電話する

地図

予約・問合せ

メニュー
ヘッダーオファー

マウスピース矯正・インビザライン part 2

マウスピース矯正を希望している方が年々増えてきています。

マウスピース矯正は、大きく分けて2つあります。1つは、インビザライン、もう一つは、クリアアライナー アソアライナーです。現在では、三次元シュミレーションソフトによって、正確に歯の動きを想定しマウスピースを使用し、矯正を行っていくインビザラインが主流になっています。今では世界中で1400万人がインビザラインでの矯正を行ったとデーターがあります。当院でも、マウスピース矯正を行う場合は、インビザラインを使用しています。

 

インビザライン治療の流れ

①カウンセリング

マウスピース矯正治療前に まず、最初に行うことは、カウンセリングです。多くの場合、患者様が、歯科医師にたいして、どのように歯並び改善したいのか、矯正方法としてマウスピース矯正かワイヤー矯正かなど、矯正方法の希望を患者様からお聞きします。その他に、インプラント治療を過去におこなったことがあるかなどの治療歴、歯ぎしりや食いしばり と言った習癖があるか、抜歯や歯を削合する事に抵抗があるかどうか、など矯正治療に関連性があることをお聞きします。

 

②精密検査

精密検査では、口腔内検査・口腔内写真撮影・顔貌写真撮影・パノラマレントゲン撮影・歯科用CT・歯型模型採取を行います。模型採取においては、口腔内で印象材を使用して型どりし、そこに石膏を流す方法と、口腔内スキャナーで撮影し、歯型を三次元的にデータ化し歯型を作製する方法と、二通りあります。当院では、後者の口腔内スキャナーを使用しています。

 

③治療計画の説明

シュミレーションでの確認
マウスピース矯正の場合、 ワイヤー矯正と比べて、 症例は限定的なものとなります。 マウスピース矯正の適用症例 かどうか確認しなければなりません。 当院では、口腔内スキャン アイテロを使用して矯正前と矯正後の状態を 3 D 画像で シュミレーションを行います。シュミレーションを見ながら治療計画のご説明をさせていただきます。

 

                                                        シュミレーション画像

 

以前では マウスピース矯正を希望して治療したが、 マウスピース矯正で納得いく 結果ができなかった。 という声を聞くことがあります。 しかし最近では、矯正治療する前に シュミレーションをして、どの症例がマウスピース矯正に適しているかを判断できるようになりました。 マウスピース矯正を希望していても、適応症例でなければ ワイヤー矯正をすることになります。 適応症例であると確認できたら、 スキャナーで採取した歯型データをインビザライン本社へ送ります 。マウスピース矯正 においての治療計画を立案し、 シュミレーション動画が出来上がります。 マウスピース矯正とワイヤー矯正の大きな違いは、ここにあります。 マウスピース矯正の場合は、 矯正前に シミュレーションを行って治療計画を立案していくことになります。 一方、 ワイヤー矯正は、印象材で型取りをした 石膏模型 とレントゲンを参考にして、歯科医が頭の中で考えて治療計画を立案することになります。 この点が大きな違いです 。そして、 シュミレーションされた 治療計画が問題なければ、マウスピースの発注をすることになります。 3週間〜1ヶ月程度でマウスピースが完成します。 そこで マウスピース矯正の治療を開始となります。

《注意》マウスピース矯正をする前にしておくこと                   虫歯や歯周病は マウスピース矯正をする前に、しっかりと治療しておく必要があります。 例えば 、マウスピース矯正を開始してから虫歯治療を行うと、虫歯の治療を行った歯が形が多少 変わることになります。 仮に、虫歯が進行して処置を行ったとします。 歯髄処置を行った歯の形は、大きく変化してしまいます。 そうなるとマウスピースが合わなくなってしまいます。 虫歯や歯周病の処置は 、マウスピース矯正を開始する前に治療しておく必要があります。

➃マウスピース矯正の開始

マウスピース矯正の開始をしたら、まず行うことは、マウスピースの装着・取り外しの練習です。 初めて義歯を入れる時も 取り外しや装着の練習は、どこの歯科医院でもされると思います。 マウスピースも同じです。 誤った装着の仕方をすると、歯茎を傷つけたりします。 初めは戸惑いもあると思いますが、 慣れれば難しくないと思います。
次に、 マウスピースの注意事項を確認してください。
★毎日20時間以上 、マウスピースを装着する。 食事中、 歯磨き時以外は装着する。
★マウスピースは、2週間ぐらいで交換する。
★自己管理をしっかり行う。 マウスピースを紛失すると再度マウスピースの新製をしなければならないので、費用と矯正 期間が長くなる。
★通院は、1ヶ月に1度です 。必ず 来院してください。

 

矯正治療終了と保定

満足のいく 歯並びになったら、マウスピース矯正の終了となります。 矯正期間は、部分矯正の場合は6ヶ月程度、全部矯正の場合は、2年程度かかります。 また、抜歯を必要とする矯正の場合は、 マウスピース矯正だけでは困難なケースがありますので、ワイヤー矯正を併用でマウスピース矯正を行うことがあります。

矯正終了後は保定を行います。矯正終了の場合 、マウスピース矯正に限らず ワイヤー矯正においても 矯正終了後は 保定をすることになります 。治療が終了し 綺麗な歯並びになっても 後戻りして歯並びが悪くなることがあります 。矯正終了後は、後戻りを防止するため 保定装置 (リテーナー)を装着します。 保定期間は、だいたい1年から2年ぐらいです。保定期間中は 6ヶ月に1回ぐらいのペースで 来院していただきます 。その時は 、歯並びのチェックはもちろんのこと、虫歯の有無 ・歯周病の有無・噛み合わせのチェックなどを行います。

ここ数年、 マウスピース矯正が普及しつつあります 。大きな要因は3つあると思います 。1つ目は綿密な治療計画を立てることができるようになったことが挙げられます 。2つ目は 歯科矯正する前と歯科矯正した後のビフォー・アフターがシュミレーションで予測できるようになったこと。 3つ目は、マウスピース製作において 精度が上がったことが挙げられます。

これは、 3 D デジタル技術が進んだことが挙げられます。 以前は 口腔内を印象材で型取りし、 それに石膏を流して 石膏模型を作り マウスピースの装置を製作していました 。しかし、最近では、光学スキャンを使用してデータ化し 精密なマウスピースを作成することができるようになりました。 また、 シュミレーションを作ることもでき 前もって 患者様のにどのように 歯が動くことができるか 、そして 矯正治療前と治療後のビフォーアフターを示すことができ、 患者様にも安心とご納得していただける治療を受けることができるようになったことも 、マウスピース矯正が普及した要因の一つだと考えています。 精密なマウスピース矯正を作製することにより、以前よりも早く正しい位置に歯を移動させることができるようになり  矯正期間も短くなりました。

歯並びが気になる方、 また何か気になる点があれば お気軽にご相談ください。

インプラント治療後の歯磨き!注意点や歯磨き粉の選び方を解説!

こんにちは。鳥取市東町にある歯医者「山根歯科医院」です。

インプラントについて説明している歯科医師

インプラントは人工物ですが、しっかりと歯磨きをしないと口腔トラブルの原因になります。

「インプラント治療後はどのように歯磨きをしたらいいの?」「歯磨き粉を使ってもいいの?」など、インプラント治療後の歯磨きについて疑問をおもちの方がいるのではないでしょうか。

そこで今回は、インプラント治療後の歯磨きの方法や歯磨き粉の選び方について解説します。インプラント治療後の歯磨きについて知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

インプラント治療後にしっかり歯磨きをしないと

インプラントの歯磨き

インプラントは、人工物なので歯磨きしなくても問題ないと思っている方がいるのではないでしょうか。結論から述べると、インプラントは人工物なので虫歯になることはありません。

しかし、インプラント周囲炎を発症する可能性があります。インプラント周囲炎とは、インプラント周囲の組織が炎症を起こす疾患で、インプラントを失う大きな原因のひとつといわれています。

インプラント周囲炎に罹患するとインプラントを支えるあごの骨や歯茎が炎症を起こします。初期は歯茎の炎症や出血などの自覚症状がみられ、進行するとインプラントを支える骨が溶けだして、最終的にはインプラントが抜け落ちることもあります。

インプラント周囲炎の原因はインプラント周囲に残るプラークです。インプラント周囲炎を予防するためには、しっかりと歯磨きをして、インプラント周囲に残ったプラークを除去することが重要といえます。

インプラントの寿命を長く保つためにも、歯磨きをしてしっかりとケアすることがポイントになるでしょう。

インプラント治療後に歯磨きをするときのポイント

インプラント治療後の歯磨きのポイント

インプラント治療後に歯磨きをするときのポイントについて、以下に解説します。

毛先が細い歯ブラシを使う

インプラント治療後は、毛先が細い歯ブラシを使用するとよいでしょう。

インプラント周囲炎を予防するためには歯の表面に残るプラークを除去する必要があります。毛先が細い歯ブラシを使用するとインプラントと歯茎の境目までしっかりと磨くことができるでしょう。

ただし、毛先が細い分、当たる面積が少ないため汚れを落とすのに時間がかかります。そのため、しっかりと時間をかけて丁寧に磨く必要があるでしょう。

補助清掃用具を使う

歯ブラシだけでは歯と歯の間などの細かい部分に付着した汚れを落とすことは難しいです。デンタルフロスや歯間ブラシなどの補助清掃用具を使用して磨き残しがないようにしましょう。

