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歯医者に通う時の心構え1・2・3!

こんにちは。鳥取市東町にある「山根歯科医院」です。

「歯医者に行くのが不安」

「痛そうで嫌だ、怖い」

「もう何年も通えていない、今更行くのは恥ずかしい」

本日は、そんな皆さまに向けた内容となっています。「治療時の痛みが心配」「音や振動が苦手」「子どもの頃から歯医者が怖くて、どうしても緊張してしまう」このような不安を抱えた患者さんは本当に多くいらっしゃいます。来院を迷われている方や、どうしても歯医者が不安な方、大丈夫です。今回は『来院後の治療の流れ』を大まかに説明させていただきます。「治療中、何が起こっているのかよくわからなくて怖い」そんな不安が軽くなれば幸いです。

当院では、患者様に寄り添い安心感と納得のもとで治療を行っていきます。歯医者への不安を持っている方こそ一度、ご相談ください。

治療の前に

山根歯科医院では、初診時にカウンセリングを実施しています。そのほか治療計画について、そして治療内容についてもカウンセリングにて随時ご説明していきます。その際、ご質問や、相談したいことがございましたら、遠慮なく治療スタッフまでお気軽にお声かけください。

歯医者とは、歯の治療をするための場所です。しかし、当院では、それ以上に患者のみなさまが安心してなんでも相談できる場所でありたい。

「今日はもうやめにしたい」「休憩させてほしい」そんなときも、お近くのスタッフまでぜひご相談ください。どうか、山根歯科医院があなたの『歯医者への不安』を少しでも軽くする場所でありますように。

歯医者は『1回行っただけ』では終わらない

歯医者での治療は、通常の歯科治療の場合、1回につき30分~1時間、また矯正やホワイトニングの場合は、1回につき30分~1時間、そして長くなる場合は1時間以上が目安となります。治療内容や虫歯の本数によって、1~2週間後に次回の予約あるいは、1週間以内に次回の診察といった、このようなサイクルを少ない人で2~3回多い人で10回以上、繰り返す場合があります。

なぜ治療回数にこんなに大きく差が出るのでしょう?

「何回も無駄に通わされるのでは?」と不安になる方も多いと思います。ですが、必要以上に通院していただくことはありません。治療内容やお口の状態をしっかり確認したうえで、その方にとって無理のない、最善のペースを一緒に考えていきます。『虫歯の深さ』によって、治療に必要な時間が大きく変化します。ざっくり説明すると、『神経の治療が必要なほど、深い虫歯なのか?』ということが重要です。

横向きに生えた親知らずは抜歯が必要か考える女性

『神経にまだ達していない初期段階の虫歯』の場合

これは、歯の嚙み合わせ(歯茎より上の見えている部分)や歯と歯の間に出来ていることが多いでしょう。このタイプの虫歯は、虫歯の部分を削って取り除き、空いた穴に詰め物をすることで一本分の治療が終わります。目安として虫歯1本につき1~3回(期間にして、1日~1ヶ月ほど)の通院が必要です。

『神経の治療が必要な虫歯』の場合

虫歯が深く、歯に栄養を与えている神経や血管にまで進行している場合、その神経は除去するしかありません。この『神経の除去』にこそ、多くの通院回数と通院期間を必要とします。治療内容について簡単にご説明します。

まず、痛みが出ないよう麻酔をします。そして、歯を削って内部の神経を除去していきます。神経を除去したあとは、消毒&お薬を詰める工程を痛みが無くなるまで1~2週間おきに何度でも行います。この工程にどのくらいの回数と時間が必要かは、症状によって個人差があります。消毒の工程が終わったら、神経が通っていた歯の内部に最終的なお薬を詰めます。

被せものの作成

根の治療が終了し、穴の開いた歯をもう一度『噛める』状態にするために、上に被せものをしていきます。昔は銀歯が主流でしたが、現在では白い被せものを希望する方が多くなっています。被せものの材質によって値段が違うため、カウンセリングにて一人一人ご希相談をさせていただきます。そして被せものをするためには土台も必要です。土台を作成し型を取り型通りの被せものを噛み合わせを確認してから接着することでようやく1本分の歯の治療が完了します。

再発の恐れ

虫歯には「再発」の可能性もあります。特に、被せものと歯茎の境目は、しっかりと歯磨きをしましょう。虫歯だけでなく、歯周病になる可能性もあります。また、神経を取る治療をした歯は、神経のある通常の歯と比べて寿命が短くなると言われています。健康な歯を一本でも多く守るためには、早めの受診が重要です。「ここ何年も歯医者に通えていない」そんな方こそ、ぜひ、山根歯科医院にご相談ください。

結局どのくらい通うことになるのか?

『神経の治療が必要な虫歯』の場合

治療期間は、症状によって個人差があり必ず〇回で終わる!といった断定はできませんが、あくまで目安として神経の除去に1回分根の消毒に複数回分(個人差の大きい部分になります)被せものの土台を作成、または、土台の型を取ることに1回分、被せの型を取ることに1回分、型通りの被せものが出来るまで1週間~1ヶ月前後お時間をいただきます。治療の内容によってどの程度の時間が必要なのかは、個人差があります。そして噛み合わせを確認して接着するのに1回分最低でも4回(4週分以上)+被せものが出来上がるまで1週間~1ヶ月なにより、消毒の経過によって1~2週間おきに来院をお願いしております。回数には、個人差があり痛みがなくなるまで継続して通院をお願いいたします。トータルすると根の治療(神経の除去)には最低でも1ヶ月~2ヶ月以上が必要です。特に気を付けていただきたいのが根の治療は『中断しないよう』お願いいたします。最終的な被せを入れるまでは必ずお越しください。

歯の治療が終わったら

虫歯が無くなればもう歯医者に来なくていい……という訳では、ないのです。

実は、お口の健康を保つためには、3~4ヶ月に1回定期的に受診していただく必要があります。定期検診では、虫歯になりそうな歯はないか、汚れが残っていないか(きちんと歯磨きできているか)歯周病が進行していないかどうかなど、お口の健康をチェックさせていただきます。虫歯になりそうな歯があれば、早い段階での治療も可能です。歯周病の疑いがあればブラッシング指導や歯周病ケアも行っていきます。

鳥取市 歯医者 検診

健康な歯を守るためぜひ定期検診に来てください。

山根歯科医院は、あなたの人生に欠かせない歯をあなたと一緒に守ります。

最後に

患者さんの中には、「歯医者に来ると、どうしても緊張してしまう」「痛くないように麻酔をしてほしい」「怖いのでゆっくりお願いします」など不安を打ち明けてくださる方もたくさんおられます。

当院では、一人一人に寄り添った形でご要望にお応えしていきます。

以前「歯医者が怖い。苦手だ」とおっしゃっていた患者さんに「もう慣れましたか?」と伺ったときのことです。患者様は笑顔を浮かべて言いました。「だいぶ慣れてきました。恐怖心はまだあるんですけど、治療内容の説明がわかりやすくて、納得して治療を受けられています。」スタッフ一同とても嬉しく励みになったことを覚えています。その患者様は、今も継続して通院されています。

鳥取市 歯医者 検診

気になることがございましたら、鳥取市東町にある歯医者「山根歯科医院」にお気軽にご相談ください。当院は、痛みに配慮した優しい治療を心がけて診療を行っています。むし歯・歯周病治療だけでなく、矯正治療や小児歯科、インプラント治療、医療ホワイトニングなど、幅広い診療に力を入れています。

ホームページはこちら予約・お問い合わせも受け付けておりますので、お気軽にご連絡ください。公式Instagramも更新しておりますので、ぜひチェックしてみてください。

ワイヤー矯正のメリット・デメリットを解説!矯正中のトラブルと対処法も

こんにちは。鳥取市東町にある歯医者「山根歯科医院」です。

ワイヤー矯正をしている女性

歯並びや噛み合わせの改善を目指す矯正治療の中でも、ワイヤー矯正は今なお多くの人に選ばれている治療方法です。長年の歴史と実績があり、効果の高さは広く知られていますが、装置が目立つことや治療中の不便さから敬遠されることも少なくありません。

近年では、見た目に配慮したマウスピース矯正などが注目されているものの、ワイヤー矯正にはそれらにはない独自のメリットがあります。

この記事では、ワイヤー矯正のメリットやデメリット、治療中のトラブルとその対応策について詳しく解説します。矯正治療を検討されている方は、ぜひ最後までご覧ください。

ワイヤー矯正とは

ワイヤー矯正治療中の女の子の歯
笑顔のアジア人女性の歯科矯正

ワイヤー矯正とは、歯の表面にブラケットと呼ばれる小さな装置を接着し、そこにワイヤーを通して歯並びを整えていく矯正治療です。ワイヤーにかかる力が歯に適切に伝わり、少しずつ歯が動いていく仕組みになっています。ブラケットは金属以外にも白いセラミック素材などがあり、治療中の外見に配慮したものを選択できるようになっています。

ワイヤー矯正とマウスピース矯正の大きな違いは、歯に歯科装置を固定するかどうかです。ワイヤー矯正では装置が歯に固定されるため、患者さま自身で取り外すことができません。

一方、マウスピース矯正は取り外しが可能です。マウスピース矯正では食事や歯磨きの際に装置を外せるため、ケアがしやすい一方で、治療効果を得るためには1日20時間以上マウスピースを装着する必要があります。

ワイヤー矯正は幅広いケースに対応できる点が魅力で、マウスピース矯正では対応できない歯を大きく動かす必要がある場合にも有効なことが多いです。

表側矯正

表側矯正とは歯の表面に装置を取り付ける方法で、いわゆる一般的なワイヤー矯正のことです。歯の表面に装置が取り付けられるため、効果的に歯を動かすことができます。また、ワイヤー矯正のなかでも最も多くの症例に対応が可能です。

ただし、装置が目立ちやすいため、治療中の見た目が気になるという方は少なくありません。ブラケットとワイヤーの間に汚れが溜まりやすいため、毎日の歯磨きをしっかり行わなければなりません。デンタルフロスや歯間ブラシを使用するのも効果的です。

裏側矯正(リンガル矯正)

裏側矯正は、歯の裏側(舌側)に装置を装着する方法です。装置が外から見えないため審美性を気にする方に選ばれています。特に、人と接する機会が多い接客業や教育職の方に好まれる傾向があります。

しかし、表側矯正と比べて費用が高くなりがちです。また、高度な技術が必要となるため、対応している歯科医院が限られます。さらに、装置が舌に当たって発音しにくさを感じる方もいて、慣れるまでに時間がかかることがあります。慣れれば違和感は少なくなってくるでしょう。

ハーフリンガル矯正

上顎の表側と下顎の裏側に装置をつけるのが、ハーフリンガル矯正です。審美性と費用のバランスを取りつつ治療したい方に選ばれています。

ワイヤー矯正のメリット

ワイヤー矯正治療を行うメリット

ワイヤー矯正は現在でも多くの歯科医院で行われており、矯正治療の主流となっています。ここでは、ワイヤー矯正のメリットを解説します。

幅広い症例に対応できる

ワイヤー矯正の大きなメリットの1つに、幅広い症例に対応できる点が挙げられます。出っ歯や受け口、隙間のある歯、叢生など、あらゆる歯並びの問題に対応できたり、重度の歯並び不安にも適応できたりすることが多いです。

顎の骨格に問題があるケースなど、マウスピース矯正では対応できない場合でも、ワイヤー矯正であれば適応できるかもしれません。

治療の安定性が高い

ワイヤー矯正は、長年の実績がある治療法です。そのため、治療の安定性や再発防止の面でも信頼されています。治療計画がきちんと立てられている場合、より確実な効果を得られるでしょう。

また、歯並びの細かな調整も可能で、より理想的な仕上がりを実現できるのも魅力です。

見えにくい治療法も選択できる

ワイヤー矯正は装置が目立つもの、という印象をお持ちの方もいるかもしれません。

しかし、近年は目立ちにくい方法も確立されており、選択肢は豊富です。例えば、歯の裏側にブラケットを取り付ける裏側矯正(リンガル矯正)や、目立ちやすい上の歯は裏側に装置をつけて、目立たない下の歯は表側に装置をつけるハーフリンガル矯正などがあります。

歯の表側に装置を取り付ける一般的な方法と比べると費用はかかりますが、その分、審美性を維持できます。

治療をスムーズに進めやすい

ワイヤー矯正の装置は、患者さまご自身で取り外すことができません。歯に矯正力がかかり続けるので、治療を計画通りに進めやすいというメリットがあります。

h2 ワイヤー矯正のデメリット

ワイヤー矯正は多くのメリットがある一方で、いくつかのデメリットも存在します。治療を始める前にこれらの点を理解しておくことで、治療中の不安を軽減し、より納得のいく選択ができるでしょう。

