック

小児歯科の定期検診では、虫歯の有無をチェックします。乳歯の虫歯は、大人の場合に比べ進行するスピードが早いため、気づいたら大きな虫歯になっていることがあります。乳歯の虫歯の場合は、特に早期発見・早期治療が大切です。

🦷歯並びや 噛み合わせのチェック

小児歯科の定期検診では、歯並びや 噛み合わせのチェックを行います。小児の場合、6歳くらいから永久歯へ 生え変わりが始まります。 その頃、永久歯の萌出状況や萌出の方向を確認しなければなりません 。乳歯がなかなか抜けないで、永久歯の萌出を妨げていることがあります。よくあるケースでは、乳歯が抜けないので、その横から永久歯が生えてきている場合です。 このような場合は、乳歯を抜歯することがあります 。小児の場合の歯並びや噛み合わせは、乳歯から永久歯への生え変わる時期や顎の成長によって変化することがあります。特に奥歯の噛み合わせが悪い場合は、顎の成長にも悪影響を及ぼすリスクが高まります。噛み合わせや歯並びが悪い場合は、早期に矯正治療が必要なことがあります。

🦷シーラント

シーラントとは、歯の溝に汚れがたまらないように、あらかじめ プラスチックのものを詰める処置です 。シーランとを行うことで、磨きにくい歯の溝に汚れが停滞することを防ぐことができ、虫歯予防につながります。主に、生え始めの永久歯(6歳臼歯)に行うことが多いですが、溝が深い場合は、乳歯にも行うこともあります。ただ、あくまで歯を削らず、プラスチック素材を溝に詰めているだけなので、取れたり、欠けたりすることがあります 。小児歯科の定期検診では、虫歯の有無のチェックは必ず行われますが、患者さん 一人一人の生活習慣や口腔ケア、顎の成長、噛み合わせ、虫歯予防などを行い、お口の中の健康を維持するために重要な役割を果たしています。

鳥取市 歯医者 むし歯 フッ素塗布 小児歯科 シーラント

年齢別の口腔ケアのポイント

🦷0~2歳

乳歯が生え始めたら、ガーゼや小さな歯ブラシで優しくケアしていきましょう。 個人差 もありますが、 1歳ぐらいになると上の前歯4本、下の前歯4本が生えてきます。その頃から、赤ちゃん用の歯ブラシを使ってブラッシングを始めることをお勧めします。まずは、歯ブラシに慣れることが大切です。1日2回、朝と夜の寝る前に歯磨きの習慣をつけるようにしてください。

🦷2~3歳

2~3歳になると、ほとんど 乳歯が生えてきます。この頃になると、食後に自分で歯磨きができるように 歯ブラシを使ったブラッシングを行うようにしてください。また、仕上げ磨きは必ず行うようにしてください。

🦷4~5歳

この頃になると、噛む力がついてきます。顎の発達をさせるために、噛み応えのある食事を考えなければなりません。例えば、おやつには、りんごや柿など 硬い果物もお勧めです。ブラッシングにおいては、鏡を見ながら歯磨きの練習もおすすめです。この頃になると、自分で歯を磨きをしたがるお子さんもいらっしゃると思います。ただ、歯と歯の間や歯の溝など汚れが残ってしまってることがあります。必ず仕上げ磨きはしてください。特に奥歯は磨き残しが多いため、虫歯になりやすいです。仕上げ磨きで 丁寧にブラッシングを行ってください。歯磨き粉においては、フッ素配合歯磨き粉を使用していただくことをお勧めします。

🦷6~9歳

6歳頃になると、乳歯が抜けて永久歯に生え変わります。最初に生える奥歯の永久歯 (6歳臼歯)は、食べ物を噛む力が強く、歯並びや噛み合わせにおいても重要な歯です。ただ、生え始めの歯は、幼若永久歯も言われ、虫歯になりやすい歯でもあります。歯磨きする時は、丁寧に行う必要があります。歯磨き粉においては、歯の再石灰化を促進するフッ素入り歯磨き粉を使用してください。また、歯と歯の間にプラークが付着しているようであれば、デンタルフロスを使用することもお勧めです。 6歳~9歳ぐらいになると、自分でも上手に歯磨きできるお子さんも多く いらっしゃいますが、仕上げ歯磨きは絶対にしてください。当院では、小学校低学年までは、仕上げ磨き 行うように指導しています。

🦷9~12歳

9~12歳は、混合歯列期と言って、多くの乳歯が永久歯に生え変わる時期です。6~9歳までは、上下の前歯8本と6歳臼歯が永久歯に生え変わります。個人差もありますが、9~12歳になると、多くの乳歯が永久歯に生え変わります。口腔ケアは、もちろんのことですが、歯並びや嚙み合わせのチェックも必要となってきます。歯並びや、嚙み合わせに問題がある場合は、矯正歯科を検討しなければなりません。早めに歯科医院にご相談ください。

まとめ

お子様の虫歯予防は、毎日の口腔ケアと小児歯科の定期検診の両方が大切です。乳歯は、虫歯になりやすく進行するスピードも大人の歯と比べて早いです。早いうちから歯磨きの習慣・食生活習慣・小児歯科の定期検診を行うことが大切です。そのことにより、何よりの予防となります。しっかりと予防して いつまでも 口の中の健康を維持していきたいですね。

歯山根歯科医院では、痛みに配慮した優しい治療を心がけて診療を行っています。嚙み合わせ・歯並び・歯科矯正はもちろん、むし歯や歯周病治療だけでなく、小児歯科、インプラント治療など幅広い診療に力を入れています。

ホームページはこちら予約・お問い合わせも受け付けておりますので、お気軽にご連絡ください。

マウスピース矯正で受け口を治したい!メリットや注意点を解説

こんにちは。鳥取市東町にある歯医者「山根歯科医院」です。

受け口を治す為にマウスピースを付けているイメージ

受け口の治療を検討している方のなかには「目立ちにくい装置がいい」「痛みが少ない方法を選びたい」という方も多いのではないでしょうか。マウスピース矯正には、装置が目立ちにくく痛みや違和感が少ないという特徴があり、軽度の受け口であれば対応可能です。

しかし、症例によっては適応外となるため、事前に詳しい検査を受ける必要があります。

本記事では、受け口の原因や放置するリスク、マウスピース矯正で治療するメリットや注意点、費用などについて解説します。

受け口とは

受け口のイメージ

受け口とは、上下の歯を噛み合わせたときに、上顎よりも下顎のほうが前に出た状態のことを指します。専門的には反対咬合や下顎前突と呼ばれ、俗にしゃくれと表現されることもあります。

反対咬合には、大きく分けて歯槽(しそう)性と骨格性の2つがあり、前者は歯並びによって引き起こされるものです。

一方、後者は顎の骨の位置や大きさ、形などに起因するものを指します。歯槽性タイプは、歯の位置や向きを整えることで改善できるケースが多いです。

しかし、骨格性タイプは顎の骨の位置や形を調整する必要があるため、治療が難しいとされています。なお、歯槽性と骨格性が合わさったタイプもあります。

受け口は見た目に影響を与えるだけでなく、機能面においても影響を及ぼすことがあるため、放置せずに治療を検討することが望ましいでしょう。

受け口になる原因

受け口の原因になる指しゃぶりをする子供

受け口になる原因には、先天的なものと後天的なものがあります。ここでは、受け口になる主な原因について解説します。

遺伝によるもの

歯の大きさや形、顎の骨格などは遺伝することがあります。特に、骨格性の反対咬合は、遺伝が原因で引き起こされるケースがほとんどです。両親が受け口の場合には、お子さんも遺伝によって受け口になる可能性があるでしょう。

歯の向きによるもの

上の前歯が内側に向かって生えたり、下の前歯が外側に向かって生えたりした場合、噛み合わせが逆になり受け口が引き起こされることがあります。

顎の骨の発育不全や発育過剰によるもの

上顎が下顎に比べて小さい場合や下顎が上顎によりも過剰に発達した場合には、上下の顎のバランスが崩れて受け口になることがあります。

顎の成長に問題があるケースでは、大人になってからの治療は難しいです。そのため、顎の成長を促すことができる小児期に治療を開始することが望ましいでしょう。

幼少期からの癖によるもの

後天的な原因として、幼少期からの悪習慣が挙げられます。具体的には、指しゃぶりや口呼吸、頬杖、舌で下の前歯を押す癖、下顎を突き出す癖などです。これらが習慣化していると歯並びや顎の成長に影響を及ぼす可能性が高くなり、受け口になる原因となります。

受け口のまま放置するリスク

受け口のまま放置するリスクのイメージ

治療を受けるか迷っている方のなかには「いまさら矯正しても意味がないかもしれない」と考えている方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、受け口を放置すると、悪い影響が出る可能性も考えられます。放置するリスクは、以下の通りです。

咀嚼がうまくできない

反対咬合の状態では、上下の歯が正常に噛み合わないため、食べ物をうまく噛み切ることができません。また、このようなケースでは全体的な噛み合わせにもズレが生じていることが多く、奥歯で食べ物を十分に咀嚼できない可能性が考えられるでしょう。

咀嚼が不十分なまま食べ物を飲み込むと、消化器官に負担がかかります。

歯や顎に負担がかかる

受け口によって噛み合わせが悪いと、歯や顎に負担がかかりやすくなります。均等ではなく部分的に負荷がかかることによって顎関節症が引き起こされることも考えられます。

顎関節症を発症すると、顎に痛みが出たり口が開けにくくなったりすることもあるため、放置せずに治療することが望ましいでしょう。

口呼吸になる

受け口では歯や顎が突出しているため、口が閉じにくくなります。口呼吸になると、歯並びに影響が及ぶだけでなく、口腔内が乾燥しやすくなります。

唾液には細菌の繁殖を抑えたり食べカスを洗い流したりする作用がありますが、口腔内が乾燥するとこのような作用が働きにくくなります。その結果、虫歯や歯周病になるリスクが高くなるでしょう。

マウスピース矯正で受け口は治せる?