ご自身の歯並びに合った補助清掃用具がわからない方は、歯科医師・歯科衛生士に相談すると適切なものを教えてもらえます。

インプラント治療後に使う歯磨き粉の選び方

歯磨き粉

インプラント治療後はインプラント周囲炎を予防するだけでなく、健康な歯を守るためにもしっかりと歯磨きをして口腔内を清潔な状態に保つことが大切です。

しかし、インプラント治療後の歯磨き粉はどのようなものを使用したらいいのかわからないという方も多いかと思います。

以下に、インプラント治療後に使用する歯磨き粉の選び方について解説します。

研磨剤や顆粒の入った歯磨き粉は避ける

研磨剤や顆粒の入った歯磨き粉には歯の表面の着色汚れを落とす効果があるため、着色汚れが気になって使用している方も多いと思います。

しかし、インプラント治療をおこなった方は、研磨剤や顆粒の入った歯磨き粉は避けましょう。研磨剤や顆粒の粒子がインプラントと歯茎との間に入り込むと、炎症を引き起こす可能性があります。

また、歯周病や加齢によって歯の根が露出している部分に荒い粒子の研磨剤や顆粒が配合されている歯磨き粉を使用すると、歯が削れて知覚過敏などの原因になりかねません。

舌で触った時にザラつきを感じるほどの大きな粒子が配合されている歯磨き粉は使用しないようにしましょう。

フッ素入りの歯磨き粉は使用できる

インプラント体の多くは素材にチタンを使用しています。チタンはフッ素に触れると腐食することがあるため、フッ素入りの歯磨き粉は使用しないほうがいいのか疑問に感じている方もいるでしょう。

しかし、市販で売られている歯磨き粉に含まれるフッ素は低濃度であるため、インプラントを腐食させるリスクはありません。インプラント治療後もフッ素入りの歯磨き粉を使用しても問題ないといえるでしょう。

フッ素には、歯の質の強化・虫歯菌の活動の抑制・唾液の再石灰化の促進などといった効果があるため、口の中を虫歯になりにくい環境に整えることが期待できます。周囲の歯の健康を守るためにも積極的に取り入れるようにしましょう。

インプラント治療後に歯磨きをするときの注意点

インプラント治療後の歯磨きの注意点

インプラントの治療のステップによって口内環境は異なるため、各ステップに合わせた方法で歯磨きをする必要があります。

インプラント治療後の歯磨きで注意する点は、以下のとおりです。

インプラント外科手術後

インプラント手術直後は歯茎が傷付いた状態です。傷付いた歯茎を刺激すると傷口の治りが遅くなり、細菌感染を引き起こす可能性があるため注意しましょう。

ブラッシングをする際は、やわらかめの歯ブラシを使用して歯茎に刺激が加わらないように優しく歯磨きをしてください。うがいも激しくおこなうと再出血する可能性があるため、術後は口に含んで軽く流す程度にしましょう。

傷口が治ってきた段階で歯ブラシの毛の硬さも変えていきます。歯ブラシを変えるタイミングは一人ひとり異なるため歯科医師の指示に従いましょう。なお、インプラント以外の部位は通常通り歯磨きをして、プラークのない清潔な口内環境に整えることが大切です。

インプラント治療完了後

インプラント治療が完了した後は、他の歯と同じように通常どおり歯磨きをします。

歯ブラシだけで落とせる汚れは6割程度といわれています。今まで歯ブラシだけで歯磨きを終えていた方は注意が必要です。残りの4割の汚れは歯ブラシでは落とすことが難しい歯と歯の間に残ります。

そのため、歯と歯の間の汚れはデンタルフロスや歯間ブラシなどの補助清掃用具を使用してしっかり落とすようにしましょう。補助清掃用具を活用することで、歯ブラシでは行き届かない部分に付着した汚れも落とすことができます。

インプラント治療後はメンテナンスを受けよう!

口のメンテンスをしている男性たち

インプラントの寿命は10〜15年程度といわれており、ブリッジや入れ歯よりも長く使うことが可能です。

ただし、インプラントを長く使い続けるためには、ふだんからしっかりとケアを行う必要があります。毎日のセルフケア以外にも、定期的に歯科医院でメンテナンスを受けて確認してもらうことが大切です。

歯科医院のメンテナンスでは、インプラントに異常がないか確認するほか、口の中全体に虫歯や歯周病などのトラブルがないか確認します。磨き残しがある場合は、その部位に合った適切な歯磨き方法を指導してもらえます。

また、口腔内のクリーニングを受け、ふだんの歯磨きでは落としきれない汚れを除去してもらうことで、虫歯やインプラント周囲炎になりにくい口内環境に整えることができます。

インプラント治療後、3ヶ月〜半年に1回のペースでメンテナンスを受けるように指示されるケースが多いです。インプラントを長く使い続けるためにも、メンテナンスはかならず受けましょう。

まとめ

インプラント治療の説明を受けている女性

インプラントは人工物なので虫歯になることはありません。

しかし、インプラント周囲炎にかかる可能性があるため、インプラント治療後はしっかりと歯磨きをして汚れを落とす必要があります。

インプラント治療後はインプラントと歯茎との境目や被せ物の表面にプラークが残らないように、意識して歯磨きをすることが大切です。歯ブラシでは行き届かない部分は、デンタルフロスや歯間ブラシなどを使用して汚れを除去しましょう。

ドラッグストアや歯科医院などでは、さまざまな種類の歯ブラシ・歯磨き粉が売られています。使用している歯ブラシや歯磨き粉が適切か不安に感じている方は、歯科医師・歯科衛生士に相談してアドバイスを受けるといいでしょう。

インプラントを検討されている方は、鳥取市東町にある歯医者「山根歯科医院」にお気軽にご相談ください。

マウスピース矯正・インビザライン part 1

最近の歯科矯正において、特に話題になっている事と言えば、マウスピース矯正です。以前は、歯科矯正と言えば、歯にワイヤーやブラケットを装着し、矯正を行うことが一般的でした。

最近では、透明なマウスピースを使用して、歯を正常な位置に移動させ、矯正を行う方法が、増えてきています。「マウスピース矯正で歯が、本当に綺麗にそろうのかな?」「期間や費用は、どれくらいかかるかな?」 という質問が多く聞かれます。

 

本日は、マウスピース矯正・インビザラインについてお話します。

マウスピース矯正とは、プラスチックでできたマウスピースを1日のうちの20時間以上装着し、歯を移動させていく矯正方法です。そして、同じマウスピースをずっと装着するのではなく、1週間~2週間ごとに少しずつ形の異なるマウスピースを着け替えていきます。

 

マウスピース矯正のメリット・デメリットをお話します。

《メリット》

・薄くて透明なマウスピースなので、目立ちにくく、審美的に良い

・食事をする時、歯磨きをする時など、取り外しが可能なので口腔ケアをしやすく、衛生的

・ブラケットを使用したワイヤー矯正に比べて、違和感が少なく会話しやすい

・ホワイトニングなどの治療も矯正しながら同時に行うことができる

・金属アレルギーの方にも十分な対応ができる

《デメリット》

・1日20時間以上装着しなければならないので、歯みがきや食事の時以外は、装着しする必 要がある

・困難な症例はマウスピースだけでは、矯正できない。                  (ワイヤー矯正に比べてマウスピース矯正は、適応症例が少なく限られています。マウスピース矯正を希望されてもワイヤー矯正を選択しなければならないケースもあります。)

・自己管理が必要

・食事中はマウスピースを外さなければならない                    (マウスピースを装着したり、外したりすることは、慣れれば比較的にスムーズにできるのですが、その都度、取り外すのが面倒なことと感じられる方もいらっしゃいます。そのような方には、マウスピース矯正は、お勧めできません)

《マウスピース矯正では難しい ケース》

マウスピース矯正は 、ワイヤー矯正に比べて、適合症例が少ないと言われています。

では、どのようなケースはマウスピース矯正では難しいのでしょうか。

 

小臼歯 抜歯をし、歯を大きく 移動して矯正する場合

歯科矯正治療を希望した患者様で、奥歯の1つ手前の歯を抜歯して歯を並べる スペースを作って矯正します。と言われることがあります。 このようなケースは、歯を大きく 移動させて矯正することになります 。マウスピース矯正の場合、 歯を移動させる長さは 6mm 程度なので マウスピース矯正では、困難なことが多いです 。1つ 例を挙げると、重度な叢生の場合は、 顎の大きさに比べ 1つ1つの歯の大きさが大きいため 歯が正常な位置に放出することが難しく、重なり合って生えてきます。

不正咬合・叢生

このようなケースでは、 小臼歯の葉を抜歯して歯を萌出する スペースを作り、正常な位置に葉を移動させて矯正することになります。 ワイヤー矯正では、十分可能な 矯正ではありますが 、マウスピース矯正では、困難になることがあります。 マウスピース矯正は抜歯しないで治すことができることが、適応症例と言えると思います。

 

重度の反対咬合・ 前歯の前突の場合(骨格の異常のある場合)

反対咬合でも 、前歯の前突の場合でも、軽度なケースであれば マウスピース矯正で治すことができます。 しかし、 骨格に異常があり 反対咬合や 前歯の前突になっているケースでは、歯を移動させることだけでは難しく 外科的治療も併用していく必要があります。

反対咬合

 