以下、ワイヤー矯正の主なデメリットを解説します。

装置が目立ちやすい

一般的なワイヤー矯正では歯の表側に装置を取り付けるため、目立ちやすく、歯の矯正中であることが周囲に知られやすいです。そのため、見た目を気にして躊躇する方もいるかもしれません。

歯並びの乱れが軽度な場合はマウスピース矯正を検討してみてもよいでしょう。マウスピース矯正では対応できない場合は、先ほど紹介した裏側矯正やハーフリンガル矯正という手もあります。

目立ちやすさや治療期間、費用などはそれぞれの方法で異なります。自分に合った治療法をみつけるためにも、まずは歯科医師に相談しましょう。

食事やブラッシングに注意が必要

ワイヤー矯正では装置が歯に固定されるため、食事や歯磨きなどに制限がかかります。例えば、矯正中は硬いものや粘着性の高い食べ物は避ける必要があります。

また、装置の周りは食べ物の残りや歯垢が付着しやすいため、丁寧に磨いたり清掃補助用品を活用したりすることが大切です。清掃が不十分だと、虫歯や歯周病のリスクが高まります。

痛みや違和感が生じやすい

治療開始直後やワイヤーの調整後の数日間は、歯にかかる圧力によって痛みや違和感が生じることが多いです。特に、食事や会話の際に不快感を覚えることがあり、慣れるまでに時間がかかるケースもあります。

1週間以上経っても落ち着かない場合や痛みが強くなっていく場合は、トラブルが生じている可能性があるため、歯科医師に相談するようにしましょう。

定期的な通院が必要

ワイヤー矯正では、定期的な通院が必要です。ワイヤーの交換や調整、歯の動きを確認しながら治療を進めていくためです。通院頻度は患者さまの歯の状態などによって異なりますが、一般的には1か月に1回程度の通院が必要だとされています。通院頻度が高いと、忙しい方にとっては負担になるかもしれません。

ワイヤー矯正中に起こるトラブルと対処法

ワイヤー矯正治療中のトラブルに悩む女性

ワイヤー矯正では装置を歯に固定するため、過ごし方やケアの仕方によってはトラブルが起こることがあります。ほとんどの問題は適切な対処法を知っていれば、早期に解決することが可能です。

以下に、ワイヤー矯正でよく起こるトラブルとその解決策を紹介します。

頬や舌に傷がつく

装置の一部やワイヤーの先端が頬や舌に当たり、傷がつくことがあります。特に装置を装着してしばらくは、頬や舌が装置に擦れて傷や口内炎ができやすくなります。

対処法としては、ワックスで装置の先端を覆って擦れを防ぐことや、口内炎には軟膏を塗布することなどが有効です。

ワイヤーが外れる・折れる

矯正装置に強い衝撃が加わると、ワイヤーが外れたり折れたりすることがあります。強い衝撃が加わりやすい場面としては、スポーツや食いしばり、硬い食べ物を噛んだときなどが挙げられます。

矯正中は激しい運動を避ける、柔らかい食べ物にするなどの工夫が必要です。また、万が一ワイヤーが外れたり折れたりした際には、自己判断で対処せず、歯科医師に相談するようにしましょう。

まとめ

ワイヤー矯正している笑顔の女性

ワイヤー矯正は、歯並びや噛み合わせの悩みを改善するための有効な方法です。表側矯正や裏側矯正(リンガル矯正)など、さまざまな種類があり、審美性や費用のバランスを考慮しながら治療法を選択することができます。

治療中のトラブルには、頬や舌の痛み、ワイヤーの外れ、歯の動きの遅れなどがありますが、多くは対処法を知っていれば軽減できます。トラブルを最小限に抑え、快適に治療を進めるためにも定期的な通院と毎日のセルフケアを欠かさないようにしましょう。

ワイヤー矯正を検討されている方は、鳥取市東町にある歯医者「山根歯科医院」にお気軽にご相談ください。

当院は、痛みに配慮した優しい治療を心がけて診療を行っています。むし歯・歯周病治療だけでなく、矯正治療や小児歯科、インプラント治療など、幅広い診療に力を入れています。

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インビザラインのアライナーとの間に隙間が!浮く状態を放置するリスク

こんにちは。鳥取市東町にある歯医者「山根歯科医院」です。

インビザラインのアライナーとの間に隙間があるイメージ

インビザラインは、透明で目立ちにくい装置を使用する矯正方法として多くの方に選ばれています。

しかし、矯正治療中に「アライナーがしっかりはまらない」「少し浮いている感じがする」といった違和感を覚える方がいます。装着時の密着度が不十分だと、治療の効果に影響を与えることもあり、注意が必要です。

このようなトラブルを未然に防ぐためには、原因を知り、正しい対処法を理解しておくことが大切です。

今回は、インビザラインのアライナーが浮く原因やリスク、対応策について詳しく解説します。

インビザラインとは

インビザラインのアライナー

インビザラインは、薄くて透明なアライナーを用いて歯並びを整えていく矯正治療のひとつです。金属製のワイヤーやブラケットを使わず、目立ちにくい点と快適な装着感が特徴です。

アメリカのアライン・テクノロジー社によって開発され、日本をはじめ世界中で幅広く活用されています。

この治療法では、患者さんの歯型をもとに作製した複数のアライナー(マウスピース)を段階的に交換しながら、少しずつ歯を動かしていきます。1日に20〜22時間の装着が求められますが、食事や歯みがきの際には取り外しが可能な点は大きなメリットです。

また、治療前に専用のソフトウェアでシミュレーションを行い、歯がどのように動くかを事前に確認できるのも、インビザラインならではの特長といえます。見た目に配慮しながら、衛生面にも優れた矯正方法として、多くの人に選ばれています。

インビザラインのアライナーが浮く原因

インビザラインのアライナーが浮く原因を示すイメージ

アライナーが歯に密着せず、わずかに浮いているように感じるのには、いくつかの代表的な原因があります。

アライナーを交換した直後

新しいアライナーに交換した際、歯の動きが追いついていないことで、アライナーが完全にフィットせず、浮いているように見えることがあります。これはアライナーが歯を新しい位置に誘導するために設計されているため、交換直後に多少の浮きが出るのは想定されている現象です。

ただし、数日が経過してもぴったりはまらない状態が続く場合は、アライナーの適合性に問題がある可能性があるため、注意が必要です。

アライナーの装着時間が守れていない

インビザラインで使用するアライナーは、1日に20〜22時間の装着が基本とされています。

この時間を下回ると、歯の移動が計画どおりに進まず、次に装着するアライナーが歯に合わなくなる原因となります。特に、食後や歯磨きのあとに装着を忘れたり、装着時間が日によって大きく前後したりすると、歯の動きにずれが生じ、アライナーが浮くことがあるのです。

アライナーが変形・破損している

アライナーは熱や力に弱く、誤った取り扱いによって変形することがあります。

例えば、熱湯で洗ったり、無理な力で着脱したりすると、アライナーの形が変わって歯にフィットしなくなる恐れがあります。また、亀裂や破損が生じた状態で使い続けると、正常な矯正力が働かず、浮きが発生することもあります。

アライナーは精密に作製された装置であるため、丁寧に扱うことが大切です。

アライナーを正しく装着できていない

装着の仕方が正しくないと、アライナーがきちんとはまらず、歯との間にすき間が生じることがあります。装着時には、指で押し込むだけではなく、チューイーと呼ばれる補助器具を使って、均等に圧をかけて歯全体にしっかり密着させることが推奨されています。

特定の歯だけが浮いているように見える場合もあり、装着後は鏡で確認し、全体が正しくはまっているかを確認することが重要です。

ゴムの力が強すぎる

インビザラインの治療では、歯の動きや噛み合わせを調整するために、顎間ゴム(エラスティックゴム)が併用されることがあります。このゴムは上下の歯に引っ張る力を加え、理想的な噛み合わせを目指すための補助具です。

しかし、使用するゴムの強さや装着方法が適切でないと、アライナーに過剰な力がかかり、歯にぴったりと合わなくなるケースがあります。とくに、強い力で長時間引っ張り続けると、歯の動きに偏りが生じ、アライナーが浮いた状態になることもあります。

ゴムの選び方や装着方法について不安がある場合は、必ず歯科医師に相談しましょう。

アライナーが浮いた状態を放置するリスク

アライナーが浮いた状態を放置するリスクイメージ

アライナーの浮きを放置したまま治療を続けると、計画どおりの効果が得られず、さまざまな問題につながる可能性があります。以下に詳しく解説します。

歯が予定どおりに動かなくなる

アライナーは歯を正確な位置に動かすよう設計されていますが、浮きがある状態では、十分な矯正力が歯に伝わらなくなります。その結果、歯が計画された通りに動かなくなり、次のステップのアライナーが適合しなくなる恐れがあります。

このようなズレが重なると、最終的な歯列の仕上がりにも影響し、治療計画の見直しが必要になるケースもあるでしょう。

噛み合わせが不安定になる

アライナーが浮いた状態で使用を続けると、上下の歯の噛み合わせに微妙なずれが生じることがあります。これにより、咀嚼時に違和感を覚えたり、特定の歯に過剰な負担がかかったりするケースもあります。

噛み合わせのバランスが崩れると、顎関節にまで影響を及ぼす恐れもあるため、早めの対処が求められます。

インビザラインのアライナーが浮いたときの対処法

インビザラインのアライナーが浮くため歯科医院を受診する女性

アライナーの浮きを感じた場合は、原因に応じた適切な対処が求められます。

アライナーの装着時間を守る

まず基本となるのは、1日20〜22時間の装着時間を確実に守ることです。これにより、歯の移動が計画どおりに進み、アライナーのフィット感が安定します。食事や歯みがきの時間を除いて、できるだけ長時間着用する意識を持つことが大切です。

装着時間を記録できるスマートフォンアプリやタイマーなどを活用するのも一つの手です。

アライナーを正しい方法で着脱する

着脱時に力を入れすぎると、アライナーが変形する可能性があります。取り外すときは専用の器具を使うか、均等に力をかけて慎重に行いましょう。装着時にはチューイーを使用して、歯とアライナーのすき間をなくすように心がけると、浮きを防止できます。

アライナーの交換時期を守る

インビザラインでは、1〜2週間ごとに新しいアライナーへ交換するスケジュールが組まれています。この交換タイミングは、歯の移動を段階的かつ計画的に進めるために非常に重要です。

予定より早く次のアライナーに移行すると、歯の移動が追いつかず、正しくフィットしない原因となることがあります。

一方で、交換が遅れると、治療全体の進行にズレが生じる可能性もあります。交換のタイミングは、自分の判断で変えるのではなく、歯科医師の指示に従うことが大切です。

1つ前のアライナーに戻す

新しいアライナーに交換した際、明らかに浮いている、またはしっかりとはまらないと感じる場合は、歯の動きが次の段階にまだ追いついていない可能性があります。

こうしたとき、一時的にひとつ前のアライナーに戻して様子を見る方法があります。前の段階のアライナーを装着し直すことで、歯の位置を整え、次のアライナーがスムーズに装着できるようになることがあります。

ただし、この対応はすべての症例に適しているわけではないため、自己判断で行うのではなく、必ず事前に歯科医師に相談したうえで対応するようにしましょう。

歯科医院で相談する

アライナーが浮いたままの状態が続く場合や、原因がはっきりしない場合には、できるだけ早く歯科医院で相談することが大切です。無理に治療を進めようとすると、歯の動きにずれが生じたり、治療計画に影響が出たりする恐れがあります。

歯科医師はアライナーの適合状態や歯の動きを確認し、必要に応じて治療スケジュールの調整や別の方法で対応します。違和感があるときは、自分で判断せず、専門家の意見を仰ぐことが安心につながります。

まとめ

インビザラインのマウスピースを装着する女性

インビザラインは、見た目に配慮しながら歯並びを整えられる矯正方法として、多くの方に選ばれています。

ただし、アライナーが歯に浮いた状態になると、治療の計画にズレが生じたり、期待していた効果が得られなかったりする可能性があります。装着時間の不足や、アライナーの変形、誤った装着方法など、日常の些細な行動が原因となることも少なくありません。

違和感に気づいたときは、自分で判断せず歯科医院で相談し、適切な対応を受けることが大切です。

インビザラインを検討されている方は、鳥取市東町にある歯医者「山根歯科医院」にお気軽にご相談ください。

当院は、痛みに配慮した優しい治療を心がけて診療を行っています。むし歯・歯周病治療だけでなく、矯正治療や小児歯科、インプラント治療など、幅広い診療に力を入れています。

ホームページはこちら予約・お問い合わせも受け付けておりますので、お気軽にご連絡ください。公式Instagramも更新しておりますので、ぜひチェックしてみてください。