マウスピース矯正で受け口は治せるか考えるイメージ

先にも述べた通り、受け口には大きく分けて歯槽性と骨格性の2種類があります。歯の向きや位置によって引き起こされる歯槽性タイプであれば、マウスピース矯正での治療が可能です。

しかし、顎の骨の位置や形などを起因とする骨格性タイプの場合は、マウスピース矯正のみで改善することは難しいでしょう。このタイプの場合、外科的手術やワイヤー矯正などを用いることが一般的です。

いずれにしても、まずは詳しい検査を受けたうえで、ご自身に合った治療方法を検討する必要があります。

マウスピース矯正で受け口を治すメリット

受け口のまま放置するリスクのイメージ

マウスピース矯正で受け口を治療するメリットは、以下の通りです。

装置が目立ちにくい

マウスピース矯正では、透明なプラスチック製の装置を使用します。装着していても目立ちにくいため、見た目を気にせずに歯並びを整えられるという特徴があります。

特に、人と接する機会が多い方や人前で話す機会が多い方、見た目が気になる方などにとっては、大きなメリットといえるでしょう。

取り外しができる

マウスピース矯正の装置は自由に取り外しができるため、食事や歯磨きは普段通りに行うことが可能です。

ワイヤー矯正の装置のように食べ物が挟まったり歯磨きに支障が出たりする心配もなく、清潔な状態を保ちやすいことはメリットのひとつといえます。また、普段通りに食事ができるため、快適に治療を進められるでしょう。

痛みや違和感が少ない

マウスピース矯正では、装置を定期的に新しいものに変えながら段階的に歯を動かしていきます。そのため、痛みや違和感が少ないのです。

金属アレルギーのリスクがない

ワイヤー矯正では金属の装置を使用しますが、マウスピース矯正の装置には金属が使われていません。そのため、金属アレルギーの方でも安心して治療が受けられます。

マウスピース矯正で受け口を治す場合の注意点

マウスピース矯正で受け口を治す場合の注意点のイメージ

マウスピース矯正のメリットは複数ありますが、注意すべき点もいくつかあります。治療を受けるうえでの注意点は、以下の通りです。

適応とならないケースもある

マウスピース矯正は、すべての症例に適応となるわけではありません。先にも述べた通り、顎の骨格に問題があるケースでは適応外となります。また、反対咬合だけでなく、歯並びも大きく乱れているような場合には、ほかの治療方法を検討する必要があるでしょう。

マウスピース矯正で対応できるかどうかは詳しい検査をしてみなければ判断できませんので、まずは歯科医院へご相談ください。

慣れるまでは違和感を覚えることもある

マウスピース矯正はワイヤー矯正に比べて痛みや違和感が少ない方法ですが、慣れるまでは多少違和感を覚えることもあります。

しかし、多くの場合は、1〜2週間程度で徐々に慣れていきますのでご安心ください。

自己管理が重要

マウスピース矯正の装置は自由に取り外しができますが、その分自己管理が重要になります。計画通りに治療を進めるためには、装置を1日20~22時間装着しなければなりません。装着時間が不足すれば歯並びが改善せず、治療期間が延びることもあります。

「毎日続けられるか不安」「装着するのを忘れそう」という方は、確実に続けていけるように対策を考えておくことが大切です。

対応していない歯科医院もある

マウスピース矯正による受け口の治療は、すべての歯科医院で受けられるわけではありません。歯科医院によってはマウスピース矯正そのものに対応していないケースもありますので、事前に治療が受けられるかどうか確認しておきましょう。

マウスピース矯正で受け口を治す場合の費用

マウスピース矯正で受け口を治す費用のイメージ

マウスピース矯正で受け口を治す場合の費用は、患者さんの顎や歯並びの状態によって異なりますが、30万〜90万円程度が目安となります。

軽度の出っ歯などであれば部分矯正で治療できることもありますが、受け口は部分的な矯正では改善できないケースが多いです。そのため、治療にかかる費用が高額になる場合もあります。

なお、重度の受け口の場合は、外科手術やワイヤー矯正が必要になることもありますので、まずは歯科医院へご相談ください。

まとめ

マウスピース矯正で受け口を治して笑顔の女性

受け口を放っておくことは様々なトラブルの原因となるため、早めに対処することが推奨されます。マウスピース矯正はすべての症例に対応できるわけではありませんが、歯並びを原因とする受け口であれば対応できるケースが多いでしょう。

ただし、実際に治療が受けられるかどうかを判断するためには、詳しい検査を受ける必要があります。

マウスピース矯正を検討されている方は、鳥取市東町にある歯医者「山根歯科医院」にお気軽にご相談ください。

当院は、痛みに配慮した優しい治療を心がけて診療を行っています。むし歯・歯周病治療だけでなく、矯正治療や小児歯科、インプラント治療など、幅広い診療に力を入れています。

ホームページはこちら予約・お問い合わせも受け付けておりますので、お気軽にご連絡ください。

女性ホルモンの変化による口腔内への影響

こんにちは。

鳥取市東町で開業しております、山根歯科医院です。

ここ数カ月の間に

【更年期になってから、口の中に変化が出てきた】

という方が、複数受診されました。

本日は、女性モルモンと口腔内の変化についてお伝えしたいと思います。

はじめに、女性ホルモンについて解説しましょう。

女性ホルモンとは

女性ホルモンには、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)の2種類があります。

【エストロゲン(卵胞ホルモン)の働き】

  • 子宮内膜を増殖させて妊娠の準備を整える
  • 乳房の発育を促す
  • 肌のつややハリを保つ
  • 骨量の維持に重要な役割を果たす
  • 血管や骨などを健康な状態に保つ
  • コラーゲンの生成を促進する
  • 脳や自律神経にも働きかけるため、体だけでなく精神の安定にも影響する

【エストロゲンの種類】

  • エストロン(E1)
  • 卵巣や副腎、肝臓、脂肪組織で作られる
  • 閉経後は卵巣でエストラジオール(E2)に変換される
  • 閉経後は、この成分が主要なエストロゲンになる
  • 体脂肪率の上昇などでエストロンが増えすぎると乳腺や子宮の組織を刺激し、乳がんや子宮がんのリスクが高くなるといわれている
  • エストラジオール(E2)
  • 閉経前に卵巣で作られる主要なエストロゲンのこと
  • エストロゲンとしての効果が最も高く、閉経後は減少する
  • エストリオール(E3)
  • 上記の2つの成分を肝臓で変換し作られる
  • 乳腺や子宮に対する刺激が弱いため、乳がんや子宮がんを誘発せず、逆にこれらのガンから体を守る働きがある

【エストロゲンの分泌による変化】

  • 思春期になると分泌が急激に高まり初経を迎える
  • 月経が順調に来るようになると月経周期に伴って毎月変化を繰り返す
  • 20代でピークを迎え、その状態がしばらく続き、更年期になると徐々に分泌量が低下する
  • 閉経を迎えると、分泌量が急激に低下し、欠乏状態になる

【エストロゲンの増加による症状】

  • 生理が重くなる
  • 脂肪を蓄えやすくなり肥満に繋がる
  • 偏頭痛、無排卵、不安感、疲労感などを訴える
  • 子宮内膜が厚くなりすぎる、子宮筋腫、子宮内膜症、乳腺症などのリスクが高まる

【エストロゲンの分泌量減少による変化】

  • 肌のハリやうるおいが失われやすくなる
  • 骨粗鬆症のリスクを高めることがある
  • 脂質異常症のリスクが増加する
  • さまざまな症状・障害や病気が発症することがある