前歯の前突

インプラントが多数入っている場合

インプラントは、人工物であるため 矯正力を加えてもインプラントを動かすことはできません 。そのため マウスピース矯正は難しくなります。 ただ 、ワイヤー矯正の場合は、インプラントを固定源として、他の歯を移動させることができるため 、全ての症例ではありませんが 矯正治療ができるケースもあります。

 

歯ぎしりや 食いしばりをしている場合

普段から歯ぎしり、食いしばりをしている方は 、ワイヤー矯正を選択した方がいいと思います。 歯ぎしり 食いしばりをしていると、マウスピースが壊れてしまうことがあります 。マウスピースが壊れてしまうと 、初めから作り直しをしなければなりません 。治療が思うように進めることができません。

 

永久歯が完全に生え 揃っていない場合

永久歯が生え揃っていなくて乳歯が残っている場合は 、マウスピース矯正が難しくなります。 マウスピース矯正が、全くできない。というわけではありません。 小児矯正において 、マウスピース矯正を使用しているケースもあります。 しかし、 よくあるケースですが、 乳歯が抜けたり 新たに永久歯が生えてきたりするとマウスピースが合わなくなってしまう場合があります。 もちろん、 そのような時は 、治療計画のやり直しをして新しく マウスピースを作成すればいいのですが 、治療期間や 費用が追加でかかることがあります。小児においては保護者さんとしっかりと カウンセリングを行い 事業計画を立てていかなければなりません。

ワイヤー矯正とマウスピース矯正の比較

《ワイヤー矯正》

★審美性・・・歯の表面にブラケット・ワイヤーが装着されているので、審美的に良くない

★衛生面・・・装着をつけたままで取り外しが出来ないため、歯みがきが難しく、衛生的に           良くない

★対症症例・・・歯の大きな移動が可能であるため、症例が広い。また、抜歯を伴う矯正治療も可能

  《マウスピース矯正》

★審美性・・・透明な装置で目立ちにくい

★衛生面・・・着脱可能なので、外して歯みがきができるので衛生的

★対症症例・・・歯の移動量が限られている。抜歯が必要な矯正治療においては、困難なケースが多い

 

マウスピース矯正のおすすめの人

・見た目を気にする方

・矯正中 もしっかりと歯磨きをしたいと思う方

 

マウスピース矯正の歴史

最近になって マウスピース矯正が多くの話題になっていますが、 実は 1997年にアメリカのアラインテクノロジー社がマウスピース 型を矯正装置を開発し、 1999年 アメリカでマウスピース矯正が開発されました 。日本でも2006年にマウスピース矯正が開始されております 当時の マウスピース矯正は肉眼 や平面のデータで歯の移動量を推測し治療を行っていたのですが、 難易度が高く精密、 正確に矯正治療を行うことが難しかったようです。 しかし 現在では、 3 Dデジタル機器を用いて、 審査 診断を行うことで、より精密で正確な矯正治療が行うことができるようになりました。 今思うと マウスピース矯正は数年前から始まったように感じますが、 日本では18年前から始まっているのです。 マウスピース矯正を行っているメーカーは、たくさんありますが、 アライン社が開発した インビザラインがマウスピースによる矯正装置として一番多く使用されています。 当院でも 、インビザラインを使用して マウスピース矯正を行っています。

 

光学印象 スキャナー、アイテロ の必要性

ワイヤー矯正においても 、マウスピース矯正 においても、患者さん 一人一人に口腔内の模型を作成し 矯正装置を作る必要があります。 以前は、印象材で患者さんの口腔内の歯型を取り、それに石膏を流し 模型を作成していました。 しかし最近のマウスピース矯正 においては、 光学印象スキャナーを使用することによって、口腔内の模型をデータ化し矯正装置を製作することができるようになりました 。このことによって、より精密に矯正装置が作れます。マウスピース矯正が正確に、また短期間で治療ができるようになったと言えます。 最近の歯科治療においては、 マウスピース矯正だけではなく歯科治療の補綴物 においても光学印象スキャナーを使用することがあります。 歯の位置や 噛み合わせの状態をカメラでデジタル撮影し、それをデータ化し 補綴物など 製作していきます。 歯科治療においての 精密さ スピード感ができ 出てきています。

 

アイテロ

 

プライムスキャン

 

当院では 、マウスピース矯正を行う場合は 光学印象スキャナー アイテロ、補綴物を作成する場合は 、プライムスキャンを使用しています。

今後は 、歯科治療において光学印象が増えてくるかもしれません 。マウスピース矯正 においては 、まだ 適応症例は限られていますが、 マウスピース矯正を希望される方が増えてくるかもしれません。

マウスピース矯正 において興味がある方、 希望したい方はお気軽にご相談ください。

 

 

 

 

 

 

 

セラミック治療後に痛みが出る原因とは?対処法も詳しく解説!

こんにちは。鳥取市東町にある歯医者「山根歯科医院」です。

歯が痛い若い女性

セラミック治療を行ったあとに痛みが出るケースは少なくありません。このような痛みは、治療してすぐに出る痛みと時間が経過してから出る痛みに分けられます。

どうしてセラミック治療後に痛みが出るのでしょうか。また、セラミック治療後に痛みが出たときはどのように対処すればよいのでしょうか。

今回は、セラミック治療後に痛みが出る原因や対処法について詳しく解説します。

セラミック治療とは?

セラミック治療のイメージ

セラミック治療とは、セラミック素材(陶材)の詰め物や被せ物を使用した治療法のことです。おもに、虫歯で削った歯や欠けてしまった歯などを補うために用いられます。

金属製の詰め物や被せ物のように成分が溶け出すことや温度による変化が少ないため、二次虫歯になりにくいという特徴もあります。また、より天然の歯に近い見た目で審美性も高いため、この方法を選択する方が増えています。

セラミック治療後に痛みが出る原因

セラミック治療後に痛みがでた人

セラミック治療後に感じる痛みには、治療直後に生じる痛みと治療して時間が経ってから生じる痛みがあります。

それぞれの原因について、以下に詳しく解説します。

治療直後に痛みが出る原因

治療直後に痛みが出る原因は、以下のとおりです。

治療による神経過敏

セラミック治療の際には、詰め物や被せ物をする前に虫歯部分を削ります。このときの振動や熱により、神経が過敏になることから、治療の直後に痛みを感じることがあります。

また、痛み以外にも、しみるような症状が出る方もいます。多くの場合は、時間の経過とともに症状が落ち着いていきます。

神経を残す治療を受けた

大きな虫歯を治療する際には神経を抜くこともありますが、神経は可能な限り残すことが一般的です。

大きな虫歯を治療するときには、神経の近くまで歯を削ることになるため、治療によって刺激を感じやすくなるのです。そのため、痛みやしみる症状を強く感じる方もいます。

セラミックが適合していない

セラミックの詰め物・被せ物をする際は、歯の型取りをして、患者さんの歯に合ったものを作製しますが、適合していないと歯が痛むことがあります。これは、削った歯とセラミックの間にすき間ができてしまうことが原因です。

このような細かいすき間は、患者さん自身では気づきにくいため、歯科医院で確認する必要があるでしょう。

噛み合わせが合っていない

噛み合わせが合っていない場合にも、痛みやしみるような症状がみられることがあります。噛み合わせが合っていないとセラミックの部分に強い負荷がかかるためです。

噛み合わせについては、治療当初からの不合も考えられますが、時間の経過とともに噛み合わせにズレが生じるケースも考えられます。

時間が経ってから痛みが出る原因

続いては、セラミック治療をして時間が経過した後に痛みが出る原因について解説します。虫歯や歯周病などが原因で痛みが生じることもあるため注意しましょう。

二次虫歯

セラミックは金属のように成分の溶け出しや温度変化が起きにくい素材のため、二次虫歯になることは少ないといわれています。

とはいえ、日々の歯磨きや定期的なチェックを怠ると、気づかないうちに詰め物や被せ物の下に虫歯ができ、進行することも考えられるでしょう。

セラミックの破損

セラミックの歯は、強い衝撃によって欠けたり割れたりすることがあります。例えば、非常に硬い食べ物を噛んだり、ぶつけたりすると、ダメージを受けて破損する可能性があるのです。

セラミックが破損して神経がむき出しになり、痛みが生じることもあります。鏡で確認しにくい部分が破損していることも考えられるため、思い当たることがあれば歯科医院で確認してもらいましょう。

知覚過敏

歯周病によって歯茎が下がると、歯の根に近い象牙質という部分がむき出しの状態になり、知覚過敏の症状が出ることがあります。セラミックの被せ物や詰め物に問題がなくても、その歯が知覚過敏になると痛みやしみる症状が現れるのです。

歯ぎしりや食いしばり

歯ぎしりや食いしばりをしている方は、歯やあごに強い負荷がかかってしまいます。セラミックの歯に負担がかかると欠けたり割れたりして、天然歯の神経が露出することがあります。神経が露出すると、少しの刺激でも強い痛みが出ることがあるでしょう。

なお、歯ぎしりや食いしばりによってセラミックの歯が破損した場合には、作り直しが必要です。日常的に歯ぎしりや食いしばりをする癖がある方は、そうでない方に比べて歯へのダメージが大きくなるため注意しましょう。

セラミック治療後に痛みが出たときの対処法

セラミック治療後に痛みが出て治療を受ける

では、セラミック治療後に痛みが出たときには、どのように対処すればよいのでしょうか。

ここからは、セラミック治療後に痛みがでたときの対処法を5つご紹介します。

刺激のある食べ物を避ける

セラミック治療を行って間もない時期には、刺激のある食べ物は避けたほうがよいでしょう。例えば、熱い食べ物や飲み物、冷たい食べ物や飲み物は、キーンとしみたりジンジンと痛んだりする原因となります。