マウスピース矯正とワイヤー矯正の歯の動かし方の違いについて

こんにちは。鳥取市東町にある山根歯科医院です。

当院で矯正を希望される患者さんの中で、「マウスピース矯正とワイヤー矯正どちらがいいですか?」という質問が多く聞かれます。本日は、マウスピース矯正とワイヤー矯正の歯の動かし方の違いについてお話しします。自分に合った矯正治療を選択する時、かかりつけの歯科医師に相談することはもちろんのことですが、少しでも参考にしていただければと思います。

ワイヤー矯正の装置とマウスピース矯正の装置を持って笑顔の女性

矯正治療とは

マウスピース矯正とワイヤー矯正のどちらを希望されるかというと、見た目が良いマウスピース矯正を希望される方が多いように思います。マウスピース矯正だけで本当に矯正治療が完了するのか、と不安に思う方も多いのではないでしょうか。歯は、歯根膜というクッションのような組織を介して支えられています。歯が動くメカニズムは、歯に力が加わる→力がかかった側の骨が吸収される反対側では新しい骨が作られる、この工程を繰り返すことで、歯は少しずつ移動していきます。このプロセスのことを「骨のモデリング」といいます。この原理は、ワイヤー矯正でもマウスピース矯正でも同じメカニズムとなります。

歯のレントゲン写真を見ている医師と患者 

マウスピース矯正とワイヤー矯正の歯が動く仕組み

<マウスピース矯正の場合>

歯列全体を覆う透明なマウスピースを使用します。そして、1~2週間ごとに少しずつ形の違うマウスピースに交換します。力のかかり方は、マウスピースを装着すると、歯はマウスピースに合わせるように動きます。1枚のマウスピースにおいての移動量は、0.2~0.25mm程度です。

~特徴~

ワイヤー矯正に比べて、弱く持続的な力で歯を動かしていきます。コンピューター上で治療計画を立て、少しずつ歯を移動させていきます。

少し動かす→マウスピースの交換→少し動かす→マウスピースの交換を繰り返し、正常な歯列に整えます。

マウスピース矯正とはどんな治療か説明する歯科医師

<ワイヤー矯正の場合>

歯にブラケットという小さな装置を歯の表面に接着剤で貼り付け、そこにワイヤーを通して歯を移動させる矯正治療の方法です。

ワイヤーが元に戻ろうとする性質を利用して、歯に矯正力をかけて歯を動かしていきます。歯並びが悪い状態であっても、理想的な歯並びの形に近づこうとする力が持続的に加えることが出来ます。

~特徴~

1本1本の歯を、細かくコントロールしながら矯正力をかけることが出来ます。また、回転移動や上下の移動、あるいは垂直移動などの調整がしやすいため、開咬や過蓋咬合を改善することが出来ます。

噛み合わせの治療法について説明するイメージ

マウスピース矯正とワイヤー矯正の歯の動かし方の違い

<マウスピース矯正の場合>

マウスピースが歯に直接接着しているわけではなく、歯に接着させたアタッチメントにマウスピースをひっかけて装着しています。そして、嵌合力(かんごうりょく)によって、歯に矯正力がかかります。

これは、歯を外から「押す」力が中心となります。

<ワイヤー矯正の場合>

ワイヤー矯正では、ブラケットと呼ばれるものを歯に接着した後、そこにワイヤーを通し、結紮線で1つ1つのブラケットに縛って固定します。ブラケットに通したワイヤーが元の形に戻ろうとする力で歯を動かします。

これは、歯を「引く」力が中心となります。

マウスピース矯正とワイヤー矯正の動き方の比較

<マウスピース矯正の場合>

比較的弱い力で持続的にかかり、マウスピース全体が歯を包み込むような力で動かしていきます。

<ワイヤー矯正の場合>

マウスピース矯正に比べて強い力で、持続的な強制力を加えていきます。

矯正治療中におこなうこと

マウスピース矯正でもワイヤー矯正でも、1か月に1度は調整に来ていただきます。マウスピース矯正の場合は、マウスピースの交換を行います。ワイヤー矯正の場合は、ワイヤーを交換します。調整後の痛みにおいては、ワイヤー矯正のほうがマウスピース矯正よりも強い痛みが出やすいですが、数日経つと、慣れて安定していきます。マウスピース矯正の場合は、マウスピース交換直後は締め付け感が出やすいですが、ワイヤー矯正に比べて比較的症状が弱いのが特徴です。ただ、痛みの感じ方には、個人差がありますので、頭に入れておいてください。

マウスピース矯正とワイヤー矯正の症例において各々の得意とするもの

<マウスピース矯正の場合>

マウスピース矯正の歯の移動様式は、主に傾斜移動です。歯の傾きを変えて歯を移動させるのが、一般的です。このため、上下方向烏合化したい場合は、顎間ゴムの併用が必要となってきます。

インビザラインでゴムかけをしている口元

<ワイヤー矯正の場合>

大きく重なり合った歯の矯正(叢生)

強い上顎前突や過蓋咬合

開咬(奥歯でのみ噛んでいる状態)

ワイヤー矯正では、歯並びの変化が大きい場合、あるいはかなりのスペース不足のため、便宜抜歯が必要となる症例です。

矯正の歯の動きには、①回転移動、②上下方向への移動、③傾斜移動、④歯体移動があります。ワイヤー矯正では、この4つの移動の仕方をワイヤーや顎間ゴムなどを使用して移動させることができます。例えば、上下的移動(開咬)などの矯正治療の場合、顎間ゴムを使用して、歯列不正を治すことができます。

このように、マウスピース矯正とワイヤー矯正と比較した場合、歯を動かす距離が大きい場合は、様々な移動の仕方に対応できるワイヤー矯正のほうが、良い治療結果を得ることができます。

以前は、マウスピース矯正は軽度から中等度の歯列不正に適しているといわれていました。しかし、最近では技術の進歩により、対応できる症例の幅が広がってきています。特に、インビザラインでは、アタッチメントと呼ばれる歯の表面につける突起の大きさや形状によって、少しずつではありますが、様々な歯の動きにも対応できるようになっています。ただ、ワイヤー矯正に比べて、適応症例の幅が狭いことは、現在でもいえることです。

マウスピース矯正を装着しようとしている女性の口元

マウスピース矯正とワイヤー矯正の比較

  マウスピース矯正 ワイヤー矯正
取り外し できる できない
審美面 良い(マウスピースが透明なため) 良くない
口腔ケア マウスピースの取り外しが可能なため、衛生的 食べ物がたまりやすく、ブラッシングが困難
痛み ワイヤー矯正に比べて少ない 少しある
適応症例 軽度~中等度 広い

まとめ

マウスピース矯正もワイヤー矯正も歯に、持続的な力をかけて歯を移動させるメカニズムは同じです。ただ、力のかけ方、矯正力の強弱には違いがあります。ワイヤー矯正のほうが周期的に強い力をかける一方、マウスピース矯正では、弱い力で持続的に力をかけるのが特徴です。

当院では、マウスピース矯正とワイヤー矯正どちらも行っております。どちらを選択するかは、もちろん患者様の症例の難易度と生活スタイルにあります。やはり、軽度~中等度の歯列不正で、見た目重視、自己管理ができる人は、マウスピース矯正をお勧めしています。抜歯が必要で、大きな歯の移動が必要なケースは、ワイヤー矯正をお勧めしています、どちらの方法でも適切に行えば、美しい歯並びを手に入れることができます。一度、かかりつけ歯科医に相談して、選択してください。

マウスピース矯正で綺麗な歯並びになった女性

歯列矯正を検討されている方は、鳥取市東町にある歯医者「山根歯科医院」にお気軽にご相談ください。

当院は、痛みに配慮した優しい治療を心がけて診療を行っています。むし歯・歯周病治療だけでなく、矯正治療や小児歯科、インプラント治療など、幅広い診療に力を入れています。

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インプラントの骨造成手術の費用はどれくらい?保険は適用される?

こんにちは。鳥取市東町にある歯医者「山根歯科医院」です。

インプラントの骨造成手術の費用のイメージ

インプラントの外科手術で行うことがある「骨造成」という治療を聞いたことがあるでしょうか。

骨造成は、インプラント治療を受ける方全員が行うものではありません。顎の骨が痩せている・小さい・薄いなどの理由で、現状のままではインプラントの外科手術が難しい方に行う、骨を増やす手術が骨造成です。骨造成手術の術式は多くあり、術式によって費用が大きく異なります。

今回は、インプラントの骨造成手術について解説します。

インプラントの骨造成手術とは?

インプラントの骨造成手術とはどんな治療か考える男性

インプラント治療では、人工歯根を支える十分な顎の骨が欠かせません。このセクションでは、骨造成が必要になる理由と、どのような役割を果たす手術なのかを説明します。

インプラントを埋め込む外科手術を行う際には、顎の骨の厚みと高さが必要です。しかし、加齢や歯周病、骨格の問題などにより、顎の骨の厚みや量が不足している方も少なくありません。

顎の骨が不足している状態で無理にインプラント体を埋め込むと、歯肉からインプラントがはみ出したり、顎の骨を突き抜けたりするなどのトラブルにつながるおそれがあります。

このような場合に行うのが骨造成手術です。骨造成手術とは、骨が不足している部分に自分の骨や人工の骨補填材を充填し、インプラントを支えられるだけの土台を作る治療のことを指します。

骨造成を行うことで、インプラント埋入時に起こりやすいトラブルをあらかじめ防ぎ、長期的に安定したインプラント治療につなげることができます。

骨造成が必要になるケースと判断のポイント

骨造成が必要になるケースと判断のポイントのイメージ

骨造成が本当に必要かどうかは、レントゲンやCT検査で顎の骨の状態を詳しく調べて判断します。このセクションでは、どのようなケースで骨造成が検討されるのかを整理します。

インプラント治療で骨造成が必要になる代表的なケースとして、歯周病や長期間の欠損によって顎の骨が痩せている場合が挙げられます。

歯を失ったまま長く放置していると、噛む力が骨に伝わらなくなり、次第に骨が吸収されて薄くなっていきます。

また、もともとの骨格が細い方や、上顎洞(上顎の奥にある空洞)が大きく、上顎の奥歯部分の骨が薄い方も骨造成の適応となることがあります。

骨造成の必要性は、顎の骨の高さや幅、密度などを総合的に評価して決まります。インプラントを安全に埋め込むために必要な骨量に満たないと判断された場合、インプラント手術の前に骨造成を行うか、インプラント埋入と同時に骨造成を行うかを検討します。

どのタイミングでどの術式を選ぶかは、患者さまの全身状態や既往歴、治療期間の希望なども踏まえて歯科医師が提案し、相談しながら決めていきます。

インプラントの骨造成手術の種類

インプラントの骨造成手術の種類について説明する歯科医師

骨造成には複数の術式があり、顎のどの部位でどの程度骨が不足しているかによって適した方法が異なります。このセクションでは、代表的な骨造成法の特徴を整理します。

上顎の骨を増やす骨造成(上顎洞挙上術)

上顎の奥歯部分の骨が薄い場合には、「上顎洞挙上術」と呼ばれる骨造成が行われます。ここでは、ソケットリフト法とサイナスリフト法の違いを解説します。

ソケットリフト法

ソケットリフト法は、上顎洞挙上術のひとつで、顎の骨の高さが5mm以上ある比較的軽度の骨不足に適応されます。インプラントを埋め込む方向から小さな穴を開け、その穴から骨補填剤(人工材料など)を注入して、上顎洞の底を押し上げるように骨の再生を促します。

インプラント体の埋入と同時に行えるケースも多く、傷口が比較的小さくて済むのが特徴です。インプラント手術を安全に行えるまで顎の骨が再生するには、一般的に3〜4か月程度の期間が必要とされています。

サイナスリフト法

サイナスリフト法も上顎洞挙上術のひとつですが、顎の骨の高さが5mmを満たさないような、より骨不足が大きい場合に適応されます。ソケットリフト法よりも多くの骨を再生させる必要があるため、歯肉を切開して顎の骨の側面に穴を開け、上顎洞の底を持ち上げて骨補填剤を注入するスペースを作ります。

インプラントを埋め込む方向ではなく側面からアプローチするため、ソケットリフト法と比べて身体的な負担が大きく、骨が安定するまでにおよそ6か月程度かかることが多い術式です。

インプラント体の埋入は、骨が十分に再生してから別の手術として行うケースが一般的です。

骨を移植して増やす骨造成

自分の骨を採取して不足部分に移植する方法は、広い範囲で骨が足りない場合などに選択されます。

遊離骨移植(ボーングラフト)

遊離骨移植は、患者さまご自身の骨を採取して、不足している部分に移植する方法です。顎の先(オトガイ部)や親知らずの周囲など、比較的しっかりした骨から必要な量を採取し、ブロック状または粒状にして移植します。