【プロゲステロン(黄体ホルモン)の働き】

  • 排卵後から生理までの期間に活発に分泌される
  • 子宮内膜を柔らかくし、受精卵が着床しやすい状態にする
  • 基礎体温を上げる
  • 乳腺を発達させる
  • 水分や栄養素をため込み、妊娠が成立したら妊娠を維持する

【プロゲステロンの増加による症状】

  • 食欲増加、疲労感、眠気、むくみ
  • 気分の落ち込み、イライラ
  • 肩こり、腰痛、 肌荒れ

【プロゲステロンの分泌による変化】

  • 月経周期やライフステージによって分泌量が変動する
  • 妊娠が成立しなければ、排卵の1週間後くらいからプロゲステロンは減り始める

【プロゲステロンの減少による変化】

  • 月経不順や無月経
  • 不正出血
  • 体重増加、便秘
  • 冷え、疲労感
  • 気分の落ち込み、抑うつ、集中力の低下
  • 髪が、肌、爪が薄くなる

【女性ホルモンの分泌量と時期(年齢)】

  • 思春期(8~18歳)

エストロゲンの分泌が徐々に増えて、初潮を迎えます

  • 成熟期(18~45歳)

エストロゲンの分泌が安定し、女性としての身体が機能します

  • 更年期(45~55歳)

エストロゲンの分泌が急激に減少し、閉経を迎えます

  • 老年期(55歳~)

エストロゲンの分泌がわずかとなり、生活習慣病のリスクが高まります


【更年期起こる一般的な症状】

  • 【身体的症状】
  • ほてり、のぼせ、発汗(ホットフラッシュ)
  • 動悸、息切れ、頭痛、めまい
  • 肩こり、腰痛、関節痛、筋肉痛
  • 手足の冷え
  • 皮膚や粘膜の乾燥、湿疹、ドライアイ
  • ドライマウス、唾液分泌異常
  • 便秘・下痢、吐き気、食欲不振、腹痛
  • 骨粗しょう症
  • 【精神的症状】
  • イライラ、怒りっぽい
  • 抑うつ気分、不眠、涙もろくなる
  • 意欲低下、不安感
  • 憂うつ感、判断力/集中低下
  • 倦怠感
  • 【泌尿生殖器症状】
  • 性交障害、頻尿、排尿障害
  • 月経異常、外陰部違和感

主な症状の中にドライマウス、唾液分泌異常が含まれていますね。

唾液のメカニズムや特徴などについて、詳しくお話ししましょう

唾液について

【唾液とは】

唾液は唾液腺(だえきせん)という組織で作られる

【唾液腺の種類と場所】

<唾液腺の種類>

  • 大唾液腺
  • 耳下腺(じかせん):耳の前下方にある
  • 顎下腺(がっかせん):顎(あご)の下にある
  • 舌下腺(ぜっかせん):口の底にある
  • 小唾液腺
  • 口唇腺(こうしんせん)
  • 頬腺(きょうせん)
  • 口蓋腺(こうがいせん)
  • 前舌腺(ぜんぜっせん)
  • 後舌腺(こうぜっせん)
  • エブネル腺など

<唾液性状>

  • さらさら唾液:耳下腺、エネブル腺
  • ねばねば唾液:舌下腺、口蓋腺、後舌腺
  • 混合唾液:顎下腺 口唇腺、頬腺、前舌腺

【唾液の量】

1日あたり1~1.5リットル分泌される

(内訳)

  • 顎下腺からが約65%
  • 耳下腺 20%
  • 舌下腺 10%
  • 小唾液腺 5%

【日常生活での分泌の変化】

  • 安静時唾液
  • 安静時や睡眠時に分泌される唾液
  • 分泌量は1分間に0.1~0.3mL必要とされる
  • 刺激(反射)唾液
  • 食事時や会話時などには多くなる
  • 耳下腺唾液が多くなる

【唾液の役割】

  • 口腔粘膜や歯を湿潤させ、保護する
  • 会話や食事などの機能性を高める
  • 食物に水分を与え、咀嚼しやすいようにする
  • 食塊形成(飲み込みやすい塊を作ること)を容易にし、嚥下しやすくする
  • 食物の栄養素の吸収や味覚に関与する
  • 口腔内の清掃や抗菌物質で健康を守る
  • 入れ歯の安定に役立つ

唾液腺は女性ホルモンの影響を受けやすく、

唾液分泌低下がどのような症状を引き起こすのか詳しく見ていきましょう。

女性ホルモンの分泌低下に伴うドライマウス

【ドライマウス(口腔乾燥症)とは】

唾液の分泌量が減少し口腔内が乾燥し、この状態が持続している状況

【女性ホルモン分泌低下以外の原因】

  • 中枢や末梢神経障害
  • 糖尿病、腎臓疾患、
  • 膠原病(シェーングレーン症候群)
  • 服薬している薬の影響
  • 精神的ストレス
  • 筋力低下、加齢
  • 口で呼吸をしている

【口の中が乾いたと感じる唾液の分泌量】

(測定方法)

  • 安静時唾液(じっとリラックスした状態で分泌される唾液)
  • リラックスした状態を15分間保ち、口の中にたまった唾液を容器に吐き出す方法
  • 正常値は1.5mL以上となる
  • 刺激唾液(あごや舌の運動時に分泌される唾液)

【ガムテスト】

  • 10分間ガムを嚙み、分泌された唾液を容器に吐き出す方法
  • 正常値は10mL(10cc)以上

【サクソンテスト】

  • 2分間ガーゼを咬み、ガーゼに浸み込んだ唾液の重さを計測する方法
  • 正常値は2g以上

【ドライマウスの主な自覚症状】

  • 口が乾く、ねばつく、口臭が気になる
  • 唾液が溜まっている
  • 水をよく飲む
  • 話しづらい、食事しづらい
  • 味覚に変化があり、おいしく感じなくなった
  • 舌が痛い、色や形がおかしい
  • 寝ていると口がからからになる
  • 入れ歯が合わなくなり、口の中が傷つきやすい
  • 唇や頬の粘膜を噛みやすくなった

【誘発されるトラブル】

  • 口内炎、舌痛症
  • 味覚障害
  • 口臭がひどくなる
  • 歯がすり減る、もろくなる、ひびが入る
  • 歯周病菌や虫歯菌に侵され歯を失うリスクが高まる
  • 咀嚼や嚥下障害を起こしやすくなる
  • 義歯の安定感が悪くなる
  • 誤嚥性肺炎を引き起こすリスクが高まる

【対策】

  • ブラッシングやフロスなどを利用し、セルフケアを徹底する
  • 義歯を清潔保つよう、きれいに洗浄する
  • 定期的な歯科検診、クリーニング、義歯調整を行う
  • ホルモン補充療法や漢方療法(婦人科医による検討)を用いる
  • 服薬している薬の内容の見直し(内科医、薬剤師による検討)を行う
  • 栄養バランスを保つための食生活改善を試みる
  • 精神面を健康に保つ(心理学的行動療法など)
  • 唾液腺マッサージを行い、分泌刺激を促す  など

いかがでしたか。

今回は更年期にまつわる変化を取り上げましたが、

ホルモンバランスは、口腔内にも少なからず影響があることがお判りいただけたかと思います。

口腔内の変化が思わぬ病気の発見につながることもありますので、

気になる症状があるなど、お困りの際は、歯科医院に限らず、医療機関を受診するようにしましょう。

当院は、痛みに配慮した優しい治療を心がけて診療を行っています。むし歯・歯周病治療だけでなく、矯正治療や小児歯科、インプラント治療など、幅広い診療に力を入れています。

ホームページはこちら予約・お問い合わせも受け付けておりますので、お気軽にご連絡ください。

訪問歯科とは?利用できる方や行えること、利用方法も解説

こんにちは。鳥取市東町にある歯医者「山根歯科医院」です。

訪問歯科をする歯科医師

「訪問歯科とはどんなものなの?」「訪問歯科は誰でも利用可能なの?」と疑問を持っている患者さまもいるでしょう。

訪問歯科はすべての方が受けられるものではありません。訪問歯科の利用を検討されている方は、どのような方が受けられるサービスなのか、どのようなことを行うのか確認しておくことが大切です。

本記事では、訪問歯科で行う具体的な内容や利用できる方、利用方法について詳しく解説します。訪問歯科の利用を検討されている方は、ぜひ最後までご覧ください。

訪問歯科とは

訪問歯科のイメージ

訪問歯科とは、歯科医院への通院が難しい患者さまを対象にしたサービスです。歯科医院のスタッフがご自宅や介護施設、病院などに出向いて、診察や治療、口腔ケアを行います。

身体的な理由や精神的な理由、さらには障がいなどさまざまな理由で歯科医院への受診が困難な方にも、安心して治療を受けられるよう工夫されています。

口内の健康は、食事やコミュニケーション、全体的な生活の質(QOL)の向上にも直結するため、このサービスは非常に意義深い取り組みです。患者さまの笑顔と健康を守るための大切なサービスとなっています。