また、硬い食べ物を噛むと神経に刺激が伝わり、痛みを感じやすくなるため注意しましょう。治療直後は、熱すぎるものや冷たすぎるものは避け、歯の負担にならない柔らかいものを食べましょう。

虫歯や歯周病の治療を受ける

虫歯や歯周病が原因で、セラミック治療後に痛みやしみるような症状が出ている場合には、治療をうけることで痛みを改善できるでしょう。

二次虫歯は、詰め物・被せ物の下で進行していることがあり、見ただけでは分かりにくいことが多いため、歯科医院で定期検診を受けることが大切です。痛みが続くようであれば、早めに歯科医院を受診して、歯や歯ぐきのチェックを受けるようにしましょう。

噛み合わせを調整する

噛み合わせが合わない状態が続くと、セラミックの詰め物・被せ物に負荷がかかります。痛みはもちろん、セラミックの破損に繋がることもあるため注意が必要です。

なお、噛み合わせは治療をして時間が経ってから変化することも考えられます。定期的に噛み合わせの状態を確認してもらいましょう。

専用のマウスピースを装着する

日常的に歯ぎしりや食いしばりをする癖がある方は、専用のマウスピースを装着することを検討しましょう。

特に、寝ている間は無意識のうちにセラミックに負荷をかけていることがあります。また、歯ぎしりや食いしばりにより、あごの筋肉が緊張していると、歯に問題がなくても歯の痛みとして感じることがあるのです。

肩こりや頭痛といった不快な症状が引き起こされることもあるため、専用のマウスピースの装着や筋肉をもみほぐすマッサージなどをするとよいでしょう。

セラミックを作り直す

セラミックの詰め物・被せ物が天然歯に合っていない場合や破損している場合には、作り直すことで痛みを改善できる可能性があります。セラミック治療をした部分に、痛みや違和感を覚えるようであれば、放置せずに歯科医院でチェックを受けることが大切です。

詰め物・被せ物が歯にしっかりと合っているかどうかは、患者さん自身では分かりにくいため、痛みや不快感があるときは我慢せずに歯科医師に伝えるようにしてください。

まとめ

歯のチェック

セラミックはより天然の歯に近い見た目や二次虫歯になりにくい点が特徴の素材ですが、治療後に痛みを感じることがあります。

特に、治療直後は神経が過敏になるため、痛みを感じる方が多い傾向にあります。また、治療から時間が経過している場合には、虫歯や歯周病を発症していることも考えられるでしょう。

早期発見・早期治療により、痛みを和らげることが可能ですので、セラミック治療をした歯がしみたり痛んだりする場合には、放置せずに歯科医院を受診しましょう。

セラミック治療を検討されている方は、鳥取市東町にある歯医者「山根歯科医院」にお気軽にご相談ください。

舌の痛み『舌痛症』について

こんにちは。鳥取市の歯医者さん「山根歯科医院」です。

みなさんは舌に痛みを感じたことはありますか。

「舌が痛む」と言っても色々な症状があると思います。例えば、舌がヒリヒリする、ピリピリと痛む、赤くなって痛いなどがあります。

舌が痛む代表的な原因

●口内炎

●カンジダ症

●ドライマウス

●舌癌

などがあげられます。

しかし、こられの可能性をすべて検査しても原因がわからなく、特定の病気が見つからないときに舌痛症と診断されます。本日は「舌痛症」についてお話します。

舌痛症とはどんな症状?

舌に痛みが出た場合、舌や歯肉に炎症や腫れ、傷などが現れることが多いのですが、この場合、舌痛症とは診断されません。舌痛症では舌の痛みが唯一の症状です。

舌痛症の特徴

●中高年の50~70歳代の女性に多く発症

●舌の先端や側面に痛みが出ることが多い

●原因不明で舌の痛みが慢性的。長期間続くことが多い

●痛みの種類はヒリヒリ感、チクチク感といった痛み。多くの場合、食事ができなくなるほどの痛みが出ることは少ない。

●食事や会話、趣味など何かに集中している時はあまり症状は出ない。

●症状は起きている時に出ることが多く、寝ている時は、ほとんど症状は出ない。

●ボルタレンやロキソニンなど歯科治療後などに使用する鎮痛剤では、ほとんど効果がない

舌痛症の原因

ストレス

舌痛症の原因として、一番可能性が高いと言われているのが、ストレスです。最近では、ストレスによって多くの全身疾患が引き起こされていますが、口腔疾患も例外ではありません。私生活において、ストレスが溜まって不安やうつ症状がある人は、舌痛症を多く発症しています。

ホルモンの異常

舌痛症は、更年期以降の女性の方に多い傾向があります。これは、女性ホルモンなどの内分泌機能の低下が舌痛症に関与しているのではないかと言われています。しかし、これが舌痛症にどう結びつくのかはまだ解明されていません。

栄養不足

ビタミンB₂、鉄、亜鉛などが欠乏すると、舌に炎症が起きて、舌が荒れたり、発赤ができたりします。それにより舌に痛みが生じることになります。対処法としては、欠乏している物質を与えていくと良くなることがあります。ただ、全く改善が見られない場合は心因性(ストレス)が原因ではないかと考えられます。

舌痛症の対処法

舌の先や側面が歯に当たっって痛みがある場合は、当たっている歯を丸めたり、削ったりすることがあります。しかし舌痛症の場合は、ストレスなどによる心因性が原因のことも多いので、歯科治療では改善されないこともあります。歯を削ったり、丸めたりするとその歯は、元に戻らないので、そこは慎重に経過を見ながら対処する必要があります。

口腔保湿剤を使用

舌痛症は口腔乾燥症も原因の一つと言われています。口腔乾燥症が改善されれば必ず治るとは限りませんが、口腔保湿剤を舌に塗ることによって、舌痛症が改善された方もいます。一度試してみるといいかもしれません。

抗うつ剤・抗てんかん剤を投与

舌痛症の患者さんに抗うつ剤、抗てんかん剤を投与することがあります。これは服用ホルモンの働きの低下を改善することによって、舌痛症の改善に効果が期待される為です。また、舌痛症が心因性が原因と判断した場合は柴胡剤という漢方薬を使用すると痛みが軽減することがあります。

カウンセリングと生活指導(生活改善)

舌痛症の場合、薬の投薬だけでは治らないことも多いです。当院ではカウンセリングを行っております。舌痛症の説明をし、患者さんに納得していただくことに努めています。説明を受けた患者さんの中には、不安感が軽減され、痛みが軽くなった方もいらっしゃいます。また、生活改善をすることも大事です。十分な睡眠、バランスの良い食事、気分転換に散歩をする等の適度な運動をするなど規則正しい生活をすることが大切です。

舌痛症に対する歯科治療

口腔内の清掃

舌の疾患は口腔粘膜の疾患なので、口腔内を清潔にすることが大切です。細菌感染によって舌に発赤、びらんができないように口腔内を清潔にしておかなければなりません。

舌に刺激を与えない被せの装着

歯に被せを装着する時(特に下顎)は舌に刺激や不快感がないように、被せの表面を滑らかにするように心掛けています。舌に当たって痛みが出たり、場合によっては、発音障害を起こすことがあります。

マウスピースの作製

ストレスが原因で舌痛症になったと判断した時、食いしばりや歯ぎしりをしている方がいらっしゃいます。そのような方にはマウスピースをつけることをお勧めしています。また、マウスピースの装着と同時にリラクゼーション法なども行うことがあります。当院ではリラクゼーション法としてお口のストレッチなどを取り入れています。

マッサージなどによる血行の改善

舌痛症などで舌が痛い場合はマッサージなどで肩や首など全身の血行を良くすることをお勧めしています。血行を良くすることで、舌の痛みが改善することがあります。

舌のケア

歯磨きなどで歯を磨く習慣が出来ている人は多いと思います。しかし、舌のケアをしている人は少ないのではないのでしょうか。舌には舌苔(ぜったい)と呼ばれる白い苔状のものが付いている方がいます。この舌苔が多く付着していると細菌の数が多く存在し下の発赤、びらんなど炎症が起こるリスクが高まります。さらに口臭の原因にもつながります。舌苔が付着していない場合は舌の清掃は必要がありません。しかし、舌苔が多く付着している人は、特に歯磨きを行うと同時に、舌ブラシで舌の汚れを清掃する必要があります。当院では、舌ブラシ使用方法の指導も行っております。

食事療法

舌痛症の原因として栄養不足が考えられることがあります。代表的な栄養素として亜鉛、ビタミンB₂、ビタミンB₆などが不足すると舌痛症を引き起こす原因となります。そのためにこれらを多く含む食品を摂取することをお勧めします。

亜鉛を多く含む食べ物:牛肉、卵黄

ビタミンB₂を多く含む食べ物:レバー、納豆、牛乳、うなぎ

ビタミンB₆を多く含む食べ物:サンマ、マグロ

これらを食事に取り入れましょう。

まとめ

舌が痛む病気には口内炎、カンジタ症、ドライマウス、舌癌などいろいろあります。これらの病気は視診して検査したり、レントゲンを撮影して分かることが多いですが、舌痛症は検査しても異常がないことが多く、肉眼では分からないことが多いです。原因は不明なので舌が痛い場合は、舌痛症の可能性も考えなければなりません。舌痛症は心因性のものが多く、ストレスによって起こることが多いです。そのため、ストレスを解消し、規則正しい生活を心掛けましょう。また、生活習慣を変えることによって舌の痛みが改善することがあります。長期間舌の痛みで悩んでいる方がいれば、お気軽にご相談ください。

 

喫煙しているとインプラントにどのような影響を与えるのか?