自分の骨(自家骨)を用いるため、拒絶反応のリスクが低く、骨の生着も期待しやすい方法です。一方で、骨を採取する部位にも手術が必要になるため、手術範囲が広がり、身体への負担や腫れ・痛みが出る可能性も高くなります。

移植した骨がしっかりと生着するまでには、およそ半年程度の期間を見込む必要があります。

膜で覆って骨の再生を誘導する骨造成

骨補填材と人工膜を組み合わせて、骨の再生を誘導する方法もよく用いられます。

GBR法(骨誘導再生法)

GBR法は、骨が不足している部分に自家骨や骨補填剤を注入し、その上からメンブレンと呼ばれる人工膜を被せて骨の形成を誘導する術式です。この膜によって、骨を作る細胞が増えるスペースを確保し、歯肉の細胞が入り込むのを防ぎます。

GBR法の大きな特徴は、インプラントを埋め込む手術と同時に行えるケースが多い点です。インプラント体の周囲に骨補填材を置き、膜で覆って縫合することで、治療期間を大幅に延ばさずに骨造成とインプラント治療を進められる場合があります。

骨が安定するまでの期間は、欠損の大きさによって異なりますが、一般的に数か月から10か月程度とされています。

抜歯直後の骨を守る骨造成

歯を抜いた直後の骨の吸収を抑えることで、将来のインプラント治療を行いやすくする方法もあります。

ソケットプリザベーション

ソケットプリザベーションは、抜歯後の骨の吸収を防ぐために行う術式です。歯を抜いた際にできる穴(抜歯窩)に骨補填剤を入れ、必要に応じて膜で覆うことで、骨の再生を促しながら骨量の減少を抑えます。

抜歯後、そのままにしておくと骨が大きく痩せてしまうことがありますが、ソケットプリザベーションを行うことで、将来的にインプラントを埋め込みやすい骨の状態を保ちやすくなります。骨の形成には数か月から10か月程度かかり、その後にインプラント手術を行う流れとなります。

インプラントの骨造成手術のメリット

インプラントの骨造成手術のメリットのイメージ

骨造成には、安全性や見た目、インプラントの寿命など、いくつかの大きなメリットがあります。

安全にインプラント治療を受けやすくなる

インプラント体を埋め込む顎の骨が少ないと、インプラントが安定せず、薄い顎の骨を突き破るなどのトラブルが起こるリスクが高まります。骨造成を行い、十分な骨量を確保してからインプラント手術を行うことで、このような合併症のリスクを抑え、安全性の高い治療につなげやすくなります。

歯肉の審美性が高まりやすい

美しい歯肉のラインをつくるためには、その下にある顎の骨がしっかり整っていることが重要です。骨造成によって顎の骨を補い、形を整えることで、周囲の歯肉のボリュームやラインも整いやすくなり、インプラントの見た目の自然さや審美性の向上が期待できます。

インプラント自体の寿命を延ばしやすい

インプラントは、土台となる顎の骨にしっかりと結合することで長期的な安定を得られます。骨造成で土台を補強してからインプラント体を埋め込むことで、インプラント周囲の骨が痩せにくくなり、脱落や動揺などのトラブルが起こりにくい環境を整えやすくなります。その結果として、インプラントの寿命を長く保ちやすくなると考えられています。

インプラントの骨造成手術のデメリット

インプラントの骨造成手術のデメリットのイメージ

一方で、骨造成には治療期間や費用、術後の負担といったデメリットもあります。事前に理解しておきましょう。

治療期間が長くなる可能性がある

インプラント手術と骨造成手術を同時に行える場合は、治療期間が極端に延びることはありません。

しかし、骨の欠損が大きく、骨造成を先に行ってからインプラント手術を行う必要がある場合、顎の骨が再生し定着するまでに半年〜1年ほどの期間が必要になることがあります。その分、インプラント治療全体の期間も長くなります。

痛みや腫れ、感染などのリスクがある

骨造成もインプラントと同様に外科的手術です。術後に痛みや腫れ、内出血が出ることがあり、まれに感染症などの合併症が起こる可能性もあります。

処方された薬をきちんと服用し、患部を清潔に保つこと、強い痛みや腫れが続く場合には早めに受診することが大切です。

治療にかかる合計費用が増える

顎の骨の量や厚みが十分にあり、骨造成手術が不要な方と比べると、骨造成を追加することで治療にかかる総額はどうしても増えます。

インプラント治療自体が自由診療であるうえに、骨造成も別途費用がかかるため、費用をできるだけ抑えたいと考えている方にとってはデメリットとなります。後ほど解説する医療費控除や分割払いなども含めて、無理のない支払い方法を検討することが重要です。

インプラントの骨造成費用の相場と内訳

インプラントの骨造成費用の相場と内訳のイメージ

「インプラントの骨造成費用はいくらかかるのか」は、多くの方が最も気にされるポイントです。このセクションでは、術式別の費用相場と、金額に幅が出る理由を解説します。

骨造成手術の費用相場(術式別)

骨造成の費用は、選択する術式や骨の不足量、手術の難易度によって大きく変わります。一般的な相場は次のようになります。

ソケットリフト法の費用相場

ソケットリフト法の費用相場は、おおよそ3万円〜10万円程度です。比較的軽度の骨不足に対して行う術式であり、インプラント埋入と同時に行えるケースも多いため、骨造成の中では費用を抑えやすい方法といえます。

ただし、インプラント本体の費用とは別にかかる点には注意が必要です。

サイナスリフト法の費用相場

サイナスリフト法の費用相場は、おおよそ15万円〜35万円程度とされています。

ソケットリフト法よりも広い範囲で多くの骨を再生させる必要があり、歯肉の切開や骨の側面からのアプローチを伴うため、手術の難易度や身体的負担が大きくなります。その分、費用も高めになる傾向があります。

遊離自家骨移植(ボーングラフト)の費用相場

遊離自家骨移植術(ボーングラフト)の費用相場は、おおよそ5万円〜30万円程度です。自分の骨を採取して移植するため、骨の採取部位と移植部位の両方に手術が必要となり、症例によっては費用に幅が出やすい術式です。

移植する骨の量や部位、手術の難しさによって金額が変わります。

GBR法の費用相場

GBR法(骨誘導再生法)の費用相場は、おおよそ3万円〜15万円程度です。インプラント埋入と同時に行えるケースも多く、比較的限られた範囲の骨不足に対応することが多いため、サイナスリフトや大規模な骨移植と比べると費用を抑えやすい傾向があります。

ただし、使用する骨補填材や膜の種類、範囲によって費用は変動します。

ソケットプリザベーションの費用相場

ソケットプリザベーションの費用相場は、おおよそ5万円〜15万円程度です。抜歯と同時に行うことが多く、将来のインプラント治療を見据えて骨を守る目的で行われます。

抜歯自体の費用とは別に、骨補填材や膜の費用、処置料が加算されます。

骨造成費用に幅がある理由

骨造成の費用に大きな幅があるのは、自由診療であり、歯科医院ごとに金額を設定できることが主な理由です。さらに、骨の不足量や部位、使用する材料の種類や量、手術時間、術者の経験や設備などによっても費用は変わります。

ここでご紹介したのはあくまで一般的な相場であり、実際の料金は医療機関によって異なります。

具体的な見積もりは、CT検査などで骨の状態を確認したうえで提示されることが多いため、治療を検討している歯科医院で事前にしっかり確認することが大切です。

骨造成費用に保険は適用される?医療費控除と支払い方法

医療費控除のイメージ

骨造成費用を考えるうえで、「保険が使えるのか」「医療費控除の対象になるのか」「支払い方法はどうするか」は重要なポイントです。このセクションでは、お金に関する疑問をまとめて解説します。

骨造成に健康保険は原則適用されない

インプラント治療は、基本的に健康保険が適用されない自由診療です。その一部として行われる骨造成手術も、原則として保険適用外となり、費用は全額自己負担となります。そのため、「インプラントの骨造成費用はいくらかかるか」を事前にしっかり確認しておくことが大切です。

ただし、先天的な疾患や事故・腫瘍などの後天的な理由によって顎の骨の大部分が欠損している場合など、非常に限られた条件を満たすときには、インプラント治療自体が保険適用となるケースもあります。

この場合は、歯科医師の配置基準などを満たした特定の医療機関での治療に限られるため、一般的なインプラント治療とは別の扱いになります。

骨造成費用は医療費控除の対象になる

骨造成を含むインプラント治療は、健康保険の適用は受けられませんが、税制上の「医療費控除」の対象になる場合があります。医療費控除とは、1年間に支払った医療費が一定額を超えたときに、確定申告を行うことで所得税や住民税の一部が戻ってくる制度です。

骨造成やインプラント治療にかかった費用だけでなく、通院のための交通費なども条件を満たせば医療費として計上できる場合があります。領収書は必ず保管しておき、詳しい条件については税務署や税理士に確認すると安心です。

支払い方法の選択肢(デンタルローン・分割払いなど)

インプラントと骨造成を合わせると、どうしてもまとまった費用が必要になります。一度に全額を用意するのが難しい場合には、デンタルローンや医療機関独自の分割払い制度、クレジットカードの分割・リボ払いなどを利用する方法もあります。

デンタルローンは、医療費専用のローンで、一般的なカードローンよりも金利が抑えられていることが多いのが特徴です。

分割回数や月々の支払額を調整することで、家計への負担を軽減しながら治療を受けることができます。利用条件や手数料は金融機関や歯科医院によって異なるため、事前に説明を受けて比較検討するとよいでしょう。

骨造成にかかる治療期間と通院回数

骨造成にかかる治療期間と通院回数のイメージ

骨造成を行うと、インプラント治療全体の期間や通院回数にも影響が出ます。このセクションでは、術式ごとのおおよその期間と、費用との関係について説明します。

術式ごとのおおよその治療期間

骨造成にかかる期間は、どの術式を選ぶか、どの程度骨を増やす必要があるかによって異なります。一般的には、ソケットリフトや小規模なGBRであれば3〜6か月程度、サイナスリフトや広範囲の遊離骨移植では6か月〜1年程度を見込むことが多くなります。

インプラント埋入と骨造成を同時に行える場合は、骨の再生を待つ期間とインプラントの定着期間を並行して進められるため、全体の治療期間を短縮しやすくなります。

一方で、骨造成を先に行い、骨が十分に安定してからインプラントを埋め込む場合は、どうしても治療期間が長くなります。

通院回数と費用との関係

骨造成を伴うインプラント治療では、手術当日以外にも、術前の検査やカウンセリング、術後の消毒・経過観察、抜糸、インプラント埋入後のチェック、最終的な被せ物の装着など、複数回の通院が必要になります。

自由診療の場合、通院回数が増えることで、再診料や検査費用、レントゲン撮影費用などが追加でかかることがあります。骨造成費用だけでなく、インプラント本体の費用や通院に伴う諸費用も含めて、トータルでどのくらいの負担になるのかを事前に確認しておくと安心です。

骨造成手術後の過ごし方と注意点

骨造成手術後の過ごし方と注意点のイメージ

骨造成手術は多くの場合、日帰りで行われますが、術後の過ごし方によって痛みや腫れ、出血の程度が変わることがあります。このセクションでは、骨造成後に気をつけたいポイントをまとめます。

入浴や運動に関する注意点

骨造成手術の直後は、血行が良くなりすぎると出血や腫れ、痛みが強くなることがあります。そのため、術後数日間は浴槽にゆっくり浸かる入浴は控え、シャワーで短時間に済ませるようにします。

また、ジョギングや筋力トレーニングなどの激しい運動も、血流を急激に高める原因となるため、歯科医師の指示があるまでは避けることが大切です。

食事の取り方と刺激の少ないメニュー

手術した部位で硬いものを噛むと、傷口が開いたり、骨補填材が動いてしまったりするおそれがあります。

術後しばらくは、反対側の歯で噛むように心がけ、卵豆腐やおかゆ、煮込みうどん、柔らかく煮た野菜など、刺激の少ない柔らかい食べ物を選ぶと安心です。熱すぎる食べ物や辛いもの、アルコールなども、患部への刺激になるため控えましょう。

口腔ケアと歯ブラシの選び方

口腔内を清潔に保つことは、感染症を防ぐうえで非常に重要です。ただし、手術部位を強くこすると傷口が広がる可能性があるため、注意が必要です。術後しばらくは、かための歯ブラシの使用は避け、やわらかめの歯ブラシで、手術していない部分を中心に優しく磨くようにします。

手術部位については、歯科医師から指示された方法(うがい薬の使用や、特定の期間はブラッシングを避けるなど)に従ってケアを行ってください。自己判断で強いうがいを繰り返すと、血の塊(血餅)が流れてしまい、治りが悪くなることもあるため注意が必要です。

まとめ

笑顔で寄り添う親子

インプラントの骨造成手術は、インプラントを安全に長持ちさせるための大切な準備ですが、費用や治療期間、身体への負担など、検討すべきポイントも多い治療です。このセクションでは、本記事の内容を振り返ります。

骨造成は、顎の骨が痩せている・小さい・薄いなどの理由で、現状のままではインプラント手術が難しい方に対して行う「骨を増やす手術」です。ソケットリフト、サイナスリフト、GBR法、遊離骨移植、ソケットプリザベーションなど、複数の術式があり、それぞれ費用相場や治療期間、身体への負担が異なります。

インプラントの骨造成費用は、術式によっておおよそ3万円〜35万円程度と幅があります。自由診療であるため健康保険は原則適用されませんが、医療費控除の対象となる場合があり、デンタルローンや分割払いなどの支払い方法を組み合わせることで、無理のない計画を立てることも可能です。

どの術式が適しているか、骨造成をインプラントと同時に行うか別々に行うか、費用をどのように準備するかなどは、患者さま一人ひとりの骨の状態や全身状態、ライフスタイルによって変わります。カウンセリングでは、治療内容だけでなく、骨造成費用や支払い方法についても遠慮なくご相談ください。

インプラント治療や骨造成を検討されている方は、鳥取市東町にある歯医者「山根歯科医院」にお気軽にご相談ください。

当院は、痛みに配慮した優しい治療を心がけて診療を行っています。むし歯・歯周病治療だけでなく、矯正治療や小児歯科、インプラント治療など、幅広い診療に力を入れています。

ホームページはこちら予約・お問い合わせも受け付けておりますので、お気軽にご連絡ください。公式Instagramも更新しておりますので、ぜひチェックしてみてください。

子どもの仕上げ磨きはいつまでするの?