訪問歯科を利用できる方とは

訪問歯科を利用できる患者のイメージ

訪問歯科を利用できるのは、原則として1人で通院ができない方です。詳しい条件は、以下のとおりです。

高齢者・介護が必要な方

加齢による身体機能の低下や要介護認定を受けた患者さまは、歯科医院への通院が難しくなる場合が多いです。訪問歯科は、そのような高齢者や介護が必要な患者さまの自宅や介護施設に直接出向き、適切な口腔ケアを提供します。

定期的な治療やブラッシングのアドバイスにより、歯ぐきの健康維持と誤嚥性肺炎などの合併症予防が可能となり、安心して日々を過ごせるようになるでしょう。

障がいをお持ちの方

身体的または精神的な障がいを抱える患者さまは、歯科医院への通院に大きな負担を感じることがあります。訪問歯科では、障がいのある患者さまが自宅や慣れ親しんだ施設で治療を受けられるよう、リラックスできる環境を整えながら治療を実施します。

患者さま一人ひとりの状況に合わせた柔軟な対応と、ブラッシング指導を含む口腔ケアを提供することで、治療中の不安を軽減し、健康維持に貢献します。

疾患やケガで療養中の方

急な病気やケガ、脳卒中などによる後遺症で、通常の通院が困難な患者さまも、訪問歯科の対象です。入院中や自宅で療養中の患者さまのもとに歯科医院のスタッフが定期的に訪問して、歯ぐきや口内のケアを行います。

ブラッシングの方法指導や口腔内の状態チェックを通じて、治療の継続と感染予防に努めるとともに、患者さまの不安を鎮めるサポート体制が整っているので安心です。

認知症の方

認知症の進行により、自ら通院することが難しい患者さまに対しても、訪問歯科は有効な治療手段です。

自宅や施設という慣れた環境で診療を行うため、患者さまの不安や混乱を最小限に抑えながら、歯ぐきのケアやブラッシングの指導が実施されます。個々の状態に合わせたアプローチにより、口腔内の健康を維持し、認知症による日常生活の質の低下を防ぐことができるでしょう。

施設に入居されている方

特別養護老人ホーム、有料老人ホーム、グループホームなどの施設に入居されている患者さまも、訪問歯科の対象となります。

施設のスタッフと連携しながら、定期的な口内の点検やブラッシング指導、歯ぐきのケアを実施することで、感染症の予防や全身の健康管理をサポートします。

訪問歯科で行えること

訪問歯科で行える口腔ケアを実践する歯科衛生士

訪問歯科でできることは、以下のとおりです。

口内についての相談と治療プランの提案

患者さまとそのご家族にとって、どの治療が適しているか判断するのは難しい場合が多いです。

訪問歯科ではまず口内の状態や生活習慣を丁寧に伺い、どの治療方法が適しているかを説明してもらえます。治療のメリットや注意点、今後の健康維持に向けたアドバイスを受けることで、患者さまが安心して治療に臨めるようになるでしょう。

治療

訪問歯科では虫歯や歯周病の治療をはじめ、必要に応じた抜歯や詰め物・被せ物の治療など、多岐にわたる治療を行っています。場合によっては、神経を抜去する処置や補綴物の作製・調整など、患者さまの口内環境を改善するための総合的な治療を行うことが可能です。

さらに、入れ歯の作成や調整にも対応しており、歯科医院レベルの技術と安心感を自宅で受けられます。

口腔ケアと健康管理のサポート

痛みや不快感が出る前に、あらかじめ問題の兆候を見つけ出し、適切な口腔ケアを実施することが重要です。訪問歯科では歯石除去などのプロフェッショナルなケアに加え、日々のブラッシングの方法や使用する歯ブラシ・歯磨き粉の選び方についてもアドバイスを受けられます。

これによって、患者さまが適切な方法でケアを行うことができれば、口内の健康状態を維持でき、トラブルの予防につながるでしょう。

リハビリテーションによる機能回復の取り組み

飲み込みに関するリハビリテーションとして、機能的な口腔ケアや嚥下体操など専門的なプログラムを提供してもらえます。

嚥下機能が低下している患者さまに対して、訪問歯科のスタッフが個々の状態に合わせたリハビリテーションを行うのです。これにより、口内機能の回復と維持を目指し、生活の質の向上や誤嚥性肺炎の予防など、健康にプラスの影響を与える効果が期待できます。

訪問歯科を利用する方法

訪問歯科を利用する方法を説明する歯科医師

訪問歯科を利用するまでの流れと方法は、以下のとおりです。

地域の歯科医院の訪問診療情報を探す

まずは、住んでいる地域で訪問診療を実施している歯科医院を調べることから始めます。インターネットで訪問診療や訪問歯科などのキーワードと地域名を組み合わせて検索すると、利用可能な歯科医院が見つかるでしょう。

さらに、地域の介護施設やケアマネージャーに相談することで、実際にサービスを受けた患者さまの体験談や対応している歯科医院の情報も得られます。

問い合わせと条件の確認

興味を持った歯科医院に連絡し、具体的なサービス内容や費用、保険の適用範囲など、詳細な情報を確認しましょう。さらに、診療頻度や訪問可能な地域、必要な書類なども事前に確認することで、サービス利用時にトラブルが起こるのを防ぐことができます。

契約手続きと初回訪問の調整

条件に合意したら、正式な契約手続きを進めます。契約書には診療内容や費用、キャンセルポリシーなどが記載されているため、内容を十分に確認したうえで署名してください。

次に、初回訪問の日程調整を行い、歯科医院のスタッフと連絡を取りながら訪問日時や準備するものを確定させます。これにより、初回の診療をスムーズに始められるのです。

訪問診療の開始と継続的なケア

指定された日時に歯科医師や歯科衛生士が訪問して治療を開始します。初回の治療では患者さまの口内状態を詳細にチェックし、必要な治療やブラッシング指導を行います。

訪問歯科を利用する場合の費用

訪問歯科を利用する場合の費用イメージ

訪問歯科を利用するときにかかる費用の目安は、以下のとおりです。

診療費・治療費

訪問歯科で治療を受ける際の費用は基本的に保険が適用されるため、通常の歯科医院で治療を受けるときとほとんど変わりません。費用は治療内容によって異なります。これに加えて、歯科訪問診療費がかかります。歯科訪問診療費は、1回あたり130円〜1,100円程度です。

居宅療養管理指導にかかる費用

居宅療養管理指導費は、高齢者向け住宅や個人宅、有料老人ホームなどで診療を行う場合にかかる費用です。介護保険の対象となるため、患者さまが自宅で受ける治療やケアに関して、歯科医師および歯科衛生士による指導が受けやすくなっています。

歯科医師による指導の場合は、1回あたり約500円で、ひと月に2回までの利用が可能です。歯科衛生士による指導は1回あたり約350円でひと月4回まで利用できます。

交通費・出張費

訪問歯科診療では、診療そのものの費用に加えて、移動や出張にかかる費用が発生する場合があります。交通費や出張費がサービス料金に含まれるか、別途請求されるかは歯科医院によって異なるため、事前にしっかりと確認しましょう。

まとめ

訪問歯科を利用した笑顔の患者と家族

訪問歯科とは、歯科医院への通院が困難な患者さまのために、歯科医師や歯科衛生士が自宅や施設に出向いて診療や口腔ケアを行うサービスです。

ブラッシング指導や虫歯治療、予防処置など、多様な治療が受けられるため、高齢者や身体・精神面でサポートが必要な方に多く利用されています。

すべての方が訪問歯科を利用できるわけではありません。訪問歯科の利用を希望する場合は、歯科医院へ問い合わせて相談しましょう。

訪問歯科診療を検討されている方は、鳥取市東町にある歯医者「山根歯科医院」にお気軽にご相談ください。

当院は、痛みに配慮した優しい治療を心がけて診療を行っています。むし歯・歯周病治療だけでなく、矯正治療や小児歯科、インプラント治療など、幅広い診療に力を入れています。

ホームページはこちら予約・お問い合わせも受け付けておりますので、お気軽にご連絡ください。

歯科治療後に注意すること

こんにちは。

鳥取市東町にある「山根歯科医院」です。

患者様の多くは、歯が痛いので歯の治療を行う、そして治療後問題が解決したのでホッと一息という方が多くいらしゃるのではないでしょうか?                               確かに、歯の治療を受けることは口の中の健康を維持し、全身の健康も維持していく上でとても重要なことです。しかし、治療後の適切なケアを怠ると、再度痛みが出たり、回復が遅くなったりすることがあります。今回は、歯科治療後の注意点についてお話します。