こんにちは。鳥取市東町にある歯医者「山根歯科医院」です。

喫煙する人

「喫煙しているとインプラント治療って受けられないの?」と疑問に思う方もいるのではないでしょうか。喫煙している人がインプラント治療を受けるときに気になるのは、喫煙が治療に影響を与えるかどうかでしょう。

インプラント治療の成功率や長期的な安定性に、喫煙はどのような影響を与えるのでしょうか。

この記事では、喫煙とインプラント治療の関係について詳しく解説します。喫煙とインプラント治療の関係について理解して、インプラント治療を成功させましょう。

喫煙していてもインプラント治療は受けられる?

喫煙していてもインプラント治療は受けられるか疑問のイメージ

一般的な喫煙者であればインプラント治療を受けられる可能性がありますが、ヘビースモーカーの場合は受けられないかもしれません。インプラント治療の成功率や生存率に、喫煙が悪影響を与えるリスクがあるからです。

1日の喫煙本数が多くなければ治療可能とする歯科医院もありますが、基本的には禁煙を推奨されるでしょう。

インプラントは、顎の骨に人工歯根を埋め込んで失った歯を補う治療です。顎の骨や歯茎の健康状態が非常に重要で、インプラントが成功するかどうかは人工歯根と顎の骨がうまく結合するかどうかに左右されます。

喫煙すると人工歯根と顎の骨の結合を弱めることが報告されています。そのため、インプラントの失敗率が高くなります。

喫煙者でもインプラント治療を受けることは可能ですが、非喫煙者に比べてリスクが多いことを理解する必要はあるでしょう。

喫煙している方のインプラント治療は行わないとする歯科医院も多いです。治療可能な場合でも、治療開始前から治療終了までは禁煙するよう指示されるのが一般的です。

また、インプラントには5〜10年の保証が設けられていることが多いです。この保証も、喫煙者は対象外とされていることが多いでしょう。

喫煙がインプラントに与える影響とは?

喫煙がインプラントに与えるリスクイメージ

喫煙がインプラント治療に与える影響とリスクについて、具体的に見てみましょう。

ニコチンによって血流が抑制される

ニコチンは、血管を収縮させ血流を阻害します。このため、インプラントを支える歯肉や顎の骨に十分な酸素や栄養が供給されず、傷口の治癒が遅れる可能性があります。インプラント手術後、人工歯根と顎の骨の結合が妨げられる恐れがあるのです。

唾液が減少する

喫煙によって、唾液の分泌量が減少することがあります。唾液は口内の保護や細菌の抑制に重要な役割を果たしており、量が減少すると口内環境が悪化します。

インプラント治療中に唾液が減ると、感染症のリスクが高まるでしょう。手術後の傷口の治りが遅れたり、結合がうまくいかなくなる可能性もあります。

治療期間が延びる

喫煙すると血管を収縮するため、手術後の治癒にも悪影響を及ぼします。酸素や栄養素が患部に十分に届けられなくなるため、治癒を促す細胞の活動が阻害されるでしょう。そのため、人工歯根と顎の骨の結合が遅れることがあります。

インプラント周囲炎のリスクが高まる

喫煙者は、非喫煙者に比べてインプラント周囲炎を発症するリスクが高いとされています。インプラント周囲炎とは、インプラント周囲の歯茎や顎の骨が炎症を起こす疾患です。

進行すると顎の骨が溶かされ、最悪の場合はインプラントの脱落につながる恐ろしい病気です。喫煙は口腔内の血流を悪化させて免疫力を低下させるので、インプラント周囲炎のリスクが高まるのです。

インプラント治療が失敗する

これまでに挙げた影響によって、インプラント治療が失敗してしまう恐れもあるでしょう。喫煙習慣があると、インプラントと顎の骨が十分に結合せず、インプラント治療が失敗する確率が上昇します。

少し古いデータになりますが、喫煙者の男女が受けたインプラント治療1,933例のうち、1年以内にインプラントが脱落した例は約5%の90例という報告もあります。非喫煙者と比較すると、2倍の脱落率です。

インプラントを長く維持するためには、喫煙は避けるべきと言えるでしょう。

参照元:福田仁一喫煙と口腔病変との関連

インプラント治療が終わったら喫煙してもよい?

禁煙か喫煙か悩むイメージ

インプラント治療を受けている最中、特に手術前後の喫煙は控えるべきです。では、インプラント治療が終わった後なら喫煙しても良いのでしょうか。

結論からお伝えすると、手術後も禁煙すべきと言えます。治療後に喫煙を再開すれば、さまざまなリスクが生じるでしょう。

治療後に喫煙を再開するリスクを確認しましょう。

インプラントの寿命が短くなる

インプラントの平均寿命は10〜15年と非常に長いです。適切にメンテナンスを続けたことで、20年以上使い続けた方も存在します。

しかし、治療後に喫煙を再開すると、寿命が短くなる可能性が高いです。歯茎や顎の骨に十分な栄養が届きにくくなることで、インプラント周囲炎をはじめとするトラブルが発生しやすくなるためです。

保証を受けられなくなる

上述しましたが、喫煙者はインプラントの保証を受けられなくなる可能性があります。喫煙は、インプラントの成功率を低下させ合併症のリスクを高めるためです。

インプラントの保証とは、保証期間内にインプラントに何らかの問題が起こった場合に、無料もしくは一部負担で再治療を受けられる制度です。適切にメンテナンスを続けていてもトラブルが起こることはあるので、保証は非常に重要といえます。

喫煙していることが原因で保証の対象外になった場合、再治療の際に高額な費用を再度負担しなければならなくなるでしょう。

安定性が低下する

喫煙すると、さまざまな有害物質の影響でインプラントと顎の骨の結合が弱まります。インプラントが安定しなくなり、グラグラし始めるかもしれません。

インプラントは、顎の骨に結合させることで天然歯のような噛み心地を再現する治療です。グラグラすればしっかり噛めなくなるので、インプラントを選択した意味がなくなるでしょう。

口内環境が悪化する

喫煙は、インプラント周囲の健康だけでなく、口内環境にも影響を及ぼします。血流が悪化して免疫力が低下することで、細菌が増殖したり炎症を起こしやすくなったりするでしょう。

インプラント周囲炎だけでなく、虫歯や歯周病のリスクも高まるのです。

加熱式タバコや電子タバコなら問題ない?

電子タバコ

近年では、一般的な紙巻きタバコではなく、加熱式タバコや電子タバコを吸う人が増えています。有害物質が少ないので、インプラントの治療が終わった後でも電子タバコや加熱式タバコなら吸っても良いのではと思う方もいるでしょう。

結論からお伝えすると、加熱式タバコや電子タバコも避けるべきです。紙巻きタバコより有害物質の量が少ないとはいえ、インプラントへの影響は見過ごせません。

加熱式タバコは、タバコの葉に熱を加えて蒸気を発生させて吸うものです。紙タバコと比べると量は少ないものの、ニコチンとタールが含まれています。

電子タバコにはタバコの葉を使っていないため、ニコチンが含まれていないことがあります。

しかし、他の有害物質が含まれている可能性はあるでしょう。

それらがインプラントに与える影響や安全性ははっきりしていないので、インプラント治療を受ける場合は電子タバコも避けたほうがよいでしょう。

インプラント治療の成功率を上げるため、インプラントを長く維持するためには、加熱式タバコや電子タバコも控えるべきといえます。

まとめ

禁煙イメージ

今回は、喫煙とインプラント治療の関係について解説しました。喫煙はインプラント治療に大きな影響を与えるので、治療を受けるのであれば禁煙するのが理想です。

喫煙者のインプラント治療は行わないとする歯科医院も多く、受けられたとしても保証の対象外になるでしょう。トラブルが起きた際の負担を減らすためにも、禁煙するべきと言えます。

インプラント治療について、少しでも気になることや不安なことなどがあれば、歯科医師に相談してみましょう。

インプラント治療を検討されている方は、鳥取市東町にある歯医者「山根歯科医院」にお気軽にご相談ください。

歯が抜けたままの放置にご注意を!!

こんにちは。鳥取市東町にある歯医者「山根歯科医院」です。

何らかの原因で、失った歯のスペースをそのままにしていませんか?