こんにちは。鳥取市東町にある「山根歯科医院」です。

子どもの成長にとって、食べることは大きな楽しみの一つです。その基盤となるのが「歯の健康」であり、幼少期からの口腔ケアは非常に重要です。しかし、子ども自身の歯磨きだけでは、十分に歯垢(プラーク)を落とすことが難しく、虫歯のリスクが高まってしまいます。そのため保護者による「仕上げ磨き」が欠かせません。また、小学校入学前後には「6歳臼歯」と呼ばれる永久歯が生えてきますが、この歯は非常に虫歯になりやすく、特に注意が必要です。今回は仕上げ磨きの必要性とその期間、子どもの歯磨きの方法、さらに6歳臼歯の特徴について詳しく説明していきます。

乳歯と永久歯の役割

子どもは生後6か月ごろから乳歯が生え始め、3歳ごろには20本が生え揃います。乳歯は一時的なものと思われがちですが、永久歯が正しい位置に生えてくるための道しるべの役割を果たしています。また、食べ物をしっかりかみ砕き、言葉を正しく発音するためにも欠かせない存在です。もし乳歯が虫歯で早く失われれば、永久歯の歯並びが乱れたり、かむ力が弱くなったりする可能性があります。したがって、乳歯といえども適切なケアを怠るべきではありません。

仕上げ磨きの必要性

子どもは、成長とともに手先の器用さが発達しますが、完全にきれいに歯を磨けるようになるのは、小学校高学年ごろとされています。低学年までは「磨いたつもり」になっているだけで、実際には歯と歯の間や奥歯の溝に歯垢(プラーク)が残っていることが多いです。そのため保護者が仕上げ磨きを行うことで、磨き残しを防ぎ、虫歯や歯肉炎を予防できます。また、仕上げ磨きは単なるケアにとどまらず、親子のスキンシップの時間にもなります。子どもに「歯磨きは大切だ」という意識を自然に植えつける効果もあります。

何歳まで仕上げ磨きが必要か

仕上げ磨きは「小学校低学年ごろまで」が一般的な目安とされています。つまり10歳前後までは、毎日必ず保護者が仕上げ磨きをしてあげるのが望ましいです。ただし、これはあくまで平均的な基準であり、子どもの成長段階や歯磨きの上達度によって前後します。特に虫歯になりやすい子どもや、歯並びが複雑で磨きにくい場合は、高学年になってもときどき仕上げ磨きを行うと安心です。大切なのは「年齢」ではなく「しっかりと自分で磨けるかどうか」という点であり、子どもの口腔状態を観察しながら柔軟に判断することが重要です。

子どもの歯磨きの仕方

歯磨きの方法は、子どもの年齢によって変わります。乳児期は、保護者がガーゼや小さな歯ブラシを使って汚れを拭き取ります。幼児期には、子どもに歯ブラシを持たせて「自分で磨く練習」をさせ、その後に保護者が仕上げ磨きを行います。小学生になると自分で歯磨きが中心になるが、仕上げ磨きは続けたほうが良いです。

歯ブラシは、子どもの口の大きさに合った小さめのものを選び、毛の硬さはやわらかめが適しています。歯磨き粉はフッ素入りを用いると効果的であり、3歳未満は米粒程度、3〜6歳はグリンピース程度、小学生以上は1cmほどを目安に使用してください。フッ素は歯を強くし、初期の虫歯を修復する働きがあるため、子どもにとって心強い味方です。

6歳臼歯の特徴と注意点

6歳前後になると、生えてくる最初の永久歯が「6歳臼歯」と言われています。これは、乳歯の一番奥に生えるため、保護者が気づきにくいです。また、生え始めは背が低く、歯ブラシが届きにくい位置にあります。さらに噛む面の溝が深く、食べかすや歯垢(プラーク)がたまりやすいです。そのため、6歳臼歯は永久歯の中でも特に虫歯になりやすい歯として知られています。

6歳臼歯は、一生使い続ける大切な歯であり、咀嚼の中心として大きな役割を果たします。もし虫歯で失ってしまえば、かみ合わせが崩れ、他の永久歯の健康にも悪影響を及ぼします。そのため、この時期は特に仕上げ磨きを丁寧に行う必要があります。ほかにも、歯科医院でシーラントと呼ばれる予防処置を受けるのも効果的です。シーラントは歯の溝を樹脂で埋めることで汚れをためにくくし、虫歯を予防する処置です。

鳥取市 歯医者 小児歯科

家庭でできる虫歯予防習慣

歯磨き以外にも、生活習慣が虫歯予防に大きく影響します。甘いお菓子やジュースをだらだらと食べたり飲んだりする習慣は、口の中が酸性に傾く時間を長くし、虫歯を進行させます。なので、間食は時間を決めて与え、飲み物は水やお茶を基本にすると良いです。また、寝る前の飲食は控えることが大切です。家庭でできる予防の限界を補うためには、歯科医院での定期健診も欠かせないです。フッ素塗布や歯のクリーニングを受けることで、自宅では落としきれない汚れを除去し、虫歯を早期に発見できます。

仕上げ磨きをより効果的に行うためには方法や姿勢もとても重要です。子どもを仰向けに寝かせ保護者が後ろから頭を支える「寝かせ磨き」は口の中がしっかり見えて磨き残しを減らすことができます。歯ブラシは軽い力で持ち小刻みに動かして磨くのがポイントです。特に奥歯のかみ合わせの溝」や前歯の裏側は汚れがたまりやすいため歯ブラシの角度を変えながら丁寧に磨きます。また、歯と歯ぐきの境目は45度ほどの角度で当てると歯垢(プラーク)を落としやすくなります。

子どもの歯磨きで多い悩みが「歯磨きイヤイヤ」です。無理に押さえつけると歯磨きを嫌いになってしまうため、声かけの工夫が大切です。たとえば「10秒だけ頑張ろう」「終わったら鏡でキラキラチェックしよう」など、短時間で達成できる目標を伝えると前向きな気持ちになりやすいです。また、好きな音楽を流したり、アプリや砂時計を使って“歯磨きタイム”を楽しい習慣にするのも効果的です。歯磨き後にほめることも大切で、「よくできたね」「今日もキレイになったよ」と肯定的な言葉がけを繰り返すことで、子ども自身のやる気につながります。

さらに、虫歯予防をより万全にするためには、歯ブラシだけでなく補助的なケア用品も活用すると効果が高まります。特に歯と歯の間は歯ブラシの毛先が届きにくく、幼児でもフロスの併用がおすすめです。持ち手のついた子ども用フロスを使うと安全で扱いやすく夜の仕上げ磨きのときに1日1回通すだけで虫歯リスクを大きく減らせます。また、仕上げ磨き用の細いヘッドの歯ブラシ、ワンタフトブラシ(小さな一本毛ブラシ)などを使うと、生えかけの6歳臼歯や歯並びの凹凸部分も細かく磨けます。こうした補助アイテムを上手に取り入れることで、家庭でのケアの質はさらに高まります。

まとめ

子どもの歯の健康は、日々の歯磨き習慣と保護者のサポートに大きく左右されます。仕上げ磨きは小学校低学年ごろまでを目安に続けることが推奨され、子どもの成長に合わせて少しずつ自立を促すことが大切です。特に6歳前後に生える「6歳臼歯」は一生使う大切な歯であり、虫歯になりやすいため、集中的にケアする必要があります。毎日の正しい歯磨きと生活習慣の工夫、そして定期的な歯科受診を組み合わせることで、子どもが健康な歯で一生を過ごせる基盤を築くことができます。

お子様の歯や歯磨きについて、気になることがございましたら、鳥取市東町にある山根歯科医院にご相談ください。

当院は、痛みに配慮した優しい治療を心がけて診療を行っています。むし歯・歯周病治療だけでなく、矯正治療や小児歯科、インプラント治療、医療ホワイトニングなど、幅広い診療に力を入れています。

ホームページはこちら予約・お問い合わせも受け付けておりますので、お気軽にご連絡ください。

歯の被せ物の種類と選び方、治療の流れを解説!

こんにちは。鳥取市東町にある歯医者「山根歯科医院」です。

銀歯が入った奥歯

歯の被せ物の種類は、主に金属・プラスチック・セラミックに分けられます。それぞれの素材を組み合わせた被せ物も存在するため、選択に迷う方もいるでしょう。

今回は、歯の被せ物の種類と選び方、治療の流れを解説します。

歯の被せ物とは

歯の被せ物とはどんなものか疑問に思う女性

歯の被せ物を理解するには、「どんなときに必要になるのか」「詰め物と何が違うのか」を知っておくことが大切です。

クラウン(被せ物)の役割

歯の被せ物は、一般的にクラウンと呼ばれ、歯の一部または全体が大きく欠けたときに、その形や噛む機能を回復するために装着する人工の歯です。虫歯で大きく歯を削った場合や、歯が割れたり折れたりした場合、歯周病で歯ぐきが下がり歯根が露出した場合などに用いられます。

詰め物が「歯の一部の穴を埋める」治療であるのに対し、被せ物は「歯全体を覆って補強する」治療とイメージすると違いがわかりやすいでしょう。

特に根管治療(歯の神経の治療)を行った歯は、もろく割れやすくなるため、被せ物でしっかり守ることが一般的です。

使われる主な素材

被せ物に使われる素材には、金属、歯科用プラスチック(レジン)、陶器(セラミック)、金属とセラミックを組み合わせたメタルボンド、金属を使わないオールセラミックやジルコニアなどがあります。

どの素材を選ぶかは、歯の欠損の大きさや位置、噛み合わせの強さ、金属アレルギーの有無、予算などによって変わります。

被せ物治療と予防の関係

被せ物による治療は、弱くなった歯を長期間保護し、噛む機能と見た目の両方を維持するために重要です。ただし、被せ物が必要になるほど歯が悪くなる前に、定期検診やクリーニング、毎日のセルフケアで虫歯や歯周病を予防することが何より大切です。

歯の被せ物の種類

銀歯やセラミックなど様々な種類の被せ物の歯科模型

歯の被せ物には、保険診療で使えるものから自費診療のものまで、いくつかの種類があります。この章では、代表的な種類ごとに特徴とメリット・デメリット、費用の目安を解説します。

硬質レジンジャケット冠

硬質レジンジャケット冠は、硬質レジンと呼ばれる歯科用プラスチックだけで作られた白い被せ物です。

硬質レジンジャケット冠の特徴

見た目が白く、金属を一切使わないため、かつては前歯の治療などで広く用いられてきました。しかし、ほかの素材と比べると強度が低く、すり減りやすいことから、現在では使用頻度が減ってきています。

メリット

硬質レジンジャケット冠は、保険診療の範囲で選択できる場合があり、費用を抑えやすい点が大きな利点です。また、金属を使わないため、金属アレルギーの心配がない素材といえます。