歯科治療後の注意点は、治療の内容や患者様のお口の中の状態によって変わってきます。

歯のレントゲン写真を見ている医師と患者 

虫歯治療後の注意点                                                             

麻酔が効いている間の注意点  

                                                                                                                                                            虫歯治療においては、ある程度虫歯が進行している場合(C2以上) 麻酔をして治療を行うことが多いです。麻酔が効いていると、間違って舌、頬、唇を噛んでしまうことがあります。特に子どもの場合、麻酔でいびれている部分が気になって、唇や頬を傷つけてしまうことがあります。麻酔の効果は、個人差もありますが、治療後1~2時間程度は効いています。麻酔が効いている間は飲食は避けるか、気をつけて飲食するようにしてください。

鳥取市 歯医者 麻酔
麻酔

被せ物を装着した後の注意点  

                                              被せ物を装着した場合、接着剤の性質にもよりますが、しっかりと固まるまで30分程度かかります。被せ物を装着した後は、30分ほど待ってから食事をするように心掛けてください。また、ガムやキャラメルなど粘着性のあるもの、あるいは硬い食べ物はできるだけ避けた方がよいと思います。被せ物が取れる原因となりますので、注意してください。

被せ物装着後、しみる症状がでることがあります。患者様の中には、歯がしみると「まだ虫歯が残っているのかなあ」と心配される方もいらっしゃるのではないでしょうか?                           しかし、問題はなく治療を行っていてもしみることがあります。

被せ物装着後染みる原因                                             

🦷刺激を感じやすくなる                                                  虫歯を除去して、被せ物をすると、歯の中にある神経と被せ物の距離が近くなり、しみる症状が出ることがあります。                                                            🦷被せ物の素材                                                                  被せ物の素材が金属の場合、熱伝導率が高いため熱を通しやすく、冷たいものがしみることがあります。                                                               🦷接着剤による刺激                                                              被せ物を装着する際に、接着剤を使用します。この接着剤の化学作用の刺激によって、冷たい物がしみることがあります。 個人はありますが、1週間程度でほとんど気にならなくなります。3週間以上経ってまだしみる症状がある場合は、歯科医院を受診していただくことをお勧めします。         

🦷被せ物セット後の違和感                                                 患者様の中には、被せ物を装着したら治療が終わったと思われる方が多いのではないでしょうか?                 ただここで、注意すべき点があります。それは、被せ物装着後、違和感や不快感が出る場合があります。原因としては、噛み合わせが高い場合が考えられます。ただ、慣れてきて不快感が消失してくる場合もあります。1週間経って不快感が治らない場合、噛み合わせの調節が必要な場合がありますので、歯科医院を受診してください。

抜歯後の注意点 

抜歯された親知らず

                                                                       

🦷抜歯後はガーゼをしっかりと噛む                                                 抜歯をした後、完全に出血が止まるまでに、30分程度かかります。その間に抜歯した部分が、凝固した血餅に覆われ出血が止まりますので、30分程度はガーゼをしっかりと噛むことが大切です。その後も、唾液に血が混じったりしますが、多くのケースは止血してきますので、様子を見てください。

🦷血行が良くなるような行動は避ける                                            過激な運動や長時間の入浴、アルコールの摂取は2~3程度は控えてください。出血しやすくなり、場合によっては、痛みや腫れが強くなることがありますので、気をつけてください。

🦷うがいは控えめにする                                                                    患者様の中で、唾液に血が混ざっているので頻繁にうがいをされる方がおられます。頻繁にうがいをすることで、抜歯後のかさぶたの役割をしている血餅がはがれてしまい、細菌感染しやすくなります。また、抜歯後の穴がふさがらない状態(ドライソケット)になり、激しい痛みが続いてしまう可能性がありますので、抜歯後は、2~3日うがいは避けた方がよいです。

🦷抜歯部位を指や舌で触らない                                                                 抜歯部位が気になって、指や舌で触ってしまう方がいます。指や舌で触ると再度出血したり、細菌感染やドライソケットの原因となります。抜歯後、食べ物が入って気になる場合は、1~2回軽く水で口をゆすぐ程度にしてください。強くうがいしたり、頻繁にうがいすることは避けてください。抜歯窩に入った食べ物は、歯肉が治っていくと排出していきますので、あまり気にしないでください。

鳥取市 歯医者 NGイメージ

🦷食事は刺激の少ないものを摂取                                                           抜歯後は、食事にも気を付けなければいけません。特に抜歯後2日間は刺激物、酸味の強い食べ物は控えた方がいいです。

🦷お薬は必ず指示通りに服用する                                                   抜歯後は、抗生剤と鎮痛剤を処方します。                                                《抗生剤》・・・細菌感染を防ぐためのお薬です。                                                  《鎮痛剤》・・・痛みを抑えるお薬です。抜歯後、麻酔が切れると痛みが出る場合があります。痛みが続く場合は、鎮痛剤を服用してください。続けて服用する場合は、6時間程度空けて服用してください。

鳥取市 歯医者 抜歯

根管治療後の注意点 

🦷硬い食べ物は控える                                               根管治療中は、仮封を装着しますが、硬い食べ物を摂取すると仮封したものが取れてしまうことがあります。このような場合は、早めに歯科医院に連絡してください。また、根管治療中の歯は、通常のい天然な歯よりもろくなっています。そこに硬い食べ物を摂取すると、歯が割れたり、欠けたりすることがあります。

🦷粘着性の高い食べ物は避ける                                                           根管治療中にキャラメルやガムといったものを食べると、根管治療中の歯に粘着している仮封が取れてしまうことがあります。仮封は、頑丈に固定されているわけではありませんので、剥がれてしまうことがあります。

🦷丁寧なブラッシング                                                  根管治療中は、できるだけ優しい力で丁寧にブラッシングする必要があります。しっかり磨こうと思って、強く磨いたりすると仮封が取れてしまうことがあります。

鳥取市 歯医者 ブラッシング

🦷健康管理の徹底                                       根管治療中の健康管理は、とても重要です。ストレスが多いと免疫が低下し、歯の治療後の回復を遅らせる可能性があります。また、栄養不足や発熱、疲れなどによって歯髄の状態が悪化し、強い痛みが出ることがあります。根管治療中には特に気を付けなければいけません。ストレスを解消し、規則正しい生活を送ってください。

インプラント手術後の注意点  

                                                                    インプラント手術後の注意点は、抜歯後と同様に強いうがい、アルコール、激しい運動、長時間の入浴は控えてください。一般的にインプラント手術後は、数日から1週間で出血が止まり、腫れや痛みも少しず軽減していきます。抜歯の時と同様に抗生物質は、指示された日数分服用してください。痛みが強い場合は、鎮痛剤を服用していただければと思います。インプラント手術後、1週間経ってからの口腔ケアも大切です。手術後は、インプラント手術部以外を歯磨きしていただければと思います。1~2週間経って、抜糸した後は、毛先の柔らかい歯ブラシで歯磨きをしてください。また、口腔内の清潔な状態を保つために、マウスウォッシュの使用も大切です。 

インプラント 鳥取市 歯医者

まとめ 

                                                                   歯科治療後は、治療の種類に応じて適切なケアが必要となってきます。また、治療部位を適切にケアすることによって、感染症の防止に役立ちます。抜歯やインプラント手術後の場合、歯茎に傷口がある場合があります。このようなケースは、通常のブラッシングではなく、軽く歯を磨くことが必要なことがあります。その辺りは、歯科医師の指示に従ってください。その他に、食生活や生活習慣の改善によって、バランスのとれた栄養を摂取し、免疫力を高めることが、歯科治療後の回復に役立ちます。歯科治療中に強い痛みが出た場合は、早めに歯科医院にご相談ください。歯科治療後の回復を促進させ、いつまでも、口腔内の健康を維持していただきたいと思っています。  

当院は、痛みに配慮した優しい治療を心がけて診療を行っています。むし歯・歯周病治療だけでなく、矯正治療や小児歯科、インプラント治療など、幅広い診療に力を入れています。

ホームページはこちら予約・お問い合わせも受け付けておりますので、お気軽にご連絡ください。                                                                                                                                    

                 

大人の出っ歯を矯正する方法!放置するリスクと矯正にかかる費用も

こんにちは。鳥取市東町にある歯医者「山根歯科医院」です。

出っ歯がコンプレックスの女性

出っ歯は見た目の問題だけでなく、噛み合わせの悪化や発音のしづらさといった機能面にも影響を及ぼします。特に、大人になってから矯正を考える方も多く、どの方法がいいのか、費用はどのくらいかかるのかと悩む方も多いのではないでしょうか。

この記事では、出っ歯の原因や放置するリスク、大人ができる矯正方法、費用について詳しく解説します。

出っ歯とは

出っ歯のイメージ

出っ歯とは、上の前歯が通常よりも前に突出している状態を指します。正式には、上顎前突(じょうがくぜんとつ)と呼ばれ、歯並びや噛み合わせに影響を与えることがあります。