歯が欠損してしまったところを、「特に支障がないので、そのままにしておけばいいかな。」と考えられる方が多くいらっしゃいます。

乳歯の自然脱落や抜歯、親知らずを抜歯した時など、そのままでも良い場合もありますが、歯は

抜けたまま放置すると、様々なトラブルの原因になります。

本日は、歯を失ったところを放置していると、引き起こってくる全身の不具合についてお話します。

 

 【歯を失ったところを放置していると起こってくるトラブル】

 見た目が悪い

元々、歯があったところに隙間ができるため、歯並びのバランスが悪くなります。口元が見えたり、 笑ったときの見た目が損なわれてしまいます。また、歯の隙間から空気が抜ける事で、会話や発音がしづらくなり、発音障害になる可能性があります。

 歯ぐきが瘦せる・顔が変形する

歯を1本失うだけでも噛む力が衰えてきます。その為、顔の筋力が低下してしまいす。 シワやたるみが増えるだけでなく、頬が下がるため、老けて見える可能性があります。

 

 歯並びが悪くなる

抜けた歯と、咬み合わさっていた歯が、今まであった歯に 咬み合わせようとして、伸び出てしまう可能性があります。また、後ろ隣の歯が前方へ傾斜してきます。その結果、口腔内全体のバランスが悪くなってしまいます。

 胃腸への負担がかかる

歯が1本ないだけでも、嚙みづらくなってしまい、無意識に食べ物をよく噛み砕かずに飲み込むことがあるため、 消化器官に負担がかかってしまいます。

 咬み合わせが悪くなる

咬み合わせが悪いと、あごの筋肉に負担がかかったり、 位置がずれたりします。

 全身のバランスに悪影響を及ぼす

あごの位置がずれると、首・肩・腰 の位置がずれ、筋肉の緊張など肩こりに影響します。頭痛を引き起こす原因とされることもあります。

 

 脳の活性化に影響

抜けた歯の両隣の歯が移動したり、傾いたりするので 噛み合わせが悪くなります。噛む力が衰えることにより、脳への刺激が低下し、 認知症の原因となります。よく嚙むことは、脳の活性化につながります。

 

 【歯を失った後の治療が大切】

歯が1本や2本、歯がないからといって、すぐに影響が 起こるわけではありませんが、歯がないまま 放置しておくことによって、咬み合わせが崩れ、将来的に多くの歯を失ってしまう可能性があります。

現在では、歯が抜けてしまったとしても、入れ歯や インプラント、ブリッジなど、歯が抜けてしまった場合の治療方法があります。

インプラント治療の説明をする歯科医師

トラブルを抱えない為にも、歯が抜けてしまった、また 歯を抜いてしまった後は、放置せずにしっかりと最後まで 治療を完了するようにしてください。

 

 【歯を失わないための予防が大切】

現在、歯を失う原因の多くは、歯周病です。 歯周病で歯を失わないためには、丁寧なセルフケア と、定期的に歯科医院で検診チェックしていくことが大切です。

治療や検診内容、ご自宅でできるセルフケア、について詳しく知りたい方は、鳥取市東町にある歯医者「山根歯科医院」にお気軽にご相談ください。

歯と歯の間の隙間をセラミックで埋めることは可能?治療法も解説!

こんにちは。鳥取市東町にある歯医者「山根歯科医院」です。

すきっ歯の女性

「人前で口元を隠してしまう」「口を開けて笑えない」など、歯と歯の間に隙間が空いていることで見た目にコンプレックスを抱える方は多くいらっしゃいます。

歯と歯の間の隙間は見た目だけでなく機能的な問題も抱えやすいため、放置せず隙間を埋める治療を受けるのがよいでしょう。

歯と歯の隙間を埋めるために歯列矯正治療を選択する方もいますが、治療期間が長く、その分費用もかかります。歯と歯の間の隙間が空いている部分だけが気になる場合、セラミックで隙間を埋めるという方法もあります。

そこでこの記事では、歯と歯の間の隙間をセラミックで埋めるメリットについて解説します。歯と歯の間の隙間を放置するリスクや具体的な治療法についても言及していますので、ぜひ参考にしてください。

歯と歯の間に隙間があるとどのようなリスクがある?

歯と歯の間に隙間があるリスクのイメージ

歯と歯の間に隙間があると、見た目が悪いことに目が行きがちですが、さまざまなリスクがあります。

そこでここでは、歯と歯の間に隙間があることで考えられる5つのリスクを解説します。

見た目がコンプレックスになる

歯と歯の間に隙間が空いていると見た目が悪くなるため、ご自身の口元にコンプレックスを感じる方も多いはずです。そのため、手で口元を隠したり、人前で笑わないようにしたりと、歯並びのコンプレックスから消極的な性格になることも珍しくありません。

また、歯と歯の間に隙間が空いていることで、食事の際に食べかすが詰まり、見た目が悪くなりやすいこともよくあるお悩みのひとつです。

特に、前歯と前歯の間に隙間が空いていると見た目が悪くなりやすいため、気になる場合は歯の隙間を埋める治療を検討するのがよいでしょう。

虫歯や歯周病になりやすい

歯と歯の間に余分な隙間が空くと、そこに汚れが溜まりやすくなります。そのため、歯並びが良い方に比べると、歯と歯の間に隙間が空いている方のほうが虫歯や歯周病になるリスクが高くなります。

虫歯や歯周病は歯を失う主な原因ですので、歯と歯の間に隙間が空いている方はより丁寧に歯磨きすることが重要です。

消化器官に負担がかかる

歯と歯の間に隙間が空いているということは、噛み合わせが悪いということです。噛み合わせが悪くなると、食べ物を噛み切ったり細かくしたりということができないため、食べ物が大きいまま消化器官に運ばれます。

そのため、歯と歯の間に隙間が空いていると、胃腸に負担がかかりやすいため注意が必要です。

滑舌が悪くなる

歯と歯の隙間から空気が漏れやすいことで、滑舌が悪くなるのもリスクのひとつです。特に、サ行やタ行、ラ行は滑舌が悪くなりやすいといわれています。

滑舌が悪くなることで、人前で話すのが億劫になったり引っ込み思案になったりと、人格形成に影響を及ぼすこともあるでしょう。

歯と歯の間の隙間をセラミックで埋めることは可能?

歯と歯の間の隙間をセラミックで埋めることは可能か考える

歯と歯の間の隙間を、セラミックで埋めることは可能です。

セラミックは透明感やツヤがあるうえ、自分の歯のような色味に再現できるため、審美性が高い素材といわれています。そのため、見た目が気になる前歯と前歯の隙間を埋めるのに適しているかもしれません。

保険の治療でもレジンというプラスチックの素材を使用すれば、費用を抑えながら白い詰め物で歯と歯の間を埋めることが可能です。

しかし、レジンは着色しやすいうえ、強度が劣ることから欠けたり割れたりしやすいため、長持ちしにくいといえます。また、経年劣化により歯とレジンとの間に隙間ができやすいため、虫歯になりやすいのもデメリットです。

その点、セラミックは自分の歯と同じくらい丈夫な素材で、汚れがつきにくいといわれています。

これらのことから、セラミックは見た目がよいのはもちろん、自分の歯と同じくらい丈夫で長持ちしやすいため、歯と歯の間を埋めるのに適した素材といえるでしょう。

歯と歯の間の隙間をセラミックで埋めるメリット

歯と歯の間の隙間をセラミックで埋めるメリットイメージ

歯と歯の間の隙間を埋めるにはさまざまな方法がありますが、ここではセラミックで歯と歯の間の隙間を埋めるメリットを4つ解説します。

自分の歯のような美しい見た目

セラミックは、自分の歯のような透明感やツヤがあるうえ、色の再現性も高い素材です。そのため、近くで見てもセラミックなのか自分の歯なのか見分けがつかないほど、美しい歯が手に入るでしょう。

特に、見えやすい前歯の間の隙間を埋める場合、セラミックを選択することで隣の歯の形や色味に合わせられるため、口元の審美性が高まります。

歯の美しさは、清潔感や第一印象に影響を与えるほど大事なパーツですので、見た目の美しさを重視するならセラミックを選択するとよいかもしれません。

虫歯になりにくい

セラミックには、汚れがつきにくいことと温度変化によって変形しにくいという2つの特徴があります。

保険の素材であるレジンや銀歯は、温度変化により伸びたり縮んだりするため、使い続けるうちに歯との間に隙間が空くことがあります。また、汚れがつきやすいという特徴もあるため、歯との隙間に汚れが付着し、そこから虫歯になることがあるのです。

その点、セラミックは汚れがつきにくく、温度変化によって変形もしづらいため、虫歯になりにくいといえます。

これらのことから、歯と歯の間の隙間をセラミックで埋めることで、将来的な虫歯リスクを下げ、歯を長持ちさせられるでしょう。

変色しにくい

詰め物や被せ物が着色するのは、飲食物に含まれる色素が歯の外側や内部に吸収されるからです。保険素材のレジンは水分を吸収しやすいため、長く使い続けると着色により歯が黄ばんで見えることがあります。

その点、セラミックは外側がツルツルした素材であるため、汚れや色素を寄せ付けません。また、水分を吸収しない素材であるため、長く使い続けても変色しにくいといえます。

そのため、美しい歯を長く使い続けたい場合には、セラミックを選択するのがよいでしょう。

耐久性が高く長持ちしやすい

セラミックは耐久性が高いことから、きちんとケアを続ければ10〜15年程度も持つほど寿命が長いといわれています。

セラミックは汚れを寄せ付けにくいうえ変形もしにくいため、虫歯になりづらいからです。また、歯と同じくらいの強度もあるため、丈夫で長持ちしやすいでしょう。

ただし、セラミックがいくら虫歯になりにくく丈夫な素材とはいえ、ケアが不十分では平均寿命よりも長持ちしない可能性があります。

そのため、セラミック治療が終わってからも定期的に歯科医院に通い、メンテナンスを受けることが大切です。

歯と歯の間の隙間を埋める場合のセラミックの治療法

歯と歯の間の隙間を埋める場合のセラミックの治療法イメージ

歯と歯の間の隙間を埋める治療法は、歯と歯の隙間がどれくらい空いているかで異なります。

そこでここでは、歯と歯の間の隙間をセラミックで埋める場合の2つの治療法について解説します。

ラミネートベニア

ラミネートベニアとは、歯の表面を一層削り、つけ爪のようにセラミックを貼り付ける治療法のことです。歯の表層を削るといっても、エナメル質の約2〜3mmのうち、約0.3〜0.5mmと必要最低限しか削りません。