デメリット

プラスチック素材のため、長期間使用するとすり減りやすく、噛み合わせが変化しやすい傾向があります。表面にプラーク(歯垢)が付きやすく、二次虫歯のリスクが高くなる点にも注意が必要です。

さらに、時間の経過とともに変色しやすく、奥歯には保険が適用されないなど、適用範囲にも制限があります。

費用の目安

硬質レジンジャケット冠の費用は、保険適用の場合でおおよそ3,000〜5,000円程度が目安です(自己負担3割の場合)。

硬質レジン前装冠

硬質レジン前装冠は、金属のフレームの表面に白いレジンを貼り付けた被せ物です。

硬質レジン前装冠の特徴

内側は金銀パラジウム合金などの金属でできており、外から見える部分だけを白いレジンで覆います。前歯の被せ物として、保険診療で広く使われている一般的なクラウンです。

メリット

保険適用で作製できるため、費用を抑えながら見た目をある程度白く整えられます。前歯の治療で「保険の範囲で白い被せ物にしたい」という方に選ばれることが多い素材です。

デメリット

金属を使用しているため、金属アレルギーを起こす可能性があります。また、経年変化により歯や歯ぐきが黒っぽく変色して見えることがあります。レジン部分は変色やすり減りが起こりやすく、奥歯では保険が適用されない点にも注意が必要です。

費用の目安

硬質レジン前装冠の費用は、保険適用でおおよそ5,000〜8,000円程度が目安です(自己負担3割の場合)。

銀歯(金属冠)

銀歯は、金銀パラジウム合金やニッケルクロム合金などの金属で作られた被せ物です。

銀歯の特徴

前から数えて6番目以降の奥歯に対しては、保険診療で広く用いられている一般的なクラウンです。金属ならではの強度があり、噛む力が強くかかる奥歯にも使用できます。

メリット

金属は非常に丈夫で、噛む力に対する耐久性が高い素材です。保険適用で作製できるため、1本あたりの費用を抑えやすい点も大きな利点といえます。

デメリット

銀色の見た目が目立つため、口を開けたときに気になる方が多い素材です。また、金属イオンが溶け出すことで金属アレルギーを引き起こしたり、歯や歯ぐきが黒っぽく変色したりする可能性があります。

被せ物と歯の境目から虫歯が再発するリスクも指摘されています。

費用の目安

銀歯の費用は、保険適用でおおよそ5,000〜15,000円程度が目安です(自己負担3割の場合、部位や形によって変動します)。

オールセラミッククラウン

オールセラミックは、すべてがセラミック素材で作られた白い被せ物です。

オールセラミックの特徴

透明感のある自然な白さが特徴で、光の透過性も天然歯に近いため、見た目を重視する前歯の治療に適しています。金属を一切使用しないため、金属アレルギーの心配がありません。

メリット

自然な色調や透明感を再現できるため、「被せ物だと気づかれたくない」「前歯の見た目をきれいにしたい」という方に向いています。生体適合性が高く、歯ぐきとのなじみも良いとされています。また、適切に管理すれば長期間使用できる耐久性も期待できます。

デメリット

金属に比べると衝撃に弱く、噛む力が非常に強い奥歯や歯ぎしりが強い方には不向きな場合があります。強度を確保するために、歯を削る量が比較的多くなる点もデメリットです。

さらに、保険適用外の自費診療となるため、費用負担が大きくなります。

費用の目安

オールセラミッククラウンの費用は、1本あたり約80,000〜220,000円程度が目安です。色や形のこだわり、使用するセラミックの種類によって金額が変わります。

メタルボンドクラウン

メタルボンドは、金属のフレームの表面にセラミックを焼き付けた被せ物です。

メタルボンドの特徴

内側に金属を使うことで強度を確保しつつ、外側をセラミックで覆うことで白く自然な見た目を実現するクラウンです。前歯から奥歯まで、幅広い部位に使用できます。

メリット

金属フレームにより強度が高く、噛む力が強い奥歯にも使用しやすい素材です。外側はセラミックのため、変色しにくく、自然な色合いを長く保ちやすい点も利点です。審美性と耐久性のバランスを重視したい方に適しています。

デメリット

金属を使用しているため、金属アレルギーのリスクがあります。また、長期間使用すると歯ぐきが下がり、歯と歯ぐきの境目から金属のラインが見えてくることがあります。オールセラミックと比べると、透明感や色の再現性でわずかに劣る場合があります。

費用の目安

メタルボンドクラウンの費用は、1本あたり約80,000〜150,000円程度が目安です。

ジルコニアセラミッククラウン

ジルコニアセラミックは、内側にジルコニア、外側にセラミックを使用した被せ物です。

ジルコニアセラミックの特徴

ジルコニアは「人工ダイヤモンド」とも呼ばれるほど強度の高いセラミックで、その上に審美性の高いセラミックを焼き付けて仕上げます。金属を一切使わないため、金属アレルギーの心配がなく、歯や歯ぐきの変色リスクも抑えられます。

メリット

強度が非常に高く、奥歯の被せ物やブリッジにも使用しやすい素材です。外側はセラミックのため、自然で透明感のある白さに仕上がります。

ジルコニアにはマスキング効果があり、土台に金属を使っていても色が透けにくい点も利点です。

デメリット

強度を確保するために、歯を削る量が比較的多くなる傾向があります。また、外側のセラミック部分が強い衝撃で欠けることがあり、その場合は再製作が必要になることもあります。

自費診療となるため、費用負担は大きくなります。

費用の目安

ジルコニアセラミッククラウンの費用は、1本あたり約130,000〜180,000円程度が目安です。

ゴールドクラウン

ゴールドクラウンは、金合金や金にプラチナを加えた白金加金などの貴金属で作られた被せ物です。

ゴールドクラウンの特徴

金属の中でも生体親和性が高く、歯や歯ぐきとなじみやすい素材です。銀歯よりも明るい色調で、奥歯に使用した場合は口を大きく開けなければそれほど目立たないこともあります。

メリット

適合性が良く、歯との境目に段差が出にくいため、二次虫歯になりにくいとされています。強度が高く、噛む力が強い奥歯にも使用しやすい素材です。金属アレルギーのリスクも比較的低いといわれています。

デメリット

白い素材ではないため、見た目の面ではどうしても存在感があります。特に前歯には向かない素材です。また、貴金属を使用するため、自費診療となり費用が高額になります。

費用の目安

ゴールドクラウンの費用は、1本あたり約120,000〜150,000円程度が目安です。

歯の被せ物の選び方

歯の被せ物の選ぶポイントのイメージ

歯の被せ物を選ぶときは、「見た目」「耐久性」「金属アレルギー」「予算」の4つの視点を押さえておくと、自分に合った素材を選びやすくなります。

審美性を重視する場合

見た目をどこまで重視するかによって、選ぶべき素材は変わります。

できるだけ自然な白さを求める場合

「人工歯だと気づかれたくない」「前歯の色や透明感にこだわりたい」という方には、オールセラミッククラウンが選択肢になります。オールセラミックは、色調や透明感の再現性が高く、天然歯に近い見た目を目指せる素材です。

ただし、噛む力が非常に強い奥歯や歯ぎしりが強い方には、割れや欠けのリスクがあるため、適さない場合があります。そのような場合は、見た目と強度のバランスを考える必要があります。

見た目と強度のバランスを取りたい場合

前歯だけでなく奥歯も白くしたい、見た目も耐久性も両立したいという方には、ジルコニアセラミックやメタルボンドが候補になります。ジルコニアセラミックは、白く自然な見た目と高い強度を兼ね備えており、奥歯にも使いやすい素材です。

メタルボンドは、内側の金属で強度を確保しつつ、外側のセラミックで自然な白さを再現します。ただし、歯ぐきが下がってくると歯と歯ぐきの境目に金属のラインが見えてくることがあり、この点はあらかじめ理解しておく必要があります。

耐久性を重視する場合

「できるだけ長持ちさせたい」「何度も作り直したくない」という方は、耐久性に優れた素材を選ぶことが重要です。

強度が高い素材の候補

ジルコニアセラミックは、人工ダイヤモンドとも呼ばれるジルコニアを用いており、非常に高い強度があります。噛む力が強くかかる奥歯やブリッジにも使用しやすい素材です。

ゴールドクラウンも、長期的な耐久性に優れた素材です。歯との適合性が良く、噛む力をうまく分散させることができるため、二次虫歯のリスクを抑えやすいとされています。

特に奥歯で「見た目よりも機能性を優先したい」という場合に検討されることが多い素材です。

金属アレルギーのリスクを考える場合

金属アレルギーがある方、または将来的なリスクが気になる方は、素材選びに注意が必要です。

金属を使わない素材を選ぶ考え方

金属アレルギーのリスクを避けたい場合は、金属を一切使用しないオールセラミックやジルコニアセラミックなどのセラミック系の被せ物が候補になります。これらの素材は、金属イオンが溶け出す心配がなく、歯や歯ぐきの変色リスクも抑えられます。

ゴールドは、一般的な銀歯に比べると生体親和性が高く、アレルギーを起こしにくいとされていますが、すべての方にアレルギーが出ないとは限りません。

金属アレルギーは突然発症することもあるため、既往歴がある方や不安が強い方は、事前に歯科医師とよく相談し、必要に応じて皮膚科でのパッチテストなども検討すると安心です。

予算から考える場合

費用面は、被せ物選びで多くの方が気にされるポイントです。

保険診療で費用を抑えたい場合

とにかく費用を抑えたい場合は、保険適用の銀歯や硬質レジン前装冠などが選択肢になります。銀歯は強度が高く、1本あたり数千円程度で治療できることが多いため、経済的な負担を軽くしたい方には有効な選択です。

ただし、銀歯やレジン系の被せ物は、見た目や金属アレルギー、変色、すり減りやすさなどの面でデメリットがあります。短期的な費用だけでなく、将来的な作り直しの可能性や健康面への影響も考慮することが大切です。

自費診療も含めて検討する場合

自費診療の被せ物は、1本あたりの費用は高くなりますが、見た目や耐久性、生体適合性などの面で優れた素材を選べるという利点があります。オールセラミックやジルコニアセラミック、メタルボンド、ゴールドクラウンなどが代表的です。

ご自身のライフスタイルや、どのくらいの期間その歯を使っていきたいか、将来のメンテナンスも含めて考えながら、歯科医師と相談して決めることをおすすめします。

歯の被せ物治療の流れ

歯の被せ物治療の流れを説明する歯科医師

歯の被せ物治療は、虫歯の状態や根の治療の有無によって回数が変わりますが、一般的には数回の通院が必要です。この章では、治療の大まかな流れを時系列で説明します。

通常、被せ物の作製には1週間前後かかり、全体の治療期間はおおよそ1か月程度と考えておくとよいでしょう。

虫歯除去・根管治療

最初に行うのは、虫歯や感染部分の除去です。虫歯が浅い場合は、虫歯を削って詰め物や被せ物の準備をします。虫歯が深く、歯の神経(歯髄)まで感染が及んでいる場合は、根管治療が必要になります。

根管治療では、歯の内部にある感染した歯髄を取り除き、根の中を丁寧に洗浄・消毒します。この工程を複数回に分けて行うこともあります。

根管充填

根管治療が完了したら、きれいにした根の中に薬剤や専用の材料を詰めて密閉します。これを根管充填と呼びます。根管充填によって、根の中に細菌が入り込むのを防ぎ、歯の根元を補強します。

土台(コア)作り

神経を取った歯は、内部が空洞になり、もろく割れやすくなります。そのため、被せ物を安定して支えるための土台(コア)を作る必要があります。金属やレジン、ファイバーなどの材料を用いて、歯の形を補強しながら土台を整えます。

しっかりとした土台を作ることで、被せ物が外れにくくなり、長期的な安定につながります。

型取り・色合わせ

土台が完成したら、被せ物を作るために型取りを行います。シリコーンゴムやアルジネートといった印象材を使って歯型を採り、そのデータをもとに歯科技工士が被せ物を作製します。

オールセラミックやジルコニアセラミックなど白い素材を選ぶ場合は、周囲の歯の色や透明感を確認しながら、できるだけ自然な色調になるように色合わせを行います。

被せ物の装着

歯科技工士が作製した被せ物が完成したら、実際にお口の中で装着します。まず仮合わせを行い、噛み合わせや装着感、歯ぐきとのなじみなどを丁寧に確認します。

問題がなければ、専用の接着剤で被せ物を歯に固定します。装着後は、噛み合わせの微調整を行い、違和感がないかを確認して治療は完了です。その後は、定期的なメンテナンスと毎日のセルフケアで、被せ物と残っている歯を長く守っていくことが大切です。

まとめ

外食を楽しむ家族

歯の被せ物には、銀歯やレジン、オールセラミック、メタルボンド、ジルコニアセラミック、ゴールドなど、さまざまな種類があります。それぞれにメリットとデメリットがあり、費用も大きく異なります。