出っ歯の程度には個人差があり、軽度の場合は見た目の問題にとどまることもあります。重度になると、口が閉じにくい、発音がしづらい、前歯が折れやすいといった機能的な問題を引き起こすことがあります。

矯正治療によって改善できるケースが多いため、適切な治療法を選ぶことが大切です。

出っ歯になる原因

出っ歯の原因となる指しゃぶりが癖の子ども

出っ歯の原因は、遺伝的要因と後天的要因の両方が関係しています。以下に、主な原因を詳しく解説します。

骨格の問題

出っ歯の多くは、顎の骨の成長バランスの崩れによって引き起こされます。例えば、上顎の成長が過度に進んだ場合や、下顎の成長が不十分な場合、上の歯が前に出やすくなります。

遺伝の影響を受けやすく、親が出っ歯の場合、子どもも同じ特徴を持つ可能性が高くなります。

指しゃぶりや舌の癖

幼少期の指しゃぶりや舌を前に押し出す癖(舌癖)は、出っ歯の原因となります。長期間続けると、前歯に持続的な圧力がかかり、歯が前方に傾いてしまいます。

特に、3歳を過ぎても頻繁に指しゃぶりをしている場合は、歯並びに影響を与える可能性が高いため、注意が必要です。

口呼吸

鼻ではなく口で呼吸する口呼吸も、出っ歯を引き起こす要因の一つです。口を開けたままの状態が続くと、舌の位置が下がり、歯を正しい位置に維持する力が弱まるため、上の前歯が前に押し出されやすくなります。

また、口呼吸は歯並びだけでなく、口腔内の乾燥や虫歯のリスクを高めることもあります。

顎の成長を妨げる習慣

硬い食べ物をあまり食べない食生活や、姿勢の悪さも顎の成長に影響を与え、出っ歯の原因になることがあります。特に、現代ではやわらかい食事が多くなり、顎の発達が十分でない人が増えているため、歯が並ぶスペースが不足し、前歯が前方に押し出されるケースが見られます。

歯の生え方や噛み合わせの問題

乳歯から永久歯に生え変わる際にスペースが不足していると、前歯が正しい位置に生えず、結果として出っ歯になることがあります。また、下の歯の噛み合わせが深い(過蓋咬合)場合、上の前歯が押し出されて出っ歯が悪化することもあります。

出っ歯を放置するリスク

出っ歯を放置するリスクのイメージ

出っ歯をそのままにしておくと、見た目の問題だけでなく、健康や生活の質にも悪影響を及ぼす可能性があります。ここでは、出っ歯を放置することによる主なリスクについて詳しく解説します。

口元のコンプレックスが強くなる

出っ歯の状態が目立つと、見た目に対するコンプレックスが強くなり、自信を失う原因になることがあります。特に、大人の場合は仕事や人間関係に影響を与えることもあり、笑顔に自信が持てず、無意識に口元を隠すようになる人も少なくありません。

噛み合わせの問題による負担増加

出っ歯の人は、上下の歯の噛み合わせが悪くなる傾向があります。特に、奥歯に過度な負担がかかりやすいため、長期的に見ると歯のすり減りや顎関節症のリスクが高まります。

噛み合わせが悪いと食事の際にしっかりと咀嚼できず、胃腸への負担が増えることもあります。

虫歯や歯周病のリスクが高まる

出っ歯の状態では、前歯が突出しているため歯みがきが難しくなりやすいです。その結果、汚れが溜まりやすくなり、虫歯や歯周病のリスクが高くなります。

特に、歯の重なりが大きい場合は、歯ブラシが届きにくいため、定期的な歯科検診やクリーニングが欠かせません。

口呼吸になりやすい

出っ歯の影響で口が閉じにくい人は、無意識に口呼吸をするクセがつきやすくなります。口呼吸が習慣化すると、口の中が乾燥しやすくなり、細菌が繁殖しやすい環境になります。その結果、口臭が強くなるだけでなく、免疫力の低下や風邪をひきやすくなるといった健康リスクも考えられます。

発音に影響を与える

出っ歯が強いと、特定の発音がしにくくなることがあります。例えば、サ行やタ行の発音が不明瞭になることがあり、人と話す際にストレスを感じるかもしれません。特に、営業職や接客業など、人と話す機会が多い職種の人にとっては、大きな悩みとなる可能性があります。

転倒時に歯を損傷しやすい

前歯が前方に出ていると、転んだときに歯が直接地面や物に当たりやすく、折れたり欠けたりするリスクが高まります。特に、スポーツをしている人や、小さい子どもがいる場合は、こうした事故のリスクがより高くなるため注意が必要です。

大人の出っ歯を矯正する方法

大人の出っ歯を治療するワイヤー矯正の模型

出っ歯は、見た目の印象だけでなく、噛み合わせや発音、口の乾燥といった機能面にも影響を与えることがあります。そのため、大人になってから矯正を考える人も少なくありません。

ここでは、大人の出っ歯を矯正する主な方法について解説します。

ワイヤー矯正

ワイヤー矯正は、最も一般的な矯正方法の一つです。ブラケットとワイヤーを使って歯を徐々に移動させ、理想的な歯並びへと導きます。ワイヤー矯正には、表側矯正と裏側矯正があります。

表側矯正は、歯の表面に装置をつける方法です。目立ちやすいですが、費用が安く治療できる症例が幅広いです。裏側矯正は、歯の裏側に装置をつける方法です。見た目を気にせずに矯正できますが、費用が高くなったり、舌に違和感を感じやすかったりすることがデメリットです。

マウスピース矯正

透明なマウスピースを段階的に交換しながら歯を移動させる方法です。目立ちにくいため、仕事や日常生活で矯正装置を気にせずに過ごせることがメリットです。装置の取り外し可能なため、食事や歯磨きがしやすいのも特徴です。

1日20時間以上の装着が必要であり、自己管理が求められるため向かない人もいます。

抜歯を伴う矯正

出っ歯の原因が、歯や顎の大きさの問題の場合は、抜歯をして矯正するケースもあります。抜歯を行うことで、歯を後ろに下げるスペースを確保し、理想的な歯並びに導きます。

ただし、歯を抜くことに抵抗がある人も多いため、事前に歯科医師とよく相談しましょう。

外科矯正

顎の骨が原因で出っ歯になっている場合は、矯正だけでは十分な改善が難しいことがあります。その場合、外科手術を併用することで、顎の位置を適切に整え、噛み合わせを改善します。特に、重度の出っ歯や骨格のズレがある場合に検討されます。

出っ歯の矯正にかかる費用

出っ歯の矯正にかかる費用のイメージ

出っ歯の矯正にかかる費用は、選ぶ治療方法や歯科医院によって異なります。以下、主な矯正方法と費用の目安を紹介します。

  • ワイヤー矯正(表側):70万〜100万円程度
  • ワイヤー矯正(裏側):120万〜150万円程度
  • マウスピース矯正:80万〜120万円程度
  • 外科矯正:150万〜200万円程度

さらに、定期的な調整費用(5,000円〜1万円/回)や、保定装置の費用(2万〜5万円程度)も考慮する必要があります。まずは歯科医院で相談し、ご自身に合ったプランを確認しましょう。

まとめ

出っ歯を矯正して自信をもって笑えるようになった女性

出っ歯の矯正には、ワイヤー矯正やマウスピース矯正、外科矯正などさまざまな方法があり、費用や治療期間も異なります。見た目の改善だけでなく、噛み合わせや発音の向上にもつながるため、気になる方は早めに相談してみましょう。

矯正には数十万円以上の費用がかかるため、治療法や費用をしっかり比較し、ご自身に合ったプランを選びましょう。まずは矯正歯科でカウンセリングを受けてみてはいかがでしょうか。

出っ歯の矯正を検討されている方は、鳥取市東町にある歯医者「山根歯科医院」にお気軽にご相談ください。

当院は、痛みに配慮した優しい治療を心がけて診療を行っています。むし歯・歯周病治療だけでなく、矯正治療や小児歯科、インプラント治療など、幅広い診療に力を入れています。

ホームページはこちら予約・お問い合わせも受け付けておりますので、お気軽にご連絡ください。

歯科治療に要する期間について  

こんにちは。鳥取市東町にある「山根歯科医院」です。

鳥取 歯医者 山根歯科医院

よくある質問の中に「歯科治療って、何回ぐらいかかりますか?や「どれくらいの時間がかかりますか?ということを患者様から質問されることがあります。やはり、ご自分の歯科医療にどのくらい期間がかかるか気になる方は多いと思います。                                 本日は、歯科治療に要する期間についてお話します。歯科治療にかかる期間は、歯科治療の内容や症状の種類、口腔疾患の進行度によって大きく異なってきます。

虫歯の治療  

                                              虫歯の治療に要する期間や回数は、虫歯の進行度によって異なってきます。

・初期の虫歯(C1~C2)  