しかし、ラミネートベニアは歯と歯の隙間が小さい場合に適した治療法であるため、歯と歯の間の隙間が大きい場合や歯のねじれが大きい場合には対応できないことがあります。

また、ラミネートベニアは基本的には前歯の隙間を埋める治療なので、奥歯には対応できません。

セラミック治療

歯と歯の隙間が大きい場合や歯のねじれが大きい場合に、セラミックの詰め物(インレー)や被せ物(クラウン)などで隙間を埋める方法もあります。

セラミックで歯と歯の間を埋める場合、前歯は被せ物、奥歯は隙間の大きさや歯の状態によって詰め物もしくは被せ物で対応します。詰め物や被せ物は歯をある程度削らなければいけないため、ラミネートベニアに比べると、歯を削る量が多くなるのがデメリットです。

しかし、セラミックは近くで見ても自分の歯と同じくらい美しい見た目のうえ、歯の色や形も整えられます。また、隣の歯との隙間を埋めるだけでなく、歯の向きも変えられるため、見た目だけでなく歯並びも改善できるでしょう。

セラミック治療は大がかりな処置が必要になると思われがちですが、歯を削って型を取り、出来上がったものを装着して治療は終わりです。

これらのことから、歯と歯の間の隙間が大きい方や歯のねじれも整えたい方、美しい見た目にこだわりたい方にはセラミック治療が適しているかもしれません。

まとめ

歯の隙間を治療した女性

歯と歯の間に隙間があると、見た目が悪いだけでなく虫歯や歯周病になりやすくなったり、滑舌が悪くなったりするなど、さまざまなリスクがあります。

歯と歯の間の隙間を埋める方法としては、歯列矯正治療やセラミック治療があります。セラミック治療であれば、歯列矯正治療よりも短期間で歯と歯の間の隙間を埋めることができるでしょう。

また、セラミックは審美的に優れた素材であるため、近くで見ても自分の歯と見分けがつかないほど美しい歯が手に入ります。また、変色や変形もしづらいため、丈夫で長持ちしやすいのが特徴です。

そのため、見た目にこだわりたい方だけでなく、できるだけ歯を長持ちさせたい方もセラミックを選択するのがよいでしょう。

セラミックで歯と歯の間の隙間を埋める場合、歯の隙間の大きさや歯並びによって治療法は異なります。

歯と歯の間の隙間を埋める方法が気になる方やセラミック治療について詳しく知りたい方は、鳥取市東町にある歯医者「山根歯科医院」にお気軽にご相談ください。

オーラルケアの重要性

みなさんは、オーラルケアという言葉をご存知ですか?患者様にお尋ねすると、「しっかりと歯磨きすること」とお答えされる方が多いです。しかし、オーラルケアは、歯磨きすることだけではありません。実は、オーラルとは、口腔清掃のことで、歯磨きするこはもちろんのこと、虫歯や歯周病の予防のための口腔ケア全てのことを意味しています。場合によっては、入れ歯を使用している方であれば、入れ歯の取り扱い、予防歯科、メンテナンス、口腔機能低下症の予防として、口腔機能訓練なども、オーラルケアに含まれています。

本日は、オーラルケアについてお話ししたいと思います。

 

《自宅でできるオーラルケア》

 毎日行っている歯磨き

みなさんは、毎日歯磨きをされていると思います。もちろん歯磨きをすることは、大切ですが、しっかりと歯を磨けているかどうかが、とても重要です。間違った歯の磨き方や、歯列不正によって歯ブラシの毛先が十分に届いていないケースもあり、口の中に汚れが溜まっていることがあります。正しいブラッシング方法をマスターし、また、歯磨きの際には、歯磨き剤の種類、歯間清掃用具(デンタルフロス・歯間ブラシ)、マウスウオッシュなどの併用を考えることも必要です。

 

 歯磨き剤の選択

歯磨き剤といっても、いろいろな種類の歯みがき剤があります。歯磨き剤は、歯の汚れを落とすだけではありません。虫歯予防、歯周病予防、象牙質知覚過敏症予防、口臭予防など、目的に合わせて、歯磨き剤を選択する必要があります。虫歯予防の歯磨き剤を選ぶ場合は、フッ素配合の歯磨き剤を選択すると良いでしょう。3~5歳までのお子様の場合、フッ素濃度が、900~1000ppm配合のもの、6歳以上なら1450ppm配合のものが望ましいと思います。

 check up kodomo

 

歯周病予防に効果的な歯みがき剤として、当院でもお勧めしているのはコンクールジェルコートFです。多くの歯科医院でも活用されています。この歯磨き剤は、グルコン酸クロルヘキシジン が配合されており 、殺菌作用があるため 歯周病予防に最適な歯磨き剤です 。口臭の原因になる 細菌にも力を発揮するため口臭予防にも効果が期待できます。 また 研磨剤や発泡剤が含まれていないため 歯肉を傷つけにくいという点も多いに評価できます。

   

 

 規則正しい生活

虫歯や歯周病の予防という観点から考えると、 歯磨きの仕方や歯磨き剤のことばかり考えてしまう人が多いと思います 。しかし、 オーラルケアは、それだけではありません。 日々の生活において、規則正しい生活を送るということが、とても大切なことです。 睡眠不足、 ストレス、 バランスの悪い食事をしていると体の免疫力が低下し、虫歯や歯周病の原因となってしまいます 。また、 間食の回数を減らす、 食事の時は、よく噛んで食べる。ということをしっかり頭に入れておかなければなりません。

 

 マウスウォッシュの使用

最近では、色々な場所でオーラルケアに関する商品を見かける 見かけます。 色々な種類があるので 、どれを使用しようか迷ってしまうと思います。 マウスウォッシュも 虫歯予防、 歯周病予防と、 色々な種類があります 。しかし、これらは、一般的に補助的に使用することが望ましいです。 なぜかというと、マウスウォッシュ だけでは虫歯 歯周病の原因となる プラークを完全に除去することは困難だからです。 当院では、しっかり歯磨き剤で歯磨きを行った後 マウスウォッシュを使用することをおすすめしています 。また 、マウスウォッシュを頻繁に使用していると口腔粘膜を傷つけたり 荒れたりすることがあります。 マウスウォッシュの使用は、朝起床時に使用されることをおすすめします。 マウスウォッシュには、爽快感を出すために 香料が配合されています。 使用すると 爽快感が出て口の中が綺麗になったと勘違いする人がいます 。マウスウォッシュ だけでは綺麗になりませんので しっかりと歯磨きを行うようにしてください。

 

 入れ歯を入れている人のオーラルケア

入れ歯を入れている人は、残存歯のオーラルケアは、当然しなければなりませんが、 入れ歯が汚れていると、一生懸命 歯磨きをしても口腔内は綺麗になりません 。入れ歯も、ご自身のお口の中の一部として考えていかなければなりません。 では、どうすればいいのでしょうか。その答えは、 入れ歯の手入れをしっかりすることです。 1日中入れ歯を使用している人の入れ歯を観察すると、 べったりと汚れがついていることがあります。 歯石や汚れは、歯だけに付着するものではありません。 当然 、入れ歯にも付着します。 入れ歯も洗って汚れを取らなければなりません 。当院に通われている患者様で、「毎日入れ歯洗浄剤で洗っています。」と言われる方がいらっしゃいますが、その方の入れ歯を見ると、汚れがべったりと付着していることがあります。 患者様は、入れ歯洗浄剤を使用していればきれいになると思われていますが、 これは間違いです。 入れ歯に付着した歯石や汚れは、義歯用ブラシでゴシゴシと物理的に取らなければ、完全には除去できません。日頃から 手入れをしなければなりません 。ここで少し、入れ歯の扱い方の注意点とをお話しします。

 

 

 入れ歯の清掃

入れ歯の清掃する時は、 水で流しながら、入れ歯専用ブラシを使用し付着した汚れを除去してください。入れ歯を熱湯の中に入れて洗うと、入れ歯そのものが変形することがあります。 これは、入れ歯の素材がプラスチックであるためです 。水道水で洗うようにしてください。

 

 入れ歯を乾燥させない

入れ歯を乾燥状態で長時間放置していると、変形してしまうことがあります。 入れ歯を洗った後、使用しない時は、水の中につけておくか入れ歯洗浄剤につけておくようにしてください。

 

 口の中で歯と一緒に入れ歯をはめて歯磨きをしない

歯磨き剤の中には、研磨剤が入っていることが多く 、入れ歯をはめたまま歯磨き剤を使用し 歯磨きをすると、そのことによって入れ歯が傷ついたりすることがあります。 気をつけましょう。

 

 

《歯科医院でのオーラルケア》

 ブラッシング指導

当院では、小児から成人の方までお一人お一人に合ったブラッシング指導を行っています。例えば、ブラッシングにおいて、歯ブラシの毛先が届きにくい、歯と歯の間の汚れには、デンタルフロスや、歯間ブラシをお勧めし、丁寧に使用方法を説明しています。 しっかり歯みがき出来たと思っていても、染め出し剤で染め出しをしてみると、磨き残しが赤く染まっていることがほとんどです。その状態を患者様に見ていただくようにしています。

 