被せ物を選ぶときは、見た目をどこまで重視するか、どのくらい長持ちさせたいか、金属アレルギーの有無、予算の範囲などを総合的に考えることが大切です。安さだけで選ぶと、変色や破損、アレルギーなどのリスクが高くなり、結果的に作り直しが増えて費用がかさむ場合もあります。

お口の状態や噛み合わせ、生活習慣によって適した素材は一人ひとり異なります。どの被せ物が自分に合っているのか迷われる場合は、歯科医師に相談しながら一緒に決めていきましょう。

歯に被せ物を検討されている方は、鳥取市東町にある歯医者「山根歯科医院」にお気軽にご相談ください。

当院は、痛みに配慮した優しい治療を心がけて診療を行っています。むし歯・歯周病治療だけでなく、矯正治療や小児歯科、インプラント治療など、幅広い診療に力を入れています。ホームページはこちら予約・お問い合わせも受け付けておりますので、お気軽にご連絡ください。公式Instagramも更新しておりますので、ぜひチェックしてみてください。

妊娠中に起こりやすい口腔内疾患と予防法

こんにちは。鳥取市東町にある「山根歯科医院」です。

妊娠中は、ホルモンのバランスの変化や生活リズムの影響により、口腔内のトラブルが起こりやすくなります。本日は、妊娠中に起こりやすい口腔内疾患と予防法についてお話しします。

妊娠中に起こりやすい 口腔内疾患として、むし歯や歯周病歯、ドライマウス、妊娠性エプーリスなどがあげられます。

妊娠性歯肉炎・妊娠性歯周炎

妊娠中は、様々な原因によって歯肉炎・歯周病のリスクが高くなります。その原因としてあげられるのは、ホルモンバランスの変化があげられます。妊娠中は、エストロゲンとプロゲステロンといった女性ホルモンの分泌が増えるため、これらのホルモンが、歯茎の血管を拡張させ炎症を起こす原因となります。その他の原因としては、免疫力の低下、口腔環境の変化、清掃不良などがあげられます。これらについて詳しく説明します。

歯周病になるメカニズムのイメージ

免疫力の低下

妊娠中は、免疫機能が一時的に抑制され 細菌感染に対する抵抗力が、低下し歯周病菌に感染しやすくなります。そのため、妊娠性歯周炎や妊娠性歯肉炎を起こしやすくなります。

口腔環境の変化

妊娠中のつわりにより、吐き気や嘔吐があり歯磨きが不十分になったり唾液の分泌量が減少し、口の中が乾燥して細菌が繁殖しやすくなります。そのため妊娠歯肉炎や歯周病を引き起こしやすくなります。

症状

最も一般的に起こる症状としては、歯茎の腫れや痛みです。特に、歯磨き時や食事中の出血は多くなります。その他に、口臭が強くなる傾向があります。これは、歯周病菌の増殖によるためです。歯茎から膿が出ている場合などは、口臭が強くなります。

虫歯

妊娠中は、虫歯になりやすい環境条件が揃いやすくなります。その原因として大きく4つあります。

①つわりによるブラッシング 不足

②食事回数や間食が増える

③ホルモンバランスの変化

④唾液分泌量の減少

などが開けられます。

原因

・つわりによるブラッシング不足

妊娠初期に多くみられるつわりも、虫歯のリスクを高める原因の1つです。つわりによって吐き気が強くなる方がいらっしゃいます。歯磨きをしようとしても、嘔吐反射で上手に歯磨きできないこともあります。このように、口腔ケアが難しくなり、虫歯リスクが高くなってしまいます。

・食事や間食の回数が増える

妊娠中は、食生活の変化が生じることがあります。少しずつ何度も食べることや間食が増えてきます。間食が増えると口の中が酸性になる時間が長くなり、虫歯になるリスクが高くなります。また、 妊娠中は、人によって食の好みが変わることがあります。特にチョコレートやアイスクリームなど甘いものの摂取回数が増えた時は要注意です。これらの食品は、糖分を多く含んでおり虫歯菌の餌となり、繁殖して酸を生成して虫歯になってしまいます。

 ・ホルモンバランスの変化

妊娠中は、エストロゲンや、プロゲステロンといったホルモンの分泌が上昇してきます。これらのホルモンは、歯茎に影響を及ぼし、歯周病を起こす原因となります。歯肉炎や歯周病になると歯磨きが苦痛に感じ、歯周病を起こす原因となります。歯磨きの回数が少なくなることにより、口腔ケアが不十分になり虫歯のリスクが高くなります。

・唾液の分泌量の減少

唾液には、自浄作用と抗菌作用の2つの作用があります。

《自浄作用》

唾液は、口の中の食べかすや汚れを洗い流す作用があります。この食後の汚れを洗い流す作用によって虫歯菌の増殖を抑制することができます。

《抗菌作用》

唾液には 、ラクトフェリン、 免疫クロブリンなどの抗菌成分が含まれており、細菌の増殖を抑制する作用があります。妊娠中は、唾液の分泌量が減少することがあります。その結果、虫歯になるリスクが高くなります。

ドライマウス

妊娠中は、特にドライマウス(口腔乾燥症)になりやすい時期といわれています。

【原因】

ホルモンバランスの変化

妊娠中は、ホルモンバランスの変化によって唾液腺の働きが弱くなり、唾液の分泌量が減少することがあります。唾液の分泌量の減少は、虫歯や歯周病にも大きく関与しています。

口呼吸の増加

妊娠後期になると、おなかが大きくなってきます。そうなると口呼吸になりやすく、口の中が乾燥し、ドライマウスになるリスクが高くなります。

つわり

つわりがひどくなると吐き気や嘔吐で水分が失われやすくなります。また、食事量が減ったり、水分摂取が減ってしまったりすることもあり、口の中が乾燥し、ドライマウスになるリスクが高くなります。

ストレス・睡眠不足

妊娠中は、体調やメンタルの変化でストレスがたまりやすくなります。このストレスにより唾液の分泌が低下することで、ドライマウスになってしまいます。

妊娠性エプーリス

妊娠中の女性ホルモンの影響で、歯ぐきに こぶのような腫れものができることがあります。これを妊娠性エプーリスと呼びます。主に妊娠中期ごろにでき、赤く腫れて出血しやすいのが特徴です。多くの場合、出産後自然に消失していきますが、歯磨き不足で悪化することもありますので、気を付けなければなりません。好発部位としては、上顎の前歯付近です。

妊娠中における口腔内疾患の予防と対策

丁寧な歯磨き

妊娠中は、特に口腔ケアが重要です。つわりがある時期でも、歯磨きは続けなければなりません。妊娠中は、ホルモンバランスの変化で虫歯や歯周病のリスクが高くなります。そのため、毎日の丁寧な歯磨きやフッ素入り歯磨き粉の使用、歯と歯の間は、デンタルフロスや歯間ブラシの使用をお勧めします。つわりのために吐き気の強い場合は、歯磨き粉なしで磨くことや、水やお茶でゆすぐだけでも行ってください。間食が増えることが多い場合は、食後にこまめなうがいや歯磨きを行ってください。

嘔吐後のケア

つわりのため嘔吐した後に「口の中が気持ち悪いから」とすぐに歯を磨く人がいます。これは、よくありません。胃酸で歯の表面が柔らかくなったところに歯磨きをすると、歯を傷つけてしまいます。嘔吐後は水で軽くうがいをし、30分後に歯を磨くようにしください。

定期的な歯科検診

妊娠中に定期的な歯科検診を受けることは、とても重要です。特に、安定期(妊娠4~7か月頃)は、歯科治療を受けるのに最適な時期です。この安定期に歯科医院での口腔ケア(歯石除去やPMTCなど)を受けていただくことをお勧めします。

まとめ

妊娠中はホルモンバランスの変化、つわりによる歯磨きの困難、食生活の変化によって、多くの口腔疾患になるリスクが高くなります。特に妊娠中の歯周病においては、早産や低体重児出産の可能性があるため、何か口腔内に違和感があれば、早めに歯科医院を受診してください。早期発見、早期治療は、特に重要です。妊娠中は、つわりで辛いこともあるかと思いますが、工夫しながら、丁寧な歯磨きを行い、口腔ケアを心掛けていただきたいと思います。

また何か気になる点がございましたら、鳥取市東町にある歯医者「山根歯科医院」にお気軽にご相談ください。

鳥取市 歯医者 新生児 妊娠

当院は、痛みに配慮した優しい治療を心がけて診療を行っています。むし歯・歯周病治療だけでなく、矯正治療や小児歯科、インプラント治療など、幅広い診療に力を入れています。

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噛み合わせが悪いとどのようなリスクがある?原因や改善方法も

こんにちは。鳥取市東町にある歯医者「山根歯科医院」です。

噛み合わせに違和感を感じて鏡で歯を見る男性

噛み合わせが悪いと聞くと、歯並びの見た目を気にする方も多いかもしれません。

しかし、噛み合わせの乱れは見た目だけでなく、食事や発音のしづらさ、虫歯や歯周病のリスク、さらには肩こりや頭痛といった身体の不調にもつながる恐れがあります。不正咬合にはいくつかの種類があり、その原因も遺伝や癖、生活習慣などさまざまです。

今回は、噛み合わせが悪い状態の種類や主な原因、放置によるリスクなどについて詳しく解説します。噛み合わせの悪さにお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。

噛み合わせが悪い状態とは

科学前突の歯列模型

噛み合わせが悪いと一口に言っても、さまざまなタイプの不正咬合があります。以下では代表的な不正咬合の種類についてご紹介します。

上顎前突

上顎前突(じょうがくぜんとつ)は、いわゆる出っ歯の状態です。上の前歯や上顎全体が前方に突き出していることで、下の歯との噛み合わせが合わなくなります。

遺伝的な要因や、幼少期の指しゃぶり、舌を前に押し出す癖などが原因とされます。上顎前突は、見た目の印象に影響するだけでなく、口が閉じにくくなることで口呼吸になりやすく、虫歯や歯周病のリスクも高まります。

下顎前突

下顎前突(かがくぜんとつ)は、いわゆる受け口と呼ばれる状態で、下顎や下の前歯が上顎より前に出ている状態を指します。

この不正咬合は、上下の歯が反対に噛み合うため、食べ物が噛みにくく、発音が不明瞭になることがあります。遺伝による骨格的な要因が多く、早期からの矯正治療が望ましいケースもあります。

叢生

叢生(そうせい)とは、歯がデコボコに重なり合って生えている状態で、歯並びが乱れている典型的な噛み合わせの一つです。

原因としては、顎が小さいことで歯が並ぶスペースが足りない場合や、乳歯の早期喪失、永久歯の大きさの不調和などが挙げられます。歯磨きがしにくくなるため虫歯や歯周病のリスクが高まり、見た目のコンプレックスや発音のしづらさにもつながることがあります。

空隙歯列

空隙歯列(くうげきしれつ)は、歯と歯の間にすき間ができている状態を指します。特に前歯のすき間が目立つ場合は、見た目の悩みにつながることが多くあります。

原因には、歯のサイズが小さい、顎が大きい、舌で前歯を押す癖、乳歯が早く抜けたことなどが考えられます。すき間に食べ物が挟まりやすく、虫歯や歯周病のリスクが高まる点も見逃せません。

過蓋咬合

過蓋咬合(かがいこうごう)は、上の前歯が下の前歯を深く覆い隠す噛み合わせです。歯の接触が強くなりやすく、下の歯の歯茎や粘膜を傷つけることがあります。

原因は、骨格の不均衡や歯の位置異常、生活習慣による噛み癖などが考えられます。放置すると顎関節や筋肉に負担がかかり、顎関節症を引き起こすこともあるでしょう。

開咬

開咬(かいこう)は、奥歯は噛み合っているにもかかわらず、前歯が閉じた状態でも上下の歯が接触せず、すき間が空いてしまう噛み合わせです。

この状態では前歯で物をうまく噛み切ることができず、発音にも支障をきたすことがあります。原因としては、長期間の指しゃぶりや舌を突き出す癖、口呼吸などが挙げられます。見た目にも影響があるため、心理的な負担になることもあります。

噛み合わせが悪くなる主な原因

寝ている時に食いしばっている女性の口元

噛み合わせが悪くなる背景には、生まれつきの体質だけでなく、乳歯の管理や日常生活の癖など、さまざまな要因が関係しています。ここでは、不正咬合を引き起こす主な原因について詳しく見ていきましょう。

遺伝的な要因

噛み合わせの状態は、顎の大きさや骨格のバランス、歯の形・本数など、遺伝的な影響を強く受けます。たとえば、親が上顎前突や下顎前突といった不正咬合の場合、子どもにも似た特徴が現れることがあります。