                                              初期の虫歯の場合、小さな穴が開いた状態で、痛みはほとんどありません。このような場合、虫歯の部分を除去して、コンポジトレジンを用いて充てんする治療をすることが多く、大体1~2回の治療で完了します。また、虫歯が少し進行し、象牙質まで虫歯が進行している場合(C2)は、冷たい物や甘いものが染みる症状が出ることがあります。この症状は、コンポジトレジンを用いて充填することもありますが、場合によっては、インレーと呼ばれる部分的な被せ物を装着することがあります。このインレーを装着する場合は、型どり、あるいは、口腔内スキャンをしなければならないため、期間は1週間程度、通院回数は、2~3回程度必要となってきます。

・中等度の虫歯(C3) 

                                                虫歯がかなり進行し、歯の神経に達している(C3)になると、強い痛みが生じてきます。C3の段階になると、根管治療が必要となってきます。根管治療は、歯の神経を除去し、消毒をしなければいけません。根管治療が必要となったケースは数回の通院が必要で、期間は、1~2ヶ月程度かかります。

・重度の虫歯(C4) 

                                                           虫歯がかなり進行して、歯根部分のみが残っている状態(C4)になると、抜歯をしなければならないケースが多くなります。もちろん、根管治療を行うこともあります。ただ、C3の部分と比べて、C4状態になると根管治療の回数が多くなることが多いです。場合によっては、2~3ヶ月かかります。また、抜歯が必要となる場合、その後の歯の再建には、ブリッジ、インプラント、入れ歯が選択できます。治療が長期間になることもあります。仮にインプラント治療を選択された場合、半年以上かかることになります。

歯周病治療                                                        

・軽度の歯周病の場合   

                                                    歯茎の検査を行い、歯と歯肉の間にあるポケット付近の歯石やプラークを除去します。軽度の場合は、1~2ヶ月の治療期間が必要です。ただ、歯周治療後は、定期的なメンテナンスが必要です。           

・中等度の歯周病の場合  

                                                     中等度の歯周病になると、歯周が腫れ、歯と歯ぐきが離れています。さらに進行すると、歯を支えている骨(歯槽骨)が吸収されていきます。軽度な歯周病の場合は、痛みを感じることも少ないですが、中等度の歯周病になると、腫れや痛みが生じることが出てきます。治療としては、軽度な歯周病の場合と同様に、歯石やプラークを除去しなければなりません。さらに、歯肉の下に付着した歯石(緑下歯石)を除去しなければなりません。そのためため軽度な場合と比べて、通院回数は増えます。歯周病の進行度にもよりますが、大体3ヶ月程度はかかると思います。

・重度の歯周病の場合

                                                            重度の場合は、広い範囲に炎症が起こってきます。そして、歯の周りの骨(歯槽骨)が大きく吸収して、歯が動揺してきます。このような状態になると、食事をする時に痛んで、上手に物を嚙むことができなくなる事があります。場合によっては、抜歯をしなければならないことが多いです。ただ、重度な歯周病でも場合によっては、歯周外科処置をして、歯を保存できることがあります。この場合、治療期間は6ヶ月以上かかることになります。歯周病の治療期間は、軽度な程、通院回数も少なく、治療期間も短くなります。

インプラント治療 

                                                                     インプラント治療は、虫歯や歯周病などが原因で歯を失った場合に行う治療法です。                           インプラント治療期間は、骨の状態によって異なります。

・インプラントの治療の流れ 

まず診断、術前検査、治療結果立案、インプラント埋入、人工歯装着といった、工程を行っていきます。インプラントの治療計画、術前検査は、通院回数2~3回ぐらいで通院期間は、2週間ぐらいです。そして、インプラント手術を行うことになります。手術は、1日で終わります。その後、インプラント上に人工歯を装着することになります。

・骨の状態が良好な場合 

                                                         骨の状態が良好な場合は、インプラントで骨が結合するまでの治療期間は2ヶ月~3ヶ月程度です。ただ、骨の状態が良好でも健康状態が良くない場合、例えば、基礎疾患をお持ちの方は、インプラントと骨の結合が長くかかってしまうことがあります。インプラントと骨が結合したと確認できた後、最終的な人工歯を装着する作業に入ります。人口歯を装着する治療期間は、2~3週間です。骨の状態が良好な場合は、インプラントの手術後およそ、3~4ヶ月くらいで最終的な人工歯(被せ)を装着することができます。

・歯の状態が良くない場合 

                                                   インプラント治療が長引く場合は、骨の状態によることが多いです。骨の状態が良好な場合は、インプラント埋入を行ってから、3~4ヶ月で最終的な被せを装着することができますが、骨の状態が悪い場合は、特殊な治療が必要となってきます。その代表的な治療法としてGBRサイナスリフト、ソケットリフトが上げられます。サイナスリフトとソケットリフトは、上顎の骨不足を補うためのインプラント治療法で、どちらも抜歯後の歯茎の欠損部分が上顎洞に骨を追加する手法です。サイナスリフトは、骨不足が重度な場合に使われます。また、ソケットリフトは軽度な骨不足の場合に使われる手法です。

GBR(骨再生誘導法)・・・GBRは、歯周病などが原因で歯槽骨がやせてしまい、インプラントを埋入するために必要な骨幅や高さが足りない場合に使用される手法です。このような特殊手法が必要なケースは、通院日数や通院期間は長くなります。                                                 

通院期間                                                  サイナスリフトを使用したケース      6ヶ月~10ヶ月                                                ソケットリフトを使用したケース      4ヶ月~7か月                                           GBR(骨再生誘導法)を使用したケース     6ヶ月~10ヶ月                                                     くらいの通院期間になります。

矯正治療 

 

ワイヤー矯正の模型 鳥取市 歯医者

インビザラインのマウスピース 鳥取市 歯医者 矯正

                                                                 ・矯正治療

治療期間は難易度によって異なります。ワイヤー矯正、マウスピース、(インビザライン)の場合、歯を移動させるのに1、5年~2年程度かかります。

・部分矯正の場合

                                                    (インビザラインGOの場合)、6ヶ月~1年程度で完了することが多いです。ただ、ワイヤー矯正、マウスピース矯正どちらで矯正治療を行ったとしても、後戻り防止のため保定期間(リテーナーを装着期間)が必要です。目安としては、1年~2年程度必要です。

入れ歯治療 

 

                                                        入れ歯治療の期間は、保険治療と自費治療で通院期間が異なります。入れ歯を作製するときの流れを説明します。                                                                                                                                                                                 口の中の型どり咬み合わせをとる仮歯を並べて、嚙み合わせを確認する→完成                   という流れになります。

保険治療、自費治療も流れは同じです。ただ、1つ1つの工程において、自費治療の場合、精密に行っていきますので、完成には時期がかかります。保険治療の場合は、1ヶ月程で完成しますが、自費治療の場合は2ヶ月~3ヶ月程かかります。

ホワイトニング 

                                                             ホワイトニングの回数や治療期間は、歯の変色の状態や原因によって異なります。当院では、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを併用した、デュアルホワイトニングをお勧めしています。ただ、患者様のご希望でオフィスホワイトニングまたは、ホームホワイトニングのみを行うこともあります。

・オフィスホワイトニング 

                                                  オフィスホワイトニングは、歯科医院で施術するホワイトニング方法で、1日あたり1時間程度かかります。大体、1~2回の施術で白くなったと実感できます。

・ホームホワイトニング 

                                                       ホームホワイトニングは、毎日自宅で専用ジェルを使用して行うです。1ヶ月~2ヶ月程で白くなったと実感できます。

・デュアルホワイトニング

                                                    ホームホワイトニング・オフィスホワイトニングを併用した方法で、1ヶ月~2ヶ月程度で完了します。デュアルホワイトニングの場合、白さがアップし、効果が長持ちするのが特徴です。

鳥取 歯科 ホワイトニング

まとめ

                                              本日は、歯科治療に要する時間についてお話しました。虫歯治療、歯周病治療においては、早期発見、早期治療が大切です。進行することにより問題が大きくなり、通院回数、通院期間が長くなってしまいます。当院では、3ヶ月に1回の定期検診をお勧めしています。小さな問題を早く見つけることが治療期間の短縮につながります。口の中の健康を維持していく上でとても重要なことです。 

また、何か気になる点がございましたら、鳥取市東町にある歯医者「山根歯科医院」にお気軽にご相談ください。

鳥取市 歯医者 山根歯科医院

当院は、痛みに配慮した優しい治療を心がけて診療を行っています。むし歯・歯周病治療だけでなく、矯正治療や小児歯科、インプラント治療など、幅広い診療に力を入れています。

ホームページはこちら予約・お問い合わせも受け付けておりますので、お気軽にご連絡ください。

                                                  

                    

急速拡大装置ってどのような装置?メリットや注意点も解説!