 歯石除去

通常の歯磨きでは、取り除くことが出来ない歯石を専用器具を使用して除去していきます。歯石は自分で除去することは困難ですので定期的に歯科医院で、クリーニングしてもらいましょう。

 

 PMTC

PMTCは、様々な専用器具や研磨剤を使用して、歯全体を清掃していくことです。PMTCの目的は、日々の歯磨きでは取り除きれていない歯垢や着色、バイオフィルムの除去が目的です。特にバイオフィルムを除去し歯の表面をツルツルにすることによって、汚れの再付着の防止につながります。このことによって、虫歯や歯周病のリスクも軽減されます。

審美治療の効果イメージ

 

 フッ素塗布

フッ素塗布を行うことによって、歯質の強化、歯の再石灰化の促進につながります。そして、虫歯予防には、欠かせない予防法です。フッ素塗布は、「子供にするもの」と思われがちですが、幅広い年齢の方にも効果はあります。定期的にフッ素塗布を行うことは、とても大切です。

 

《まとめ》

オーラルケアを行うことは、虫歯予防・歯周病予防において、とても大切なことです。また、歯科医院で定期的に検診を受けることで、早期発見・早期治療につながります。お口の中の病気で、歯を失っていくと、全身疾患を引き起こすリスクが高くなります。オーラルケアをしっかりすることで、お口の中の健康はもちろんのこと、全身の健康を維持することができます。これからも、オーラルケアを行って健康を維持していつまでも、食事が楽しめる人生を歩んでいきたいですね。

 

オーラルケアについてお話ししましたが、何か気になる点がございましたら、お気軽にご相談ください。

 

 

 

 

 

インプラントの保証期間はどれくらい?保証範囲や条件、回数も解説!

こんにちは。鳥取市東町にある歯医者「山根歯科医院」です。

インプラントの保証イメージ

インプラントは歯科医療の分野で大きく進歩しており、多くの人がその利便性と機能性から選んでいます。

しかし、どんなに先進的な治療であっても、100%の成功率が保証されることはありません。稀にトラブルが生じることがありますが、患者さまの不安を少しでも和らげるために、多くの歯科医院がインプラントの保証制度を設けています。

この記事では、インプラント治療後の保証について解説します。期間や保証を受けるために満たすべき条件などをご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

インプラントには保証がある?

インプラントの保証のイメージ

インプラント治療における保証とは、インプラントが期待通りの機能を果たさなかった場合、あるいは何らかの理由で破損・脱落した場合に、再治療や修理が無償または部分的な自己負担で可能になるというものです。

ただし、この保証の有無や内容は、治療を受ける歯科医院や選択するブランドによって異なります。いくつかの保証プランを設けている場合もあるので、事前にしっかりと確認し理解しておくことが重要です。

万全を期して行われるインプラント治療ですが、万が一のトラブルに備えて保証の範囲や期間、条件を確認しておきましょう。

インプラントの保証期間はどれくらい?

インプラントの保証期間イメージ

インプラントの保証期間は一般的に5年から10年とされていますが、クリニックやインプラントのブランドによってこの期間は変わります。最も長い場合では、いわゆる永久保証を掲げる歯科医院も存在します。

多足、永久保証といえども、一定の条件下においてのみ受けられることが多いです。たとえば、インプラント体には10年間、被せ物には5年間といったように、部位ごとに保証期間が分けられることもあります。

保証を受けるためには、定期検診を受けていること、クリニックの定めるオーラルケアの指示に従っていることなどが条件となります。これらの条件を満たさない場合は保証を受けられない可能性があるため、治療開始前にこれらの点をしっかりと確認することが重要です。

インプラントの保証を受けるための条件は?

インプラントの保証を受けるための条件リストイメージ

インプラントの保証を受けるためには、患者さま側でもいくつかの条件を満たす必要があります。まず基本となるのが、定期的にメンテナンスを受けていること、日頃のケアを徹底していることです。

インプラントの機能を維持し長期的に使用するためには、適切なケアが不可欠です。歯科医院で行われるブラッシング指導に従って、推奨された清掃ケア用品を使用することも条件の一つとなるでしょう。トラブルの原因が日頃のケア不足と判断された場合、保証は受けられないでしょう。

保証を受ける際には、契約書や保証書などの書類が必要なこともあります。治療を受ける際に作成された書類は適切に保管しておきましょう。

インプラントの保証範囲は?

インプラントの保証範囲を説明

インプラント治療を受けた患者さまの多くが気になるのが保証の範囲です。一般的にインプラントの保証には、インプラント体(骨に埋め込む部分)、アバットメント(インプラント体と人工歯を繋げる部品)、そして人工歯そのものが含まれます。

しかしながら、提供するクリニックによって保証内容には異なり、どのパーツまでが保証対象に含まれるかは違います。期間はクリニックによって大きく異なることがあり、パーツごとに保証期間が異なるケースも存在します。

多くの場合、インプラント体は他のパーツよりも長い保証期間が設けられています。人工歯に関しては、食事の際などの刺激を受けやすく摩耗しやすいため、保証期間が短く設定されているケースも少なくありません。

保証の条件としては、製品の不具合や通常使用での破損に限られます。不適切な使用や定期的なメンテナンスの不足による損傷は対象外となることが多いです。

また、口腔内の衛生状態に起因する問題も、保証の対象外になるでしょう。例えば、インプラント周囲炎が原因でインプラントにトラブルが起こった場合、保証外とされることもあります。

インプラントの保証を受ける場合は費用がかかる?

インプラントの保証を受ける費用

インプラントの保証を受ける際、保証期間内であれば原則として追加の費用は発生しません。

しかし、保証範囲を超えた修理が必要な場合や、保証期間終了後に再治療が必要になった場合は追加費用が発生するでしょう。

保証範囲内でも、クリニックによっては定期的なメンテナンス費用が必要となる場合があります。インプラントを長期にわたって使用するためにはメンテナンスが欠かせないので、治療を受ける際は詳しく確認しておきましょう。

保証内容や費用はクリニックによって異なりますので、インプラント治療を受ける前に確認することが重要です。

インプラントの保証を受けられる回数は?

インプラントの保証を受けられる回数イメージ

インプラントの保証を受けられる回数はクリニックによって異なります。多くの場合、保証期間中は無制限に保証を受けることが可能ですが、そのためにはいくつかの条件を満たしている必要があります。

条件には、定期的なメンテナンスを受けることや、クリニックの指示に従うことなどが含まれます。

インプラントに問題が発生し保証の対象となる場合でも、何度もトラブルが起きる場合は患者さまにインプラントが適していないかもしれません。原因を特定し、治療計画の再評価が必要となることもあるでしょう。

インプラントを長く使い続けるためのポイント

インプラントを長く使い続けるためのポイントを説明

保証制度があると言っても、トラブルなく使い続けられるのがベストです。インプラントを長く使い続けるためのポイントをご紹介します。

口腔ケアを徹底する

インプラントを長期間にわたって安定して使用するためには、適切なオーラルケアが非常に重要です。正しいブラッシング方法で、デンタルフロスや歯間ブラシも使用して口内の汚れを落としましょう。

インプラント周囲を清潔に保つことが、インプラントを長持ちさせることにつながります。

ブラッシング指導を受ける

正しい磨き方がわからない方や、ツールの選び方がわからない方は、ブラッシング指導を受けると良いでしょう。

磨き残しやすい部分を確認し、どうすれば綺麗に磨けるかを指導してもらえます。インプラント周囲の磨き方も教えてもらえるので、日頃のケアの質を向上させられるでしょう。

定期検診を受ける

セルフケアだけでは取り除けない汚れがあるので、定期的にプロフェッショナルケアを受けることが非常に重要です。プラークや歯石を徹底的に除去し、インプラント周囲炎のリスクを減少させることができます。

禁煙する

喫煙者は、非喫煙者と比べてインプラント周囲炎などのリスクが高いです。喫煙しているとインプラント治療自体を断られるケースもありますが、治療中のみ禁煙した方もいるでしょう。

しかし、インプラントを長く維持するためには禁煙が欠かせません。喫煙するとタバコに含まれる有害物質によって、歯茎の血流が悪化します。

必要な栄養や酸素が十分に届かなくなるため、さまざまなトラブルを引き起こすのです。インプラントだけでなく、天然歯にも影響を及ぼすので、可能であれば禁煙してください。

まとめ

インプラント治療のイメージ

インプラント治療は、失われた歯の機能を取り戻し、生活の質を大きく向上させる重要な手段です。この治療法が広く受け入れられている一方で、治療後の保証に関する知識はあまりない方もいるでしょう。

保証期間や保証の範囲、保証を受けるための条件、保証を活用できる回数や費用など、さまざまな情報を正確に把握し理解することが、インプラント治療を受ける際は重要です。

インプラントを長く使い続けるためには、治療後も適切なオーラルケアを行い、定期的なメンテナンスを欠かさないことが大切です。インプラント治療と保証制度についての理解を深め、安心して使い続けましょう。

インプラント治療を検討されている方は、鳥取市東町にある歯医者「山根歯科医院」にお気軽にご相談ください。



診療スケジュール

当院へのお電話からの問い合わせは0857-38-2118へ

診療時間
9:00~12:30
9:00~13:00
14:30~19:00
-
-
-
/
/
/
-
-
-
/
-
/
休診日:日曜日午後・祝日午後・木曜日
★ 変則診療時間:土曜日午後14:30-18:00
ご予約・お問い合わせはこちら
山根歯科医院の外観
フッターオファー

© 2021 山根歯科医院