成長に伴って顎の発達に偏りが出る場合もあるため、早い段階での経過観察と対応が大切です。

乳歯の早期喪失

乳歯は永久歯が正しく生えてくるための道しるべとして重要な役割を果たします。

しかし、虫歯やケガなどで乳歯を早く失うと、周囲の歯が移動して、永久歯が生えるスペースが不足することがあります。その結果、歯並びが乱れたり、噛み合わせにズレが生じたりする原因となります。乳歯も丁寧なケアが必要です。

生活習慣や癖

噛み合わせの乱れには、無意識の癖や日常の習慣が大きく関係していることがあります。たとえば、指しゃぶり、舌を前に出す癖、頬杖、片側だけで噛むといった行動は、歯や顎に偏った力をかけるため、不正咬合の原因となります。

特に成長期の子どもにとって、これらの癖を早めに見直すことはとても重要です。

歯ぎしり・食いしばり

歯ぎしりや食いしばりは、ストレスや噛み合わせの不調が原因となることが多く、無意識のうちに歯や顎に大きな負担をかけています。特に就寝中の歯ぎしりは、歯のすり減りや顎関節への影響が心配されます。長期的に続くと、顎関節症を引き起こすリスクも高まります。

噛み合わせが悪い状態を放置するリスク

顎関節を押さえる不安そうな女性

噛み合わせの乱れをそのままにしておくと、口腔内だけでなく全身の健康にも影響を及ぼす可能性があります。ここでは、不正咬合を放置することで生じる主なリスクについて解説します。

虫歯や歯周病のリスクが高まる

噛み合わせが悪いと、歯並びが複雑になり、歯ブラシが届きにくい部分が増えます。そのため、磨き残しが生じやすくなり、虫歯や歯周病になるリスクが高まるのです。また、噛む力が一部の歯に集中することで、歯や歯茎に負担がかかり、歯の寿命を縮める可能性もあるでしょう。

口腔内の清掃性を保つうえでも、正しい噛み合わせは欠かせません。

顎関節症を引き起こすリスクが高まる

不正な噛み合わせは、顎の関節や筋肉に不自然な力をかけ、顎関節症を引き起こす要因となります。顎関節症になると、口を開けるときに音が鳴る、顎が痛む、口が大きく開かないといった症状が現れ、日常生活に支障をきたします。

慢性化すると治療にも時間がかかるため、噛み合わせの乱れは早期に見直すことが大切です。

消化器への負担が大きくなる

噛み合わせが悪いと、しっかり噛まずに食べ物を飲み込むことが増えます。これにより、胃や腸に過剰な負担がかかり、消化不良や胃もたれ、便秘などの原因になることがあるのです。特に高齢者や胃腸が弱い人にとっては深刻な問題となることもあるでしょう。

正しく噛めることは、栄養の吸収や内臓の健康にも直結しています。

姿勢や全身のバランスが崩れる

噛み合わせのズレは、顎の位置や顔の筋肉の使い方に影響し、体全体のバランスを崩すことがあります。特に慢性的な肩こり、頭痛、首のこり、腰痛などが現れることがあり、姿勢不良の原因にもなります。

噛み合わせを改善する方法

矯正治療のカウンセリング

上述のとおり、噛み合わせが悪い状態を放置するとさまざまなリスクが伴います。そのため、早めの対応が望まれます。ここでは、噛み合わせを改善するための代表的な方法をご紹介します。

矯正治療

歯列矯正は、噛み合わせを改善する最も一般的な方法です。ワイヤーやマウスピースを使って歯を理想的な位置に移動させ、正しい噛み合わせを目指します。見た目の改善だけでなく、咀嚼機能や発音の向上にもつながります。

大人になってからでも治療は可能で、目立たない矯正装置も選べるようになっています。

補綴治療

歯の欠損やすり減りが原因で噛み合わせが乱れている場合には、補綴(ほてつ)治療が選択されるケースが多いです。被せ物やブリッジ、入れ歯、インプラントなどを使って、失われた歯の機能とバランスを回復させます。

歯の高さや位置を調整することで、全体の噛み合わせが整い、ほかの歯への負担も軽減されます。

まとめ

笑顔で歩くビジネスウーマン

噛み合わせが悪い状態は、見た目の問題だけでなく、虫歯や歯周病、顎関節症、消化不良、姿勢の乱れなど、さまざまな健康リスクと深く関係しています。その原因は、遺伝や乳歯の早期喪失、生活習慣、癖など多岐にわたりますが、正しい対策を講じることで改善は可能です。

噛み合わせは一生の健康を支える土台です。気になる症状がある場合は、早めに歯科医師に相談しましょう。

噛み合わせの治療を検討されている方は、鳥取市東町にある歯医者「山根歯科医院」にお気軽にご相談ください。

当院は、痛みに配慮した優しい治療を心がけて診療を行っています。むし歯・歯周病治療だけでなく、矯正治療や小児歯科、インプラント治療など、幅広い診療に力を入れています。

ホームページはこちら予約・お問い合わせも受け付けておりますので、お気軽にご連絡ください。公式Instagramも更新しておりますので、ぜひチェックしてみてください。

矯正治療を行う上で気になることについて

こんにちは。

鳥取市東町にある山根歯科医院です。

歯列矯正を検討している方に、「気になることは何ですか?」と質問したところ、治療中の痛みの、見た目、治療期間、通院頻度、費用、抜歯が必要かどうかなどの質問が多く聞かれました。本日は、矯正治療を行う上で気になる点についてお話したいと思います。

ワイヤー矯正が痛い理由のイメージ

矯正治療の痛み

矯正治療中に感じる痛みは、一般的に歯の移動に伴う痛みが多いです。これは、歯に矯正力がかかることで「歯に圧がかかるような痛み」 あるいは、「締め付けられるような痛み」が、数日~1週間程度出ることがあります。この痛みは、虫歯による強い痛みとは違い、鈍い痛みで歯が浮いたような感覚の痛みで。ただ、ほとんどの場合、1週間程度で消失していきます。この痛みの程度は、個人差が大きく同じように矯正治療を受けても痛みの感じ方は、人によって異なります。また、年齢差にも影響します。若い世代ほど痛みが強くなる傾向があります。 一方で、成人では痛みは、比較的少ない傾向にあります。また、矯正治療の種類によっても異なります。 ワイヤー矯正とマウスピース矯正を比べると、ワイヤー矯正の方が痛みが強くなる傾向があります。これは、ワイヤー矯正の方が歯に加わる矯正力が強いからです。ただ、ワイヤー矯正の方が矯正力が強い分、歯の移動も早いためマウスピース矯正に比べて矯正治療期間は短くなります。その他に矯正治療中の痛みといえば、矯正装置による口内炎があげられます。 ここでは、ブラケットやワイヤーといった装置が、頬粘膜を傷つけて口内炎になってしまうことがあげられます。ワイヤー矯正治療中に現れる痛みは、マウスピース矯正では、ほとんどありません。しかし、マウスピース矯正の場合でも歯に対して矯正力はそれほど強くありませんが、多少の痛みが生じることがあります。

見た目 ・目立ちやすさ

矯正装置には、ワイヤー矯正とマウスピース矯正に分けられます。また、ワイヤー矯正においては、金属ブラケット、セラミック ブラケットの使用をする方法があります。 最近、ワイヤー矯正の場合は、 見た目を考えてセラミック ブラケットの方が使用される頻度が高くなっています。また、最近ではマウスピース矯正が普及しています。人前に出る職業で、目立たない方法を選択するのであれば、マウスピース矯正がおすすめです。ただ、抜歯をするような矯正治療の場合は、ワイヤー矯正の方が、確実に短期間で完了することになります。 症例に応じて矯正治療は選択しなければなりません。その場合は、しっかりと歯科医師とご相談ください。

マウスピース矯正とワイヤー矯正の治療期間を比較する女性 鳥取市 歯医者

治療期間・通院頻度について

治療期間においては、個々の症例によって異なります。部分矯正あるいは、軽度な歯列不正の場合は、6ヶ月~1年が、治療期間となります。ただ、全顎矯正では、一般的に1年~3年が目安です。また、マウスピース矯正とワイヤー矯正とでは、症例にもよりますが一般的にマウスピース矯正の方が長くなる傾向があります。また マウスピース矯正の場合は、患者様の協力度によって治療期間が変わってきます。マウスピース矯正の場合は、1日20時間~22時間マウスピースを装着しなければなりませんが、装着時間が短いと思うように歯が移動しないので治療期間が長くなります。 当院では、通院頻度は通常 1ヶ月に1回が目安となります。

マウスピース矯正の治療期間イメージ

費用・支払い方法について

矯正治療は、自費治療です。装置の種類や症例難易度によって治療費は変動していきます。いずれにしても自費治療なので高額にはなります。矯正治療を受ける前には、治療費の総額を確認しておかなければなりません。当院では、デンタルローンを用意しております。 無理のない支払い方法を相談してください。マウスピース矯正では、マウスピースを紛失した場合は、追加料金が発生するケースがありますます。マウスピースの管理はしっかりと行ってください。

予防歯科の費用イメージ

抜歯が必要かどうか・あるいは抜歯をする時の不安

抜歯が必要かどうかは、個々の歯列不正の状況によって判断することになります。

便宜抜歯 (歯並びや噛み合わせを良くするため、歯を並べるためのスペース確保を目的とした抜歯) 本来は、抜歯をしないで矯正治療ができればベストですが、萌出している歯の大きさが、骨の大きさに比べて大きい場合は、 抜歯が必要となります。 便宜抜歯は必要かどうかは、矯正専門医が判断することになります。

日常生活への注意事項

食事・歯磨きにおいて

矯正治療には、ワイヤー矯正とマウスピース矯正があります。

・ワイヤー矯正の場合

ワイヤー矯正の模型

ワイヤー矯正の場合は、硬いものや粘着性のある食べ物は控えた方が良いです。例えば、キャラメルガムなどは、矯正装置にくっつきやすく、変形することがあります。なた、硬い食べ物(ナッツ類、硬いせんべい)などは、摂取すると、矯正装置が壊れる原因になります。これらの食べ物は控えるようにしましょう。

歯磨きにおいては、食後に丁寧に歯磨きすることが基本となります。ワイヤー矯正の場合は、矯正装置の装置のまわりに食物残渣が滞まり、虫歯や歯周病のリスクが高くなります。通常の歯ブラシに加えて矯正用の歯ブラシや歯間ブラシ、デンタルフロスといった、補助清掃用具を活用して、丁寧に磨く必要があります。

歯磨きなどでワイヤー矯正の痛みが生じることがあるというイメージ

・マウスピース矯正の場合

マウスピース矯正マウスピース矯正の場合は、マウスピースを外して食事をしていただくので、食べ物に注意することはありません。マウスピースをつけたまま食事をすると、マウスピースが変形する原因にもなります。気をつけてください。1日に装着する時間は、食事と歯磨きの時以外です。時間的には、20時間〜22時間は装着お願いしています。マウスピースを装着したままジュースや砂糖が含まれている飲み物、コーヒーや赤ワインなどの着色しやすい飲み物はNGです。気をつけましょう。マウスピース矯正においては、しっかり管理しなければなりません。

取り外したマウスピースは、必ず専用のケースに保管するようにしてくだい。取り外したままどこかに置き忘れて紛失してしまうと 再注文しなければならなくなり時間がかかってしまいます。紛失しないように自分自身で管理してください。

マウスピース矯正を装着しようとしている女性の口元

治療後の後戻り

患者様で矯正治療後、理想的な歯列になると治療が終わってホッとする方も多くいらっしゃると思います。しかし、歯は元に戻ろうとする性質があるため、保定装置(リテーナー)を指示通りに使用しないと、後戻りが生じる可能性が高くなります。当院では、定期的な経過観察を行い確認していきます。保定期間は、2年~3年程度必要となります。

まとめ

矯正治療において患者様が気になる点は、痛み、見た目、費用、治療期間、日常生活における注意点などがあります。当院では、患者様がどのようなことを問題とされているのか、しっかりとカウンセリング時にお聞きし、丁寧な説明を行いご納得していただいてから、矯正治療を行うようにしています。そして、日常生活への影響を最小限に抑え、患者様の不安や痛みを少しでも軽減し、患者様にとって理想的な歯並びが手に入れることができるよう頑張っていきたいと思います。

鳥取市 歯医者 検診 山根歯科医院

お口のお悩みがありましたら、鳥取市東町にある歯医者「山根歯科医院」にお気軽にご相談ください。

当院は、痛みに配慮した優しい治療を心がけて診療を行っています。むし歯・歯周病治療だけでなく、矯正治療や小児歯科、インプラント治療、医療ホワイトニングなど、幅広い診療に力を入れています。

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