こんにちは。鳥取市東町にある歯医者「山根歯科医院」です。

急速拡大装置を調整しているイメージ

「子どもの歯並びを整えたい」「子どもの矯正治療の方法を知りたい」とお考えの方は多いでしょう。急速拡大装置とは、6歳~12歳の乳歯と永久歯が混合している時期に使用して顎を広げ、永久歯が正しく並ぶスペースを作るための装置です。

顎の成長を促し、歯並びの乱れの原因である顎の狭さを解消することを目的としています。

今回は、急速拡大装置のメリットや注意点、治療期間などについて解説します。

急速拡大装置ってどのような装置?

急速拡大装置のイメージ

急速拡大装置とは、歯科矯正治療の一環として上顎の幅を広げるために使用されます。上顎が狭い場合には、歯が重なり合ったり噛み合わせが悪くなったりすることがあります。

急速拡大装置を使用することで、上顎を左右に広げ、歯が正しく並ぶスペースを確保します。

急速拡大装置のメリット

急速拡大装置のメリットイメージ

急速拡大装置にはさまざまな利点があります。特に、混合歯列期の子どもの顎の成長に合わせて使用されるため、他の矯正方法と比べて身体への負担が少ない点が大きな魅力です。

矯正治療の効率が向上する

急速拡大装置を活用すると、短期間で上顎を広げることが可能になります。永久歯と乳歯が混在する混合歯列期にこの装置を使用することで、将来的に生えてくる永久歯のための十分なスペースを確保できます。

その結果、歯列矯正の準備期間が短縮され、通常よりもスピーディーに治療の効果を実感できるようになります。

顎の自然な成長をサポートできる

成長期の子どもに急速拡大装置を使用すると、外科手術を行わずに自然な成長を促せます。顎が適切に広がれば、抜歯をせずに歯並びを整えることができるため、体への負担を軽減できる点も大きなメリットです。

呼吸や発音の改善につながる

上顎が広がることで、鼻腔が拡張され鼻呼吸がしやすくなります。口呼吸から鼻呼吸へ移行できれば、歯並びの乱れを引き起こす要因を減らし、虫歯や歯周病のリスクを抑えることが可能です。

さらに、舌の位置が改善されることで、発音が明瞭になりやすくなるという効果も期待できます。

急速拡大装置のデメリット

急速拡大装置のデメリットイメージ

急速拡大装置には多くの利点がありますが、一方でいくつかの欠点も存在します。治療を受けたことを後悔しないためには、メリットだけでなくデメリットについてもしっかり理解しておきましょう。

不快感や痛みが生じる

急速拡大装置を装着すると、不快感や痛みを覚えることがあります。顎を広げるには強い力をかける必要があるため、特に装着直後は痛みが出やすいとされています。

食事や会話など、日常生活に支障が出るほど痛みが続く場合は、早めに歯科医師に相談することが推奨されます。

発音しづらくなる

急速拡大装置をつけると、発音に影響が出ることがあります。特に、装着初期は舌の動きが制限されるため、サ行やタ行などの発音が不明瞭になりやすく、話しづらさを感じることがあります。

ただし、多くの場合、数週間ほどで舌が装置に適応し、徐々に発音しやすくなります。発音の違和感を軽減するためには、意識的に発声練習を行うとよいでしょう。必要に応じて歯科医師に相談しながら、適切な対策を取りつつ治療を進めていくことが大切です。

取り外しができない

急速拡大装置は固定式のため、装着後に自分で取り外すことができません。そのため、食事中に違和感を覚えることや、不便を感じることがあります。装置の破損を防ぐためにも、硬い食品や粘着性の高い食べ物を避けるなどの配慮が必要です。

また、歯磨きの際にブラシが届きにくく、汚れが落としにくくなる点にも注意が必要です。

装置が目立ちやすい

急速拡大装置は上顎に取り付ける固定式の矯正装置であり、口を開けた際に目立ちやすい特徴です。特に金属の装置は、笑ったり話したりする際に周囲の目に留まりやすく、見た目を気にする人にとっては気になる場合もあります。

急速拡大装置を使用するときの注意点

急速拡大装置を使用するときの注意点を説明する歯科衛生士

急速拡大装置を使用する際には、注意すべき点がいくつかあります。不適切な使用を続けると、顎や歯に悪影響を及ぼす可能性があるため、正しいケアを心がけることが重要です。

定期的にメンテナンスを行う

急速拡大装置は食べかすが付着しやすく、そのまま放置すると虫歯や歯周病を引き起こす要因になり得ます。そのため、毎日の歯磨きを丁寧に行い、装置の細かい部分までしっかり清掃することが大切です。

特に、歯ブラシが届きにくい箇所は、デンタルフロスや専用クリーナーを使用すると効果的です。加えて、歯科医院で定期検診を受けることで、装置の状態を確認し、必要に応じて適切なメンテナンスを行えます。

日頃のケアを徹底し、歯科医師の指導に沿って治療を進めることで、快適に使用できるでしょう。

口内の清潔を保つ

急速拡大装置は固定式のため、取り外して洗うことができず、食べかすや汚れが付着しやすいです。装置の周りに汚れが溜まると、虫歯や歯周病のリスクが高まるため、毎日の適切な歯磨きと装置のケアが欠かせません。

細かい部分には歯ブラシが届きにくいため、歯間ブラシやデンタルフロスを併用しましょう。さらに、自宅でのケアだけでは十分に汚れを取り除けないこともあるため、定期的に歯科医院でクリーニングを受けましょう。

専門的なケアを併用することで、装置を清潔に保ち、口腔内の健康を維持できます。

適切な調整が不可欠

急速拡大装置は、スクリューを回して徐々に顎の幅を広げる仕組みです。無理に急激な調整を行うと、顎に痛みが生じることや歯に過度な負担がかかることがあります。特に、適切な調整がされないと歯根にダメージを与え、顎関節に悪影響を及ぼすリスクがあります。

そのため、歯科医師の指示に従い、適切な間隔で慎重に調整を行うことが重要です。また、装置を使用中に強い痛みや違和感がある場合は、無理せず早めに歯科医院に相談するようにしましょう。

定期的な診察を受けることで、顎の状態を確認しながら安全に治療を進めることが可能です。

飲食に注意する

急速拡大装置を装着している間は、粘着性の高い食品や硬い食品に注意が必要です。例えば、キャラメルやガムなどの粘り気の強い食べ物は装置に絡みつきやすく、取り除くのが難しくなることがあります。

また、せんべいやナッツなどの硬い食べ物は装置に過度な負担をかけ、破損や変形の原因になることがあります。装置が壊れると、治療の遅れや追加の費用が発生する可能性があるため、食べ物の選び方には十分注意しましょう。

さらに、誤った食べ方をすると口内を傷つける恐れもあるため、装置を装着している間は慎重に食事をすることが大切です。適切な食習慣を身につけることで、スムーズに治療を進め、トラブルを未然に防げます。

急速拡大装置で治療する場合にかかる期間と費用

急速拡大装置で治療する場合にかかる期間と費用イメージ

急速拡大装置を用いた治療の期間や費用は、治療内容や歯科医院ごとに大きく異なることがあります。治療を開始してから後悔しないためにも、事前に歯科医院で詳細を確認することが大切です。

治療期間

急速拡大装置の装着期間は、患者さまの歯並びの状態や治療計画によって異なりますが、一般的には3〜6ヶ月程度とされています。さらに、装置を取り外した後も、矯正した状態を維持するために一定期間保定装置を装着する必要があります。

費用

急速拡大装置の治療費は、装置の種類や施術を行う歯科医院によって異なり、相場はおよそ10万円から30万円とされています。費用には、装置本体の価格に加えて、定期的な診察費用や追加の治療費が含まれる場合もあります。

治療を始める前に、歯科医院で総額の見積もりを確認し、追加費用が発生する可能性についても把握しておくことが重要です

まとめ

急速拡大装置の治療をしている笑顔の親子

急速拡大装置は、6歳~12歳の成長期の子どもに使用される矯正装置で、上顎を広げることで歯並びを整え、永久歯が正しく生えるスペースを確保する治療法です。これにより、歯列矯正の準備がスムーズになり、呼吸や発音の改善も期待できます。

ただし、装着時の違和感や発音への影響、食事の制限といったデメリットもあるため、適切なケアと定期的な歯科検診が重要です。治療期間は3~6ヶ月ほど、費用は10万~30万円程度が目安です。治療を検討する際は、歯科医師と相談しながら適切な方法を選びましょう。

急速拡大装置による治療を検討されている方は、鳥取市東町にある歯医者「山根歯科医院」にお気軽にご相談ください。

当院は、痛みに配慮した優しい治療を心がけて診療を行っています。むし歯・歯周病治療だけでなく、矯正治療や小児歯科、インプラント治療など、幅広い診療に力を入れています。

ホームページはこちら予約・お問い合わせも受け付けておりますので、お気軽にご連絡ください。



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